ギルティクラウン第22話(最終話)感想
#22「祈り:convergence」
綺麗に纏めましたね。
涯が魔王となった理由も判明しました。愛する真名を、永劫回帰的な苦痛から救うためだったのか。
てっきり、集を選ぶかと思っていたのですが、存外まともな涯さんでした。でもメンヘラ好きなんだねきっと(笑)。
復活したイブこと真名が、最愛の弟、集に、嬉しそうに抱きつきます。
「集、大変だったのよ!
お姉ちゃんの邪魔をする、すっごいイヤな女がいたの。
でも、もう大丈夫。そいつ、すり潰して、この体、お姉ちゃんのものにできたから」
いやだわ、すり潰さなくっちゃということでw
ところが!最愛の弟は、姉など眼中にありません。自分のために泣いてくれた女のことしかアタマにないのです。
「やめろ!いのりは化物なんかじゃない!」
実姉の真名をほぼバケモノ扱いしていたのはご愛嬌ということでw
畢竟するに、「俺たちのイブ」じゃなくて、涯だけのイブだったわけだ。
それでも、涯に抱きしめられて消えていく真名は、可憐なイイ表情をしていました。
「本当は善い子だったろ!ダリル坊やは!」
復讐心に凝り固まって悪い子と化していたダリルを、腹心の部下ローワンが救って自らは犠牲に。
妙にイイ場面を点綴してきましたね。だが使いどころを誤ったな。不発なのが惜しい。
救世主たる集がウイルスを総身に享けようとするも、消えたと思われたいのりが、全てを引き受け、今度こそ完全消滅。
人々はキャンサー化を免れ、世界は救われました。
そのまま、建物は崩落。集も捲き込まれた…?
few years later.
時が流れて。
この手法も懐かしい。私的には「ソルティレイ」以来かな。
名画「アメリカン・グラフィティ」ふうの後日譚で締め括りです。
綾瀬、ツグミ、谷尋、颯太が再会しています。
誰のバースデーを祝っているのかと思ったら、「Hare」だったんですね。
そして、誰かを待っている雰囲気。
杖を突いた集があらわれた!視力と片腕を喪っています。
片腕は義手。愛おしそうに頬を寄せます。いのりが、其処に居るのですね。
いのりは生きている。わが胸の底のここに。
ダアトは何をしてたの?
わざわざ涯を復活させておいて、後は自由放任なの?大言壮語していたけど、実は、ユウが代表兼社員とかいう零細結社だったりして?
…そんな野暮なツッコミはナシの方向でw
中途から、所謂ジェットコースタームービーの様相を呈したため、物語を追うのを諦めた方が多かったようです。
最終話に至って、バイアス修正をかけてきた。だから、意外に温順しい纏めになったという印象です。
でも、この方向性を選択したのだから、むしろ最終話だからこそ八方破れで畢(おわ)ってほしかった気がします。無いものねだりですが。
「今まで観て下さった皆様、本当にありがとうございました!!」(プロダクションIG六課)
いえいえこちらこそ。お蔭様で、ギルクラ記事はアクセスにも恵まれました。
これぞ、制作側とアニメブロガーとのwinwinの関係?(何だかエラそうw)
スタッフの皆さん、お疲れさまでした!
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