2017年12月27日 (水)

クジラの子らは砂上に歌う第12話(最終話)

「俺たちは泥クジラとともに生きる、泥クジラの子だ。
ここに生まれてよかった。みんなと一緒にいられてよかった」
旅は――続く

続編が在るのかどうか分りませんが、ともあれ、物語は終劇を迎えました。
これだけの構えの作品を一クールで収めるのは、やはり至難の業だったようです。

野心的なハイ・ファンタジーという触れ込みもあり、放映前から視聴者の期待度を大いに高めたクジ砂。
確かに、質の高いアニメ作品だったと思います。「食戟のソーマ」との掛け持ちだったことを考慮すると、J.C.STAFFの奮闘ぶりは称賛に値します。特に、柔らかいタッチの作画と背景美術とがすばらしかった。
ただ残念なのは、これだけの作画的膂力と豊かな道具立てが投入されたにもかかわらず、物語総体としては、フラットな印象が最後まで拭いきれなかったことです。
惜しいなあ…。
「魔法使いの嫁」もそうですが、質が高いだけに、隔靴掻痒感が募ってしまうのです。

例えば、最終話におけるマソオの死。
シルシの中では年長格の、とはいえまだまだ若々しかった彼が、枯れ木のように朽ち果てて死んでいく。
シルシたちにとっては、死が避け得ない運命である冷厳な事実を思い知らされたことで、戦死よりも遥かに衝撃的な光景だったに違いありません。
確かに、彼らの「哀悼」の念は伝わってきました。
伝わったのですが、単なる感傷的な悲哀に終わっています。
マソオの死という衝撃を活かすには、それをきちんと咀嚼し超克する過程が、すなわち「シルシたちが自らの生をどう生きるべきか」という緊要なテーマに繋げて、ドラマとしての熱量を高め、昂揚させていく「作劇の力学」が必要だったと思うのです。
ただ、現下の設定では、シルシたちは、自らの運命を変革するすべを持ちません。彼らを受け容れてくれる「約束の地」を探して彷徨うのみです。
この設定に工夫を加えない限り、視聴者の感情移入を呼び込むドラマトゥルギーの成立は難しいかもしれません。

物語をスタティック(静的)にしたもう一つの原因は、主人公で語り手のチャクロ。
「物語を記述する、語り部の主人公」という設定は確かに斬新でしたが、その利点を生かせないままに終わってしまった印象です。
このような大河物語においては、主人公をめぐるビルドゥングスロマン(成長物語)の要素が不可欠。チャクロには、それがなかった。
どう見ても、オウニやシュアンの方がキャラが立っていましたからね。
チャクロのサイミアは、誰かを護るためなら最高度の力を発揮する設定が示唆されているので、せめて、その辺りを強調すれば主人公らしくなったかもw

「あなたに、新しいコミュニティのリーダーになってほしい」
スオウからオウミへ渡された、泥クジラのリーダーの座。
やっぱり真の主人公はオウミか
思わず微笑してしまったのはナイショです。初手からそうすればよかったのにw

ともあれ、物語は終りを告げました。
チャクロやリコス、オウミたちの旅の続きを、いつかどこかで観てみたいと思います。
スタッフの皆さん、お疲れさま!

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2017年12月19日 (火)

クジラの子らは砂上に歌う第11話

泥クジラすなわちファレナ・ヌースは、生命を喰らってサイミアを与えるのか!
等価交換の法則は、ハガレンのみならず、ここでも健在でした。

長老会が隠匿し続けたファレナの秘密とは、この恐るべき真実だったんですね。
感情を喰われるよりも残酷です。隠したい気持ちは分ります。それは納得なのですが、ファレナの民の「原罪」として流刑に処せられる程のものなのかは、いまいち納得いってませんw

「体内クジラ」の双子が、無印による支配体制に反旗を翻した!
いくら長命でもサイミアも使えない無印は足手まとい。力のある者が、泥クジラの行先を決める権利を持つ。
この双子、云ってることは正当なのに、アジ演説が下手なばかりに損をしてますな。
人心を掌握し、鼓舞するためには、もっとインパクトのある名言を繰り出す必要があります。
せめて、これ位は主張してほしかった。
シルシの、シルシによる、シルシのための政治!」
リンカーン大統領の、ゲティスバーグにおける有名な演説のパクリですけどねw

オウニは、サイミアを酷使し過ぎて枯渇してしまったのか?
シルシの子らは、命と引き換えに、生まれつきサイミア能力を与えられるわけですよね。
ファレナ・ヌースが、どういう基準でシルシの子を撰ぶのか全く不明なのはさて擱いても。
いったん附与されたサイミアにも能力差がある。何故?生命の長さの違い?
枯渇する原因とは?サイミア能力は、そのつど生命を消費しつつ発動されるということなのか?
この辺りの説明が不足しているので、何だかもやもやしてしまいます。

さて、コカロという舵を得ても泥クジラの航路が定まらないのと同じに。
「クジ砂」という作品は、これから何処へ行くのでしょうか。着地点が、未だ視えません。
ジャンプ漫画で頻回に使われる「俺たちの戦いはこれからだ!」になるのかな?いわゆる「蜜柑」エンドってヤツです。
次回予告のサブタイが、何となく暗示的…。

最終節「ここに生まれてよかった」

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2017年12月11日 (月)

クジラの子らは砂上に歌う第10話

リョダリ生きてたし!

こんな神展開が許されるのは、主人公補正がかかった時だけのはず!
リョダリって主人公だったの?そうなの?いつどこで誰が決めたの?
彼の哀れな最期を前提として、深い感動を籠めて書き綴った私の第8話記事は、いったい何だったんだ。
返せ、返せよ、私の感動を返せーーー!(笑)

いろいろ驚かされたので、感想記事も錯乱気味になります。ご寛恕ください。

そのリョダリさん、とっくに死者扱いです。戦士名簿から抹消済みです。ファレナに行きたければ、オルカの私物である道化になるしかありません。
道化服をすっごく嫌がってたけど、リョダリくんって挙動不審の狂気さんだし、破天荒道化としていけるかも。
ともあれこんごのかつやくがすっごくたのしみです(棒
それは冗談。リョダリには、世界観とかいろいろ引っ掻き回してほしいです。

Aパートは、死者たちの弔いとか沈痛な雰囲気が漂っていたのですが。
Bパートは、一気にはっちゃけました。
白眉は、スオウの裸族です。
やんごとなきロハリト様が泥クジラに迷い込みました。
帝国以外の貴顕を味方につければ、生存戦略できるかも。そう考えたスオウが、文字通り体を張ったおもてなしを披露です。美形の裸族ですからね、最強です。
「ようこそ、泥クジラへ」
なよっとした横坐りが何ともそそりますな。腐な方々が大歓喜しそうw
Aパートで、スオウが眦(まなじり)決して宣言していた「戦いのない世界」ってコレだったのか。
確かに、無抵抗主義をアピールするにはハダカは最適かもしれませんね。

そしてコカロは生き物!キーアイテムじゃなかったのか。
コカロは泥クジラの舵となるべき存在。本格的に始動を開始しました。
「後はみんなで舵取りをしなさい。いのちは戦いなの。生きて奪って、自分を燃やすのよ!」
エマちゃん好戦的な謎発言です。ファレナの民に、何をさせようというのか。
海賊王なら笑っちゃいますけどねw

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2017年12月 4日 (月)

クジラの子らは砂上に歌う第9話

「かかってこいよ!おれとオウニが一緒なら、いつだって最強なんだよ!」
ニビ死す
何という死亡フラグ回収職人!匠の技に思わず涙です!

そしてオウニ覚醒!
直接には作用できないはずのサイミアが、兵士たちを破壊していきます。
ヌース・スキロスことオリヴィニスが感応して、謎の触手ベクタ(仮)が暴走。
精神世界で、オウニは彼岸に渡っていくニビを幻視。後を追おうとするオウニに、ニビは静かに語りかけます。
「見せてくれ、砂塵を払って、この世界の先を」

「この世界の先」という言葉は、チャクロに対しても投げかけられました。恰も、この物語の通奏低音のように。

「チャクロ、痛い?」
サミちゃんの幻影が再登場!
痛いでしょう?心が痛いでしょう?ってアレか?
心の記憶の改竄とか共有とか、まるでエヴァンゲリオンじゃないですかw
「世界の中心でアイを叫んだけもの」そのものの観念世界ですよ。オリヴィニスがカヲルくんに視えてきました。

「君たちの哀しい物語は、ヌースの力で書き換えてあげよう。ファレナの民たち、ボクは君たちを救済したいんだよ」
しかし、物語の改竄を、チャクロは峻拒します。死んでいった人たちの記憶の行き場を失くしたくない、消したくないと。
オリヴィニスは、アンソロポスのコカロを与えました。アンソロポス(ギリシア語で『人間』)は、ヌースの始原的存在らしいです。
ファレナのエマとコカロがあれば、新しいステージへ進めるとか。RPGキーアイテムって感じですな。
等価交換ナシで、こんなキーアイテム貰っていいの?
不安がるチャクロに、オリヴィニスは云います。
「いいんだ。君の選択の、その先が見たい。進めよ、ファレナの罪人たち、新しい世界へ!」

クジ砂のセカンドステージに期待です。

次回「新しい旅に出るわ」

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2017年11月28日 (火)

クジラの子らは砂上に歌う第8話

リョダリ散る
…で、いいんですよね?(笑)
泥の海に沈んじゃったし、もはや復活はなさそうです。

狂気の悪役としてチャクロたちを苦しめたあげく、ラストで天寿を全うしてくれるかと期待したリョダリが、半ばで死んでしまいました。
およそ感情移入しづらいキャラだった彼の哀れな最期に、何となくしんみりさせられたのは、物語の力というやつなのでしょう。

ヌース・ファレナの化身らしいエマが謎の歌を歌ったり、「エルフェンリート」のベクタめいた謎の触手が出現したり、ファンタジーとしても若干の危うさを感じた今回でしたが、リョダリとシュアン団長の決着で、上手くお話を〆た。そんな印象です。

本作の触手は、禍々しいベクタと異なり、「癒し」を齎すものらしい。
どうやら生者だけを癒すようですが、これで死者さえも復活させる力があったとすれば、ファレナの民全員蘇生とか、えらい打ち毀し技になるところでした。ああよかったw
しかし、スキロスの連中は、オウミを「造られた狂戦士」って云ったり、「シルシが短命な理由も知らんのか」と糾弾してもいました。
彼らシルシは「人工被造物」なのでしょうか。いよいよエルフェンリートのディクロニウスを連想します。

今回、リョダリの過去が、ヌースに感情を喰ってもらえず、感情に憧れるあまり、狂気の殺戮者と化すに至った経過が説明されました。
この世界に受容されない。生きるのが苦しい。だから、他人の苦痛を見て「生の実感」を感じたい。
そんな歪んだ人格の彼が、無邪気に戦うシルシの子どもたちに射殺される最期は、何とも象徴的で皮肉でしたね。
なかなか手練れの演出で、巧かったと思います。

一方、「感情?何それ?」って嘯く団長さんが何故こういう人格になったのかは、未だ判然としません。その種明かしもたのしみです。

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2017年11月21日 (火)

クジラの子らは砂上に歌う第7話

「あたしが誰も通さないって!」
チャクロを勇気づけようと、陽気に叫んだギンシュさん。
不安げに振り返るチャッキー。でも、彼女の笑顔に背中を押されるようにして、前に進みます。
ギンシュさんお願いだからこれ以上死亡フラグ立てないでw

死亡フラグ回収率が異常に高いクジ砂。
サミちゃん亡きあと、元気いっぱいおっぱいのギンシュ姐さんまで失ったら、私たちはどうやって生きていけばいいのか。

「やはりカン違いじゃなかった。泥クジラの民たちは、帝国の人間よりサイミアの力が強い」
リコスが確信したとおり、泥クジラの人々が帝国に疎まれ流された原因は、サイミア能力の強さだったのですね。
そして、チャクロのサイミア能力の特性もさりげに示されました。
彼のサイミアは弱いと初回で語られていましたが、今回を視ると、防御に回ったときのサイミア能力は破格
誰かを護ろうとしたときに、最高の能力を発揮する。ヒーローならではの隠れ属性が今ここに。

もう一つ気になっていたのは、非戦派のスオウ、そして非戦を通り越して自決派の長老を、物語の上でどのように処遇するかでした。
物語の流れとして、サイミアバトルの白熱化は必然。
問題は、スオウらが説く平和路線をどう扱うか。その処遇いかんによって、物語の厚みが全く変わってくる。

今回で、その答えがほぼ出ましたね。
眼の前で、狂気ピンクのリョダリにハクジ長老を無慙に殺されたスオウ。
平和主義を忘れて、精一杯の蛮勇をふるいリョダリに挑むも、あっさりと返り討ちに。
無力を晒すスオウに、リョダリが嘲笑を浴びせます。
「んだよ、そのお人形さんのような眼は。もう飽き飽きしてんだよ。どいつもこいつも死んでるみたいでつまんねえだろ!」
非戦かつ不殺(ころさず)の思想に終止符が打たれた瞬間でした。
スオウの平和主義の復活があるとすれば、まずは現下の危機的状況を脱した上での、ずっと先の話になりそうです。

そして、シュアン団長が颯爽登場!
世界は狂っている。
その一点だけはリョダリに同意。しかし、そこからが一味違うシュアンさんです。
「でもその子、いちおううちのボスだから、もうやめてくんない?あとね、キミは蠅よりもうるさい
火花が散るようなやり取りこそが、アニメバトルの華なんですよね。
やっぱり何かやってくれそうな団長さん、まだまだポテンシャルを秘めたチャクロともども、次回の活躍に期待です!

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2017年11月14日 (火)

クジラの子らは砂上に歌う第6話

私はいま驚いています。
あの団長が何と妻帯者だったからですw

だって、あのテのKOOLなタイプって、ふつうみんなHOMOじゃないですか!(大偏見)

とはいえ、クールなお方は、奥さま(美人)に対してもやっぱりクール。
「自決の用意をしておきなさい。死体が醜いのはいけない」
「あなたの心は何も感じないの。気になるのは、妻の死に方が醜いかどうかだけ」
感情に乏しい、むしろ感情を否定するシュアン団長さんは、感情豊かな人々が集う泥クジラでは特異点。
オウミとやり合った時の台詞も気になります。
「キミはちょっと厄介だから」
厄介とは、誰に、何に対して厄介なのか。
もしかすると、彼はアパトイアと何か関係があるのかもしれませんね。
スキロスの襲撃に際しては、あやしい行動をとってくれそうな予感が満々です。好きだなこういうキャラw

一方、感情に眼覚めたリコスは、チャクロに急接近。
古着を縫い直してプレゼントです。戸惑うチャクロに、気持ちを害した模様。
「嫌だったら着なくていい」
リコスちゃん、いきなりデレた!しかもツン入っています!
『やっぱり、心なんかジャマだ』
これぞ正しいツンデレ。正ヒロインの座も間近かな?

でも、われらがチャッキーは、死んだサミちゃんが忘れられない。
砂戻りの儀式から、彼女の面影に想いをはせます。
「サミ、忘れたことはないよ。これからもずっと覚えている。傍で見守っていて」
去る者は日々に疎し
死んだ人々は忘れられていくのが常道なのですが、場合によっては、ますます存在感を増していくこともある。
チャクロにとってのサミがそうです。
リコスの表情が曇りがちです。死んだ恋人には、どうやっても勝てませんから

やがて襲ってくるスキロスに、徹底抗戦を誓った新市長のスオウと泥クジラの人々。
しかし、長老会のラシャさまが、スオウやクチバを挑発していました。ただの仇討ちじゃないのか、と。
「おまえたちは戦えない。犠牲になるのはシルシの子供たちだけなんだよ」
確かに、子供が戦わなくてはならない戦争こそは「最悪の戦争」ですからね。
不吉なことしか云わないラシャさまですが、クチバの檄にかすかに微笑んだその真意は那辺にあるのか。気になるところです。

サイミアの強い者たちが、突撃隊に選ばれました。
ミッションは、艦内に潜入してヌース・スキロスを破壊し、スキロスを沈めること。
荒れ狂う砂嵐に紛れて、殺しが静かにやってきた。
スキロスとの戦いは、不穏な予感しかしません。
死亡フラグ立てまくってたキャラがいますからねえ。
ニビとかトクサとかw

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2017年11月 6日 (月)

クジラの子らは砂上に歌う第5話

スオウ「力を貸してくれるのですか」
オウニ「そうだ」
泥クジラの民「おおーーー!!!」
オウニ目立ち過ぎw
スオウ市長のデビューが、すっかり持っていかれました。これがヒーロー属性の強さなのか。

リコスの話によって、ようやくファレナの民の原罪が顕かになりました。
ヌース・ファレナは他のヌースとちがう。感情を食べられない。民がそれを望んだから。
帝国は、異端である泥クジラ=ヌース・ファレナを、砂の海に閉じ込めておくつもりだった。それがファレナの民の原罪。
リコスたち兵士は、ファレナは生き地獄だと教えられていた。非情な兵士に徹するための洗脳ってヤツですな。

さらに、この世界に関する有力情報が。
帝国の船は八つ。スキロスはその一つに過ぎない。
帝国と敵対する国の存在。彼らはファレナの存在すら知らない。
敵の敵は味方?

世界の総てが敵というわけではない。スオウは、そこに希望を見出そうとします。
私たちは生き延びられますか?この世界に仲間が見つかるまで?
リコスは、出来る限り協力すると云ってくれました。

Aパートは、泥クジラの内紛に終始し、目前に迫っているはずのアパトイアさんたちの襲撃なんて忘却の彼方、絶賛放置プレイ状態でした。
Bパートの、スオウ新市長の就任演説で、ようやく思い出してもらえたのです。
スオウ「(そういえば)四日後、再び襲撃があります
ないがしろにされたアパトイアさんたちの恨みは怖ろしいですよ?(笑)

リコスの話を踏まえて、スオウはさらに、帝国の陰謀についての洞察を働かせます。存在感を主張し始めたスオウ頑張れです。
「私たちの存在は、帝国にとって、消したい以上の意味が?」
特異点であるヌース・ファレナは、民の意志によって生まれたこと。
結果、感情を失うことなく、兵士なみのサイミアすなわち戦闘能力を駆使できるシルシが誕生したこと。
帝国が脅威を感じた真因は、その辺りにありそうです。

ユカイだったのが、態度のでかいクチバさん。スオウ新市長をディスって、「無能なら速攻解任」とか云ってますよ?
脳筋のマソオと仲良くケンカしてます。トムとジェリーみたいです。愛するタイシャ様を失った痛手から早くも立ち直ったのですね。善きかな善きかな。

薄情者め…(笑)

次回「明日、人を殺してしまうかもしれない」
不穏かつ意味深でイイですね。こういうハッタリは大事です。

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2017年10月30日 (月)

クジラの子らは砂上に歌う第4話

泥クジラ壊滅まであと一週間!

タイシャさまを失って途方に暮れるファレナの民。
彼らを率いる立場となったスオウは、次期トップとして悩みまくります。
どうしよう?どうすれば生き延びられる?

長老たち「おまえには、首長として皆を誇りある死に導いてほしい」

は?

スオウでなくとも納得いきませんよね。
そもそも、かつて流刑にされ、今また全員処刑されなければならない罪とは何なのか?
長老たちの発言も、その罪と密接に関連していると思われるので、気になるところです。
いずれにせよ、全員玉砕とかあり得ません。ニューリーダーとして、みすみす老害どもの言いなりになるわけにはいかない。
孤立無援のスオウは、認知きてる最長老さまを頼ります。ボケてもVIPですからね。
最長老は、脈絡ないながらも死にたくないと繰り返し、ファレナに訊けばいい、ファレナはすべて知っていると口走る。
「おまえは知らなくていい!」
長老たちにとって都合の悪い事実が秘匿されているのでしょう。口封じとして、スオウは牢に幽閉されてしまいました。

この物語は、オウミに代表される活劇ラインと、スオウに代表される平和ラインが拮抗しながら進行する構造。
これまでのところ、上手く伏線を張って、おもしろい物語になり得る「型」を造るのに成功しています。
ただ現下、キャラが立っているオウミに比して、スオウが脆弱なのは覆うべくもありません。

いや、平和路線はおいといて、活劇でいいとは思うんですよ。単純におもしろいし。
「キミはちょっと厄介だから」
チャクロたちを華麗にスルーした隻眼の最強団長が、オウミを通せんぼして、バトル勃発の予感。
サイミア能力合戦がインフレバトルにならないよう制御してくれさえすれば、能力バトルはアニメの華ですしね。
でももし、「戦争と平和」を両立させ、より重厚な物語を目指すのであれば、スオウの描き方を相当工夫する必要がありそうです。

泥クジラの存亡をめぐる冒険が物語の縦糸とすれば、横糸は主人公チャクロをめぐるヒロインたちの動向。
ギンシュ姐さんがサミちゃんの後を襲うかのように、チャクロにコナかけてきました。
おっぱい充実、姉御肌で、年上のくせにチョロ可愛いギンシュさんに本気で迫られたら、童貞チャッキーはひとたまりもないでしょう。
でも、幻想世界でサミちゃんに「お嫁さんになりたかった」って囁かれた彼は、生涯童貞の誓いを立てたりしてw

泥クジラ地下のダンジョンに潜入したチャクロたちは、不気味な形態の動力源(たぶんヌース)に遭遇しました。
ネリらしき少女もそこに。
まずは、物語を推進する原動力たるべき「ファレナの民の原罪」の謎が顕かにされるのを心待ちにしたいと思います。

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2017年10月23日 (月)

クジラの子らは砂上に歌う第3話

まさかのファレナ大虐殺!
サミちゃんも死んだ!
まどマギに続いて、3話目の不吉ジンクスが今ここに!

まさか、サミちゃんが…
前回の引きでは、重傷程度かと楽観していたのに。唐突感どころか、初手からこういう狙いだったんですね。演出、容赦ないです。
彼女が可愛らしく嫉妬していたのは死亡フラグだったのか。これは辛い。辛すぎます。

道化兵士のくせに、やることはエグイ。ファレナの民が、サイミア槍で次々と殺されていきます。
この非常事態にも、長老会は沈黙を守る。何故?
ファレナの民は罪人、異端者とか云われてるので、そのせいなのか。
サミ(金元寿子)に続いて、タイシャ(久川綾)さんもあっというまに退場。金元さんはソーマで再見できるけど、貴重な久川綾が失われるとは!
こんな無法を許していいのか!いち視聴者として、久しぶりにアツくさせられました。
前回までの牧歌的な調子をかなぐり捨てて、無機的に殺戮が進行していきます。視聴していて、単純に怒りが込み上げてきました。久川ロスした私怨も入ってますがw
そんな負の感情を代弁してくれるかのように、オウニが圧倒的なサイミア能力で、心のないピエロどもを返り討ちにしてくれた!
対蹠的に、タイシャの遺志を継いで無抵抗主義を貫こうとしたスオウは無力。
自警団の連中も、おい待て、ルールを守れとムダに繰り返すばかり。役立たずです。この辺、対比の演出が巧い。

リコスは、兄の命により、サンプル4番としてファレナに残されることに。4番ってことは、他に3人サンプルがいるのか…。
「おかしくなるのを見てる」って、どういう意味なんでしょうね。次回以降の展開が気になります。

狂気ピンクのリョダリが、憎々しさを撒き散らしてくれました。アパトイア(無感動)どころか、感情だだもれのADHD(多動性障害)くんじゃないですかw
リョダリを当てたのは、山下大輝28歳。レクリの颯太くんか!
今後、どれだけはっちゃけて物語を引っ掻き回してくれるのか、愉しみなキャラです。

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