神のみぞ知るセカイⅡ第12話(最終話)感想
#12「サマーウォーズ」
こ、これって、一期の最終話と同工異曲じゃないっすか?
引用に充ちみちたメタ構成(ハイジやらガンダムやらなんやら)。
作画か物語か設定かフラグか、はたまた音楽か?熱く戦わされる、とーとつなドグマ論争。明らかに、演劇的構成を敷衍しています。
ENDINGも、次期攻略ヒロインたちがてんこ盛りだし…。
狙ってやしないかねスタッフ?つか、「つづく」とか平然と言ってるし!
人生も神のみも続くのか?教えてえろい人!
だが、その意気や善し。
若者たちがいる限り、ヤマトは飛び続けるのだから。(ぷっ)
さるにても、杉本四葉(丹下桜)ちゃん。
すごいよねー。精神汚染レベルのブサキャラだ。
桂馬は、四葉ちゃんのイノセントな魅惑に耽溺し、神格化しているようだけど。
私の永い永いアニメ遍歴でも、これほどブサイクな女子キャラはいなかったよ?
('A`|||)
ラクガキ以下ですね。桂馬の審美眼が疑われます。
まあ、玄人に偶見される「倒錯」なのかもしれませんね。
美食の果てに、人はゲテモノ喰いに至るといいますしwww
「時をかけられる少女」(BGMは、バッハ「ゴールドベルク変奏曲」)とは、言い得て妙です。
桂馬が、しだいに四葉ちゃんと同化していくさまは、まさにシンクロ率400%の世界。ディラックの海そのものでしたね。
結婚生活とは、「夫婦が歳月をかけて、しだいに同化していく過程を指す」という説を聞いたことがあります。
だとすれば、桂馬と四葉ちゃんの関係は、まさに結婚生活そのもの。
理想のギャルゲーを追い求めた、神にーさまこと桂馬。
彼を以てしても、ついに結論は出なかったのだけれど。
ことによると、理想のギャルゲーとは、「この現実と等身大の虚構世界」なのかもしれません。
ホルヘ・ルイス・ボルヘスの短篇を想起しました。
完璧な地図を追い求めた地図学者が、探求の果て、ついに「世界と等身大の地図」を創り上げてしまったという、逆説に充ちた物語。
これは、われわれにとっても、他山の石とすべきもの。
完璧な二次元を追究した、その果てに待ち受けているのは、現実と等身大の世界?いや、現実そのもの?
だとすれば、「大いなる皮肉」です。
われら二次元信奉者に永遠のエニグマを投げかける「神のみ」も、とりあえず、二期が終了です。
三期も、当然のようにあるのでしょうか?神のみにとってはあたりまえの偶然。
ここは、モンテ=クリスト伯のひそみに倣って、そっと呟いておこう。
「待て、しかして希望せよ!」
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