2011年4月21日 (木)

逝ける出崎監督のためのパヴァーヌ

出崎監督の逝去について。
まだ実感がない。あのひとはもう地上にいないんだ、ということが想像すらできない死が、まれにある。出崎監督の場合がそうだ。
いま、東京MXで、『雪の女王』が再放映されているのだけれど、鎮魂のうた(レクイエム)となってしまったのはかなしい。

巨星墜つ。アニメ界に、巨大な穽がぽっかり空いた。これから、アニメはどうなるんだろう?嘆く声も多い。
でも、いい。もういい。あの御影石に刻まれたような立派な仕事は、永遠に残るのだから。

訃報に接して咄嗟に想起したのは、あの白い鳥たちは、何処へ翔び去ったのか?ということ。そう、劇場版エースをねらえのOPや、ベルサイユのばらのクライマックスシーンで彼方へ飛翔した、出崎演出の象徴ともいえる鳥たちだ。葛藤からの解放の象徴、いつもそんな気がしていた。
あの闊達な監督にも、桎梏はあったのだろうか?それは分らないのだけれど。

「白鳥は 悲しからずや 空の青 海のあをにも 染まずただよう」。
出崎監督は、いまは現世の桎梏から放たれて、蒼のあわいを軽やかに漂っているのだろうか?そうだったらいいな。

合掌。

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2009年9月20日 (日)

さよならしんちゃん

やっぱり、臼井儀人さんと確認されたんですね…。

失踪といえば、吾妻ひでお氏の例もあるので、正直いうと楽観してました。
事故の可能性も高いわけだし、考えすぎるのもいけないとは思うのですが。
しんちゃんという作品に、実はひそかに、同時代の連帯感を感じていました。連載当時から読んでましたし、初期に見られた反骨精神みたいなものに共感した覚えもあります。
だから、ショック大きいです…。

まあ、うちはジミなアニメ感想ブログなので、訃報記事とは本当は無縁なのですが、何か身に徹えるものがあって、つい書いてしまいました。

今はただ、お悔やみ申し上げます。

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2007年1月 2日 (火)

2007年!

……えーと。
まずは新年明けましておめでとうございます。
パソコンを開けるのも久しぶりです。欠かさずレビューしていた地獄少女でさえ、ようやく数話分を先ほど視聴しました。
気がつけば、ちょこシスもブララグもあさっての方向もNHKにようこそさえ、ぜんぶ最終回を迎えておりました。かなり茫然自失状態です。
留守にしていた理由はいろいろあるのですが、とにもかくにも、私自身がへたれていたせいです。
不在のあいだに、コメントをいただいたひろしさん、ポール・ブリッツさん、いつもありがとうございます!とても嬉しく思っております。
取り合えず、生きています。もののけ姫に「いきろ」とか叱咤されそうな体たらくですが、ともあれ年末年始のお休みで一息つくことができました。
いろいろ反省もしております。記事の書き方も含めて、スケジュール管理のできるブログ運営をきちんと考えたいと思っています。
コメントや掲示板へのお返事はあらためて書きますね。

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2006年8月14日 (月)

ゲド戦記感想

「ゲド戦記を大事にしない奴なんて、大ッ嫌いだ!」(´∀`*)

巷でいろいろな評判を取っている「ゲド戦記」を見てきました。
奥さんと一緒に行ったのですが、場所が新宿だったせいもあり、若いペアか家族連れが主流で、我々はちょっち浮いていました。
ちらほらと、いい年のおじさんが散見されましたが、関係者か何かでしょうか。

結論から言うと、悪くありませんでした。監督のというより、安定した力を誇るスタッフの手柄かもしれませんが。
たださすがに、宮崎駿作品の盛り上がりやカタルシスにまでは到達していませんでしたね。
あと、評判を下げた原因の一つである『説明不足』は感じました。
ゲド戦記の1巻目「影との戦い」は以前に読んでいたので、世界観を把握している状態でやっと理解できる程度だったと思います。

アースシーにおける魔法使いや『竜』の位置。
アレンを追う『影』の正体。
真の名を告げることの、呪術的な意味づけ。
魔女テナーや宿敵クモとの過去の因縁。
事前の情報でもなければ、この辺りは分りにくかったのではないでしょうか。
そしてそして、テルーは何と○の化身だった!(ネタバレ回避です)
これには驚きました。だったらどうして最初から…。

中途半端な原作既読組で、アニメについては何の情報もなく視聴したため、いろいろとんちんかんなカン違いもあったり。
「影との戦い」は魔法学園からスタートする物語なので、今回のゲド戦記もてっきりその辺から始まるものと思い込んでいました。
つまり、テレビの予告編で登場する少年をゲドだと思い込み、ハリポタみたいなお話を予想していたのです。
実際には、ゲドは大賢人の称号を得た壮年のハイタカであり、少年はアレン王子でした。
私と同じような誤解をしたお客さんは、他にもいたと思います。ゲド少年が主人公のハリポタ話を期待して来たお客さんが。
キャラクターですが、傍役はいつものジブリ風なのに、アレンとテルーの顔にはジブリの面影がうすく、むしろ懐かしの東映アニメへの先祖返りを感じました。
実際、宮崎吾朗監督のインタビューによると、ゲドは漫画映画の線を狙っており、仕上がりは「ホルスの大冒険」でいいと思った、とありました。
ところで、アレンが父王を暗殺したのはアニメオリジナルらしいのですが、その事実はエンディングでもすっかり忘れ去られてます。いいのか?

EDの歌は新居昭乃さんで、これは抜群。
挿入歌「テルーの唄」は谷山浩子さんで、ファンですからこれもオッケーでした。
ただし、曲調と寂しい歌声に、能登の歌う不気味な「か~ごめ かごめ…」「その子の七つのお祝いに」とかを連想したのはナイショです。(笑)
音楽は全体によかったと思いますよ。



Gedo01 Gedo02 Gedo03

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2005年9月18日 (日)

酒とスクライドの日々

スクライドも熱くてよかった~。(;゚∀゚)=3
インスピレーションが湧いたので、続編トピ立ててみました♪

スクライド仲間は友人のとしさん位だったので、酒の席で決め台詞が縦横無尽に飛び交うというほどではありませんでした。なのでちょっち創作も入ります。
中でもカズマのアルター「シェルブリット」から、「衝撃の」シリーズは汎用性が高かったですね。

「衝撃のファースト中生!」「撃滅のセカンド日本酒!!」「抹殺のラストウォッカビール割!(翌日最悪)などなど。
ちまちま飲んでいる奴は煽りまくる。
「もっとだ!もっと!もっと輝けぇぇ!」
もはや殲滅状態ですな。(笑)

「退くわけにいかねえんだ、男の子はよォ!」はイッキ飲み対決の時に盛り上がりそう。
劉鳳とカズマの「ゆえに!」「だから!」もいいなあ。

ストレイト・クーガーもぜひ使いたいですねえ。あの気障っぽさがいい。
「そんな飲み方Slowly!」
逆にペースが速すぎたときは「いかんいかん、世界を縮めすぎた」(笑)

橘あすかの「ボクのタマがあぁあっ!!」もちょっちエロいかも。

エロいといえば、シェリス・アジャーニの「エターナル・デボーテ」になると、もう妖しすぎ。特にコミック版のはめちゃくちゃ江呂杉君な演出でした。
それこそ男同士では目も当てられませんね♪

scryed

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2005年9月14日 (水)

酒とアニメの日々

気の置けない趣味の友人たちとの酒の肴(話題)はマンガとアニメです。
酔ってくると、作品の決め台詞が縦横無尽に飛び出すんですよ。
それが、そのとき人気のアニメのバロメーターでもあります。
古くは「あしたのジョー」でした。
もろくも酔いつぶれた相手にゲキを飛ばす時は、
「立て、立つんだ、ジョー!!」
「へへ、また立っちまったぜ」
そしてまた飲み直しです。まさに死闘ですな。
「サイボーグ009」からは、「ジョウ、きみはどこへ堕ちたい?」←あやしい

「無駄無駄無駄ァッ!!!」はご存知「ジョジョの奇妙な冒険」。
「おまえはもう死んでいる」もよく使いました。「北斗の拳」。

ガンダムシリーズもしょっちゅう出ましたね~。
「認めたくないものだな、若さゆえのあやまちは」
いやもう過ちだらけでしたし。(笑)
泥酔した奴に飛びかかられて、
「修正してやる!」と修正された者たち数知れず。
「酒の重力に魂をひかれた者たち」として、
「きれいだな、赤だの青だの」という精神崩壊はもうしょっちゅう。
「だが一人では逝かん!貴様の魂も道連れに!」というシロッコもどきの飲み仲間が多すぎるんですよね。まったく。

「ノワール」はもちろん格好のネタでした。
「私とあなたは、真の酒飲み」(く、くだらん)
飲みすぎて気分が悪くなり、もはや辛抱たまらんときには、
「ミレイユ、わたしを殺して!」(いやホントに)

世界名作劇場ファンの友人とは、
「パトラッシュ、ぼくもう疲れちゃったよ」とつぶやいて静かに沈没。
「おいしいわ、このイチゴ水」とワインをがぶ飲みしてダイアナと同じ目にあったり。
「そいつはすごいやカトリ!」(意味不明)

今なら深夜アニメ「奥さまは魔法少女」かな。
酔いが回ると、人妻にして魔法少女のヒロイン嬉子(うれしこ)さんの決め台詞が。
「やっぱりキスはダメ!」
男同士でいかがなものかとは思います、が。(笑)
「ガラスの仮面」も突込みどころ満載で好きですね。
「マヤ、恐ろしい子!」
いやホント恐ろしい連中ばかりだし。

これからも、楽しいアニメと一緒に過ごしていければいいなあ。
「きみと僕とは、ともに美しいアニメに囲まれて生きていくのだね」
あれ、アニメの台詞じゃないなこれ。何だっけ…。

そうだ!池田理代子「オルフェウスの窓」のバックハウスの台詞だ!
マ、マイナーだなあ。・゚・(つД`)・゚・

uresikosan

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2005年8月 9日 (火)

ネルひそかに激プッシュ

の証拠として、自分のサイトから同人誌の画像を再掲してみました。
まあ何というか……当時も今も似たようなコトやってたんですね。
「人間は成長するのだ!してみせるッ!」
ってジョジョがせっかく言ってたのになあ(ため息)。

人の世の無常や儚さに、思わず涙する今日この頃です。←アンタダケ(`▼')

bisyouzyo

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2005年8月 7日 (日)

さすらいの少女ネル

キリン名曲ロマン劇場。
有名な名劇(カルピス世界名作劇場)と違って、およそ知られていないシリーズです。
1979年度の1年間限定企画だったし、当たり前といえば当たり前なんですが。
それほど無名な番組の事を、何で今ごろ書くのかというと……

某掲示板にたまたま「ネル」ネタが出たので、ロストテクノロジーアニメとして哀悼の意味を込めてレスをつけたんです。
すると、この話題の出ること自体が奇蹟に近かったのに、さらに追加レスがついたんですよ。
「ボクん家の最寄のTV局では放送しませんでした(鬱)。皆様方のレスを読んで激しく見たい、と思いましたが」
うんうん、そうだろうなー。なんつってもテレ東(テレビ東京)だし。
ノワールだってそうだったんだよね。だから本放送当時は、カルト人気といっても関東限定。DVD出てから、全国人気が一気に拡がったんだ。
ネルだっていい作品なんだから、DVDでも出てくれりゃあ少しは認知度だって上がるんだけど。
無理だよなー、商売になんないもん。
しょせんは見果てぬ夢か。ε- (´ー`*) フッ
まあいいや。ネルのレスがついただけでも、いい夢見させてもらったんだし。
だって、ネルはちゃんと生きてるんだ。このボクの胸の中に。それで十分じゃないか。←キモオタ確定

「都合よく最近DVDで出るんですね」

うんうん……んん??!!!

へ?
今なんて言いました?そこのアナタ?

「だからDVDで――」

(゚д゚)ポカーン   (゚Д゚≡゚Д゚)?キョロキョロ    (つд⊂)ゴシゴシ   

はいーーーーーーーーーーー????????

いやそんな……まさか……
ダンナもお人が悪いねえ、このあっしをかつごうなんざ罪ってもんですぜ。
あっしみてえなしがねえ庶民をからかって、何が楽しいんですかい、ええダンナ?

え、そうじゃないよ、本当だよって――?

へへ、真面目な顔して冗談言うなんざ、にくいねおっつぁん。

……………………………………………………。

検索検索………。

ほ、ホントだあ!!!!!!!!!!

ヽ(;^o^ヽ))) (((/^o^;)/ワーイワーイ 

復活したんですね!DVDボックスで!
シリーズ最高傑作と呼び名も高いあの「さすらいの少女ネル」がッッ!
いや~たまがりました。
踊っちゃいましたよ、朝まで踊ろうダンシングオールナイトですよ。
8月26日発売か~、楽しみだな~わくわく♪
するってえと、シリーズだった「野ばらのジュリー」やら「巴里のイザベル」やら「金髪のジェニー」やらも出るのかなあ。
いやそれはどうでもいいのです。ネルさえいてくれれば。

放映直後、自分のやっていた同人誌でひそかに激プッシュ(矛盾?)していたネルに、熱愛を込めて。
ネルよ永遠に。 (^ε^)チュッ

neru

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