つり球第12話(最終話)感想
#12「さよならのフィッシング」
「伝説のルアーは、おまえだったんだよ!」
ハルの頸にラインを巻きつけて、乾坤一擲のキャスティング!
友情のルアー釣りの結果は…。
見事なまでのディペイズマン(異化効果)でした。
異化効果は、シュルレアリズムや表現主義映画では、頻回に使われる手法です。
剽軽な江の島踊りや、ダックの嗤うべき右往左往のさなか、地球存亡の危機がやってきた。
まさに、異化効果の具現化ということで。
「ネジの外れたような物語」(褒め言葉)と再三書きましたが、スタッフは、演出の要諦を心得ています。
JFXの正体は、龍とかそんなんではなく、ウララ。カワイイ宇宙人です。
正攻法の演出では、このオチは肩すかしにしか視えなかったでしょうね。
♪ウーララー ウーララー ウラウラで♪
江の島踊りが山本リンダ踊りになった瞬間w
…私自身も、作品の氛気に影響されて、ネジが外れてきたかww
まあ、ココちゃんが無事に戻ったので善しとしよう。
夏樹は海外へ、山田は赴任先でのんびり釣りを。家庭を持った船長と海咲さん。
ウララが転校生(宇宙人w)として編入し、ハルも還ってきました。
ユキたちは、これからも釣り三昧で過ごしていくのでしょうね。
投げ釣りの発祥地、湘南。
その象徴ともいえる江の島よ永遠に!
スタッフの皆さん、お疲れさま!
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