灼眼のシャナⅢ(Final)第24話(最終話)感想
#24「涯てより開く」
「うるさいうるさいうるさーーーい!!」
シャナはキメ顔でそう叫んだ!(ノ∀`)
そうだよ、「灼眼のシャナ」は、こうでなくっちゃ♪
「絶対一緒にいく!」
「絶対いやだ!」
まさに、痴話喧嘩w
ゆくりなくも「うる星やつら」の結びを想起しました。
「絶対好きだって言わせてみせるっちゃ」
「いまわのきわに言ってやる」
ラムちゃんとあたるとの絶妙なやりとりを髣髴させる、ベストパートナーの、シャナと悠二でした。
悠二は、自罰を望み、請うていた。
シャナと一緒になれば、自分は幸せになってしまう。
でも、我儘勝手を通し、フレイムヘイズや人間たちを弑してまで、大命を貫こうとした。
そんな自分が、罰もなしに幸福になるわけにはいかない。
…ややこしい男じゃw
情の深いシャナだから聴いてくれるけど、もっと短気な相手なら、とっくに愛想をつかされてますよ?
悠二は、ザナドゥへ往く。独りで。
織り込まれた理、豈に(あに)人を喰わないという制約にとどまらず、その先を実現したい。
ザナドゥへ往って、徒と人との積極的な共存を説く。たとえ何百年かかろうと。
だが、御崎市の欠落を結びあわせて創造した無何有鏡だから、御崎市は其処には存在しない。
それでも往く。
まったくもう。男って、すぐ一人でイキたがるんだからww
竟(つい)に、マージョリー=マルコシアスに斃されたシュドナイ。決着がつきました。
「誰が駒鳥殺したか?」
まさに、マザーグースによる「絶唱」です。「シャドウスキル」で謂えば「武技言語」というところでしょうか。
「だーれが殺したクックロビン」じゃ気が抜けるけどねw
シュドナイの退場も、実にエレガンスでした。さすが紅世の王はシブイわ。ハードボイルドや。
「死んだのですか、将軍」
「ああ、そのつもりだったようだ」
また三人で、生を享けよう。愛するヘカテーにそっと呟く将軍。
ヘカテーは応える。盟主さまも含めて、四人で。
そして、大団円。
すべてを受容するというシャナ。手に手をとって新世界へ飛翔する恋人たちの姿は、喩えようもなく美しかった。
ヴィルヘルミナは、ヨーハンたちの忘れ形見、ユストゥスを育てる決意。レベッカさんがお邪魔しちゃってるが。
再生された御崎市が映し出され、懐かしい顔ぶれがよみがえります。
平井ゆかりさんも無事に蘇生。プリクラが戻りますが、そこに悠二の姿はありません。
仄かな抒情味を漂わせつつ、物語は謐かに畢ります。
壮大な「シャナ・サーガ」も、ここに完結を見ました。
アニメ界にとっても、大きなイベントだったと思います。
お疲れさまでしたJ.C.STAFF。そして、ありがとう。
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