2017年9月30日 (土)

地獄少女宵伽第12話(最終話)

Kaedekoroseru
Kaedekorosita
Nisino
Kaedegakuzen

#12「はぐれ稲荷」

「地獄少女宵伽」も、いよいよ最終回。
このエピソードは、地獄少女三鼎第9話に当たります。
「空気」な自分から逃れるために、当時でも古色蒼然、流行遅れだった「コックリさん」にのめり込んだ陰性少女、稲生楓。
偶然から、呪った教師が負傷し、すっかりクラスメートたちの注目を浴びた楓ちゃんですが、彼女にとって必然とも云える破滅が待っていました。

Kage
Syasin

今回、ターゲットの大学生は、写真とシルエットでしか登場しません。
流す理由は「ストーカーだから」だったのですが、ストーカーですらありませんでした。
依頼者の西野ちずるに「あいつ、消えちゃったんだってさ」って云われただけ。最後まで実体が視えませんでした。
楓ちゃん本人だけじゃなくて、対象者まで「空気」と化しているのは、あきらかに演出側の意図ですね。
まさに不条理です。そして、既視感ある不条理です。

地獄少女第10話「トモダチ
クラス全員を呪い殺そうとした詩織と、捲き込まれて赤い糸を引いてしまった主人公みなみの不条理。
地獄少女第23話「病棟の光
流す者が最後の最後まで登場しない。しかも流す理由すらないという不条理。

こうした不条理性は、「殺す者と殺される者」との関係性にまで行き着きます。
たとえば、現代の戦争においては、殺戮する相手の顔はまったく視えません。ただ発射ボタンを押すだけで、何百何千何万の人間を鏖殺できるのです。
通り魔事件もそうです。殺人犯の告白「誰でもよかった」に、思わず慄然とさせられることも、当今珍しくなくなりました。
作品は、その時々の世相を映す「鏡」となり得ます。
「地獄少女」は、「恨む相手を地獄へ送りたい」という人類普遍の負の感情をメインテーマに据えつつ、ヴィヴィッドな事象や事件を扱って、常に新しい。そこが大きな魅力の一つです。

私にとって、2017年夏期の大本命だった「地獄少女宵伽」。
ミチル編の新作6話に、回顧録6話。そして、わたなべひろしによる劇メーション。
十二分に堪能させていただきました。
地獄少女宵伽の記事を書くために、4年間休止していたブログを再開したようなものです。まさに、あいちゃんは私にとって起死回生の女神さまでした。
次の生存目標は、五期まで生き延びること。
地獄少女は私にとって「見果てぬ夢」になりつつあります。

地獄少女は滅びぬ。何度でもよみがえるさ
あいちゃんの力こそ人類の夢だからだ

昨夜放送された「天空の城ラピュタ」から、ムスカ様の名台詞を引用して、感想記事を終わります。

制作スタッフの皆さん、お疲れさま!そしてありがとう!

Kikuri




過去記事の再録】私も久しぶりに読み直しました。顔文字を多用してますねwおまけSSの付録つきです。

稲生楓(ささきのぞみ)空気なコックリちゃんです。
西野ちずる(喜多村英梨)性悪モードの亜美ちゃん@とらドラがここにも。
ささきのぞみって、らき☆すたのパトリシアだっけ?
思わず検索したところ、ハーフっぽい美人の画像が。
おおっ空気ちゃんどころか凄い存在感じゃないですか!あやうくギャップ萌えしそうになったのですが。
ごめん、グラビアモデルの佐々木希とカン違いしてた。(´∀`*)

「あのさ、呪いってできる?」
クラスメートからの頼みが、全ての始まりでした。

小学生の時は、いるのかいないのか分らない空気のような存在。
中学生になり、コックリさんに凝りだしてから、特異なキャラがみんなにも認められました。コックリさんは楓ちゃんの心の拠り所となったのです。

依頼は、生活指導の嫌な先生を呪ってほしいと。戸惑う楓ちゃんですが、軽い気持ちで引き受けます。
『はぐれ稲荷ゴンさま、よろしくお願いします』
ところが、先生は階段から転げ落ちてひどい捻挫。感謝され、尊敬される楓ちゃん。
本人が、いちばん驚いているようです。
「あんなので効くなんて…」

それからは、呪いの依頼殺到です。なぜか、彼女の呪いはことごとく大当たり。次第に自信を深めてきたところに。
とうとう、彼女を馬鹿にしていた西野ちずるから依頼が。ストーカー大学生が怖くてたまらないので呪い殺してほしいと。
殺しの依頼キタ━━━(゚∀゚).━━━!!!
報酬はスイス銀行へ…。( ̄m ̄=)プッ
案じるゆずきたち先輩の諫めにも耳を貸そうとしません。
「みんながあたしを頼ってるんです。もう、昔のあたしじゃないんです!」
階段の上から、きくりの警告。
「人を呪わば穴二つ。イッペン、死ンデミル?」

てっきり、追いつめられた楓が自作自演によって破滅するのかと予想したのですが、結末はある意味もっと陰惨でした。

期待に反して、何度呪ってもひとがたを突き刺しても、大学生は死にません。
いらつく西野から、脅迫まがいの督促が何度も。気の弱い楓ちゃん、必死に呪詛するのですが効き目がない。
「このインチキ!みんなにも教えてあげるわ、騙されないようにって」
「そんな…」
二度と空気には戻りたくない!思い余っての深夜のお百度参りです。
ふらふらになって、アパートまで見届けに。だがしかし、窓にはくだんの大学生の動く影が。
「うそ、まだ生きてるの?どうして死なないのよ!死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねええ!!!
どうやったら死んでくれるのよお!――そうだ、まだ方法はある、まだ間に合う」
携帯で地獄通信にアクセス、その場にあいと骨女が出現。
あいちゃんの訓戒も聞かず、藁人形をひったくる楓。やった!これで殺せる!
「怨みを晴らしたいと思うなら、その赤い糸を」
楓ちゃん、ヒモを引いてしまいましたよ!?
「みんなみんな見て、あたしが殺したのよ!」
狂気の表情で勝ち誇る楓。

翌日の教室。西野がしれっとした表情で現れ、あいつ消えちゃったんだってさと告げます。
ストーカーが消えてよかったねと返す楓ちゃんですが。
「ああ、あれ嘘。ちょっとキモいだけだったのよ。ストーカーって言った方がリアリティあるでしょ。それよりさあ、友だちがお願いしたいんだって。引き受けてくれるよね?また呪い殺してほしい奴がいるの」
「――!!」
楓のガクゼンとした表情がなんとも悲惨…。

空気のような存在から逃げたいばかりに陥った無限地獄。地獄流しは一回きり。後は……。
こっちの地獄の方が怖いかもです。((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル

今回、あいちゃんの決め台詞は強制終了。地獄コントも割愛で、ちょっと物足りなかった。
誰か、代りにやってくれませんか地獄コント?それは無理か。

だけど、ちょっとキモいだけで流されるなんてねえ。世のおたくな方々は、生きた心地がしないでしょうね。
まあボクなんかはぜんぜんOKだけどさ。
え?おまえだって充分資格がある?いやいやいや、あり得ないっすよそれ。こんなにも爽やかGUY(ぷっ)のボクですから。
え?恨みを持った奴が、すぐ近くまで来てるかもしれない?HAHAHA、まっさかあ。
ほら、窓の外を見てくださいよ。誰もいないじゃ

………ん?

街灯の下に人影が……

楓ちゃん

こっち見てるよ。あんなに必死な眼をしちゃって。ボクに気があるのかなあ、罪だなあボクって。
それにしても、手に持ってるアレは何だろう…。

うっそーーー藁人形!!???Σ(゚Д゚;

ちょおまww待てコラあっあっヒモなんか引いちゃだめえお嬢さん待ちなさいってキミ可愛いねボクと付き合わな違うごめん嘘です許してはやまるな話せばわか

恨み、聞き届けたり

(´Д⊂)

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2017年9月23日 (土)

地獄少女宵伽第11話

Yuzukiero
Yuzukiero01
Yuzukiero02

#11「籠ノ鳥」

ゆずき「好きって、いろんなかたちがあるって思うの」
明「違う!あの人は逃げたいんだ!」

確かに、奥さんは逃げてしまいました。
明少年の好意からも。

このエピソードは、地獄少女三鼎第2話に当たります。つまり三期です。
大雑把に括ると、一期は流される側に問題があった。ゆえに勧善懲悪。
二期は、前回の「黒の轍」にみられるように、流す側にも流される側にもそれぞれ事情がある矛盾を衝いた。
三期は、流す側にも大きな問題がある。
DV問題を取り扱った「籠ノ鳥」は、まさに典型的なエピソードでした。

ドメスティックバイオレンスが時に複雑な様相を呈するのは、暴力をする側とされる側に、奇妙な依存感情が生まれるケースがあること。
例えば、親に虐待された子供が、親を恨むのでなく、逆に庇うことがある。
おとうさん(おかあさん)は悪くない、きちんと従えない自分が悪いんだ。
小さな子供にとって、酷い親でも親は親。心の何処かで信じている。いや、信じたい感情がある。
暴力側が巧妙で卑劣なのは、「飴と鞭」を無意識的にも使い分けていること。
妻をさんざん殴りつけながら「これはおまえを愛しているからだ」と囁く。
ただ苛めるだけでなく、時に思いがけないプレゼントを与えて喜ばせる。
だから、妻は錯覚させられてしまう。
「このひと本当は、あたしを愛してくれてるんだ」
電器店夫婦のDVも、性的な要素が混在しているだけに、複雑な様相を呈している可能性が。
世慣れていない少年には、そうしたオトナの機微は理解の外でしょう。
いや、もちろんそんな歪んだ関係性を是認してはいけないのですが。

Akiranome
Okusanopai01
Okusanosiri
Okusanwaki
Okusanwaki01

さらに、少年自身のメンタルにも、実は問題があります。
奥さんへの同情なのでしょうが、そこには、思春期特有の、性的好奇心が入り混じった恋愛感情も隠されている。
覗きの場面とか、明少年が劣情を刺戟されている様子が視聴者にもはっきり分るように描かれています。
「明日、いらっしゃい」
少年に云い遺して、そのまま奥さん失踪。
分りやすい解釈は、高校生の明が年上の女性を護るなんて現実的には困難。彼の人生をも狂わせかねない。だから奥さんは姿を消した。
もっとうがった見方をすれば、明少年の「好意」自体が曲者。過度な好意や同情は、過度な保護者意識に繋がるから。

「この人は自分が護ってあげなきゃならない」
⇒「自分だけが護れる」
⇒「自分のもの

奥さんは、苛められる側に固有の鋭い感覚で、明少年の正体を察知し、危惧したのかもしれません。
この少年もまた、夫と同じに、いつか暴君に変貌してしまうかもしれないと。

Ai
Ai01_2

地獄コントはキレッキレでした。おもしろかった。
電器屋だけに、仕置きも電気仕様です。
「電気の使い過ぎだ!」
「これ以上…むり…」
ある意味、電器屋として本望かも。いや電器屋さんこんな死に方したくないかw

女性は征服されたがってるモノだと思い上がった世の男性たちに、ある辛口女性コメンテーターが鋭い舌鋒を飛ばしていました。
「男も、ツッコミされる痛さを一度経験してみればいいのよ!」
納得です。このコンセント地獄には慄然とさせられました。
でも、あいちゃんにツッコミされるならいいかもw(支配されてる

| | コメント (0) | トラックバック (3)

2017年9月16日 (土)

地獄少女宵伽第10話

#10「黒の轍」

Waanojiken
劇メーションは、きくりの不運から始まり、輪入道による本編への導入語りで終わります。
輪入道「あの事件、やっぱり忘れられねえなあ」

2006.12から2008.11まで、二年間ブログ休止していた時期に放映された話数です。
当時、視聴作品は激減していましたが、地獄少女二籠だけは観続けていました。
二期である「二籠」の#12に当たる「黒の轍」。
ああ、あれか。
すぐ憶い出せました。輪入道の過去が語られる「輪入道回」だったっけ。
「典型」を確立した一期を受けて、地獄少女という作品の方向性を模索していた時期の放映作品でしたね。

Hime

Honeiketeru

海辺の道路開発が進むなか、ただ一軒、ぽつりと残った古びた家があった。
独居老人、亀岡一人は、頑固に立ち退きを拒否している。
しかし、家は道路がヘアピンカーブに差しかかる直前にあり、非常に危険。
トラック運転手の伊藤道郎は、高校生の弟を事故で亡くしていた。
老人は、亡き妻や家にまつわる想い出ゆえに立ち退きを拒否していたのですが、立ち退き料吊り上げのために横車を通していると思い込んだ伊藤は、地獄通信にアクセス、老人を地獄流しにしようと。
しかし、彼が藁人形を手に入れたとき、老人は既に病死していた。
そして、遺された手紙により、老人の赤心があきらかに。
同時に、輪入道の回想も終わります。主人である姫君を護れなかった悔いが、永い時を経た現在でも、輪入道の心に刺さっているのですね。

「汚れたマウンド」の花笠や「昼下がりの窓」の戸高夫人は悪意の塊でした。ある意味流されて当然の悪行をおこなっており、勢い、一期シリーズ総体のテイストは勧善懲悪の趣があったのです。
ところが、亀岡老人は、どう見ても悪人らしくありません。頑迷かもしれないけれど、ふつうの老人です。
しかし、彼に悪意はなかったとしても、弟が事故死した事実は覆せない。行き場のない恨みを晴らすには、地獄へ流すしかない。弟を襲った悲劇を二度と起こさせないためにも。

Watomeru
Watometa

Ojou
Waojiuni

流す相手が死亡した場合、地獄契約はどうなるのか?藁人形は?
そういう意味でも、一つのテストケースでした。
しかし、伊藤の恨みが暴発!家に向かってトラックを驀進させます。
輪入道が止めた
ターミネーターみたいです。三藁パワーすごい。

あるじを喪った古家は、音も立てずに崩壊。あたかも鎮魂のように。
伊藤の恨みをも、静かに消し去りました。

あいちゃん「あるじの後を追いたかった?」
輪入道「そんなことしてたら、お嬢に逢えなかっただろう」
やりきれなさの内にも仄かな光を見せた本編の締め括りにふさわしい、情味の籠ったやりとりです。
幸薄かった姫への想いを遺しつつ、新たなあるじであるお嬢に仕えようという、輪入道の決意が窺えました。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2017年9月 9日 (土)

地獄少女宵伽第9話

#9「零れたカケラ達」

放映当時、はっきりとは視えていなかったことが、今回クリアに視えました。
cheppoこと深沢先生ですが、完全に茜ちゃんを誘導しているじゃないですか!
あのころは、茜ちゃんの自由意思による無理心中かと錯覚していたのですが、これ、cheppoによるマインドコントロールですよ!
罪が深いですcheppo…
だからこそ、三途の川で、あいちゃんが深沢をなじったのですね。
「先生、自分のしたこと、わかってる?」
物見遊山で地獄を覗こうとしたこともさることながら、結果として、茜ちゃんの人生すらも変えてしまった。
その罪は、重い。あまりにも…。

そして、新たなるコペルニクス的大発見。
茜ちゃんこそは、最高最良のメガネっ娘美人だったのです!(笑)
彼女って完璧ですよね。顔立ちが端正なので、笑ってよし、怒ってよし。かけてもよし、かけなくてもよし。
こっち方面には御無沙汰だった私ですが、眼鏡っ娘ジャンルにあらためてハマってしまいそう。

…だが不幸なアクシデントにより録画キャプ失敗、画像はなかったのです。
地獄より地獄的とはこのことだw



閑話休題(それはともかく)
以下、本放映当時の記事再現です。少し推敲しています。
地獄少女第12話に当たります。

これはもう、ドラマ「高校教師」路線を狙った心中ものですな。
アネモネこと沢井茜。ひっきーです。友情もないくせに漫然とつるんでいるクラスメートたちの偽善者っぷりに絶望し、登校拒否。
cheppoこと深沢先生。毎日のように茜を訪問し、ドアをドンドン叩いております。熱血金八先生というよりストーカーっぽいです。うざい先生をいっそ地獄送りにしようと、アネモネさん、あいちゃんを呼び出してしまいます。
しかし、アネモネは何となく分るとしても、cheppoって何ですか。
中の人の千葉進歩さんのハンドルだとか?

ある朝のこと。強引に部屋に入ってきた先生に問いつめられ、茜は本心をぶつけます。
「先生があたしを登校させようとするのは、自分のためなんでしょう?」
そんな彼女の非難に、先生は意外にも全てを認めます。
教頭から叱責され、とても辛いこと。不登校を放置する位なら、いっそ退学に持って行けとまで言われていることを。
本音でぶつかってきてくれた先生に心を動かされ、ひさしぶりに登校する茜。
不幸な偶然から、彼こそが、唯一心を許していたメル友のcheppoだと判明。
同時に、茜ちゃんが彼を呪おうとしていたことも分ってしまいます。

しかし、先生の反応は全く思いがけないものでした。
「俺を地獄送りにしてくれないか?」
壊れていたのは先生の方でした。崩壊しているクラスにも、教頭の叱責にも、もう耐えられなくなっていたのです。
弱い、弱いなあ…。
そんな先生に、茜は心を動かされます。
同情?それとも愛情?
背中を押されるようにして、ついに人形の糸を解いてしまいます。
「恨み、聞き届けたり」って、えー?
いや別に恨みじゃないのでは。この辺、輪入道の仕事もやっつけでお役所っぽいですなw

三途の川の渡し舟で、地獄少女から茜の覚悟を知った先生、ただ涙を流します。
「後からわたしも行きますから、待っていて下さい」
まさに後追い心中です!
「高校教師」のテーマ曲「ぼくたちの失敗」が流れてきそうなイイ場面でした。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2017年9月 2日 (土)

地獄少女宵伽第8話

#8「昼下がりの窓」

Soune

「納得できない!」
「そうね。でも、だから私がいるの
初期あいちゃん超クール!

今回の劇メーションでは、きくりの謎はついに分らずじまい。
本編のイントロとしての役割を果たしていましたね。

「昼下がりの窓」は一期の第6話。
以下、本放映当時の記事です。

Siawwaseoyako

Rape01
Rape02
Rape03

放送コードに引っかかって深夜送り(笑)にされたといういわくつきの回です。
安田ママレイプシーンもなかなかでしたが、それよりも、戸高ママの黒下着と一目連との濡れ場の方が数倍えろい感じでした。
三途の舟での大股開きも、もう(*´Д`)/lァ/lァもの。確かに、トシの割にえろえろな体ですしね。

Ero01
Ero02
Mamakowai

Haruka00
Haruka01

愛欲の地獄に向けて、戸高ママいやな精神崩壊状態でした。
ラストには、遥ちゃんの清純シャワーシーンのオマケ付。
…今回、えろいしか言ってませんね私。

しかし、遥ちゃん可哀そすぎ。
ママに笑顔が戻ったのは嬉しいけど、リバウンドが過ぎて、何だか戸高さんの後継者となってしまった気配。
ユリアちゃんいじめられまくりっぽいです。遥ちゃんはともかく、もと子分の二人組ならやりそうですよね。
この結果を得るために、自らの地獄行きを賭けたのだろうか。
『たぶん、今は幸せなのでしょう。ひょっとすると、一生このまま幸せなのかも』と自分に言い聞かせる姿が実に痛々しいです。
同じ遥でも、でぼちん遥なら地獄少女に頼らなくても戸高組なんか一撃で壊滅させたろうに。残念です。
団地(社宅)での怖い隣人ものって、以前に高橋留美子劇場にもあったけど、画風の違いもあって、こっちの方が数段コワイです。

遥ちゃんの中の人は斉藤千和。見事なまでの被害者声です。
安田ママは伊藤美紀、おっかない戸高ママは篠原恵美。時代を感じますな。

いろいろ当時のことを思い出させてくれる、懐かしいエピソード話数でした。
新たに画像キャプを追加
また思いついたら追記しますね。

追記

地獄よりも地獄的

芥川龍之介「侏儒の言葉」のエピグラフ「人生は地獄よりも地獄的である」に典拠するこの表現が好きで、たびたび引用しています。
今回の「昼下がりの窓」は、まさに「地獄よりも地獄的な」エピソードでした。

地獄流しや仕置き自体、もちろん怖いのですが。
何よりも恐ろしかったのは、戸高さんの取り巻きである母親たちと、その娘たち。
かれらモブの、見事なまでの無定見な付和雷同っぷりに、髪の毛が一本立ちするような恐怖を感じました。
大衆の悪意は方向性を持たず、限度がない。
ゆえに、悪意や暴力が、どういうきっかけで、いつなんどき自分にふりかかってくるか、全く分らない。これほど恐ろしいことはありません。

さらに恐怖を覚えたのは、優しかった安田ママが、当然のようにして戸高ママの後継者にすりかわっていること。取り巻きママたちもまた、当然のごとく後ろに控えて、戸高ママのときと同じ悪意を発散しています。
まるで、悪夢の二重像のように。
ママの笑顔を取り戻すために自らの地獄行きを賭けた遥ちゃんも、これでは救いがありません。物語は苦い味をのこして終わります。

「地獄少女」の人気が不滅なのは、ホラー要素のみならず、人間性の深淵を剔抉する容赦ない筆致にあるのだと、あらためて確認できた、鬼気迫るエピソードでした。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2017年8月26日 (土)

地獄少女宵伽第7話

Ai001
Ai002
Ai003

今夜から、回顧録セレクションが始まりました!
初期あいちゃんを堪能できた!やっぱりいいなあ…。

第一弾は「汚れたマウンド」。
まだ第一期の3話め。アニメ「地獄少女」としての作品パターンを確立しようと模索している時期の作品です。
前回も書いたけど、甲子園が終わって昂奮さめやらぬこの時期に、高校球児ネタを上手くアテてきましたねw

物語は、典型的な勧善懲悪。布置としては分りやすいです。いや待て、勧善は全くなかったw
プロ球団からも引く手あまたの超高校級ピッチャー、花笠。
傲慢きわまる俺様キャラですが、そんな彼の力を借りてでも甲子園に出場したい、岩下や室井たち。
特に室井は、花笠にバットで腹をどつかれても、じっと我慢の朴訥なイガグリ頭くんです。
ところが、その行為が直接の原因で、室井が急死!
すべての罪を押しつけられた岩下は、窮地に立たされます。
ところが、花笠は平然たるもの。室井の死のお蔭で大会出場停止になり、むしろ肩を温存できてラッキーだったとまで嘯く。
激昂した岩下が地獄人形の赤い糸を引いた!

画面は急展開し、地獄の里の抒情的な映像に。
「あい、長襦袢を置いておくよ」
「ありがとう、おばあちゃん」
あいちゃんのしっとりした禊シーンから、一転、輪入道の火車による華麗なる出撃!

Siokigaikotu
Siokikudakeru

Jigokunagasi00
Jigokunagasi
Jigounagasiaityan

じっくり魅せる仕置きの場面!
シメは、三途の川の舟の上で、地獄流しの仕上げ。

ありがとう!これでこその地獄少女です!

Geki01
Gekioden

そして、新機軸は、わたなべひろしによる「劇メーション」。
今回は、おでんネタでした。もっくんの袖をひたすウインナおでんがとってもシュール。
地獄少女には昇格できなかったきくりですが、三藁たちとのコントが活き活きしています。
本編が陰鬱なだけに、この幕間劇って何だかホッとします。いいアントレですね。

次回はあの問題作「昼下がりの窓」。愉しみです。

【余談】
花笠って、名前がいいよね。私世代は「巨人の星」の「花形満」をすぐ思い出してしまいます。
思えば、花形満も破天荒なヤツでした。
いくら父親が花形モータースの社長とはいえ、中学生の身でスポーツカーを乗り回して球場に颯爽と乗りつけるとかありえませんw
わざとピッチャー返しを狙って打球をぶつける「ノックアウト打法」に至っては、危険球どころじゃありません。あきらかに傷害行為です。
出場停止、下手すれば球界永久追放ものですよ?
それが、最後まで星飛雄馬のライバルとして君臨し、あまつさえ、永遠のマドンナ、明子ねえちゃんと結婚までしちゃうんだもんなあ。
花形に比べれば、花笠なんてまだカワイイものだって気がしてきました。

永遠のリア充キング花形満と、地獄に流された凡人の花笠に乾杯です。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2017年8月19日 (土)

地獄少女宵伽第6話

Mitirujigoku

Tengoku
Ainiha

天国?」
「そうか、あいには分らないね

何このミチルちゃんの上から目線w
あいちゃんを軽んじるなど、一期からのあいちゃんストーカーファンであるボクが許さないぞ!
ってのは冗談ですが、まさかこう来るとは思いませんでした。

このご時世、地獄少女ダブルキャストってのはアリかなとは思っていましたが、栄えある地獄少女二代目を襲名したミチルちゃんが、まさか天国を語るとは…。

自分を流してほしいと懇願する理生くん。
「地獄少女。ぼくを地獄へ流して。苦しそうなおとうさんとおかあさんを見てられない」
「自分で自分を流すことはできないわ。天国で会いましょう」

天国と地獄二択もアリですか!

一期の感想記事で、地獄少女のライバルとしての「天国少女つぐみちゃん」なんて冗談を飛ばしたことはありますが、よもや本当に天国少女とは。しかも兼任とは。
ここは大事なところなので、四期の新作はこれで終了としても、いつか闡明してほしいところです。

Yamawara
Kikuri

きくりは、また栄転を見送られてしまいました。
なりたい人よりならせたい人」。これ、人事の鉄則です。地獄少女の地位に恋々とするきくりよりも、ミチルちゃんがふさわしいと判断されたのですね。
つか、山童が「お世話になりました」ってお嬢の元を辞してミチルちゃんに再就職するシチュに吹きました。
彼って、地獄少女の政策秘書みたいな存在なんですかね?
英国には「キングメーカー」って言葉があって、歴代の王様を擁立してきた陰の実力者、裏で暗躍するキーマンを指すのですが、山童はさしずめ「地獄少女メーカー」なのでしょうか。

あまりにビックリしたので、本編のお話がすっ飛んでしまいましたよ。
ミチルを決意させたのは、藍原唯と吉岡哲哉との真剣な思いだったので、このエピソードは重要です。

唯の父親は中華料理屋さん。出前の途中で、泥酔したドキュンリーマンである木暮に非道い暴行を受け、植物人間と化してしまう。
彼女は、木暮の会社の社員食堂に勤めつつ、犯人の正体を探っていたのです。
いつか、哲哉と心を通わせるようになり、婚約までします。
ところが、彼は何と、木暮とつるんでいた五人の一人で、現場にもいた!
唯の決意を聞いて、彼女を地獄に落としたくないがゆえに、警察にすべてを話して木暮を断罪しようとする。
しかし、哲哉を思う唯は、あえて地獄流しを決行。
そして、お待ちかねの仕置きタイム中華バージョン。ここは素直に愉しむところです。

ずっと、哲哉の胸の地獄マークが気になっていたのですが、妹をレイプされた復讐を遂げていたのですね。
そうなると、既に地獄落ち確定の哲哉を唯さんが庇う意味があるのか微妙なのですが、それはそれでまあまあまあ。
自ら手を下したかったということなのかな。全てが終わったあと、おとうさんの生命維持装置を停止させた彼女のキモチは、復讐の成就のあらわれだったのか。

次回からは蚕六。いやさ回顧録
まずは「汚れたマウンド」です。
甲子園たけなわ。しかも、巨人の山口投手の暴行事件もクローズアップされてるいま、絶妙のタイミングですなw

追記
「さよならは云ったはずだ 別れたはずさ」
装甲騎兵ボトムズの歌詞ですが、いまの私の気持ちにピッタリです。

次回からは回顧録。全放送終了後にあらためてご挨拶はしますが、まずは宵伽、これにて落着。
あいちゃんや、特にミチルちゃんとは、しばしのお別れです。
「警官にさよならを云う方法はいまだに発見されていない」
これは、レイモンド・チャンドラーのハードボイルド名作「ロング・グッドバイ(長いお別れ)」)の有名な結びの一節。
探偵フィリップ・マーロウに倣びて、私はこう云いたい。
地獄少女にさよならを云う方法はいまだに発見されていない

あいちゃん!とりあえずパチスロで逢おうね!
もういっぺん遊んでみる?ってお誘い台詞がちょっと怖い…

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2017年8月12日 (土)

地獄少女宵伽第5話

Onnnenhonoo
Jigokusyoujo


#5「風の歌が聞こえる」

ミチルちゃん、地獄少女を拝命
しかも、あいちゃん自らのご指名です!

3期の掉尾で、ゆずきの魂を救うために、きくりを差しおき地獄少女を請け負って、永世地獄少女に昇格したかに思われたあいちゃん。
ここに至ってミチルを指名してきた本意は何処にあるのでしょうか。

今回のエピソード、既視感ありましたね。
あいちゃんもゆずきも、おぞましい悪意によって追い込みかけられた挙句、怨念が凝って地獄少女と化した。
寒河江ミチルも、理不尽きわまる悪意から、不幸な事故を経て一家が破滅。
お話の暗さに合わせて、悲惨映像もてんこ盛りでした。怖ろしい…。

Jiko01
Jiko02hisan

Ike01
Ike02hisan


ミチルちゃん一家は、長屋住まい。デモクラシー華やかなりし頃ということで、時代設定は大正か昭和初期かな。
それにしても、いくら逆恨みの末とはいえ、ミチルを土蔵に閉じ込めるとか口封じで一家もろとも焼殺とか、この連中サイコとしか云いようがありませんな。
温厚な私でも、こんな奴ら燃やしちゃいますよ?w

地獄少女の力を、世直しのデスノートとして使役しようとしたゆずき。
ミチルも、罪のない人を地獄流しなんかにさせちゃいけないと訴えるところは、ゆずきと似ています。
ならば何故、ミチルが指名されたのか。

地獄少女になりきれるかどうかは、恨みの激しさ罪の深さによるのかもしれません。
あいちゃんは、好きだった仙太郎の背信や、無残な生き埋めへの怨念が凝って、炎の力により村を全滅させました。
ミチルもまた、断末魔の怨念から生じた業火の力により、町を滅ぼしました。
黙って静かに死んでいったゆずきとの決定的な差は、そこにありそうです。

「罪を償わなければならない」とあいちゃんはミチルに告げています。
恨みを暴走させたこと自体が罪なのか?だから地獄少女として、この世の地獄をみつめ続けなければならないのか?
考えさせてくれる作品です。

次回「あやおり」。
すべての答えはそこにあるのでしょうか。

Kikuri01
Kikuri02

つかのまの癒し映像です

コミケグッズ、初日完売だったみたいですね。すごい…。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2017年8月 5日 (土)

地獄少女宵伽第4話

#4「わたしを深く埋めて」

Tugumi01
Tugumi02
Tugumi03

つぐみちゃんが帰ってきた

これは嬉しい!懐かしすぎて、涙腺がうるんじゃいました!

介護士としての初めての職場がここだとか。いつのまにか、学校医からとらばーゆしていたんですね。
未来の破局が幻視できるつぐみちゃんの能力は健在。
それに呼応するかのように、謎少女のミチルも出現。
「あなたには、見えるの?」
つぐみちゃん再見は、ちょっとだけよの視聴者へのサービスなのか。ミチルを軸として、お話に積極的にかかわってくるのか。気になるところです。

地獄流しのかたちを借りて、つねにアクチュアルな現実を剔抉する「地獄少女」。
今回は、介護問題に切り込んできました。

依頼人は、窪田さくらさん。介護施設「うつくしの館」の入所者。地獄流しが一人だけというなら、流されるべきは極悪非道な館長の矢野原冴子と思いつめています。
「まあ。閻魔様が、こんなに可愛らしいなんて」
さくらさんも可愛らしいおばあちゃんですよ?

今回の地獄流しの背景となっているのは、高齢化社会のなかでの介護施設の質の低下。
施設内での、介護職員による虐待の日常化が、まず描破されます。
徘徊するからといって、暴力的にベッドに縛りつける。
わざと突き飛ばして、冷笑的に吐き捨てる。
「あーあ、また徘徊が一人ふえたか」

閉鎖空間ともいうべき施設内での人間関係。
芥川龍之介の小説の表現を借りれば「地獄よりも地獄的な」光景が。
昨年、相模原市で起こった、記憶も生々しい、職員による恐るべき大量殺人を想起しました。
前回に続いてまたも泥沼なお話か?って思ったら、
輪入道とさくらさんの心の交流を絡めて、けっこうソフトな流れがしばし続きます。

矢野原グループ会長の娘、冴子が館長をつとめる「うつくしの館」は、フラグシップな最先端の介護施設というふれこみです。福祉産業に積極展開をはかったあそことかあそこの企業グループを思わせるのはご愛嬌ということで。
「高級姥捨て山」ってきくりがあっさり喝破しました。そのとおりなのですが。
介護施設調査などの経験からいえば、それはいささか微妙な問題。
介護保険が導入されても人件費がペイし切れないとか、地価の高さや周辺問題から都心より遠く離れた場所にしか施設をつくれないとか、さまざまな要因が内包されています。
最後はやはり、人の心の問題になってくるのかも。さくらさんの諦念に充ちた述懐が心に沁みます。
「介護する人もされる人も一緒なの。みんな、それを忘れてしまうのね」

輪入道の老いらくの恋の描写が続いたのちに。
さくらさんが、とうとつな認知症?
「俺が判らねえのかよ!」
驚き騒ぐ輪入道に、つぐみは冷ややかに云います。
「さくらさんはきっと、地獄流しのことも忘れてしまった。あなたはそれでよかったのでしょう?」

しかし、それは佯狂。なぜ、認知のふりをしたのか。
館長たちを油断させるというよりは、人生の最期に人を呪っていいものか躊躇っていた彼女自身の倫理感を忘れるためだったのかもしれません。
桜の樹の下には、たくさん死体が埋まっているんだって
「許してください。これで必ず終わりにします」
つぐみが取り出したボイスレコーダーの意味は?告発の証拠?

告発メモをめぐって、館長たちによる狼藉!
さくらさんが、ついに藁人形の糸を引いた!
「最後に人を呪った私のなきがらは、どうか深く埋めてね

Sakuranokino
そうか。
「わたしを深く埋めて」は梶井基次郎「桜の樹の下には」繋がりだったのですね。

Sioki01
Sioki03
Sioki04
Sioki05
Sioki06

さあ、恒例の仕置きタイムです。
折り紙のように折りたたまれた矢野原館長。
骨女が耳元で大声で喚き立てます。
今日は何日ですかあ!?」
確かにこれって拷問w
認知症テストの典型だけど、どこか非人間的な感じがぬぐえません。



水樹奈々ちゃんおひさしぶり

さくらさんは高橋ひろ子さん。民江さんは藤夏子さん。
ともに「メカンダーロボ」「ポリアンナ」などで接点があったベテラン声優・女優さんたちですね。
ゲスト声優さんも、地獄少女を観るたのしみの一つです。

次回は「風の歌が聞こえる」。「風の歌を聴け」なら村上春樹ですが…。
ついにミチルの秘密があかされるのか?

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2017年7月29日 (土)

地獄少女宵伽第3話

#3「いつか誰かが…」

Arinagoukan

「みんな死ねばいいのに」的な救いのまったくないお話
つか、ゴーカンされる亜里奈ちゃん役が「おのののか」って何なのw

暗黒きわまるエピソードでしたね。
家族関係が最悪で、一家離散寸前の長田一家。輪入道が「地獄よりも地獄みてえな家庭だな」って嘆いたとおりです。
そりの合わない祖母と母。まず母が、祖母を地獄流しに。
そうこうするうちに、従兄の義則が一家の姉の亜須加繋がりで、家出して転がり込んでくる。
こいつがアタマおかしいドキュン。
オレ傷ついたんですけど!が口癖で、すぐブチ切れて暴力をふるう。
日和見な両親は逃げてしまい、取り残されたいたいけな兄妹たち、亜希良と亜里奈。
ついに破局が。妹の亜里奈ちゃんが、義則に犯された!
憎いアイツの地獄流しを決心した亜希良くん。
ところが、亜須加にいじめられていた三上が、実はすでに姉を流す気でいた。

Nagasu
二人は意気投合。ユニゾン的に藁人形の糸を引いて、ドキュン連中を流します。

Huusen
Ippensinndemiru
地獄コントがテンポ早くて、あっという間でしたね。ふうせんパチンがひどいw

今回ばかりはミチルの云うとおりかな。
「いつまで続けるの。こんなこと」
救いのないところに救いを求めて、思わず声優陣に眼が行ってしまったという次第です。
そうかあ、あの声って、おのののかなのか…。

三上と組んで、世直しめいたことを始めたらしい亜希良ですが、やり方が穏やかじゃありません。
どっかの小屋に女子高生を拉致してますよ?

Gal01
Gal02
Natanokogiri

「どうしても反省はしないようだね」
「死体さえ残らなければ、殺人罪に問われることもないそうです」
って鉈と糸鋸なんか取り出してナニするの?
「亜里奈。おまえのような子を一人でも助けるために僕はやるよ」
意味不明だしw
緊縛された少女はいかにもギャルっぽい子。
そうか、三上をいじめていた連中の一人なんですね!
ふしだらを粛清して世直し、って思い込みなんでしょうか。ロジックの飛躍がありまくりです。ちょっとこの結末は苦しかったかな。

ミステリ風味の濃厚な話数でした。
罪の客体、つまり死体がなければ殺人罪に問われないって発想とか、亜希良くんが平田おばさんや秋山に提案した「代理流し」のアイデアとか。
「自分が地獄に落ちたくないんでしょ?」って平田さんに却下されたけど。
「両親たちを流してくれれば、交換であなたの憎い人を僕が流してあげますよ」って提案すれば、「交換流し」という完全犯罪が成立したかもしれませんね。
まさに、パトリシア・ハイスミス原作ヒッチコック監督の「見知らぬ乗客」的完全犯罪ということで。

次回「私を深く埋めて」
「寂しい草原に埋めないで」って旧い歌を思い出しました。

| | コメント (0) | トラックバック (4)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

このはな綺譚感想 エロマンガ先生感想 キノの旅感想 クジラの子らは砂上に歌う感想 ブレンド・S感想 ヴァイオレット・エヴァーガーデン感想 地獄少女宵伽感想 少女終末旅行感想 食戟のソーマ餐ノ皿感想 魔法使いの嫁感想 はじめてのギャル感想 アリスと蔵六感想 サクラクエスト感想 ナナマルサンバツ感想 プリンセス・プリンシパル感想 武装少女マキャヴェリズム感想 異世界食堂感想 賭ケグルイ感想 地獄少女感想 深夜アニメ感想 SS 009-1感想 Angel Beats!感想 ARIA感想 DARKER THAN BLACK感想 Dororonえん魔くん感想 Fate/Zero感想 HUNTER×HUNTER感想 IS <インフィニット・ストラトス>感想 K感想 LUPIN the Third 峰不二子という女感想 NHKにようこそ!感想 NOIR(ノワール) STEINS;GATE感想 TARI TARI感想 UN‐GO感想 WORKING!!感想 WORKING'!!感想 あそびにいくヨ!感想 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。感想 うさぎドロップ感想 うぽって感想 うみものがたり感想 お兄ちゃんのことなんか感想 かなめも感想 かんなぎ感想 けいおん感想 けいおん!!感想 この中に1人、妹がいる!感想 これはゾンビですか?感想 ささめきこと感想 さんかれあ感想 じょしらく感想 そふてにっ感想 そらのおとしものフォルテ感想 そらのおとしもの感想 それでも町は廻っている感想 ちはやふる感想 ちょこッとSister感想 つり球感想 でぼちん とある科学の超電磁砲感想 とある魔術の禁書目録感想 となりの怪物くん感想 となグラ!感想 とらドラ!感想 はなまる幼稚園 ひぐらしのなく頃に感想 まりあ†ほりっく感想 みつどもえ増量中!感想 もやしもんリターンズ感想 アクエリオンEVOL感想 アクセル・ワールド感想 アニメ アマガミSS感想 アマガミSS+感想 イクシオンサーガDT感想 ウィッチブレイド感想 エウレカセブンAO感想 カオスヘッド感想 カンピオーネ!感想 キディ・ガーランド感想 ギルティクラウン感想 クイーンズブレイド感想 グルメ・クッキング ゲーム ココロコネクト感想 サイコパス感想 ジョジョの奇妙な冒険感想 ストライクウィッチーズ2感想 セキレイPE感想 ゼロの使い魔感想 ソラノヲト感想 ソルティレイ感想 ソードアート・オンライン感想 ダンタリアンの書架感想 デュラララ感想 トータル・イクリプス感想 ドルアーガの塔感想 バカとテストと召喚獣 バカとテストと召喚獣にっ感想 バクマン。感想 バクマン。2感想 パソコン・インターネット パンプキン・シザーズ感想 ファントム感想 フラクタル感想 フリージング感想 ブラックロックシューター感想 ブラック・ラグーン感想 ペルソナ4感想 マギ感想 モーレツ宇宙海賊感想 ヨスガノソラ感想 ヨルムンガンド感想 ライドバック感想 ラストエグザイル―銀翼のファム感想 ラーメン リトルバスターズ!感想 レベルE感想 ロボティクス・ノーツ感想 一騎当千XX感想 世紀末オカルト学院 中二病でも恋がしたい!感想 伝説の勇者の伝説感想 侵略!イカ娘感想 侵略!?イカ娘感想 俺の妹がこんなに可愛いわけがない感想 偽物語感想 僕は友達が少ない感想 君に届け2ND感想 君に届け感想 咲-Saki-感想 咲-Saki-阿知賀編感想 坂道のアポロン感想 境界線上のホライゾンⅡ感想 境界線上のホライゾン感想 変ゼミ感想 夏目友人帳参感想 夏目友人帳肆感想 夏色キセキ感想 夢喰いメリー感想 大正野球娘感想 宇宙をかける少女感想 戦姫絶唱シンフォギア感想 探偵オペラミルキィ・ホームズ第二幕感想 文化・芸術 日常感想 映画・テレビ 書籍・雑誌 未来日記感想 機動戦士ガンダムAGE感想 氷菓感想 海月姫感想 涼宮ハルヒ感想 灼眼のシャナⅢ(Final)感想 狼と香辛料感想 生徒会役員共感想 異国迷路のクロワーゼ感想 祝福のカンパネラ感想 神のみぞ知るセカイⅡ感想 神のみぞ知るセカイ感想 神様のメモ帳感想 神様ドォルズ感想 絶園のテンペスト感想 聖剣の刀鍛冶感想 聖痕のクェイサー感想 舞-乙HiME感想 花咲くいろは感想 輝きのタクト感想 輪るピングドラム感想 這いよれ!ニャル子さん感想 鋼の錬金術師感想 閃光のナイトレイド感想 電波女と青春男感想 青の祓魔師感想 静留×なつき 魔法少女まどか★マギカ感想 黒神感想 Aチャンネル感想 Another感想 B型H系感想 CANAAN感想 GOSICK感想 NO.6感想 WHITE ALBUM感想