2012年6月30日 (土)

つり球第12話(最終話)感想

#12「さよならのフィッシング」

「伝説のルアーは、おまえだったんだよ!」
ハルの頸にラインを巻きつけて、乾坤一擲のキャスティング!
友情のルアー釣りの結果は…。

見事なまでのディペイズマン(異化効果)でした。
異化効果は、シュルレアリズムや表現主義映画では、頻回に使われる手法です。
剽軽な江の島踊りや、ダックの嗤うべき右往左往のさなか、地球存亡の危機がやってきた。
まさに、異化効果の具現化ということで。

「ネジの外れたような物語」(褒め言葉)と再三書きましたが、スタッフは、演出の要諦を心得ています。
JFXの正体は、龍とかそんなんではなく、ウララ。カワイイ宇宙人です。
正攻法の演出では、このオチは肩すかしにしか視えなかったでしょうね。

♪ウーララー ウーララー ウラウラで♪
江の島踊りが山本リンダ踊りになった瞬間w

…私自身も、作品の氛気に影響されて、ネジが外れてきたかww

まあ、ココちゃんが無事に戻ったので善しとしよう。
夏樹は海外へ、山田は赴任先でのんびり釣りを。家庭を持った船長と海咲さん。
ウララが転校生(宇宙人w)として編入し、ハルも還ってきました。
ユキたちは、これからも釣り三昧で過ごしていくのでしょうね。
投げ釣りの発祥地、湘南。
その象徴ともいえる江の島よ永遠に!
スタッフの皆さん、お疲れさま!

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2012年6月22日 (金)

つり球第11話感想

#11「伝説のビッグフィッシュ」

世界の中心(注:江の島)でアイを叫ぶ!
「別にいいだろ、ここが世界の中心だって」
ユキを慰撫する夏樹がカッコよかったっす。

「つり球」って、実はセカイ系のノリも包含していたんですね。
謎のJFXから世界を救えるのは、俺たちしかいない。
愈々、最終話に向けて、物語がアツく加速してきました。

さよならは言ったはずだ、別れたはずだ。(「装甲騎兵ボトムズ」より)

頼みのルアーも、通用しなかった。刀折れ、矢尽きた。已にして四面楚歌。
もう、ボクには、囮になるしかできない。
ハルがユキへ向けた「さよなら」。
いや、さよならは言わないよ、ハル!
ルアーは折られても、心は折られない!(ドヤア

「(人生は)二人で行くことも、三人で行くこともできる。
だが、最後の一歩は、自分ひとりで歩かなければならない」
ヘルマン・ヘッセ

若い頃は、ヘッセの孤独な詩句に惹かれました。
でも今は、「明日へつながる言葉」に惹かれます。
「あした考えよう。明日という日があるのだから」(「風と共に去りぬ」)

ユキ、ハル、夏樹、まだ世界が終焉したわけじゃない!仲間だって健在だ!
ルアーは失われたけれど、どうすればいいか、あした考えればいいさ

次回(最終話)「さよならのフィッシング」

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2012年6月15日 (金)

つり球第10話感想

#10「俺たちのタックル」

じっちゃんの絵巻物により、数百年前にも、「龍」が江ノ島を混乱させた事実が判明。
そして、龍を釣りあげられるのは「友」なのだと。
山田アキラの、あいつを釣って地球を救う!に半信半疑だった夏樹も、これで得心しました。
船長が船を用意し、海咲さんがロッドその他を提供。神秘のルアーは山田が担当。
あとは、ユキさえ戻ってくれれば…。

ハルのために、江ノ島に戻ろうとタクシーを探すユキですが、ことごとく拒否られる。
般若顔を全開にして、かろうじて確保です。
立ち入り禁止の江ノ島に行きたいなんて、わけがあるんだろ?
友だちがいるから、と答えるユキ。
友だちか。じゃ、行ってあげなきゃね
(/_<。)
ヒゲのタクシー運ちゃん、料金もまけてくれました。こういうの、いいなあ。オトナだなあ。

運ちゃん以外にも、ステキ台詞がてんこ盛り。
しかし、イイ台詞を、しらけないように使うのは、実は至難の技です。
それを、軽みを以てやってのける「つり球」は、どうして凡手じゃありません。

ユキとハルも和解し、役者は揃った!
あとは、「あいつ」を釣り上げるだけだ!

しかし、ダックの軍艦が操られ、ヘミングウェイが砲撃で吹っ飛んだ!?
緊迫の次回に続きます。

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2012年6月 8日 (金)

つり球第9話感想

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2012年6月 1日 (金)

つり球第8話感想

#8「嬉しくてファイティング」

つくづく、ノイタミナらしい作品です。
どこかネジの外れたような不思議なお話なのに、楔のようにビシッと主題を打ち込んでくる。
結果、ちょっぴりSFテイスト、実は正統派の青春物語が成立。
その匙加減が玄妙きわまりない。

バミューダの影響か、ひたすら踊り続ける漁師たち。
夏樹は、行方不明の妹を見出すことができ、父親との確執も解けて、ぶじに和解。
不協和音が兆していたユキたちとの友情も修復されました。
ケイトおばあちゃんは、釣りをとおして笑い合えるようになった孫のユキが、嬉しくてたまらない。
こんなにステキなおばあちゃんを泣かしたら不可ませんからね。

しかし、問題はハルです。
ダックは、異星人殲滅隊を地球に送り込んできた。
監視者である山田アキラは、ハルことJF1は危険ではないと力説。
ところが、ダックの総帥は納得しません。アキラが取り込まれてしまっていると決めつけます。
この総帥、中途半端なパンクの人みたいなヴィジュアルです。
ダックのカレーCMが、ちょっと鼻についてきた昨今、ダック自体がキライになってきましたw

それでも、和み成分も点綴されています。
ココちゃんが使い、ハルも模倣する「だっちゃ」は、ケイトおばあちゃん@平野文さん@ラムちゃんへのリスペクト?
古参のファンには嬉しいサーヴィスですね。(ノ∀`)

しかし、物語そのものは、どんどん緊迫の度合いを高めています。
「ぼくたちには、残された時間がなかった」
('A`|||)
江ノ島を舞台に、釣りをフィーチャーして、「青春は麗し」を体現した擬似ユートピアは、儚くも瓦解してしまうのか?

次回「衝撃のアンダーウォーター」

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2012年5月25日 (金)

つり球第7話感想

#7「切なくてカウントダウン」

ターバン山田「今まさに、バミューダシンドロームが起ころうとしている。この江ノ島で!」
さらには。
「長い長い夜だった。
そして、俺はまだ知らなかった。
江ノ島で何が起こっているのかを」

謎めいた「存在」が這いより始めた?
不穏な動きと軌を一にするように、ユキたちの友情にも、不協和音が波立ってきました。
夏樹の父親は、息子にさえ何の相談もナシに、お店を畳むことを決めていた。
「いつもそうだ!」
真っ向から対立する父と息子。双方頑固者なのか、歩み寄りの気配すらありません。
見かねた妹さんが諌めると、あろうことか、夏樹が手を上げてしまった!
号泣しつつ去る妹さん。
ユキが意見しようとするが、夏樹は峻拒し、いたく不興気に立ち去ってしまいます。
太公望もかくやと謂う天下泰平っぷりを見せていた彼らの友情が、脆くも瓦解してしまうのか?

ハルの、とーとつな「釣り、ダメ、禁止!」宣言吹いたw
宇宙人の考える事はよく分りませんw
好意的に解釈するなら、「バミューダシンドローム」を回避するための、宇宙人ならではの深慮なのでしょうか。

釣りアニメの雄「つり球」が、その調子(チューン)を変えてきました。
愈々、つり球というタイトルの、真の意味が顕かになるのかな?

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2012年5月18日 (金)

つり球第6話感想

#6「戦慄のスプラッシュ」

江の島で鮪(マグロ)
でっかいすごい大物です。インクレディブルな釣果です。ヘミングウェイ「老人と海」の名漁師、サンチャゴ老人もビックリかも。
久しぶりに帰ってきたケイトおばあちゃんに、豪快マグロステーキを食べてもらった!
さすがは銀髪も麗しいケイトさん、ステーキの食し方も何処となくお上品です。それは僻目かw

アキセ?の付近で、漁船が遭難するという噂が立ち籠める江の島。
ハルが地球まで来て捕獲しようとする「あれ」と関連があるのか?

ハルが、水鉄砲で江の島踊りを踊らせた!
熱血船長が、止めに入った!
ここ暫く、釣りと友情のお話が続いていたので、謎の宇宙人設定をすっかり忘れていました。
あの操作系水鉄砲が行使されると、とたんに情景が不条理っぽくなりますね。
ターバン山田も、監視者たるミッションを想い出し、マジになっております。
どれほど愉しくつるんでいても、しょせんはエイリアン。最終的な理解に至ることはないというコンセプトなのだろうか。
それはとっても悲しいなってw

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2012年5月11日 (金)

つり球第5話感想

#5「へこたれてジャーキング」

ユキのヘン顔(般若顔)は相変わらずですが、あの、過呼吸による溺死体験ふうイマジネーションは影をひそめました。
大きな声で笑えるようになった。
今まで接しづらかった夏樹の父親にも、気軽に声をかけられるようになった。
いいぞゆっきー、それでこそ、磊落な海の男だ!
船長も、釣り具店の海咲さんLOVEの打算はちょっとあるにせよ、すっごくイイ奴でした。
その船長曰く。
「沖にいったらあかんで。あいつがいるから」
あいつって?海の邪神ダゴン

シイラの沖釣り。
ヘミングウェイ「老人と海」の、老人とカジキとの死闘を想起しました。
老人は、生シイラを非常食として食べていたのです。
シイラって美味しいのかなあと子ども心に思い、のちに、生シイラを口に入れかけて…吐き出しましたw
刺身と違うしww

納得の釣りアイテムを揃えるために、釣り船でバイトを始めた四人組。(やまだ含む)
「弘法筆を選ばず」という諺がありますが、それは弘法大師だからで、道具は上質のものを選んだ方がいいに決まってます。
インドから来たターバンくんも、馴染んできたようですね。

ココちゃんは、今回もホースの水をかけられただけ。
ちょっとだけよが続きますね。
こうなると、宇宙人のハルたちが回収を目指す「あいつ」が愈々気になります。
やはり、祀ろわぬ神々。這いよるなんちゃらなんでしょうか?

次回「戦慄のスプラッシュ」

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2012年5月 4日 (金)

つり球第4話感想

#4「ムカついてランディング」

スズキが釣れた
Σ(゚Д゚;

いやこれって、江ノ島じゃかなりレアじゃないっすかね?
茅ヶ崎沖でちょっとやったことあるけど、外道(クサフグ)だらけの印象。
シロギスなんて釣れたら、粉砕玉砕大喝采!な状態でしたからね。
あとは、ボラとかベラだったかな。
ユキも、釣り王子こと夏樹の指導よろしく、ルアー釣り上達したんですね。

皿は割る、庭でホース水浴びして洗濯物は濡らす。
フリーダム宇宙人のハルに我慢できず、ケンカしちゃったユキだけど。
やっと釣った大物を、真っ先に見せたいのもハルでした。
沖で溺れたみたく浮いてるハルを即決で救いにいく(泳げないのに)辺りは、お約束ながら、よかった。美しき哉友情。
この作品のテーマは「地球人と宇宙人は理解し合えるのか?」
まさに、気分はもう「ET」ということで。

ちなみに、浜に打ち上げられたフグをわざと踏んで歩くのも、湘南の夏の風物詩だったりしますw

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2012年4月28日 (土)

つり球第3話感想

#3「寂しくてキャスティング」

ルアーを振るときの掛け声が。
江ノ・島・丼!」
ちばてつや「あした天気になあれ」じゃないから、チャーシューメンじゃないんですねw

インド人っぽい山田が食していたのは、江ノ島丼しらす丼
しらす丼は、湘南地域で汎く提供されています。生しらすも美味しいです。
江ノ島丼は、親子丼の鶏をサザエに置き換えた、ご当地オリジナル丼。

ここで気になったのが。
江ノ島」と「江の島」。ん?どっちが正しいんだっけ?

「江ノ電」「片瀬江ノ島駅」。
一方、湘南モノレールは「湘南江の島駅」、弁天橋の袂には「江の島」の案内板が。
現在でも、表記が混在しているようです。

気になって、調べてみました。
1966年に、藤沢市が住居表示で「江の島」に。
1969年に、観光協会が表記を「江の島」に統一する運動を始めたとのこと。
それまでは、「江ノ島」だったわけですね。
つまり、公式推奨は「江の島」だけど、昔を偲ぶ方にとっては「江ノ島」ということで。
以上、江ノ島豆知識でした。感想記事になってないのはご愛嬌w

次回「ムカついてランディング」

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