機動戦士ガンダムAGE第49話(最終話)感想
#49「長き旅の終わり」
三つの運命が、歴史になった!…のか?
いいえ、これは、フリットとユリンやまだとの物語。
ヴェイガンぬっ殺す!⇒フォトンブラスター発射寸前⇒やまだが降臨し、フリットの復讐心を鎮撫する
そのうえ「あの人はただものじゃない」との、息子や孫の称賛を一身に浴びて…。
いや何ですかねこれw
エヴァのアスカの名台詞がよみがえりましたよ。
アセ&キオ「あんたもあたしも要らないのよ!無敵のフリット様さえいればいいのよ!」
('A`|||)
臨終の、イゼルカントさまの玉音放送が、老いの栄光に華を添えます。相変わらず、夭折した息子とキオを重ねあわせて、認知症も進んでいるようです。
かくて、人類の行く末と地球の未来は、キオたち後代に託されました。
その人類ですが、イゼルカントさまの付託に応えて、AGEシステムとエグザDBを、何だかよく分らないけど上手にこねくり回し、マーズレイを防ぐことに成功。
ヴェイガンの民をも包含できる生存圏を確保。人口問題が解決し、万事解決です。
「ラ・グラミスの戦役から、実に37年後のことであった」
最初っから、科学力の充実に注力していれば無問題だったという、壮大なオチでした。
放映前のメモです。
ゼハートも死んで、もうヴェイガンに指導者おらんやんけw
ずっとカプセル内で雌伏していたゼラさんが、覚醒したとたんに政治的才能を発揮できるはずもなし。
ゼラ・ギンスが、流浪の民となったヴェイガンを率いて、シャナの悠二みたく、彼方に旅立ってもいいかもしれません。
ところが、ゼラさんの扱いは非道かった。
すべての責任を負わされて、シドにも憑依されて、味方からも叛かれるという、完全なる戦犯として誅滅されちゃいました。
しかも、満を持して颯爽登場したのに、出番は、ほんの数カットのみ。
台詞といえば「ガンダムをつぶす!」(浪川大輔)だけとは…。
こんなラスボスありえませんw
「地球へ」などもそうですが、年代記的な物語の場合、新しい世代がもっと自己主張し、存在感もあるのが定法。
しかし、不殺を叫ぶキオがいつまでもひ弱で、むしろ頑迷なフリット老人の存在感が異様に勁かったのは、制作側にとって、誤算だったのかどうなのか。
いや、誤算どころか、フリット爺ちゃんの不滅の銅像まで建立されちゃいましたw
「AGEの真の価値が定まるのは、100年後だろう」とヒノ社長が言ったとか言わないとか。言ってないかw
スタッフの皆さん、4クールの長きに亙り、お疲れさまでした!
いや本当に…。(ノ∀`)
一句詠んで、頑張ったスタッフに捧げたいと思います。
「夏草や つわものどもが 夢のあと」
お後がよろしいようで。
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