WORKING!!第13話(最終話)感想
#13「デートと言う名の“決戦”、小鳥遊と伊波のそれから…」
あれ?これこそ「静劇」の作劇法の典型?
何かが起こりそうでいて、直前で回避されるという、ネオレアリズモ?
タカナシVS伊波さんのデート風景を見ていて、今さらながら感じました。
視聴者を、至る所ではぐらかしつつ、それでも不思議な魅力で捉えて放さないWORKING!!
まさに、職人の仕事ですね。アニメ評価企画の結果が楽しみです。
相馬と山田の「うっかり」により、結局は、女装ことりちゃんの登場になりました。
やはり、伊波さんとの真向勝負は避けたか…。
スタッフとしても、鮮血の結末は回避したかったんだと思いますww
公園で、恐怖のラストイベント「手をつなごう」を敢行しようとするタカナシ。
単に、しつけの成果を確かめようという、お気軽な気持ちだったのに。
こらえにこらえてきた伊波ですが、「ためる」コマンドにより、パワーゲージは既にMAXに。
伊波さんのテンションが異様です。拳がぶるぶる震えています。
「俺の拳が光って唸る、勝利を掴めと輝き叫ぶ!」
シャイニング・フィンガー発動寸前!
そのとき!
子犬がとおる。
女の子にフリスビーぶつけられた。
どしゃ降り。
そのつど、伊波さんのアタマが冷えて、事なきを得たのです。
この辺の作劇が、けっこう徹底してましたね。
そして、まひるちゃんの『最終的に犬』が確定。カワイイ猛犬ということで、何とかまとまりました。
年上の暴力女を「いいコ」って意識し始めたことに気づいて慌てるタカナシくんが、ちょっとカワイイ。
佐藤が、ぽぷらちゃんを食事で釣ろうとしたとき、てっきり、八千代さんから乗り換えたのかと錯覚。
「潤の弱虫!最後まで愛をつらぬくのが男でしょ!?」って、おねえ言葉で叫びそうになったのですが。
まったくのカン違いでしたww
終盤の佐藤と相馬の関係って、中の人つながりもあって、まさに平和島静雄と折原臨也でしたね。
タカナシたちを尾行しようとする相馬を、コトバノチカラで引き止めた。
「戻らねーと、殴る」
まさに暴力のシズちゃんww
最終回にして、ようやく大活躍?だった松本さんにも注目。
変人ぞろいのワグナリアメンバーとは一線を劃そうとする、自称「ふつうのひと」です。
凡人こそすべて!凡人こそ至上の生き方。
妙な理想に燃える松本さんにとどめを刺したのは、例によって、イザヤこと相馬くんでした。
「松本さんって変わってるよね~」。
Σ('∀`;)
「ある凡人への墓碑銘」ということで。ご愁傷さまでした。
松本麻耶ちゃんのCVは、川瀬晶子さん。
ステルヴィアなどの声優さんや、音楽ユニットをやってる、慶應義塾大学法学部卒さんのようですww
いや、おもしろかった。今期の、収穫だったと思います。
本当の意味での、「小鳥遊と伊波のそれから」を見届けたくなりました。
個人的には、なずなちゃんや梢ねえさんの行く末も気になります。
二期を期待しつつ、スタッフの皆さん、お疲れさま!
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