2016年8月15日 (月)

【アニメ】マイベストエピソード10選

ぎけんさんの企画「マイベストエピソード」に参加します。結果的に上限いっぱいの10編を選出。自分でもびっくりです。ほぼ年代順に並べてみました。
こういう事をやってると「SIGERU仕事しろ」ってお叱りが何処からか飛んできそうな予感がしたりしなかっTARI。(TARI TARIも挙げたかったなあ)

◆ラブひな 最終話『祝!サクラサクのは東大?恋?みんな』

何もかもが懐かしい。ラブひなからでさえ、もう16年が過ぎたとは。

乙姫むつみ(雪野五月)さんのあらあらまあまあ的な天然ヴォイスに羽化登仙。
東大一直線から日和った主人公、浦島景太郎。瀬田に士道不覚悟をなじられ、ジークンドーでさんざん打ちのめされた景太郎を庇うむつみさんの台詞が最高だった。
「いいじゃありませんか。東大じゃなくても。二人でどこかの大学に入って、そして…。景太郎さん、わたし、ずっと一緒にいますよ。ダメですか?」(若干うろ覚え)
正ヒロインのはずの成瀬川が吹っ飛んでしまった瞬間でした。不憫なり堀江由衣w
ひなた荘とは何だったのか。不思議な余韻を残してお話は終わります。

◆スクライド 最終話『夢』

『スクライド』はトータルでも傑作なのだが、あえて最終話を取り上げてみた。
とにかくラスボスの無常矜持(白鳥哲)が嫌な奴でねえ。
ストレイト・クーガーのようなナイスガイ(笑)やシェリス・アジャーニのような献身的なキャラがいるだけに、無常のいやらしさが屹立していた。
白鳥サンは鋼の錬金術師でもグラトニーのような不気味な役をやっているが、無常矜持は畢生の名演技だったんじゃないだろうか。
理想的な(憎たらしい)敵役がいるとバトルが白熱するという好個の例だ。

◆ちょこッとSister 第22話『はじめての御主人様』

妹が欲しいというはるまの願いに応えて、クリスマスの夜に届けられた妹、ちょこ(斎藤桃子)。
何の違和感もないままに、兄と妹はアパートで二人暮らしを始める。とんでもなくインモラルな(笑)設定に瞠目させられたちょこシス。
この話数が印象深いのは、ちょこの消失が視覚的にもあざやかに演出されていたからだ。
知人に詰問されたはるまは、つい云ってしまう。
「いるわけないだろ、妹なんて」
『わたしお兄ちゃんの妹なのに。だったらわたしは…』
歩いていたちょこの姿が雑踏に一瞬だけ隠れる。次の瞬間、ちょこ消滅。Σ(゚Д゚;
ワンピースだけがふわりと落ちる。落ちて路上に虚しく骸をさらす。この視覚効果の威力は強烈だった。
目撃してしまったゆりぴょん(釘宮理恵)は恐らくPTSDに。全国のちょこファンは、はるまの迂闊さと薄情さに怒り狂い、絶叫したはず。
「返せ!返せよ!ちょこはボクのだ!」

◆そらのおとしもの 第2話『天翔ける虹色下着(ロマン)』

『そらのおとしもの』はスラップスティックアニメとして良い出来だったが、この話数はまさに衝撃的。
「ぱんつだな?」
「ああ、ぱんつだ」
「なるほどぱんつ」
当時の視聴者は、ただただ茫然と呟くばかり。
EDで毎回流れる懐メロ、この回は『岬めぐり』。あまりの抒情に、もう笑うしかなかったあの日。
なお、第1話の、イカロスパワーによって智樹の願いどおり実現した「誰もいない世界」もインパクト強力だった。次点として挙げておく。

◆侵略!イカ娘 第5話『飼わなイカ?』

どちらかというと騒がしいタイプの作品『イカ娘』だが、たまに抒情を入れてくる。
ミニイカ娘と栄子との友情を描いた一篇の散文詩ともいえるこの話数は、その静謐きわまる情感で涙を誘った。
こうした試みは、アメリカのシリーズ物アニメ、たとえば『トムとジェリー』などに散見されるが、我が国では珍しいのではないか。こういう実験作をもっと観てみたい。
ちなみに、イカ娘のOPは脳破壊作用があるので注意が必要。

◆屍鬼 最終話『蔡蒐(さいしゅう)話』

最終話だけ観て衝撃を受けてそのあと全編を一気見したという伝説の作品。大晦日前の深夜だったこともあり、エピソードに漂う凄愴の気が物凄く、印象深い視聴体験だった。
当時の記事の冒頭部分をそのまま引用します。

夜半に視聴していて、しだいに慄えが兆してくるのを止められませんでした。
何かとんでもないものと向き合っている、と直観したときの、あの心のふるえです。
閉鎖的な村で、凄絶な屍鬼狩りに淫する村人たち。
審判の日の神の浄火の如く、刻々と迫りくる山火事。
最後の破局に向かって、次々と死んでいく登場人物たち。
そして、屍鬼になってもなお神の恩寵にすがろうとする沙子に、やさしく諭すように呟く室井のことば。
「神は語らない」。
この台詞で、慄えは最高潮に達しました。

神不語(かみはかたらず)。大好きなベルイマン映画の台詞そのもの。だから響いたのかも。

◆喰霊-零- 最終話『祈 焦 -いのりのこがれ-』

これも最終話だけ観て衝撃を受けて全編を一気見したという伝説の作品。伝説多いな自分w
同じく当時の記事の引用。黄泉の台詞に泣いたッ!

「殺生石よ。私の本当の望みを知ってるわよね。
それは、神楽。
あの子を守りたい。あの子を全ての不幸から守りたい。あの子を全ての災いから守りたい。 
お願い、あの子を守って、不幸を消して、災いを消して…
――たとえそれが私自身であったとしても!」
・゚・(つД`)・゚・

愛する神楽にとって、自分は厄災にしか過ぎない。それを知ってなお殺生石に願いをかける黄泉が、もういじらしくていじらしくて。
この作品、第1話がいきなり全滅エンドから始まる倒叙形式を取っているんだよね。当時、公式でもフェイクを仕掛けた外連技(けれんわざ)で話題になったのを覚えている。

◆世紀末オカルト学院 最終話『マヤの文明』

『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』から始まった「アニメノチカラ」枠の掉尾を飾る力作。
伊藤智彦監督の演出上の膂力(チカラワザ)が遺憾なく発揮された最終話だった。
またまた当時記事の引用。

どうしても結末を直接見届けたくて、翌日の仕事の事など忘却し、深夜の視聴を敢行しました。
しかも、それだけの見返りがあった!
これほど牽引力のある、熱と力とがはっきり感じられる最終話は、本当に久しぶりです。
知的な構成に秀でた、しかも爽やかな余情が漂う、稀にみる後味のいい最終話でした。

第12話の、愛する文明くんに捧げるポエムを呟きながら、白魔術師の姿で従容と死に赴く千尋さんも素敵だったなあ。それは次点!

◆輪るピングドラム 最終話『愛してる』

正直に言おう。メタ的な仕掛けばかりが前面に出る(ように視える)作品は、実はあまり好みではない。
傑作『ピングドラム』でさえも、話数によってはその弊を免れているとはいえない。
だが、最終話はよかった!
サネトシの呪いに代表される「不確定性の地獄」から軽やかに飛翔した高倉兄弟。宮澤賢治『銀河鉄道の夜』を思わせる別離と出発が、例えようもなく美しかった。

◆とある科学の超電磁砲 第11話『木山せんせい』

最初は子ども嫌いだった木山先生が、子どもたちとの交情を深めていくシークエンスに泣けた。泣けただけに、そのあと子どもたちを襲う悲劇がさらに慟哭を呼ぶのだが。
当時も書いたけれど、映像のモンタージュ技法が見事に決まっていた。
「子どもは嫌いだ」
「騒がしいし」
「失礼だし」
「悪戯するし」
「論理的じゃないし」
「子どもは…」
木山のモノローグとともに、子どもたちとの交流映像がリフレインされる。ほぼ同一の映像を繰り返しつつ、要所に絆理ちゃんとのエピソードを挿入することで、別の意味を持たせていく。これは、映画でいえば、ロシアの天才監督エイゼンシュテインが開発したモンタージュ技法。それが、移り変わっていく木山の気持ちを巧みに演出していた。
最後に呟いたときの木山の心は、あたたかいもので充たされていたにちがいない。

視聴者に「泣き」だけを押しつけてもダメ、かといってテクニックに溺れてもダメ。
演出の巧緻と、心に響く情味との幸福な出逢い。それを象徴する話数だった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年3月26日 (土)

1111111達成

無期限放置しているブログですが、ふとアクセスカウンターを見たら、1111111のキリ番を達成しているではありませんか!
次のオールワンを迎える日なんて、私が火の鳥でもない限りあり得ないので、忸怩たる思いを必死で抑えつつ、記念記事をアップしました。太宰なら「恥の多い(ブロガー)人生を送ってきました('A`|||)」と慙愧するところですw
休止中にもかかわらず訪問してくださる方、どうもありがとうございます!心から嬉しく思っています。twitterの方では深夜アニメ感想をときおり呟いていますので、そちらを贔屓にしていただければ幸いです。
2016年冬期は「僕だけがいない街」「だがしかし」「Dimension W」「灰と幻想のグリムガル」「この素晴らしい世界に祝福を!」「GATE」「ブブキ・ブランキ」「おしえて!ギャル子ちゃん」そして「ルパン三世」を視聴。大型ではないにせよ、味のよい作品が揃った印象で、久しぶりに気分良くアニメを愉しめています。こういう当りのシーズンがあるからアニメはやめられないのです。
私は諸星あたるみたいにツンデレではないので、いまわの際じゃなくっても、世界の中心で叫んじゃいます。
アニメが好きじゃーーー!!!」(笑)
そしてアニメ道は永遠に続く。いつか来る「旅路の果て」まで愛し続けるぞ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年4月 7日 (日)

惡の華第1話感想

●ハナガサイタヨ

とんでもないものが来ちゃったな
土曜の深夜、缶ビール片手にゆったり視聴していた私の脳を直撃したアニメ。それが「惡の華」でした。
深夜アニメという緩い括りを逸脱し、作品として屹立させようというスタッフの強烈な意志が、まさに波紋のように伝わってきたのです。
「不穏」「ノイズ(NOISE)」というキーワードが、ツイッターのTLに溢れています。
ぬるぬるした動き、醜さをも厭わない精密な美術、耳障りな効果音。すべてが、「不穏」を志向しています。
予定調和を破壊する手法「ノイズ」は、かつて、現代美術や現代音楽を席巻しました。アニメでノイズを体現した作風といえば、私などはまず「lain」を想起してしまいます。
調和の破壊によって、いっけん平穏な世界に、あえて揺らぎや亀裂を生じさせる。
輓近のアニメが、どれほど血みどろや近親相姦や酸鼻やを描いても、「快楽というコード」は不変でした。どれほど極端なものでも、そこに快楽が感じられるからこそ、視聴者の支持を得てきたのです。
ところが、「惡の華」を通底するコードは、まさに、不快であり不穏。「ハナガサイタヨ」のEDが象徴しています。
これは、瞠目すべきコペルニクス転回です。

●ぬるぬる動くよロトスコープ
にわかに脚光を浴びた、ロトスコープ。
でも実は、実写を下敷きにして画を起こすロトスコ(ライブアクションとも謂う)は、アニメ草創期の技術でした。「惡の華」の作画は、いわば「先祖返り」なのです。
「省略の美学」を標榜し、独自の進化を遂げた、日本アニメの作画技術。
それに慣れていた私は、ディズニーの「白雪姫」や「バンビ」を観て、軟体動物のようにぐにゃぐにゃ動く作画に違和感を覚え、「ぬるぬるって、こういうことか。だったら日本の方がいいや」と思ったことを覚えています。
ちなみに、「ぬるぬる動く」が、みごとな作画の美称として誤用されるようになったのは、京アニ辺りが、ロトスコ的な動きを時折見せていたためなのですね。
「アニメは錯覚の芸術」というマニフェストを信奉し、「それでいいんだ」と思い為していたところに、今回のこの衝撃。
正直、混乱しています。なぜ今ロトスコなのか?その必然性は?表現上の戦略とは?
「惡の華」が、1秒12枚のフルアニメでなく、1秒8枚のリミテッドアニメにせよ、ロトスコには、かなりの人的資源と経費とが割かれているはず。
なぜロトスコなのか。全13回という「惡の華」が、いずれその意味を闡明してくれるのを愉しみにしています。

●表現主義の果てに
このアニメが、あらかじめ「媚び」を排斥しているのは顕かです。あまりにも潔いほどに。
けれど、媚びなければ作品として屹立できるのかといえば、そんな単純な二元論ではないだろうというのも、また真実。
それでも、スタッフの作家主義を応援したいと思います。「表現の冒険」には、いつもワクワクさせられます。

「われわれは高く翔ばないかもしれないが、誰よりも遠くへ行くだろう」(アポリネール)

| | コメント (0) | トラックバック (4)

2013年1月19日 (土)

ちはやふる2第2話感想

#2「こひすてふ」

恋愛バカと、かるたバカ
「火事でもマスカラ」の花野菫ちゃんを「恋愛バカ」と断じた奏と千早。
さりげに、廊下の壁に落書きされていた「かるたバカ」が、すっごく効いていましたw

第1話の録画失敗という痛恨事から雄々しくも(笑)立ち直り、第2話感想記事です。
うーん、やっぱりイイなあ「ちはやふる」は。
競技かるたのスポ根ノリに加えて、少女マンガ原作らしい、心情描写のこまやかさ、緻密さ。
第二期ですから、新風を入れないといけません。
それが、恋愛バカこと花野菫ちゃんと、下の句かるたでは腕に自信ありの筑波秋博くん。個性的な新人さんです。

迎える側の旧メンバーにも、それぞれの事情があります。
太一は、個人戦重視。
肉まんくんは、団体戦重視。
奏ちゃんは、礼儀重視。
机くんは、部の存続重視。

旧メンバーの、かるたバカな思惑と、新メンバーの菫ちゃんや筑波くんの、およそ噛みあわない思惑。
それが、Bパートという須臾の間で綺麗に収斂されていく、ドラマとしての心地よさ。喩えようもない快感です。
歌舞伎とか芝居でいえば、「段取りのよさ」が、もう秀抜なのですね。
たとえば、マクド屋さんでの、菫ちゃんとその他友だちの、しらけきった情景が点綴される、あの場面。
高校に入ってからの友だちなのに、もう話すことないのか…」
たったこれだけの台詞を嵌め込むことで、かるた部へ傾いていく菫ちゃんの心象風景を、そのレアリテを保障していました。お見事です。

そして、強引さを突き抜けた、奏ちゃんのあの説得力はもはや異常w
「百人一首には恋の歌が多いです。そして、ルールの向こうだからこそ、伝わるものがあります」
平安時代のやんごとなき貴人たちは、切ない恋を、和歌というルールに託して伝えようとしました。
抑えに抑えた表現から滲むまごころを、「雅」として愛したのですね。
「恋すてふ我が名はまだき立ちにけり人知れずこそ思ひそめしか」(壬生忠見)
こひすてふ、のサブタイ由来の歌です。
「忍ぶれど色に出でにけりわが恋はものや思ふと人の問ふまで」という、平兼盛の絶唱と覇を競ったこの秀歌にこそ、菫ちゃんの目指すものが示されている。そんな気がします。

「付け睫毛、教えてください。まつげが三本しかないので
Σ(゚Д゚;
奏ちゃんって、マジで睫毛すくなかったんですね!このヒミツ、奏ちゃんファンの私には、衝撃そのものでした。
睫毛ないと、まばたきによる眼の保湿効果が激減しますからね。
奏ちゃん!カワイイ眼を大事にしてね。ドライアイが心配ですw

次回「つくばねの」

| | コメント (0) | トラックバック (16)

2013年1月13日 (日)

まおゆう魔王勇者第2話感想

#2「わたしたちをニンゲンにしてください」

なるほど啓蒙アニメw

例によって、原作情報ほとんどナシで視聴しているのですが、twitterを流れてくる呟きから類推するに、啓蒙臭が批判されているようですね。
封建領主が統べる荘園と思しき邑(むら)で、多毛作による農業改革の実験を試みる魔王。
しかし、村長たちの改革意識の低さにガクゼンとして、まずは教育改革から。
軍人や貴族や商人たちの子弟を集め、塾を開くも、彼らもまた浅薄皮相。
そこへ、農奴の姉妹が逃げ込んできた。
「農奴の逃散」は、地方中心の農業経済から、都市中心の商業経済へと移行していく西洋経済史を説明するときに、しばしば語られる史実です。
メイド道に覚醒した魔族であるメイド長。森薫さんの「エマ」に外見酷似なのは、メイド道の教科書にしたせいかな?
(ノ∀`)
「自立できなければ、ただの虫」
メイド長の、人権無視な過激すぎる発言も、「人ならぬ魔族ならではの叱咤激励」と解釈すれば許容範囲か。
都市に逃げ込んだとしても、寄る辺ない身では、乞食の果てには体を売るしかなかったろう姉妹も、メイド姉&メイド妹として、田園的な農邑で、美味しい麺麭を食べられる幸せを得ることができました。よかったよかったw

前回、中世諷刺文学を引き合いに出したのですが、第2話を視る限り、私が期待した「趣向」とはじゃっかん異なり、もっと地道な路線のようですね。
エラスムスやトマス・モアの文学も、もともとは「啓蒙」が目的だったのですが、500年前の当時から人気を博し、現在に至るまで名作として遺っているのは、その批評精神や諷刺技術の卓抜さゆえ。
「そもそも、神さまや人は、どこから生まれるのでしょうか?手とか耳とか、お上品な器官からでしょうか?いいえ、違いますわよね」(エラスムス「痴愚神礼賛」より)
人間不平等起源論への重大な反論として、ユマニズム宣言の濫觴として、まさに画期的な作品だったことが窺える一節です。

それに比べると、「まおゆう」は、やはり、啓蒙意識が顕著なようです。物語としての、アニメ作品としての真価が、今後、問われそうな予感です。
もちろん、ファンタジーと実学(政治経済)とを融合させたいという壮図を秘めた警抜なアニメ作品として、大いに応援したい想いは渝らないのですが。

私としては、軍事政治経済の考察がどうと謂うよりも、魔王のカワイサを推したいところ。
原作の狙いも、実は那辺に在るのではないでしょうか?
「勇者と交渉したい」と、もじもじ顔を赧らめたあげく、オチが膝枕とは…。
こんなオトメ魔王なんてありえませんw
すわ性交渉かと邪推した私は、魔族よりも心が穢れていたのですね。人間失格とはこのことだw

愚痴
「ちはやふる2」の第1話の、録画に失敗しました。いま、世界を呪詛している最中です。
('A`|||)
録画設定を誤るという些細な瑕瑾を犯した私のみ、罪があるというのか!この世界は、それほどに狭量であり、堕落しているのか!
神よ、呪われろ!魔王よ、この世の全てを鏖殺せよ!

神&魔王「あんたが悪い」ww

| | コメント (0) | トラックバック (16)

2013年1月10日 (木)

たまこまーけっと第1話感想

#1「あの娘はかわいいもち屋の娘」

たまこが先かが先か?
どちらを活かすべきか?それが問題だw

京アニオリジナルにして「けいおん」スタッフの再降臨!
放映前から話題沸騰、あまたの揣摩臆測がとびかった「たまこまーけっと」。
たまこ?まーけっと?舞台は商店街?たまこのまーけてぃんぐのお話?
もしかして、餅屋の娘たまこちゃんが、アメリカの経済学者コトラーの「マーケティング・マネジメント」を読んで、商店街の旧弊を打破するべく東奔西走するという「もしドラ」?
(私の)妄想が膨らんだ、2013年冬期アニメの話題作、それが「たまこまーけっと」。
放映後も…斯界からの毀誉褒貶の呟きが、湧くがごとくです。
あの娘かわいや餅屋の娘だ綺麗なおかまは小野Dだよく喋る鳥だGu-Guガンモだ云々ww

翌朝の仕事を気にかけつつ、深夜、リアルタイムで視聴してみました。
衒いのない、すなおなOPです。京アニらしく、軽捷に動いています。
さて本編。「けいおん」風の女子たちが、期待どおり華やかに登場した!
と思いきや
鳥が花から飛び出した!鳥が喋って取り憑いた!鳥がメタボになりかけた!鳥が餅をつまらせた!
…これって、鳥がイチ押しのアニメですか?たまこちゃんより目立ってますよ?

第1話を仕切ったのは、人語を喋る鳥、デラ・モチマッズィ。
王子さまの妃を探すというミッションを享けて遥かな旅をしてきた、さすらいの王家の鳥です。何だかアンデルセンの童話みたいです。
けいおんみたく日常系日常系謂われたくないので、変化をつけるため、便宜的にメルヘン設定を?
それとも、もっと積極的にお話に絡んでくるのか?トリックスター?鳥の視点からの人間界批判?
そこまで諷刺を効かせる狙いはないと思いますが、すると鳥の役回りは何だろう?
スタジオぬえ以来の細野不二彦さんのファンなので、「ガンモ」は読んだしアニメも視聴しましたが、「たまこ」の鳥は、あそこまでキャラ立ちしないでしょうし、その意図もないでしょう。
それでも、鳥を重用し、狂言回しに使うのだろうか?

鳥とたまこちゃん、どっちつかずで進めると、視聴者を牽引できないまま、興味逓減の惧れもあります。旗幟を鮮明にした方が吉です。
個人的には、早いうちに「娘さん押し」に舵を切った方がいいかと愚考いたします。
つまり、たまこちゃんやあんこちゃん、幼なじみやバトン部友人や眼鏡っ子たちが生み出すエピソードに注力するということです。
鳥は、賑やかし程度の扱いで充分ではないでしょうか。

さて、改めて作品を振り返ります。物語の舞台は、うさぎ山商店街です。
老舗の餅屋の頑固親仁たちが、お向かいさん同士で仲良くケンカしています。
商売仇「大路屋」の一人息子、もち蔵は、たまこに気があります。餅がとりもつ、ロミオとジュリエットです。
そこに人情商店街の個性的なメンツが絡み、「想い出のレコード探し」というクエストが花を添えます。
まさに京アニ好みのノスタルヂア溢れる設定ですし、濃やかな描写による「街の実在感」はさすがの職人芸です。
餅は餅屋、作画なら京アニというべきかw

いろいろ書きましたが、もちろん、期待しています。応援したい気持ちも渝りません。
予想以上に緩やかな導入に、一抹の危惧を覚えたのが、ただの杞憂であることを祈りつつ。

次回「恋の花咲くバレンタイン」

| | コメント (3) | トラックバック (31)

2013年1月 5日 (土)

まおゆう魔王勇者第1話感想

#1「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」

なるほど批評的中世ファンタジーアニメw

いや面白かった!
魔王と勇者とが、熾烈なハルマゲドンを戦わすと思いきや、いきなり生硬な議論を始める意想外の導入といい、戦争論を軽妙な会話でオブラートしつつ敷衍してみせる巧みな手腕といい、どうして凡手ではありません。
中世の諷刺文学を想起させます。たとえば、エラスムス「痴愚神礼賛」のような味わいがあります。
痴愚神=魔王と置き換えれば、まさに同趣向ですし。

作品傾向としては変化球。でも、豪快きわまる変化球です。
あのダルビッシュだって、メジャーリーグでは変化球に活路を見出してるわけだし、いまや変化球こそが王道中の王道なのかもしれません。
掲示板のSSから派生し、小説化されヒットして、ついにアニメ化に至ったという、まさに青雲の志を体現した作品とのこと。
今期アニメは、5分間アニメの隆盛など、総じて小粒な印象がありました。
感想記事も「たまこまーけっと」「ちはやふる2」「はがない2」以外は、継続アニメのみで凌ごうかなと思ったけど、「まおゆう」観て、何だか元気出てきた

「魔王が諸悪の根源だ!魔族のせいで、国が傾き、民が苦しんでいる!」
勇者的正論を振りかざす勇者を、魔王がいちいち例証し、静かに諭すくだりがお見事でした。
むやみに森林を伐採したあげく、空も海もまっくろになり果て、劣悪な環境に苦しむ民草たち。
為政者は「魔王のせいだ!」と責任転嫁。
いやいやそれって公害のせいでしょうw
微笑みつつも、あざやかに切り返す魔王さんが賢者でしたね。

魔王(おっぱいさん。多分処女)と勇者(清いDT!)との契約により、世界の命運が定まる(らしい)という皮肉が効いています。
魔王がくりかえす「その先が視える」は意味深長。「ヨルムンガンド」の結末の、その先を見せてくれるのかも知れませんね。

しかしながら、作品総体の印象でいえば、やはり会話劇。
スタティックな絵づらを、瑰麗な背景とCGを駆使して、埋めてみせた感じです。
「アニメは動いて何ぼ」は、陳腐化した箴言のようでもやはり真理なので、今後どうするのか。アニメとして、どう観せるのか。
ともあれ、2013年劈頭をかざる「未知との嬉しい遭遇」です。大いに期待したいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (25)

2012年11月18日 (日)

ヱヴァンゲリヲン断感【まだ見ぬヱヴァQへ、愛を籠めて】

ヱヴァQが始まりました。いち早く視聴した方々の率直な意見が、潮騒のように流れてきます。やはり、毀誉褒貶があるようですね。
いずれ観劇してから判断したいと思いますが、今は、ヱヴァ好きとして、これまでのヱヴァを概括し、ささやかなリスペクトに換えたいと思います。とうぜん、断章になります。

ヱヴァンゲリヲン初号作(TV版)は好きだ。大胆な思考実験を繰り返したあげく空中分解、解体された感のある25話、26話ですらも好きだ。

だってワクワクしたし、何だかんだ言ったって、あのTV版のインパクトがなかったら、ヱヴァはいま、新劇どころか、かけらも遺っていなかっただろう?

「完結感はあるが印象薄い。無難」という作品と「バクハツ気味だけど、何だかすごくおもしろい」という作品があれば、必ず後者を採る。私の気質。

ヱヴァが、完成された作品だとは言わない。むしろ真逆。恐らくは、道半ばにして潰えた、永遠のプロトタイプ。実験作。
でもそれは、全ての創作者が望んでやまない神への道「創作補完計画」の、瞠目すべき所産だったのではないか?

未完は、瑕瑾なのか?未完ではダメなのか?狂気の天才詩人ロートレアモンについての、犀利な批評家グールモンの詞を掲げたい。「馬鹿が狂えば、狂気にも馬鹿が遺る。しかし、天才が狂えば、狂気のなかにも天才の刻印が遺る」。ヱヴァには、その面影がある。

作品の蠱惑って、そういうものだ。ヱヴァには、当時からそれだけの牽引力があった。予感があって、じっさい生き遺った作品なら、それは結果論じゃない。

「ヱヴァ精神世界編」という当初のプランは、旧劇で完結した。カタルシスがあったかどうかは問わない。とにかく畢らせた。畢らせるしかなかったから畢らせた。そんな印象。そう、「009」の神々との戦い編が、40年前に完結するべきだったのに、未だに引きずっている未練とは対蹠的なように。(註。私は石森ファンです)

「人類補完計画」を突き詰めるなら、ショーペンハウエルなどの意思論哲学系に行くしかなかったが、アニメとして、エンターテインメントとして不毛だと判断したから、舵を切ったのだろう。

それでいいと思う。だから、新劇ヱヴァがいま存在し、新たな形態が拓かれた。

Qは愉しみだ。しかも怖い。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年10月23日 (火)

さくら荘のペットな彼女第3話感想

#3「近くて遠い…」

気になっていたアニメなので、感想記事を書いてみました。

主人公の神田空太は、学園の普通科二年生。
「問題児の巣窟」と看做されているさくら荘に、心ならずも入居し、しかも、一人ではぱんつもはけない要介護帰国子女、椎名ましろの面倒見を強制されました。
二人は「飼い主」と「ペット」の関係?しかして、その実態は…。

アパートものといえば、今期は「ひだまりスケッチ」がありますし、過去にも「めぞん一刻」や「ラブひな」「住めば都のコスモス荘」などの佳作があるジャンルです。
空太は、生活能力のないましろに振り回される日常に困惑しています。
しかし何よりも彼が悩んでいるのは、「自分には目標がない」という現実。アドレッセンス期特有の悩みです。
さくら荘の、ましろや美咲、七海など女性陣が、確固たる目標を持ち、日々邁進しているので、なおさら劣等感に苛まれてしまうのですね。
椎名ましろに至っては、世界的な画家にして、マンガ家を目指すためイギリスから帰国したという、ある意味壮絶な設定になっています。

云わば、空太の成長物語。ふつうに真っ当に描くと、誠実だが面白みに欠けるお話になってしまう。
そこで、お話の薬味として活用されたのが、「天才には変人が多い」という、おいしい通説です。
ましろは、天才だけあって、マンガ修業のためなら何でもやります。猪突猛進です。
空太のシャワーシーンも覗くし、朝帰りの常連、三鷹仁とラブホにも入っちゃう行動派。
台風のようなお騒がせさんが、物語を牽引していく推進力となっています。
「天才と凡人」というテーマを突き詰めれば、「アマデウス」のような名画になるのでしょう。
でも「さくら荘」は、あくまでも「揺れる青春」を描くのが狙い。それでいいと思います。

こと女性関係では青春を謳歌している三鷹も、ひそかに悩みを抱えています。
幼なじみの美咲が制作するアニメの脚本担当を務めてきたが、アニメ会社のプロデューサーに、「脚本も美咲に」と告げられてしまったようです。
バクマンで謂えば、編集者に「原作も真城くんで」って宣告されてしまった高木みたいな立ち位置ですね。
しかも、こちらは男女の仲。
一途な美咲と、本心をなかなか顕さない三鷹。彼氏彼女の事情は、さらに微妙に捩れていきます。

悩める空太が出した結論は、自立を目指して「さくら荘を出る」という選択。
ましろに、改めて詰問され、動揺する空太ですが…。

次回「色を変える世界」

| | コメント (0) | トラックバック (12)

2012年10月 6日 (土)

ひだまりスケッチ×ハニカム第1話感想

#1「狭い日本 そんなに急いでどこへ行くほか」

「修学旅行はデスティニーランド♪」
運命園w
どっかから苦情が出そうな遊園地ですねw

ひだまりスケッチも、もう4期目。栄枯盛衰の烈しいアニメ界で、これは快挙です。
「らき☆すた」もそうですが、ゆるやか系の作品は、視聴はしても、あまり感想記事を書いてきませんでした。
芸風が萌えツッコミなので、ツッコミどころが見つからないと書きにくい、というのが理由です。
でも、ひだまり4期はやってみようかな。

北海道への修学旅行ということもあり、食べ物ネタがかなり点綴されていました。
じゃがバターやほたてバターや生ウニを愉しみにしていたのに、結局は、おすすめのオムライスを満喫。
この「感じ」が、ひだまりらしいところです。
食べ物だけに、喰いつきやすかったということでw

沙英さんとヒロさん。あい渝らず、仲のよいことよいこと。
飛行機やバスの乗り物酔いを心配するヒロさんに、沙英さんがサラッと言い放ちます。
「あたしたち、ずっと一緒だろ?だから酔わないよ」
(ノ∀`)
ほんと、愛の詞を、サラッと言ってくれるw
夫婦の睦言はベッドで言ってくださいお願いしますw

二人はもう三年生。
修学旅行に行ってしまった三年生の不在というだけで、学校ががらんと寂しく感じられる。
卒業の季節を見据えての、新房演出かもしれませんね。

| | コメント (0) | トラックバック (12)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

009-1感想 | Angel Beats!感想 | ARIA感想 | DARKER THAN BLACK感想 | Dororonえん魔くん感想 | Fate/Zero感想 | HUNTER×HUNTER感想 | IS <インフィニット・ストラトス>感想 | K感想 | LUPIN the Third 峰不二子という女感想 | NHKにようこそ!感想 | NOIR(ノワール) | STEINS;GATE感想 | TARI TARI感想 | UN‐GO感想 | WORKING!!感想 | WORKING'!!感想 | あそびにいくヨ!感想 | あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。感想 | うさぎドロップ感想 | うぽって感想 | うみものがたり感想 | お兄ちゃんのことなんか感想 | かなめも感想 | かんなぎ感想 | けいおん感想 | けいおん!!感想 | この中に1人、妹がいる!感想 | これはゾンビですか?感想 | ささめきこと感想 | さんかれあ感想 | じょしらく感想 | そふてにっ感想 | そらのおとしものフォルテ感想 | そらのおとしもの感想 | それでも町は廻っている感想 | ちはやふる感想 | ちょこッとSister感想 | つり球感想 | でぼちん | とある科学の超電磁砲感想 | とある魔術の禁書目録感想 | となりの怪物くん感想 | となグラ!感想 | とらドラ!感想 | はなまる幼稚園 | ひぐらしのなく頃に感想 | まりあ†ほりっく感想 | みつどもえ増量中!感想 | もやしもんリターンズ感想 | アクエリオンEVOL感想 | アクセル・ワールド感想 | アニメ | アマガミSS感想 | アマガミSS+感想 | イクシオンサーガDT感想 | ウィッチブレイド感想 | エウレカセブンAO感想 | カオスヘッド感想 | カンピオーネ!感想 | キディ・ガーランド感想 | ギルティクラウン感想 | クイーンズブレイド感想 | グルメ・クッキング | ゲーム | ココロコネクト感想 | サイコパス感想 | ジョジョの奇妙な冒険感想 | ストライクウィッチーズ2感想 | セキレイPE感想 | ゼロの使い魔感想 | ソラノヲト感想 | ソルティレイ感想 | ソードアート・オンライン感想 | ダンタリアンの書架感想 | デュラララ感想 | トータル・イクリプス感想 | ドルアーガの塔感想 | バカとテストと召喚獣 | バカとテストと召喚獣にっ感想 | バクマン。感想 | バクマン。2感想 | パソコン・インターネット | パンプキン・シザーズ感想 | ファントム感想 | フラクタル感想 | フリージング感想 | ブラックロックシューター感想 | ブラック・ラグーン感想 | ペルソナ4感想 | マギ感想 | モーレツ宇宙海賊感想 | ヨスガノソラ感想 | ヨルムンガンド感想 | ライドバック感想 | ラストエグザイル―銀翼のファム感想 | ラーメン | リトルバスターズ!感想 | レベルE感想 | ロボティクス・ノーツ感想 | 一騎当千XX感想 | 世紀末オカルト学院 | 中二病でも恋がしたい!感想 | 伝説の勇者の伝説感想 | 侵略!イカ娘感想 | 侵略!?イカ娘感想 | 俺の妹がこんなに可愛いわけがない感想 | 偽物語感想 | 僕は友達が少ない感想 | 君に届け2ND感想 | 君に届け感想 | 咲-Saki-感想 | 咲-Saki-阿知賀編感想 | 地獄少女感想 | 坂道のアポロン感想 | 境界線上のホライゾンⅡ感想 | 境界線上のホライゾン感想 | 変ゼミ感想 | 夏目友人帳参感想 | 夏目友人帳肆感想 | 夏色キセキ感想 | 夢喰いメリー感想 | 大正野球娘感想 | 宇宙をかける少女感想 | 戦姫絶唱シンフォギア感想 | 探偵オペラミルキィ・ホームズ第二幕感想 | 文化・芸術 | 日常感想 | 映画・テレビ | 書籍・雑誌 | 未来日記感想 | 機動戦士ガンダムAGE感想 | 氷菓感想 | 海月姫感想 | 涼宮ハルヒ感想 | 深夜アニメ感想 | 灼眼のシャナⅢ(Final)感想 | 狼と香辛料感想 | 生徒会役員共感想 | 異国迷路のクロワーゼ感想 | 祝福のカンパネラ感想 | 神のみぞ知るセカイⅡ感想 | 神のみぞ知るセカイ感想 | 神様のメモ帳感想 | 神様ドォルズ感想 | 絶園のテンペスト感想 | 聖剣の刀鍛冶感想 | 聖痕のクェイサー感想 | 舞-乙HiME感想 | 花咲くいろは感想 | 輝きのタクト感想 | 輪るピングドラム感想 | 這いよれ!ニャル子さん感想 | 鋼の錬金術師感想 | 閃光のナイトレイド感想 | 電波女と青春男感想 | 青の祓魔師感想 | 静留×なつき | 魔法少女まどか★マギカ感想 | 黒神感想 | Aチャンネル感想 | Another感想 | B型H系感想 | CANAAN感想 | GOSICK感想 | NO.6感想 | SS | WHITE ALBUM感想