2011年7月31日 (日)

もし花咲くいろはがカオスだったら?(SS)

ある日、花いろメンバーたちは、忽然と気づいた。
この世には、「HOMO」と「YURI」という素晴らしい愛のかたちが存在することに。

さっそく、幾つものカップリングが、次のとおり実現した。(緒花ちゃん除く)

【やらないか組】
①徹⇔蓮さん(板前はゲイ人)
②縁⇔次郎丸(似た者同士)

【花咲く百合組】
①スイ⇔皐月(母と娘は理解し合えた)
②なこち⇔みんち(可愛い同士)
③崇子⇔結名(コンサルの一環)

【例外組】
①豆じい⇔巴さん(あぶれた者同士)

あまりのカオスっぷりに絶望した緒花は、孝ちゃんに慰めてもらおうと上京するが、やんぬるかな、孝ちゃんは既に覚醒し、日渡洋輔くんと情を通じていたのであった。
仕方ないので、残された緒花は、同じく取り残されていた五十嵐さんとくっついて、愛を育みましたとさ。おしまい。

【あとがき】
私が如何に花いろをリスペクトしているか、分っていただけた事と愚考いたします。
褒めてください岡田さん
wwwwww

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年4月21日 (木)

まどか★マギカおまけSS「最後に残った道しるべだって超えてやる!」

【自分の予想と無理心中する勢いの、意地のSSですww
それは冗談ですが、最終話直前記念ということで、残しておきますね。
私なんかの予想を遥かに超えるような、赫奕たる最終話だったらいいな。
なお、このSSは、以前に予告した「どうして、マミさんは殺されなければならなかったのか?」の、解でもあります。】

地球を覆う、大いなる影。
それは、ワルプルギスの夜だった。
いまや、人類の黄昏は、すぐそこまで近づいていた。

「わかった…。やっと、わかった…」
「まどか?」
「ほむらちゃん、あたし、分ったんだ。
どうして、マミ先輩が、あれほど惨酷な死を迎えなければならなかったのか。
どうして、ああまで酷く陵辱されなければならなかったのか。
やっと分った!
マミさんは、あたしたちにとって、おかあさんだったんだ。
綺麗で、ふくよかで、頼りになって、それでいて、とっても弱くって…。
寂しさを隠さずに接してくれるマミさんは、あたしたちの、優しいおかあさんだったんだ!
やさしい、やさしい、おかあさんだったんだ!

『ワルプルギスの夜』は、それが許せなかったから、マミさんをあんなやり方で喰い殺させたんだ!
そうよね、あなたは、ずっと勁かったから。
あたしたちを寄せつけないくらい、勁かったから。
パパだって、あなたには、一目もニ目も、置いていた。
だから、専業主夫に甘んじていたんだ。
そう、あなたは、鹿目の家の、女王さまだった。
そんなあなたに、憧れたときもあったけれど。
一緒に、お酒を飲みたいって、願ったときもあったけれど。
いま、分った…。

あなたこそが、魔女だったんだね
あたしたちを支配する、巨大な魔女だったんだね?
人類さえも、世界さえも、捨てて顧みない、「かつての最高の魔法少女で、最悪の魔女」だったんだね?
そうか。
あたしは、あなたの血を、ひいたんだ
キュゥべえが言っていた、最高の魔法少女って、そういうことだったんだ…。

でも。
あたしは、あなたを超えなきゃならない。
あたし自身が、生きるために。生き延びるために。
全てを支配し蹂躙するようなあなたじゃない、「本当の大人」になるために。

さあ、隠れてないで、出てきなさいよ!
あたしと、戦いなさいよ!
だって、あたしはもう、知っているんだから。
あなたの正体を、知っているんだから。

ママ……。

ゆらり。
そのとき、巨大な影が、ゆっくりと蠢動し始めた。

【END】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年2月26日 (土)

魔法少女まどか★マギカおまけSS「ほむみて、もしくはまどみて」

この百合SS、2週間ほど前に完成していたのですが、もう少し推敲しようかな?とあたためていたところ。
今回、まどかLOVEなほむらちゃんが、はしなくも暴露されてしまいました。
やっぱりなーって、思わず納得です。
ということで、後出しジャンケンっぽくなっちゃったけど、公開しまーす。

【まえがき】
書いてみたくなりました、ちょっと百合風味のSSを。
ほむらが見ている。略してほむみて。
まどかだけを見ている。略してまどみて。
そんな感じ♪

「いったい、何度忠告させるの?あなたはどこまで愚かなの?」
「愚か者が相手なら、あたしは手段を選ばない」
(/_<。)
「ほむらちゃん、どうしていつも冷たいの?」

ごめんね、まどか。いつも辛く当たって…。
あたしだって、涙を流しているのよ。心の中で。
佐倉杏子が磯村さやかに言ったことで、真実があるとすれば。
その人のすべてを手に入れたかったら、方法はひとつ。徹底的に思い知らせること。自分が無力だということを。
もちろん、手や足を潰したくはない。だからあたしは、心を潰すの。
そうすれば、まどかは、身も心もアタシのものだって…。
あたしはキュゥべえを殺すことだってできたのだけれど、そうしなかった。
キュゥべえを生かしておけば、あなたが追いつめられるから。
追いつめられたあなたは、必ずあたしを頼るから。

…ううん、ちがうちがう、そうじゃない!あなたを独占したいからじゃないの!本当よ!
あたしにとって、いちばん大事なことは。
あなたが、魔法少女という苛酷な運命に、もう二度と飛び込まなくてすむこと。
だからこそ、あたしはそれを願いにして、魔法少女の契約を受け入れたの。
そして、あなたは幸せになった。
なったはずだった…。

あたしの能力は、時間をあやつる能力。時間を巻き戻して、もう一度ここに還ってきた。
未練って言われても、仕方ないかもしれない。
でも、もう一度、もう一度だけ、あなたに会いたかったの。
あなたの幸せを、この眼で確かめたかったの。
あたしの事をすっかり忘れて、幸せそうなまどかを見て、ちょっぴり胸が痛んだけど、でも嬉しかった。
あなたはもう、戦いの世界に戻ってくる必要はない。いえ、戻ってきちゃいけないのよ。
ねえ、あたし、確かめたわよね?
「鹿目まどか。あなたは自分の(いまの)人生を尊いと思う?家族や友だちを大切にしてる?」
あなたは言った。
「うん」
それでいい、それでいいんだ、って、あたしは何度も自分に言い聞かせた…。

ワルプルギスの夜は、あたしが何とかするわ。
佐倉杏子と組んでもいい。あの子なら、容赦なく捨て駒にできるしね。
でも、あなたはダメ、あなただけは…。

まどか…。
ホントに、あたしのこと忘れちゃったの?
愛も死も、結局はひとつなんだ、って、抱き合いながら涙を流したあの日は?
死ぬときは一緒だね?って約束した朝を、忘れちゃったの?

…ダメだ、混乱してる、あたし。
忘れてほしいって言ったばかりなのに…。

いつまでも、家族や友だちを大切にする、無邪気なままのまどかでいてね。
思い出す必要なんてないの。辛いことや、苦しかったこと。
あたしとの、秘めやかな想い出さえも…。
そう、それがあたしの、最後で最大の希みなのだから。

あたしだけの、まどか…。

| | コメント (2) | トラックバック (2)

2011年2月13日 (日)

魔法少女まどか★マギカおまけSS「もしママ」

【もしまどかのママがキュゥべえだったら】

「あたし、どうしたらいいの?」
「たとえ、キレイじゃない方法だとしても、解決したいかい?」
「うん」
「なら、魔法少女になればいいさ」
「え?」
「正しすぎるその子の分まで、誰かが魔法少女になってあげればいい」
魔法少女になる?」
「どうしようもない程どんづまりになったら、思い切り魔法少女になっちゃうのもテなんだよ」
「それが、その子のためになるって、分ってもらえるかな?」
「その子のこと諦めるか、魔法少女になるか、どっちがマシだい?あんたはいい子に育った。いつでも正しくあろうとしてがんばってる。子どもとしちゃ、もう合格だ。だからさ、大人になる前に、魔法少女もちゃんと勉強しときな」
「勉強、なの?」
「若いうちは、ケガの直りも早い。今のうちに、上手な魔法少女を覚えといたら、後々役に立つよ?」
「あたしも早く、ママと魔法少女してみたいな♪」
「さっさと魔法少女になっちゃいな!辛い分だけ、愉しいぞお、魔法少女は!」

(; ・`д・´)

【あとがき】
間違う」を「魔法少女」に置き換えるだけで、ほらこのとおりwww
実は、キュゥべえとまどかママの言ってることには、さほど懸隔がないんですよ。
漠然とした希望だけを提示するという方法論も、総論だけで具体的な指示を行わないことから生じる危険性も。
でも、何となく子どもは説得されちゃうのです。その結果は、見てのとおりです
オトナって…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年1月23日 (日)

魔法少女まどか★マギカおまけSS「奇跡も、魔法も…」

【まえがき】
ごめん、自分自身が耐え切れなくなって、書いてしまいました。GOOD ENDバージョンです。

「ありがとう、まどかちゃん、開けてくれて」
「せん…ぱい」
あたしは、息もできずに、優しげな先輩の笑顔を、みつめるばかりだった。
ゾンビでも首なし死体でもない、綺麗なマミ先輩が、そこにいた。
「ほんとに、ほんとに、先輩なんですか?」
「どうして?あたし、何かヘンかしら?」
「だって、足音が…。呼吸だって…」
「生き返ったばかりですもの。体が慣れてなくて。いきなり元気いっぱい、ってわけにもいかないでしょう?」
「そうだけど…」
「ダメですよ先輩、この子、気がついちゃったみたいです」
いつの間にか近づいてきたのは、さやかだった。
まさか!?
咄嗟に逃げようとしたあたしを、後ろから、猛烈な力で押さえつけた。さっきまで、親友だったはずの、さやかが。
「さあ、先輩、はやく!」
「ありがとう、さやかちゃん。気がきくわ」
「えへへ、あたしも立派な魔女になれますか?」
「苦しませるのは罪だよ。一気にやっちゃって!」
けしかけたのは、キュゥべえだった。この淫獣!やっぱり、油断するんじゃなかった!
マミ先輩の笑顔が、ゆっくりと迫ってきた。
いつもは慎ましやかな口が、信じられないほど、おおきく開かれた。甘たるい吐息が薫った。
「うふふふ、食あべちゃうぞ~♪」
「ひっ…」
微かな悲鳴を上げるのが、精一杯だった。
世界がふっと遠くなり、あたしはそのまま喪心した。

「ひどいよ、ひどいよ、みんな!」
次に気がついたとき、あたしは、泣きじゃくっていた。
みんなが、心配そうに見下ろしていた。マミ先輩、さやか、そしてキュウべえが。
「ごめん、ごめんよ、まどか。まさか、お芝居がこんなに上手くいくなんて」
「ごめんなさいね、まどかちゃん。ただ帰ってくるだけじゃ芸がないから、サプライズをプレゼントしようと思っただけなの。お礼のつもりだったのよ」
「いやー、こんなに見事にハマるなんてね。ほんっと、まどかって、分りやすいよなー」
「許してね。ぜんぶウソだったのよ。さあ、機嫌を直してちょうだいな」
「ほんとにほんと?そんなこと言って、またみんなであたしをだましてるんじゃ…」
「だいじょうぶだって、まどか。これは、虚●玄の脚本じゃないんだから。そんなダマシはないの
「ごめんネ、おどかしたりして。ちょっと調子に乗りすぎちゃったかな。だって、まどかちゃんが、あんまり可愛いものだから。
さあ、ケーキを買ってきたわ、みんなでいただきましょう。モンサンクレールのショコラプランスに、ミルフィーユフランボワよ」
「さすがセレブなマミ先輩。奢りましたね♪」
「ごちそうも、忘れないでね!」
「キュゥべえったら、食いしん坊ね。これだって、あたしの魔法少女の代償なんだから、心して食べなさいよね!」
「まどか、その調子その調子。やっぱり、まどかは元気ハツラツじゃないとね」

ささやかなパーティ。談笑は、いつ果てるともなく続いた。
でも、愉しいときは、いつか終わりが来る。そろそろお開きね、と立ち上がったのは、マミ先輩だった。
もう、魔法少女には戻らない。先輩は、断言した。
どこか遠くの街で、静かに暮らしたいって言い残して、去っていった。
エレガントな後姿と、馥郁とした残り香を漂わせて。

でも、あたしを待ち受ける、魔法少女の運命は変わらないんだ。
考えたら、手が震えだした。
そのとき、誰かの手が、やさしく重ねられた。
「だいじょうぶ、あたしも、なるから。魔法少女に」
「さやか…」
「でもさ、ケーキなんかじゃあたしは売れないわよ?さーて、どんなでっかい願い事、しようかな」
「もしかして、上条くんだったりして?」
「ば、ばかやろー!そんなはずあるか!」
乱暴に否定したが、真っ赤になったさやかの嬉しそうな表情が、ことばを裏切っていた。
「ほら、夜が明けるよ」
キュゥべえが、紅い瞳を、眩しそうにぱちぱちさせた。
「ね?こんな奇跡もあるんだよ。だから、怖がらないで。きみたちが信じさえすれば、魔法だってきっと、きみたちを護ってくれるんだ」

本当に、そうだったらいいな。
あたしとさやかは、寄り添いながら、運命に抗うように、昂然と蒼穹を仰いだ。

ゆっくりと、朝の曙光が耀きはじめた。

【あとがき】
すっごい甘い結末になってしまったけど、PTSDが、やっと回復基調になりました。
マミ先輩には、やっぱり笑顔が似合う…。
キュゥべえ「先輩は胡散臭いとか、さんざん述べてたのは、誰だったかな~?」
SIGERU「問題ないwww」

| | コメント (4) | トラックバック (1)

魔法少女まどか★マギカおまけSS「もう何も恐くない、のか?」

【まえがき】
第3話のPTSD(心的外傷ストレス障害)から、まだ立ち直れないでいます。
リハビリも兼ねて、小ネタSSでも書いてみよう。
懐かしい巴マミさんに、愛を込めて捧げます。

「先輩、帰ってこなかったね…。今日中にって約束だったのに。ダメだったのかな、願い事」
「まだ分らないよ!夜中の12時までは!」

あたしとさやかは、待ち続けていた。
そう、私は、魔法少女になることと引き換えに、キュゥべえに願い事をしたのだ。
どうか、マミ先輩を生き返らせてください』って。

そのときだった。
家の外で、微かな足音が聞こえた。さやかが、弾かれたように立ち上がった。
あたしたちは、同時に叫んだ。
「先輩だ!」

でも、先輩の足音って、こんなだった?
こんなに、重たげに歩く人だっけ?
こんなに、引きずるような歩き方、してたっけ?

玄関先に、誰かが立った気配。
「…まどか、ちゃん?」
マミ先輩の声だ。
でも、何故だろう。声が、こんなに、くぐもっているのは?
息が、ひゅーひゅー漏れているような、この奇妙な音は?

「先輩!先輩ですよね?あたしもいるよ!」
「その声は、さやかちゃん…ね?」
「いま、開けますから!」
さやかは、玄関に飛んで行こうとした。
「ダメ!!」
あたしは、彼女の腕を乱暴に掴んで、引き戻した。
さやかは、びっくりして、振り返った。あたしは、必死で訴えた。
「ダメだよ、開けちゃダメ」
「どうして?」
「どうしても!」

扉の外から、暗い声が響いてきた。
「ねえ、あたし、嬉しかったのよ?
まどかちゃんが、あたしのこと、生き返るようにって、お願いしてくれたこと。
だから、あたしは戻ってこれたの。
開けてちょうだい。ここ、さむいのよ。とっても、さむいの…」

「どうして、開けてあげないのさ?」
あたしたちは、不意をつかれて飛び上がりそうになった。
キュゥべえだった。無心な紅い瞳が、じっとこちらをみつめている。
「…本当に、先輩、なの?」
「もちろん!きみたちの先輩の、巴マミさんだよ」
そして、キュウべえは、にっと笑った。
「願い事の結果は、きちんと受け止めなきゃ、ね」

そうだ。
あたしは、受け容れなきゃならない。
魔法少女としての、苛酷な運命も。願った結果である、今このときの現実も。
だって、あたしはもう、選んでしまったのだから。
「いま開けますね?先輩」
あたしは、大きく息をすいこんだ。震える手で、錠を外した。

それから、思い切って、扉を開けた。

【あとがき】
しまった。ネタの選択を誤った。
もーっとウツになってしまったようだwww
先輩が幸せになれるGOOD ENDバージョンも、書けたら、いいな。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2010年8月12日 (木)

アマガミ真夏のホラーSS「美也の唄」

にいに!図書室でのアレはどういうことなの?みゃーに申し開きできる?」
「み、見てたのか!いや~、ちょっとしたお戯れというか、大人の遊びというか。お子ちゃまには、まだ分らないハイスペックな世界なのさ」
「うう…。可愛い妹にあんなもの見せておいて、ぜんっぜん反省しないつもりだね?
だったら、みゃーにも覚悟があるよ!」
「怖い怖いww美也の覚悟って、何だろな~?」
まんま肉まんの正体、知りたくない?そこの冷蔵庫を開けてみてよ!」
「冷蔵庫?これか?」
(何気なく扉を開けて、純一は絶叫します)
うわあああ!!!も、森島せんぱい……?」
「どう?分ったでしょ?
美味しい美味しいって、ぱくついてたまんま肉まんは、コレだったのよ。
そして、ソレが何か分る?にいにの足元を、無様に這いずり回ってるやつ」
(ずるずる、ずるずる)
「な、なんだよこれ?何の生き物なんだよ?こんなの、地球上にいるのかよ?」
「……ころして
「え?」
じゅんいち、ころして……こんなからだで、いきていたくないしなせて
うわあ!よ、寄るなバケモノ!
(手近の斧で、乱打する)
いたい、いたい、いたい、いたい、いたい
「こ、この声?まさか、…なのか!?」
「ふふ、そうだよ。あたしが、棚町さんを変形させたんだよ?
もう動かないね。あーあ、にいに、大好きな棚町さんまで殺しちゃったんだね♪」
(あまりの恐怖に、純一は喪心してしまいます)

* * *

「にいに!にいにったら!起きてよ」
「あ、ああ、美也?…よかった、夢だったのか」
「汗びっしょりでひどくうなされてたから、みゃー、心配したんだよ?だいじょうぶ?お水でも飲む?」
「もう平気だよ、ちょっと休めばだいじょうぶ」
「そう?何かあったら、すぐに呼んでね?にいにが頼れるのは、あたしだけなんだから」(去る)
「ちぇっ、頼れるのは美也だけ?ナマイキ言っちゃって。でも、ホント感謝してるんだぜ、美也。ありがとう。
さーて、何もかもいつもの通りだ。明日は、薫にまた仕返ししてやらなくちゃな。
今度はどこにしようかな?おへその次なら、やっぱりアソコがいいかなあ?」

(ドアを後ろ手にそっと閉めた美也は、純一に聞こえないよう、にしし、と可愛らしい忍び笑いをもらしました)
「にいに、確かに今のは、あたしが見せた悪夢だったけど、さ。
でも、ね。にいにが頼れるのは、みゃーだけってのは、ホントなんだよ?
もう、みゃーしか目に入らない。みゃーだけしか見えない。
世界でいちばんステキな女の子は、みゃーなの。みゃーだけが、にいにを愛せるの。
にいに、いつ気づくかなあ。
もう、この世界に残っているのは、にいにとみゃーだけだってことに…」

(BAD END)

「ど、どういう事なのこれは?アマガミなのに、こんなグロSSでっちあげたおまえのアタマの中はどうなってるんだ?」
って絶叫したそこのあなた。
沙耶の唄」でググってみてください。全ては、そこにありますwww
美也の、世界の破滅と引き換えの、至高の純愛に心を打たれてもらえれば、作者冥利に尽きます。
無理、絶対無理!とかはナシの方向で。
………………

「美也!ボクだ!喰ってくれ!
('A`|||)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月20日 (日)

Angel Beats!哲学的考察SS(ゆりっぺの意志と表象編)

最終回直前特別企画【ゆりっぺの意志と表象編】

ゆりっぺは、12話の演説の中で、生まれ変わりを拒否しました。
ほかの誰のものでもない、自分の人生を主張したのです。いわば、人生賛歌、個性賛歌です。

ゆりっぺ支持を表明したせいかは分りませんが、記事にアクセスが集中しました。読んでいただいた事は、とても嬉しく思っています。

最初に宣言しておきます。ゆりっぺ発言についての私の考えは、実は二律背反に近いものです。
①ゆりっぺの心の叫びに、心情的には揺さぶられた。人にはそれぞれ意味と価値があり、それは犯すべからざるものだ。
②しかし、自己の無条件な肯定は、唯我独尊や、頑なな我意にも繋がりかねない。その危うさも、経験上、知悉している。

①について
トシを重ね、社会的経験ってヤツも積んできたのですが、結局は「自分から離れられない自分」を感じています。それは、10代や20代の頃と変わりません。
「個性的でありたい。徹底して、自分自身でありたい」という個性への憧れから、ついに逃れられなかったのです。
ゆりっぺの生硬ともいえる演説にうなずき、共感を覚える自分が、確かにいます。
②について
しかし一方で、私の内の『経験』が、絶えず囁き続けます。
ただの厨二病ではないのか?
おまえのいう自分自身とは、それほどかけがえのないものなのか?唯一無二な存在なのか?と。

それでも、矛盾を抱え込んだまま、必死で生きていくしかないのですけどね。
若い頃の信念は、やはり捨てることはできません。
ゆりっぺが、守るべきもののために、戦い続けることを決意したように。

さて、「人類の普遍的意志こそが、人の本質である」と主張する哲学の流れが、存在します。
分りやすい喩えでいえば、「共生」「集合意識」と呼ばれるものですね。(エヴァで語られていたアレです)
普遍的(全体的)意志説の代表者が、19世紀ドイツの哲学者、ショーペンハウエルです。
『自殺について』に収録されている、「余興としての小対話篇」。
ショーペンハウエル独特の鋭い明晰さと定言的表現で、個性はただの表象であるとし、人間存在の本質は普遍的意志にある、と結論づけています。
今回の、人生や個性の問題について、とても刺激的な考察といえます。
初めは、要約して引用するつもりだったのですが、ふと遊び心が兆したため、SS仕立てにしてみました。
原典の方は、哲学者とその友人との対話形式で進みます。
ここでは、哲学者役に石田青年(笑)、友人役にゆりっぺを起用してみました。
人を選ぶタイプの、小難しいSSです。しかも長文。
AB大好き、考察も大好き!という人に愉しんでもらえたら幸いです。

ゆりっぺ「要するにね、あたしが死んだら、あたしはどうなるの?サクッと説明頼むわよ!」
石田青年全てにして無です」
ゆりっぺ「あらあら困った!解答は、いきなり矛盾じゃないの。あたしをごまかそうたってダメよ」
石田青年「超越的な問題に、内在的認識のために創られた言葉で解答を与えようとすれば、矛盾に陥らざるを得ないのですよ」
ゆりっぺ「な、何よ。超越的とか内在的とか、カント哲学の術語で攻めてきたって、怖くないんだから!
ってか、超越とか内在って、何なのよ?」
石田青年内在的認識というのは、その個体の、経験の範囲でしか思考できません。つまり、内在的認識においては、貴方は個体として死んだら、それで終りです。になるんです。
ところが、超越的認識においては、個体は本質の表象や現象に過ぎません。本質には、始まりも終わりもないので、貴方は不滅性を獲得します。すなわち、全てになる、というわけです。
ただ、貴方という個体は時間の制約を受けるが、本質としては永遠に不滅という点が、矛盾といえば矛盾かもしれませんね。
存続しないが、普遍的に受け継がれていく不滅性、といえば分ってもらえるでしょうか。
でもまあ、本質にとって、それは大した問題じゃありません」
ゆりっぺ「じょ、冗談じゃないわよ!あたしの個性が存続しないんだったら、あなたのいう不滅性なんかに、1円だって払うもんですか!」
石田青年「まあ、そうおっしゃらずに。まだ、取引の余地があるかもしれませんよ?
どうでしょうか、貴方の個性の存続を、僕が保証するとしましょう。
ただし、条件があります。死んでから、貴方の個性が目覚める前に、三ヶ月だけ完全に無意識な死の眠りを眠ることを承知してください」
ゆりっぺ「まあ、それくらいなら、いいわよ?」
石田青年「ところで、無意識の状態にいるなら、時間の経過を知るすべはありませんよね?そうなると、現実の世界で三ヶ月経とうが一万年経とうが、無意識の貴方にとっては、どちらでもいいことになる」
ゆりっぺ「そうかもしれないけど…。何だか、雲行きが怪しくなってきたわね」
石田青年「もしも、一万年経って、誰かが貴方を目覚めさせるのを忘れたとしましょう。
すると、貴方は短い人生の後に、一万年という長い長い非存在が続いたわけだから、むしろ、非存在そのものになじんでしまう。そうなれば、それほど不幸というわけでもないでしょう?
しかも、生という本質自体は、一万年のあいだにも、一瞬もとどまることなく同類たちを生き続けさせているのだから、それを知ったら、貴方もけっこう幸福になれるんじゃないですかね?」
ゆりっぺははあ!あんたは、そんなふうに、あたしから個性を騙し取ろうとしてるのね?冗談じゃないわよ、そんなインチキに引っかかるもんですか!
あたしは、あたしの人生を断固主張するわ!あたしの個性を、絶対に手離すもんですか!」
石田青年個性って、そんなに優秀で完全無比なものなんですかね?ほかの、もっと快適なものとさえ、交換したくないほどのものだと?」
ゆりっぺ「ああ、あたしの個性!それこそは、あたし自身なの!
あたしは、あたしは、生きたいのよ!人生を生きたいの!それこそが、大切な願望なのよ。
個性を失った不滅性なんて、あたしにはどうでもいいの!」
石田青年「なるほどねえ。でも、考えてごらんなさいよ。そんなふうに『生きたい』って叫んでるのは、貴方だけじゃないんですよ?
意識の影をちょっとでも持ち合わせていれば、そのものたち全てが、そう叫んでいるんです。貴方の専売特許じゃないんです。
だからむしろ、生きたいという意志は、個体から生まれてくるのではなく、万物に共通のものであり、存在する全てのものの本質を為しているんです
貴方は、個体として生きてるように錯覚するけど、実は、生きること自体が、人類の普遍的意志なんですよ。
人生やら個性やらを失うことを、貴方は何よりも怖れている。それはもう、恐怖症と言うべきものだ。
そんな不安を抱えながら生きていて、本当に幸福なんでしょうか。
こう考えてくると、個性というのは実は不完全なものであり、かえって制限になるものだということが分るでしょう?
でも、貴方の本質が『生きようとする普遍的意志』だと正しく認識しさえすれば、そんな子どもじみてこっけいな不安から、綺麗さっぱり脱却できるんですよ」
ゆりっぺ「…子どもじみてこっけいなのは、あんたと、あんたの哲学者連中の方よ!
あたしのようなしっかりした人間が、あんたのような馬鹿と話しこむのは、要するに暇つぶしのためなのよ。
おっといけない、もっと大事な用があったんだっけ。じゃあね!」

(意固地に肩を怒らせずんずん立ち去っていくゆりっぺの後姿をしばらく見送っていたが、ふっと憫笑します)

石田青年「やれやれ、逃げましたか。でも、彼女は、またここに来ますよ?必ず、じきに、ね

to be continued.

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月16日 (日)

けいおん!!おまけSS「憂の異常な愛情」

憂の異常な愛情、または、私はいかにして心配するのをやめて唯おねえちゃんを愛するようになったか】

[BAD END]バージョンです。キャラを改変してます。憂ちゃんがBADに壊れてますので、このテのネタがキライな方は、回れ右してくださいね。

※ほのぼのと壊れた憂ちゃんを描く[TRUE END]バージョンは、稿を改めて書くつもりです。需要があれば、ですがww
※タイトルは、スタンリー・キューブリック監督の名画「博士の異常な愛情、または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」から採りました。意味はありませんww

続きを読む "けいおん!!おまけSS「憂の異常な愛情」"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年5月 2日 (日)

Angel Beats!おまけSS(神の正体編)

【神の正体編】

「どこ行くの?あたしを置いて…
「あ、いや、緊張してきて。って、今何と!?
「そんなに不安なの?おちついて、大丈夫よ」
『これが落ち着いてられるか!天使に告られてんだぞ、俺?何故だ?大山は、あっさり振られたのに…』
「時と場所を選んでくれたから」
『考えを読まれた?これもガードスキルなのか?そうなのか?』

「えっと…」
「あ、ああ、音無」
「音無くん。ステキな名前ね」
「俺も、あんたの名前、知らない」
「あたし?タチバナ」
「下は?」
「下?カナデ」
『美しい響き。名のとおり、音を奏でるような、いい名前だと思った』

「そこー!離れなさーい!!!」

「ゆ、ゆりっぺ?」
「そこの天使!なに雰囲気出しちゃってるのよ!あんたは、幸せになっちゃいけないの!そんな資格なんて、あんたにはないの!」
「だから、何で天使なんだよ。ただの生徒会長だろ?それに、一方的にタチバナを敵視してるのって、よく考えたら、おまえだけじゃないか」
うるさいうるさいうるさーーーい!あたしの気持ちが、あんたに分るもんか!毎週のようにキャラ変えられて、ネットじゃ悪役とかいじめっ子とか悪いハルヒとかビッチとか罵られて」
「…誰もそこまで言ってねーし」
「えーい、腹が立つ!あたしがこんな統合失調症みたいに支離滅裂なキャラになっちゃったのも、そこの」
(振り向いて、ビシッ!と指さします)
「そこのあんた!あんたの設定改変のせいなんでしょ!絶対、予想以上のものにしたいとか言って、いっつも視聴者の斜め上を行こうとして!これはアニメなんだから!ゲームの分岐じゃないんだから!お蔭で、あたしがどんなに苦労してるか…」

(わーわー騒ぐゆりっぺをはるか上の方からみつめ、にやりと哂った人物がいました)

『ふふ、よく気づいたね。そう、私がネ申なんだよ…』

| | コメント (0) | トラックバック (0)

その他のカテゴリー

009-1感想 | Angel Beats!感想 | ARIA感想 | DARKER THAN BLACK感想 | Dororonえん魔くん感想 | Fate/Zero感想 | HUNTER×HUNTER感想 | IS <インフィニット・ストラトス>感想 | K感想 | LUPIN the Third 峰不二子という女感想 | NHKにようこそ!感想 | NOIR(ノワール) | STEINS;GATE感想 | TARI TARI感想 | UN‐GO感想 | WORKING!!感想 | WORKING'!!感想 | あそびにいくヨ!感想 | あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。感想 | うさぎドロップ感想 | うぽって感想 | うみものがたり感想 | お兄ちゃんのことなんか感想 | かなめも感想 | かんなぎ感想 | けいおん感想 | けいおん!!感想 | この中に1人、妹がいる!感想 | これはゾンビですか?感想 | ささめきこと感想 | さんかれあ感想 | じょしらく感想 | そふてにっ感想 | そらのおとしものフォルテ感想 | そらのおとしもの感想 | それでも町は廻っている感想 | ちはやふる感想 | ちょこッとSister感想 | つり球感想 | でぼちん | とある科学の超電磁砲感想 | とある魔術の禁書目録感想 | となりの怪物くん感想 | となグラ!感想 | とらドラ!感想 | はなまる幼稚園 | ひぐらしのなく頃に感想 | まりあ†ほりっく感想 | みつどもえ増量中!感想 | もやしもんリターンズ感想 | アクエリオンEVOL感想 | アクセル・ワールド感想 | アニメ | アマガミSS感想 | アマガミSS+感想 | イクシオンサーガDT感想 | ウィッチブレイド感想 | エウレカセブンAO感想 | エロマンガ先生感想 | カオスヘッド感想 | カンピオーネ!感想 | キディ・ガーランド感想 | ギルティクラウン感想 | クイーンズブレイド感想 | グルメ・クッキング | ゲーム | ココロコネクト感想 | サイコパス感想 | ジョジョの奇妙な冒険感想 | ストライクウィッチーズ2感想 | セキレイPE感想 | ゼロの使い魔感想 | ソラノヲト感想 | ソルティレイ感想 | ソードアート・オンライン感想 | ダンタリアンの書架感想 | デュラララ感想 | トータル・イクリプス感想 | ドルアーガの塔感想 | バカとテストと召喚獣 | バカとテストと召喚獣にっ感想 | バクマン。感想 | バクマン。2感想 | パソコン・インターネット | パンプキン・シザーズ感想 | ファントム感想 | フラクタル感想 | フリージング感想 | ブラックロックシューター感想 | ブラック・ラグーン感想 | ペルソナ4感想 | マギ感想 | モーレツ宇宙海賊感想 | ヨスガノソラ感想 | ヨルムンガンド感想 | ライドバック感想 | ラストエグザイル―銀翼のファム感想 | ラーメン | リトルバスターズ!感想 | レベルE感想 | ロボティクス・ノーツ感想 | 一騎当千XX感想 | 世紀末オカルト学院 | 中二病でも恋がしたい!感想 | 伝説の勇者の伝説感想 | 侵略!イカ娘感想 | 侵略!?イカ娘感想 | 俺の妹がこんなに可愛いわけがない感想 | 偽物語感想 | 僕は友達が少ない感想 | 君に届け2ND感想 | 君に届け感想 | 咲-Saki-感想 | 咲-Saki-阿知賀編感想 | 地獄少女感想 | 坂道のアポロン感想 | 境界線上のホライゾンⅡ感想 | 境界線上のホライゾン感想 | 変ゼミ感想 | 夏目友人帳参感想 | 夏目友人帳肆感想 | 夏色キセキ感想 | 夢喰いメリー感想 | 大正野球娘感想 | 宇宙をかける少女感想 | 戦姫絶唱シンフォギア感想 | 探偵オペラミルキィ・ホームズ第二幕感想 | 文化・芸術 | 日常感想 | 映画・テレビ | 書籍・雑誌 | 未来日記感想 | 機動戦士ガンダムAGE感想 | 氷菓感想 | 海月姫感想 | 涼宮ハルヒ感想 | 深夜アニメ感想 | 灼眼のシャナⅢ(Final)感想 | 狼と香辛料感想 | 生徒会役員共感想 | 異国迷路のクロワーゼ感想 | 祝福のカンパネラ感想 | 神のみぞ知るセカイⅡ感想 | 神のみぞ知るセカイ感想 | 神様のメモ帳感想 | 神様ドォルズ感想 | 絶園のテンペスト感想 | 聖剣の刀鍛冶感想 | 聖痕のクェイサー感想 | 舞-乙HiME感想 | 花咲くいろは感想 | 輝きのタクト感想 | 輪るピングドラム感想 | 這いよれ!ニャル子さん感想 | 鋼の錬金術師感想 | 閃光のナイトレイド感想 | 電波女と青春男感想 | 青の祓魔師感想 | 静留×なつき | 魔法少女まどか★マギカ感想 | 黒神感想 | Aチャンネル感想 | Another感想 | B型H系感想 | CANAAN感想 | GOSICK感想 | NO.6感想 | SS | WHITE ALBUM感想