電波女と青春男第11話・12話(最終話)感想
#11「今年の夏はバスケと超能力と布団と天体観測と祭りと野球と女々たんと」
#12「秒速0.00000000198センチメートル」
掉尾をかざる「ラスト青春ポイント」は、力技の、二話連続放送。
バスケしたいです、と、大きくふりかぶって、の二本立てでした。
偶然か必然か、スポ根つながりということで、上手く纏まりましたね。
不思議ちゃんこと星宮社の示唆により、リューシもエリオも、そして真も、超能力を発揮することができましたとさ。
マコくんのひと押しさえあれば、あと数センチを埋められるリューシさん。
ちょっと捩じれた論理による「がんばれ!」で、リューシさんはフリースローを2本決めた!お笑い女を脱却した!(笑)
イイ話なんですが、「がんばれ」に至るまでのロジックがくどいので、感動も半減かな。
むしろ、自宅で焼きうどんをふるまった前川さんの、直球すぎるデレに感銘しました。
「深く考えるな。美味しいってほめられたのが嬉しいんだ」
嬉しいから毎日つくってあげたいんだ、ってかww
語るに落ちる。前川さんの「愛のことば」でしたね。
いっぽう、野球エピソードの方は、素直にのびやかに描かれていて、好感です。
前川父の「逃げてるんじゃない、自分探しだ!」は、思いっきり自己弁疎なだけに、かえって響くものがありました。
逃げっぱなしの人生にあって、逃げなかったのは、「結婚を申し込んだとき、居酒屋を始めたとき、娘の名前をつけたとき」なんだそうです。
いや立派なものですよ?漢(おとこ)として、充分責任を果たしたと思います。
だって、結婚ひとつとっても、そうじゃないですか。
「結婚とは、臆病者が、生涯にただひとつ為し得る決断だ」って箴言もあるほどですから。
本気でカミカゼが吹いたのには、さすがに哂ったけどねww
でもまあ、爽やかな風でした。花沢さんが可哀そうだったけれど、真(まこと)の青春を耀かせるために、必要な犠牲ということで。
そう、あの夏、神風さえ吹けば、神国ニッポンは今ごろ世界に赫奕たる…。
いや何でもありませんwwwww
ひと夏のメルヘンといった趣の、奇妙な物語。
このテのラノベ原作の特性なのか、台詞がくどいという憾みはあったにしても、不思議な光を放つ作品でした。
それはおそらく、「キャラ立て」が成功したから。
エリオ、リューシさん、前川さん。
でも、私の中では、やっぱりJOJOさんが一等賞かな。
あの、トシマの蠱惑になら、敗けちゃってもいいかも。
俺も人間をやめるぞジョジョーーーッ!!!
ということで終劇www
シャフトの皆さん、お疲れさま!
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (26)
最近のコメント