2017年10月16日 (月)

クジラの子らは砂上に歌う第2話

「あなたたちは、ファレナの罪人たちは、狙われている」

アパトイアの少女リコスから、不吉な言葉が告げられた。
ファレナ?罪人?

そして、リコスの言葉どおり、飛行船で襲撃してきた道化兵士たち。
チャクロを庇ったサミが撃たれた!

チャクロとオウニが外の世界、廃墟島で見出したのは、無数の墓標。そしてヌース。
ヌースは、人の魂を喰らう生き物。
ヌースに触れたチャクロたちは、それぞれ自分の秘めた過去を、映像として幻視した。
そして、魂を喰われたはずの少女兵士リコスは、感情を完全には喪ってはいない。
畢竟するに、不思議な生物ヌースは、ただ魂を喰うだけでなく、共棲するもの
魂と引き換えに、人に何かをもたらす存在?

泥クジラの人々は、何かの軋轢から逃れて船に立て籠もり、泥の世界を漂泊していたのかもしれません。
狙われたのは何?サイミア能力?
でも、アパトイアたちもサイミア能力を使っていた。
シルシ(印)は、ヌースに魂を差し出さなくても能力を使える特殊な存在?
だから狙われたのか?

作劇術が気になった第2話でした。構成としては「序破急」を狙ったふしがありますが、必ずしも墨守されていないため、せっかくのドラマが間延びしてしまった印象です。
」。少女リコスの不吉な言葉により、まず一気に緊張感を高める。
そのまま「」すなわち事件の発生に移行するかと思いきや、いったん弛緩を挟む。「飛蝗」の行事を愉しむ子供たち。チャクロとサミをめぐる牧歌的な恋模様。まったり流れる刻(とき)。
「破」を飛ばして、きわめて短い「」。とつぜんの襲撃と、まさかのサミ負傷。
うーん…。
ちょっと唐突感ありましたね。
オーソドックスに「序破急」の構成を守った方がよかった気がします。

物語が大きく動きました。次回から、ワクワク活劇を期待したいと思います。

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2017年10月 8日 (日)

2017秋期アニメ随感(2)

魔法使いの嫁

「魔法使いの嫁」は、「自分も帰れる場所がほしい」って願望してる人にとっては最高のアニメだと思う。そして、白泉社系テイスト濃厚な「美女と野獣」という印象。白泉社じゃないけど。

「野獣」は怖ろしげな外観とは真逆に、美女を保護し、愛を捧げます。エリアスは異形の姿に身をやつし、敢えて野獣の役割を演じようとしており、チセの保護者にして愛を捧げていることも共通です。

白泉社系テイストと云ったのは、「赤髪の白雪姫」(原作は白泉社「LaLa」掲載)の連想もありますが、設定がそもそも少女マンガの文法を忠実に遵守しているんですよね。
魔法というガジェットを取り去って学園物に置き換えると、こうなります。
「クラスから浮いてるヒロインと、ワケありの過去を引きずってる等が原因で同じく孤独の影を漂わせるセンパイ男子(むろんイケメン)とが、不可思議な共感にむすばれる」
ここまでが「まほよめ」設定。
で、白泉社少女マンガの場合、続きはこうなります。
「ケンカしたり仲直りしたりまたケンカしたりの末に、happyをつかむ」

このテの少女マンガの弱点は、作者と読者の関心が結局は二人の恋バナにしかないため、物語が外に向かって拡がっていかないことです。
周囲からの邪魔やら何やらの不協和音によってドラマティックを演出しても形だけに終わり、孤独な二人の信頼は揺らぐことなく、あらゆる劇的要素が「二人の関係」に収斂して無効果に終わってしまう。はっきり云ってつまらない。

「まほよめ」の二人も、あらゆる艱難辛苦に曝されることは予想できます。
願わくは、孤独な二人の関係性にのみ充足しないでほしい。「二人だけの世界を造り上げて恋愛成就。最後に愛は勝つ」ではなく、二人に課せられるイニシエーションを昇華して、「外に向かった」感動を演出できる物語に仕上げてほしい。

「世界の美しさを識る為の物語」。
なかなかの大言壮語ですが、それだけの構えのある作品だと思います。視聴継続です。

ブレンド・S

ブレンド・Sがツイッター上で荒れ狂ってる感じだけど、唯一共感できたツイートは「いいからAチャンネル再放送しろ」だったというw
(twitterから転載)

いや別にディスってるわけじゃありません。単に、大好きなAチャンネル再放送っていいなあって思っただけで、アニメ自体は割とおもしろかった。
ふつうにツッコミ所が満載で、それだけでも充分に愉しめます。
あれで眼つき悪いっていうなら同じ顔立ちの姉だってそうなっちゃうし、店長が金髪だから外国人っていうなら佐藤くん(WORKING)だってそうだし、云々。
クロネコが悲鳴あげて逃げるシーンも、画ヅラからいうとむしろ苺香の丸出し股間に何かを発見して逃げたように見えてしまいます。実は男の娘だったとか…(それはない

ちょっと変化球な「WORKING」として、ゆるふわでやってくれればと思います。
私自身は、苺香や夏帆や麻冬たちがノンケでも別に頓着しませんが、世間様の声も姦しいため、制作側が早晩そっち方向に舵を切ることは想像に難くありません(笑)。

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2017年10月 7日 (土)

2017秋期アニメ随感

少女終末旅行第1話」

期せずして、ロードムーヴィーアニメが二本、同時に出発しました。

廃墟感がいいですね!
終わった世界をさまようチトとユーリ。カワイイ系キャラと、深い雪に閉ざされた無人の曠野と。
この設定だけでもシビレるのに、劇伴がまたすばらしい!グレゴリアン・チャント風の声楽系に弱いので、もう経絡秘孔を衝かれっぱなしです。音楽は末廣健一郎。新進気鋭の方のようですね。
夏より冬が好きです。燦々とふりそそぐ太陽よりも、蕭条とした雪景色にひかれます。
そんな私の好みにどストライクな作品。

武器を集めつつ旅を続ける二人。まったりした雰囲気のさなかにも、一抹の不穏な空気が漂います。
食糧をめぐって、チトに銃を向けるユーリ。戯れと分ってホッとさせられましたが、作品の世界観を暗示する象徴的な挿話でした。
「チョコ味らしいよ。チョコが何なのか知らんけど」
チトがぽつりとつぶやきます。チョコを知らないって、この子たちはどんな生活をしてきたんでしょうか。
気になります。私の「不幸嗅覚」にビンビン響いてきます。

彼女たちの旅路の果てには、何が待っているのだろう?
いま、ワクワクしています。刮目して視聴を続けたいと思います。

【追記】
「チト」と「ユーリ」。名前の響きが東欧系ですね。
東欧といえば、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争が思い出されます。
大戦後のヨーロッパで最も悲惨だった内戦。
セルビア人、ボシュニャク人、クロアチア人という三民族が独立や分離のあげく殺戮し合った民族戦争。
ボシュニャク人女性が大量レイプのうえ強制出産させられたことでも知られます。
チトは黒髪、ユーリは金髪。
この人種的な違いも、東欧の一連の内戦を想起させます。いよいよ不穏です。作品の世界観がさらに視えてきました。

キノの旅第1話」

こちらも期待のアニメです。
残念ながら以前の「キノ」は、名作の噂を仄聞するのみで視聴していません。これが初体験です。
第1話。人殺しが合法だからこそ人殺しを徹底的に排除する「寓話」が心に沁みました。これはまさに、我々が生きている世界そのもののアレゴリー。さすがです。
今後も、問題提起型のエピソードが続くのでしょうか。たのしみです。

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2017年9月30日 (土)

2017夏期アニメ随感(最終)

「メイドインアビス」最終話について

「地獄少女宵伽」最終話視聴後、何気に観始めて、そのまま釘付けになりました。
これはすごいものだ。
怒涛の勢いに、衝撃的な映像の連続に、思わず心が震えました。
ナナチとミーティの陰惨な過去。
レグの火葬砲によるミーティの弔い。
ナナチの躊躇いとみせて一瞬のタメをつくり、そのままミーティ消滅。
いや…これは泣けるでしょう。
周到な伏線あればこそ、掉尾における彼らの旅立ちが、その決意の強さが活きてくるのですね。

私にとって金曜深夜は「地獄少女宵伽」一択でした。他のアニメに眼配りする余裕がなかったのは事実。
いやもちろん、メイドインアビスも最初の一、二話は観ましたよ?
作画は頭ひとつ抜けてるし、アニメ作品としての質は高い。それは判る。けど、何だかピンと来ない。
「みつどもえ」っぽいキャラによる、探索&アイテムゲット&錬成系?
単なるゲーム譚?

まったくの思い違いでした。今は、自らの不明を心から愧じたいと思います。
「喰霊‐零」「屍鬼」の最終話に接して驚嘆し、遡って一気観して傑作認定したという前科持ちの私ですが。
敢えて前科を累犯します。メイドインアビスは傑作です。

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2017年9月17日 (日)

お気に入り記事七撰

ぎけんさんのブログ「物理的領域の因果的閉包性」の企画「お気に入り記事10選」に参加させていただきました。

せっかくの機会ですので、記事紹介に入る前に、「私見・アニメレビューとは」を披瀝してみたいと思います。

「うたかたの日々」開設が2005年。休止期間が6年ほどあったので、実質7年。それ以前のアニメ感想含む雑感ブログを加えると、通算9年程度でしょうか。
思えば遠く来たもんだ。けっこう永く、アニメブログ界隈でのたくってきたものです。
それなりに経験を積んできたつもりでも、いつまでも悩ましくて答えが出ない究極のエニグマ。それは。
「アニメレビューの理想形って、何だろう?」

「何でもアリ」でもいいのかな。アニメレビューってそんなに不自由なものじゃないし、「みんな違って、みんないい」で充分なのかもしれません。
じっさい、私自身の記事も、対象となる作品によって筆致や文体を使い分けています。
「プリンセス・プリンシパル」と「はじめてのギャル」では、アプローチの方法は当然変わってきますからね。

それでも、「規範はあるべき」だという想いは消えません。
文芸にしろ映画にしろアニメにしろ、批評をあまり読まない私が信頼している数少ない批評家。それが、すぐれた現代詩人にして芥川賞作家の松浦寿輝です。
彼が、理想の書評について定義しており、まったく同感できる趣旨なので、参考のためご紹介します。

①それがどんな本なのか、読者が分ること。評者の感想ばかりが綴られて、いったいどういう内容なのか最後まで読んでも分らない、そんな書評は落第。ただし、満遍なく要約するのも違う。その本をぎゅっと凝縮して、ほんの数滴のエッセンスを搾り出す作業。それこそが、書評家には必要である。

②内容説明だけではダメ。それはただの「紹介」で、「書評」とはいえない。その本にどんな意味が込められているのか、掘り下げて評定し、読み手に伝わるよう文章化しなければならない。

③読ませる文章であること。書き手の個性が押しつけがましくない程度に滲んで、控えめな洒落っ気が漂う、そんな文章であってほしい。

アニメレビューにもそのまま当て嵌められる定義だと思います。かなりハードル高いけどw
とはいえ、理想はあくまでも理想。そもそも私自身の記事にしても、この定義に必ずしも沿っていないものが見られるのは、ご覧のとおりです。
何しろ理想形なので、完璧に遵守しようとしたら、時間と根気がいくらあっても足りませんからね。他に生業を持っている身としては、そこまで無理はできません。
とはいえ、レビューを書くうえでの規範として、いつも心の片隅には留めています。

さて、お気に入り記事のご紹介です。
ぎけんさんのツイッターリプでも「どういう記事に興味があるのかが知りたい」とのことでしたので、「私がどういう部分(書き方や個性)に興味を覚えたか」を中心に短コメントを付しました。
私の観測範囲は限定的ですが、それぞれ個性的な方ばかりです。
優劣ではなく、比較ですらなく、あくまでも「私のお気に入り記事」として無作為に列挙しました。
敬称は「さん」で統一させていただきました。
紹介は順不同です。

◆Wisp-Blog(闇鍋はにわさん)
「プリンセス・プリンシパル5話」ツイート感想

考察系。
「2つが1つになる」をキーワードに据えて考察を演繹していく手つきがとても軽捷で、練達を感じます。はにわさんの批評ツールは恐らく「対比」。哲学を修めていらっしゃるかは分りませんが、きっとヘーゲルの「弁証法」「止揚」とかがお好みだろうな、と想像しています。
プリプリ感想にしろRe:Creators感想にしろ抜群の安定度で、どれを撰んでも遜色ありません。あえてこの5話感想をチョイスしたのは、ロジックの切れ味がひときわ快調に感じられたのと、締め括りの大胆ショットが私の琴線に触れたためであります。

◆物理的領域の因果的閉包性(ぎけんさん)
サクラクエスト第18話『ミネルヴァの杯』

考察系。
教授のモデルが文化人類学者の梅棹忠夫だと推測し、フィールドワーク理論と、サクラクエストにおける由乃たちの在るべき方向性とを巧みに結びつけた論旨に、あざやかさを感じました。由乃たちが歩き回って一つずつ経験を積んでいく過程こそが重要で、結果よりも過程を見てあげたい、評価してあげたい。そんな思い入れが伝わってきます。とても好感が持てるアプローチです。
アニメレビューにおいても、広汎な知識は解析に有効。その例証となり得ている記事でもあります。

◆こいさんの放送中アニメの感想(こいさん)
賭ケグルイ第10話『選択する女』皇伊月…何という小物界の大物。

ハイブリッド系。
ウィットに富んだ注記が、まず眼を引きます。「小物界の大物」という表現が巧い。この記事に限らず、ブログ全体に漂う諧謔の味わいが好みです。
ガチな考察もいいけれど、アニメ作品なんだから、愉しく視聴して愉しく感想を書こうよ。そんな遊び心が窺える気がして、大いに共感をそそられます。
さりげに点綴される考察部分も魅力です。

◆アニメガネ(MHさん)
サクラクエスト第24話 悠久のオベリスク 去就感想

短評系。
寸鉄人を刺す。辛口寸評が、もはや芸風になっている感じ。名調子です。
しかも、全編がツッコミかと思いきや、ときおり真顔のネタを挟んでくるので、油断がなりませんw
私もたまに暴発しますが、ブログ全体から見れば刺身のツマ、ちょっとした薬味みたいなもの。その点MHさんは、ブログ全体を通じてスタイルを徹底し、貫いている。そのことに拍手を送りたいと思います。

ここからは、「最近」の軛を外して、過去記事紹介になります。

◆メルクマール(メルクマールさん)
Angel Beats!第6話『Family Affair』感想

考察系。対象アニメによってはハイブリッド系も。
一言でいえば「思考が冴えている人に固有の、明晰かつ視野の広い文体によるアニメ感想ないし考察」。
純粋文系の私からすると、理系知識の博引傍証が驚異的でした。ことにSF系アニメ記事において顕著で、構造力学とか軽々と語る文章に羨望の念を抱いた覚えがあります。
私も当時Angel Beats!の各話感想を書いていましたが、作品の世界構造を説明するのに図示してみせるという手法は、この方ならでは。
そして、この記事に限らず、トラックバックの数が桁違いです。当時と現在とではアニメブログ界の状況が異なるとはいえ、これもまた驚異的。
2014.7を最後に休止されていますが、復活を希みたいブロガーさんの最右翼です。

◆妄想詩人の手記(おパゲーヌスさん)
さくら荘のペットな彼女第12話「愛のパワーin文化祭」

考察系。
この方も休止中。引用したのは、2012.12.26の最後の記事です。
特徴は、どの記事もほぼ考察系であり、長文であること。熱意が文体に反映されるタイプの方。インタビュー記事にも書きましたが、「アニメは芸術」を標榜されていることもあって、いつも気になる存在でした。
コメントのやりとりもさせていただきましたが、あるとき、指摘めいたコメントをいただいたことがあります。
大意、こんな感じ。
「考察を気持ちよく読んでいましたが、ラストでいきなり萌えネタになり、びっくりしました」
これは耳が痛かった。せっかく真摯な考察記事を書いていても、ヘンなオチをつけちゃうクセは当時からありました。リアルでもそうなんですが、マジメな議論をしている自分に気づくと、照れてついつい「打ち毀し」したくなっちゃうんですよね。
理路整然とか首尾一貫が好きな方たちには、奇妙に思えるのでしょう。
耳は痛かったけど、今でもスタイルが変わらないのは、基本的に反省してない証左かも(笑)。
お元気ですか?私はまだブログをやっていますよ?

◆うたかたの日々(SIGERUさん)
まどか★マギカ考察「クリームヒルト、そして」

待って!画面を閉じないで!チャンネルはそのままで!w
インタビュー記事で、「感想は肯定的な意味での自己満足」と書いたとおり、自分の記事にもお気に入りはあります。
地獄少女記事、ピングドラム最終話記事、Angel Beats特別企画記事などが思い泛びましたが、毎回感想ではなく、独立で読める「考察記事」から撰んでみました。
主人公まどかについて、客観的考察以上の「思い入れ」を籠められたのが、自分としては満足です。

最後にビミョーな受け狙いをしたところで、記事を終わります。ご清聴ありがとうございました。
こういう遊びをやっちゃうから、せっせと真摯な考察記事とか書いても、いまいち信用されないんだろうなあ、きっと(笑)。

【追伸】

空と夏の間(Yukiさん)」「二次元美少女の笑顔を守りたい(甘エビさん)」。
更新頻度が凄まじい。これだけアニメ視聴し、これだけ記事を更新している方がいるとは…。
いつも驚きを感じながら、記事拝読しています。お二方の、アニメ愛が伝わってくる暖かみのある文章が素敵です。

ぬる~くまったりと(てぃわはさん)」は、同じココログブロガーさん。
まず、あらすじ。そして感想。このスタイルを厳格に貫いていらっしゃるところに誠実を感じます。
余談ですが、ココログ同士なのにトラックバックがなかなか通らない。ココログの仕様がよく分りません…。

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Re:CREATORS第22話(最終話)

Recrea
Sasayakamete
Daidanen

メテオラちゃんが創造主だった!?
物語は始原に捲き戻って永劫回帰?万物流転?
そこまでメタ設定じゃないかw

でも、彼らの新たな物語が始まるのですね。メテオラちゃんの手によって。

「僕は知っている。物語が、人の日常を変えてくれることを。
ささやかだけど 美しい光景に
村上春樹が訳したレイモンド・カーヴァーの名短篇「ささやかだけれど、役にたつこと」を想起させる、美しい結びでした。

静かなカーテンフォール。
もう、視聴者である私たちが記事に書くべきことは、それほど残っていません。
ただ、それぞれの世界に帰還する彼ら被造物を、見送るのみ。
結界を護持するためには、施術者は外側にいなければならない。メテオラちゃんは、この世界に独り残らざるを得ないのですね。

Utiagge01
Utiageokonnomi
打ち上げは、大阪風お好み焼きで。
「ちゃんと聞いてますか、人の話」
メテオラちゃん、文句を云いつつ「豚玉メガ盛り肉祭りスペシャル、ダブルで」をオーダー。
もりもり食べています。大丈夫でしょうか。美味しい食べ物が溢れているこの世界で、可憐な体型を維持できるのかな。
「一人はさみしいもんな」とか述べつつ、まどマギの杏子みたく過食症になったりしないでねw

自らの「創作」により世界を救った颯太ですが、現実に還ってみると、なかなか厳しいものが。
ともに戦った諸先輩方に伍して、本当の承認力を得るのはこれからだ!

マガネはどうしたんでしょうね
「実はまだ、この世界にいるのです。なーんちゃって♪」
にやにや嗤いながら、しれっと颯太やメテオラの前に出現しそうです。
気紛れで、世界を救う手助けをした彼女。
今度は、気紛れにより世界の破滅を目論むのかも。「面白ければ何でもいい」のだから。
直情径行で目的が明確だったアルタイルよりも、ある意味タチが悪いかもしれません。
そんな危うさを孕みつつ、Re:CREATORSの物語は終了します。

Sasayakasouta

スタッフ、お疲れさまでした!
視聴者の承認力を獲得するのって、大変ですよね。
この物語を通じて本音語りが出来て、少しは息抜きになったのかな?

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2017年9月10日 (日)

Re:CREATORS第21話

Hutari

「セツナに優しい世界がないのなら、新世界を造ればいいじゃない!」

いやビックリしました。あらゆる意味で。
「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」という名言を遺したマリー・アントワネットも唖然としそうなコペルニクス的転回の大団円でした。
まどマギでいえば、まどかの因果地平にほむらが到達して二人で永遠を謳歌するような、何とも知れんハッピーエンドでしたね。
アルタイルちゃんの鎮魂を、こういうかたちでやってのけるとは…。
「ホロプシコンは、因果を捻じ曲げるだけでなく、無から有を造り上げる無限の能力!」
そ、そうだったのか!!w
殆ど「打ち毀し」に近い荒業です。

Setuna00
Ressya
Setuna01
Aru
あの、運命の駅頭での、アルタイルとセツナの語らい。
「私はずっと、私はずっと貴方に逢いたかった!」
声までがオトメになってますよアルタイルちゃん?
「アルタイルはずっと、私のために怒ってくれていたよね。ありがとう」
「当然よ。貴方のためだもの。貴方の痛みとひきかえて、あたしは生まれ落ちたんだもの!」
このあと、二人の切なくて優しい「口説き」が延々と続きます。

歌舞伎や浄瑠璃における口説き(クドキ)とは、主人公や登場人物たちが切々と心情を訴える「劇中最大の見せどころ、聞かせどころ」をいいます。
今回のエピソードは、まさにクドキの独壇場でした。アルタイルは、今まで逢うことがかなわなかった創造主のセツナに、自らの心情を切々と訴え続けます。
「セツナにとって、世界はあまりに強大で自動的で残酷。だから、そんな世界を憎んだ。根こそぎ消し去ってやろうと決めた。あなたを世界から退場させた、そんな物語が赦せなかったから!」
理が勝ってますが、つまりはアルタイルちゃんによる壮大な愛の告白です。

さて、どんじりに控えしは、颯太とセツナのクドキです。
昨夜のツイッターにも書きましたが、レクリエイターはまた、颯太とセツナの「二人の物語」でもあったのですね。
「東男に京女ってのは古来あったけど、メガネ男にメガネ女だったか。颯太はセツナに追いつきたかったし、セツナは颯太に見せたいから創作したんだね。物語の結論は、ベストカップル万歳ということで」

Sikidou
Kekkonaru
Kekkonsetuna

颯太よりも、アルタイルちゃんとセツナの方がベストカップルになったけどねw
♪ふ~たりの~ため~ せ~かいはあるの~♪(佐良直美)
懐かしすぎてトシとっちゃいそうな、かつての結婚式定番ソングを髣髴させるサブタイでした。

エリミネーション・チャンバー・フェスもこれにて終幕。
アルタイルちゃんとセツナの二人だけの新世界における「結婚式」を、まずは言祝ぎたいと思います。そうします。

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2017年9月 3日 (日)

Re:CREATORS第20話

Sirius

Siriusunohazu

!!

Aruodoroku
Setuna

!!!

因果を自在にあやつるアルタイルさんに、もはや物理攻撃は通用しない。
だから精神攻撃を、というのは正しい選択です。無際限なインフレバトルを帰結させるには、これしかないでしょうね。
物語は、外面世界から内面世界へ
それにしても、みっしり詰め込んできましたね。驚いてるヒマもありませんでしたよ。

まず、「適用淵源」とやらで、ひかゆが初期値化され、ただの傍観者に引き摺り下ろされた。
切り札としてチームが現界させたのは、シリウス。
アルタイルと同値同質の能力を付与されたレプリカント、というかそっくりさん。
金谷のギガスマキナに施された特別術式と、メテオラちゃんの術式詠唱によって生まれた。
そっくりさん登場にアルタイルさんが怒りまくってます。
いったんは、彼女の滅却に成功するも、すぐに復帰してしまう。
存在を消せないのなら、存在自体を乗っ取ってしまおう!
何だかイノセントなアルタイル=シリウスちゃんが誕生し、全員がホッとしたのもつかのま。
圧倒的に内面が不足していたシリウスは、あっさりとアルタイルさんに乗っ取り返された!

落ちていた軍帽をかぶったとき、「制服が人間を規定する」ってナポレオンの箴言どおり、シリウスちゃんに邪悪な意思が宿ったのかとカン違いしたのですが、そういうネタではありませんでしたねw
弥勒寺、翔も、為すすべもなく次々と斃れた。

残るは「私はそもそも主人公ですらないのだが」とぼやくブリッツのおっさんのみ。
そのブリッツが、「タイバニ」などを支持する「おじさま好き」腐女子たちの無限大の承認力によりチートに無敵化するという熱い設定を期待したのですが、ちょっと残念w

承認力を得られないはずのキャラを呼び出す。それが、颯太とマガネのたくらみ。
「嘘の嘘。それはくるりと裏返る」

アルタイルの創造主、シマザキセツナが現界
この衝撃力により、無敵軍服さんの内面世界を切り崩せるのか?
しかし、マガネが颯太を「怪物」と云ったのも、分かる気がします…

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2017年8月27日 (日)

Re:CREATORS第19話

Aristuranuku
Aritiohaku
Arissyoumetu

アリステリア消滅

ここまでは織込み済みだったボクですが

Seresaigo
Seresyoumetu

セレジアさん逝った

そんな、バカな…


Aruoowarai
アルタイルちゃんつよすぎ。
もう、ちゃんづけなんてできません。
今までは親愛を込めて「アルタイルちゃん」って呼んでたけど。
これからは、畏怖を込めて「アルタイルさん」って呼ぶしかないね。
寂しいなあ。

私事ですが、やっと自宅に現界することができました。
日曜出勤は疲れる。ふう。
さて、Re:CREATORS!ひかゆちゃん、頑張ってるかなあ、わくわく。
缶ビール片手に、いそいそと録画を再生してみたら。

なんじゃこりゃあ

アリステリアさんとセレジアさんが…
野郎ばかり生き残らせてどうすんの。ボクの承認力はもう萎えっ放しです。
「因果転変」って何だよ。因果を捻じ曲げられるなんて、最高で最悪の魔女にしかできないんじゃなかったのかよ(怒)。

アルタイルの最後の楯であるカロンとの相搏ちを選び、消滅していったセレジアさんの潔さに泣けました。
「松原。私の世界に、お話とコーヒーをつくってあげて。お願いね」
セレジアさん…。
最期までヒロインであり続けた彼女に合掌。

さるにても、武闘家バージョンのひかゆでも歯が立たないとは。手の打ちようがないとはこのことだ。
これはもう、「ワルプルギスの夜」でさえ一撃で屠った、元祖因果律改変少女のまどかを現界させるしかありませんな。
または、全員でフュージョンして、ついでにメテオラちゃんが何か反則的な詠唱をして、宇宙一の強さを実現するとか。
能力インフレって好きじゃないけど、既にアルタイルさんがカンストしちゃってるので、選り好みしている場合じゃありません。

いや待て。
無敵のアルタイルさんだって、弱点はあるはず。
腋の下こちょこちょに弱いとか…。
そうだ!そうだよ!
だから、あんなハイカラーの軍服にぴっちり体を包んで完全防御しているんだ!
きっと、肉体的一次接触には極端に弱いにちがいない!
耳たぶとかうなじにふうって息を吹きかけたら、いっぺんで無力化できるはず!
心得た!その仕儀、不肖SIGERUが拝命いたそう!
アルタイルさん、ボクが行くからね、待っててね♪

…虚しいジョークはともかく、鍵を握るのは、ずっとギャラリー扱いだった颯太くんかな?
彼とマガネとで、何かやってくれそうな気もするのですが…。

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2017年8月20日 (日)

Re:CREATORS第18話

Hikayu01
Hikayu02
ひかゆ推参

Hikayukenzan
マミさん
!?

Hukayujigokuken
コスモ地獄拳って…

聖闘士星矢もビックリですな。

露出多めのチャイナな艶姿に、武闘家としての能力。これが、ファンディスクの承認力ってヤツですね?
善きかな善きかなw

旗幟を鮮明にしなかったマガネが、颯太くんとの丁々発止の対話をとおして、結果的にメテオラ側に利することになりました。
ずっと観客に徹していた颯太くんに、ようやく脚光が当たりましたね。
物語をおもしろくすること。それがマガネの行動原理です。
この辺り、「ブラック・ラグーン」のロックがバラライカさんに云ってのけた魔法の一言を思わせます。
趣味ですよ。あなたと同じだ」

Darger
マガネが言及していた「誰にも見せない作品を、ただ自分のためだけに描きまくって死んでった人」。
ヘンリー・ダーガーですね?
物語「非現実の王国で」は、ダーガーが半世紀にわたって描き続けた、300枚の挿絵と1万5,000ページ以上のテキストからなる物語です。
ダーガーは、「世界一の長編小説」といわれるこの作品を、ほぼ自宅アパートに引籠り状態で、独り黙々と描き続けました。誰にも見せないまま救貧院で最期を迎えたとき、知人に「好きにしてくれ」と云い遺して死んだそうです。
しかし、たとえ死後でも、作品が「発見」されたからこそダーガーの作品は「承認」されて命を得ることができた。
まさに承認力のあかしです。

Mamikano

「まみかの仇ーーー!」
ついに、アルタイルちゃんに槍を向けたアリステリアさん。やっぱりまみかちゃんの為だったか。
ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン。実在の騎士にして、文豪ゲーテのシュトルム・ウント・ドラング時代の戯曲ですね。ドイツ語って、響きがかっこいいから好きです。

Usodesyo

孤立無援のアルタイルちゃん。しかし、彼女にはまだ切り札が。
カロン現界!
「嘘でしょ!?」
駭くセレジアちゃんの表情。次回へ!

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