ココロコネクト第13話(最終話)感想
#13「この五人がいれば」
伊織ちゃんは、ママを護るために。
ママは、伊織ちゃんを護るために。
全てはすれ違いだったとは…。
('A`|||)
「でもこれは、あたしの問題だから」
「あたしが、もっと上手くやっていれば」
あくまでも頑なな伊織ちゃんに、ハラハライライラさせられっ放しだった、暫定最終話。
お話を盛り上げるための手法とはいえ、独りでアパートに戻ろうとする伊織ちゃんの身の上を、本気で心配してしまいました。
結果は、なあんだです。
伊織ちゃんとママが意思疎通さえしていれば、さっさと解決できた問題だったんですね。
いなばんじゃないけど、「ちゃんと話し合えよ!」ですよ。まったくだw
DVのごくつぶし父親は、ママが強烈な突き放しで、あっという間に土俵から押し出しました。
あまつさえ、土下座までさせたらしい。ホッとしたというか拍子抜けというか。
こんなに安直な解決でいいんかい!って、緊張からのリバウンドによる憤懣すら沸騰しかけたのはナイショですw
誰しも、自分の古傷に触れられるようなシチュエーションが提示されると、平常心ではいられません。
たとえば、先生や大人たちにさんざんイヤな思いをさせられたリアル経験のある人は、アニメという虚構であれ、一見イヤな先生が登場すると、思わずいきり立ちたくなります。「TARI TARI」の教頭先生がいい例でしょう。初期、本気で怒っている視聴者を、何人か見かけました。
フィルターがかかる。補正がかかって、眼がくもる。
人が、体験に引きずられる生き物である以上、仕方のないことだと思います。
マジ書きすると、DVの深刻さや根の深さは、たぶん皆さんの想像を絶するようなものが、現実に存在します。
些少の体験や、立場上側聞する事例も、それを裏書しているという想いが沈湎しています。
だから、「こんなオチでいいんかい!」って不満が残ったのでしょう。
作品を客観的にみつめるのが信条なのですが、こんなときに、フィルター補正の存在を感じます。
初代フウセンカズラの、「お詫びに、時間を戻しましょうか?」は、危険な誘惑でした。
キズランダム、カコランダムのほかに、(仮称)トキランダムのような捲き戻しさえも可能であることを示唆。
でも、リセットすればきっと上手くいくというのは、畢竟、幻想でしかありません。
リセットしたら、今の自分を否定することになるから、という伊織ちゃんの認識が正しい。そう思います。
「あたしは、本当に太一が好きなのかな?」
Σ(゚Д゚;
いおりん、そこは大事なところだよ?
そして、物語は配信に続く。
巧くて狡い引きですね。だが愉しみだ!
初め、「けいおん絵」に眩惑されて、カルい学園ドラマを予想していました。
なかなかどうして、「ココロコネクト」が、ずっしりした内容を包摂していたのに吃驚しています。
次には、どんなランダムが来るのかな?
鶴首して待ちたいと思います。
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