絶園のテンペスト第9話感想
#9「彼氏」
これって、もしかしてパスティーシュ?
スタッフが、視聴者をからかって愉しんでる?
演劇文法の引用が極端にまで推し進められて、もうまるで冗談にしか見えません。
吉野が、左門の位置に取って代わり、何喰わぬ顔で主導権を握る。曰く「人物の位置取りによる立場の暗喩」。
左門の自問自答が空転しているさまを、テンプレな抽象的バックにより分りやすく表現。曰く「心理表現の視覚化」。
どっちも殆どギャグですがw
前回のは、たまたま「試用」しただけかと解釈していたのですが、今回ので、確信犯だと理解できました。
これほどあざとい演出に喰いついて、真剣に映像考察した人がいるなら、とんだ道化者ですねw
こんな陥穽が仕掛けられるとは思いませんでした。いや、危ないところだったw
アニメ作品は、あくまでも総合体として視聴したいので、ふだんは作画や演出を過剰に気にする事はないのですが。
さすがに、EDのスタッフロールをまじまじと凝視してしまいました。
「絵コンテ・演出 安斎剛文」
CANAANやAngel Beatsにも関わっていたのか。
作風など詳細は知らないのですが、只者でないという勁い印象を享けました。
次回「タイムマシンのつくり方」
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