アクセル・ワールド第24話(最終話)感想
#24「Reincarnation;再生」
「さあ、鴉さんもう少し」
「ほら頑張れ、もう少しだけ」
「おまえたちが俺の翼だ!」
「おまえとは何ですかおまえとは何だ!」
「ごめんなさい赦してくださいもうしません」
(ノ∀`)
他所さまでも見かけたネタですが、どうもコレ(マクロスF)は外せませんよね。
「許せない…俺の命にかえても体にかえても、こいつだけは!俺の体をみんなに貸すぞ!」って、レコアさんたちの魂が糾合される、Zガンダムの名場面も想起したり。
Aパートは、ダスク・テイカーとの決着。
「いやだ、失くしたくない!ボクの力だ!」と這いずって逃げようとする能美に、きっちり裁断を下した演出はよかった。
中途半端にお友だちエンドにしようものなら、カタルシスになりません。
チユの能力は、一部の予想どおり、回復ではなく時間の捲き戻しでした。
ハルユキの翼も無事に復活です。
乾坤一擲のチャンスに賭け、能美の支配に下ったかに見せて、こつこつとポイントを貯めていたのですね。
何という深謀遠慮、何という健気さでしょうか。チユちゃん、信じていてよかったYO!
誰ですか?「チユリとは何だったのか」なんて讒言を吐いていたのは!
('A`|||)
Bパートでは、現実世界に戻り、人間関係の整理と、物語の締め括りです。
ハルユキの「ゆずれない願い」とは、黒雪姫さんと、いつまでも一緒にいること。
顔を真赧にして跳び退っていた彼女ですが、「キミはずっと私のものだ」という発言と対になっているので、それほど駭くことでもないかとw
陸橋での、黒雪姫さんと楓子さんの和解もよかったけれど、こっち(百合)が本命のように視えてしまったのは僻目かw
点綴された、さりげない演出も光っていました。
駈けつけたハルユキに、動き出した車内から覗く、恵ちゃんの眼のコワイこと…。まるで悪霊です。
思わずいろいろ深読みしたくなるような演出でした。
あと、ブレインバーストの記憶を喪ってショタくんと化した能美が、道場で蒼空を見上げながら、無意識に両手を羽搏かせるしぐさもよかった。
SAO感想でも引用した、詩劇「オンディーヌ」の名場面を、再び想起しました。
原作者さんのツイッターによると、タクは能美に慕われることになるらしい。やれやれだぜw
加速世界への、ハルユキのマニフェスト(信仰告白)が力強く語られて、爽やかな大団円です。
吉野・小原さん、スタッフの皆さん、お疲れさま!
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