DARKER THAN BLACK第12話(最終話)感想
#12「星の方舟」
何というエヴァ落ちww
そんな感想が真っ先に浮かんだのは、皆さん同じでしょうね。
最終話でいきなりはぐらかされた!というモヤモヤも共通かと。
こんな打ちこわし技を使うなら、もうちょっとタメが欲しかったとは思います。
でもまあ、ここは気持ちを切り替えましょう。
スタッフがどうしてこの結末を選んだのか?考察してみるのも一興です。
『星の方舟』といえば、フランク・ハーバートのSF作品を想起します。
宇宙への植民を目指して、巨大宇宙船が3000人のクローンを乗せて星の海を航海中、航行制御用の人工知能がとつぜん暴走して…という物語でした。
DTBの星の方舟とは、シオンが創造したもう一つの地球。
そこでは、クローンたちが別の生活を送っている、というのが二つの作品の共通項でしょうか。
マダム・オレイユは、シオンの計画に賭けた、と言ってました。
もう一つの地球では、スオウが優しいパパとママと、ふつうの生活を送っています。
遅刻しそうになって、トーストくわえながらダッシュ。
エヴァのパクリなのが('A`|||)ですが、視聴者へのサービスということで受忍しますww
水族館では、ふつうの男の子になったジュライとすれ違います。ジュライ可愛いですね。これもサービスということで喜んで受忍www
(懐かしいOVA作品、ガルフォース・エターナル・ストーリーを彷彿させる場面です)
この地球補完には、シオンの願望が入っているはず。
スオウはシオンのコピーと考えるなら、家族との平和な日常生活は、シオンの願望の具現化だったのでしょう。
契約者殺しのインが、スオウとジュライを眠らせました。
ヘイが、眠りにつこうとするスオウに語りかけます。
いつまでも一緒だ、とか、今度行く所では能力は要らないんだ、とか。
契約者たちは、もう一つの地球に送り込まれた?
それが、マダムの言う『計画』なのか?
組織の元々の狙いは、ゲートの消滅=契約者の消滅、にありました。
その計画が修正され、契約者たちを生かす方向に変容したと考えられます。
なので、マダムの計画の目的は、契約者たちに約束の地を提供することにあったのかもしれません。
そのために、シオンの能力に賭けたのだと。
いずれにしても、かなりの離れ業的手法なので、疑問も幾つか。
数年前にやっと人間をコピーできたシオンが、惑星丸ごとコピーというのは飛躍し過ぎでは?
恐らく、ゲート内では全ての望みがかなうということで、シオンの能力が増幅されたんでしょうね。
イザナギとイザナミが遭遇したインパクトのせいもあるのかな。
シオンのコピー能力の特徴として、どこかにエラーが発生する、というのがありました。
この地球にも、重大なエラーがあるのか?それは、のちの話となるのでしょうけれど。
謎を孕んだまま、静かに遠ざかっていく地球。FF4のラストを想起しました。
ED映像。
変態こと鎮目が眼に刀を突き立てられて終ってました。変態同士の戦いは、葉月の勝利。
未咲さんたちは、組織を監視するために活動中ですが、世間的には組織の一員と見做されています。
ヘイはインを抱き上げて、去っていきます。インは死んだのか?それとも?
スタッフの皆さん、お疲れさま!
これはきっと、3期がありますね!
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (6)
最近のコメント