TARI TARI第13話(最終話)感想
#13「晴れたり 泣いたり あとは時々歌ったり」
「校長の進退より、白祭がおわるのが先です」
高倉教頭…。('A`|||)
仰るとおりなのですが、かなり容赦ないですね。
裏工作を着々と進めて、理事長側の学校封鎖も何のその、声楽部と吹奏楽部の協力も得て、キャンパス内での音楽劇開催を成功させました。
さすが剛腕にして智謀湧くがごとし。田中角栄じゃないけど、コンピューター付ブルドーザー。
こういう方に、国政の中枢をお任せしたいものです。
校長も、「ズボン落とし」という大技で理事長を退散させて面目を保ったわけだし、若者たちの未来への踏み台になったと思えば、以テ瞑スベシでしょう。
Aパートは、待望の音楽劇。会場はあの中庭です。ED映像が、ここで生きるとは思いませんでした。
和奏ちゃんの完成させた「radiant melody」は見事でした。
演劇そのものは…まあこんなものかなw
白浜サーガにちょっと吹きました。来夏ちゃんも、よくやった!
Bパートは、彼氏彼女たちのその後です。
こういう「アメリカン・グラフィティ」的な大団円は好きですね。
紗羽ちゃんは、卒業式を待たずに、騎手を目指して海外留学。
うーん。海外ですか…。
就活が芳しくないので、心配した金満家の親が「海外留学でもしてハクをつけるか?」「ラッキー♪」みたいな、しょうもない事例ばかり仄聞してきたのでアレなのですが。
「世界で最も成功した女性騎手」ジュリー・クローンさんは、引退後ではありますが、結構ふくよかな体格だったので、海外なら道は開けるのかな?
可能性はあります。という事にしておこうw
紗羽ちゃんがんばれ!どうせやるなら、競馬王を目指すんだ!
「わかった!世界初のOJ(おっぱいジョッキー)にあたしはなる!」
(ノ∀`)
和奏ちゃんは、音楽の学校を目指して、教頭に猛特訓を受けております。
才能に羨望しつつも音楽が好きでたまらない和奏ちゃんと高倉さんを、亡きまひるママが、時空のあわいを超えて結びつけたのですね。
来夏ちゃんは、ふつうに進学。部活は何を択んだのかな?
ウィーンは、ヤンくんとの再会を果たします。愛のプレリュードってやつですね?分りますw
大智は、バドミントンに邁進しています。紗羽ちゃんとの淡い交情は先送りされたようですが、恋の道ばかりは、誰にも予測不可能ですからね。
また、新鮮な眼でお互いをみつめる時が来るかも。
そして、季節は移り、和奏ちゃんが帰省します。
髪が伸びて、大人っぽくなりました。希望した音楽の学校へ進学できたようですね。
江の島は、夏を迎えています。海辺の街の、いちばん美しい季節です。
季節も人も、こうして、めぐっていくのですね。
余韻を残して、全13話の終劇です。
「TARI TARI」は、人物の扱い方の脆弱性など、時に危うさはあったものの、上手く着地させたと思います。
教科書どおりの感動、という皮肉な見方もあるようですが、「終りよければすべてよし」も、感動の本質の一つだとすれば、この畢らせ方はアリでしょう。
髙いハードルだったことは想像に難くありませんが、次に繋がる作品になりました。
P.A.WORKSさん、お疲れさま!
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