神様のメモ帳第12話(最終話)感想
#12「君と僕と彼女のこと」
「ニート探偵は死者の代弁者」
ってことは、ニート=死者ということか。成程。
…なんて混ぜっ返しは擱いといて、真相はそういうことだったんですね。
鳴海と二人で過ごした「聖域」、すなわちアジールを残すために、屋上から飛び降りた!
行動が極端なのは、やはり薬物影響だったのでしょうね。
アニメのスタッフが、この「解決」を終章に持ってきたかったのも、分る気はします。
そのために、大きな犠牲を払いはしたけれどww
彩夏が、鳴海のために屋上いっぱいに描いた、巨大な腕章ロゴマーク。ここは泣けるところです。
でも、ナガミヒナゲシの群生っていいの?毒の園じゃないの?と曲解しかけたのですが。
ヒナゲシには毒性はないんですね。よかったよかった。
エンジェルフィックスに淫した連中が、等しく見る「天使の翼」。黒幕に近づく、唯一の手がかり。
「それが、たったひとつの冴えたやり方なら…」
おいおいアリスちゃん、鳴海を踏み台にするのか?引用されたティプトリーJr.も草葉の陰でびっくりだ。
墓見坂には、天使など迎えに来ないという冷徹な事実を。
篠崎俊夫には、鉄拳制裁を。
全てが終わって、アリスの瞳から流れる涙。
それに呼応するかのように、彩夏の瞳がゆっくりとひらいて…。
これは原作に沿っているのだろうか?分らないけど、物語に一掬の救いがあるのは、悪いことではありません。
毀誉褒貶の渦巻いた神メモですが、何とか着地に成功。ミステリとしてはちょっとアレでしたが、視聴後感はわるくないと思います。
アリスちゃんの語るニート哲学には、反駁したいことは幾らでもあるけれど、それはもういい。物語は畢ったのだから。
スタッフの皆さん、お疲れさまでした!
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