境界線上のホライゾンⅡ第13話(最終話)感想
#13「境渡りの欲深き者達」
アルマダの海戦も、愈々佳境に。
「境界線上のホライゾン」の妙味は、よく注力された戦闘場面にせよ、肩の力が抜けた宴会場面にせよ、総体に「祝祭気分」が漲っていることだと思います。とにかくたのしい。
そして、ロボを描かせたら無双のサンライズの作画が、格好の場を得て、冴えまくっていました。
象徴的だったのが、ツヴァイフローレンの復活です。
よく動いて、よく巨大ロボしています。
従来のロボ物の文脈が古びて、ジャンル自体が衰退しつつある昨今、「ホライゾン」という新たな起爆剤が、伝統の巨大ロボ戦闘に、新たな意味と力を与えてくれたのかもしれません。
ヘルリッヒ!
必殺技を連続で叫ぶのが、迚も心地よかったのも久しぶりでした。
アデーレも頑張る。
考えあぐねた挙句、総長であるトーリを頼ろうとする気持ちが兆します。
「どうすればいいんでしょうか」(トーリをチラ見)
「にん♪」
「(ため息)自分で考えるしかないですよね…」
武蔵の勝利条件を満たすために、いま必殺の後方宙返り!
サン・マルティンの背後を取ることに成功しました。
須臾の隙を衝いて、ホライゾンが悲嘆の怠惰を発射!
しかし、嫌気の怠惰でフアナが迎撃!サポートも入って、押し返そうとします。
形勢不利と看てとったホライゾンは、さらに、拒絶の強欲を取り込んで感情発露、駆動させます。
この辺の形而上的メタフィジックな戦闘を理解するには、ある程度の思考訓練が必要でしょうね。
とはいえ、分らなくても楽しめるのが、「ホライゾン」の凄いところなのですが。
間隙を縫って、サン・マルティンからの砲撃!
しかし、メアリのエクスカリバー・コールブランドが打ち消した!
このイフェクトは案外地味でしたが、威力の片鱗を見せた感じ。
本多・正純が、英国の助力により歴史再現がなされ、武蔵の勝利条件を満たしたと、アルマダ海戦の終結を宣言。
Bパートは、一気に祝祭気分に溢れかえります。
喜美さん、ミトさん、浅間さんによるガールズバンド。「きみとあさまで」というらしい。うまい!座布団5枚!
おや?トーリが服を佩用に及んでいますよ?
全裸じゃないトーリは、魅力が半減です。とか言ってる私のアタマがおかしくなってきているようですw
その代りというか、「裸でないと眠れない」メアリが、点蔵の眼の前で、どんどん全裸になっていきます。
同じ全裸なのに、かたやむさくるしく(笑)、かたや神々しい美をたたえているとは…。
いや眼福でした。傷有り殿ありがとう。
アルマダ海戦の敗忸により、襲名解除され、今は、ただの立花・宗茂。
「一緒じゃいやだ。いつまでも一緒でいたい」
まさに殺し文句です。金髪伊達男はひとあじ違いますね。
メアリや、立花・宗茂と誾が参入し、武蔵は、どんどん強化されています。
「私、点蔵さまのそばで、幸せに咲こうと思います」
スコットランドに咲いた名花は、枯れずに済んだのですね。
ネイトのママはビッグママ?(お胸が)
「貧乳回避」のネイトさんとは格がちがいます。でも、ママがビッグカップなら、ネイトにも望みがあるということかな。
新たなキャラが、続々と参入してきましたね。
これは、3期への伏線でしょうか?だったらいいな。
ホライゾンは、これからも感情を回収してゆく。その過程で、トーリに迷惑をかけるかもしれない。
「そのとき、あなたは泣いてくださいますか?」
「ホライゾンには泣かされてきたからなあ♪」
「…境界線上ですね」
境界線上のホライゾン、2期のカーテンフォールです。
サンライズお疲れさま!その膂力は、この眼でしかと見定めました!
原作と制作との、幸福な結合。そんな出逢いのすばらしさを、あらためて満喫した思いです。
3期にも、充分に期待していますよ?
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