花咲くいろは第26話(最終話)感想
#26「花咲くいつか」
恒例の事前予想も、これが最後です。
喜翆荘は、皐月さんとスイさんの参入で、何とか回せました。
危機を脱して、打ち揃ってぼんぼり祭りへ。
大団円っぽいですね。でも、喜翆荘を閉じるという話は、まったく解決していないのだけれど…。
孝ちゃんが来てくれる!
しかも、客室ではなく、私室に。
はじめてのお泊り、ということで、視聴者もわくわく。
さあ、「花咲くいろは」が「花散るいろは」になる真実の瞬間だ!
('A`|||)
王道。大団円。有終の美。
あらゆる伏線を回収し、「花咲くいろは」は、26回の歴史に幕を閉じました。
喜翆荘から、かの青鷺が蒼空たかく飛翔するに至っては、思わず、出崎演出に黙祷!って叫びそうになりましたよ。
焦眉の課題だった孝ちゃん問題も、ぼんぼり祭りのやきそばが取り持ってくれました。
「好きなの、孝ちゃんが!」
すかさず差し出されたハートマーク入りやきそば。
「メイドやきそば」は、恋人たち必須のアイテムとして、湯乃鷺の名物になりそうですね。街おこしも万全だ。
恋といえば、巴さんも、青い鳥は身近にいた的幸福を手に入れたようです。さりげに肩に手を置いて。蓮さんゲットだぜ!
喜翆荘は、やはり閉じる。縁も、力不足を自覚し、同意した。
でも、修業は続ける。いつか、旅館を再開できる日を夢見て。
「そのときは、喜翆荘の名を継がせてほしい!」
喜崇荘じゃなかったのかwww
あくまでも、スイさんを悦ばす旅館ね。マザコンっていやよねえ。なんちって。
緒花も、願い札に「四十万スイになりたい」って決意表明しました。業務日誌も受け継いだし、湯乃鷺に還ってくる気満々ですね。
あとは、アメリカングラフィティを髣髴させる纏めがあるばかりです。
縁たちはふくや旅館で励んでいる。巴さんは、小料理屋で笑いを取るのにいとまがない。蓮さんは、新たな厨房で緊張しまくりだ。徹は和食のお店に、後を追うようにみんちが採用された。泳ぎの得意ななこちはプールのインストラクター。結名ちゃんは未来の夢に向かってお勉強。次郎丸は投稿生活。豆爺は悠々自適です。
そして、スイさんは、がらんとした喜翆荘を彷徨。在りし日の、活気に充ちた喜翆荘の幻想。亡き夫の幻までが顕現した。
そのまま死亡フラグかとハラハラしましたが、そうではありませんでした。人死にがないドラマも、好感が持てます。
花咲くいろはは、ビルドゥングスロマン。かつて、そう書いた覚えがあります。
みんなは、それなりに成長しました。皐月さんだけはサッパリのように見えますが、何かが変わったのだと思いたい。うん、そうにちがいないww
湯乃鷺駅で、スイに訣れを告げた緒花の「ドラマって、人の心にあるんですよね」。
脚本の、創作に対する決意を、マニフェスト(信仰宣言)を感じました。いいなあ。
緒花ちゃんは未来の若女将という含みを残して、「花咲くいろは」、全編の終了です。
スタッフの皆さん、ステキな作品をありがとうございました!
今期を振り返ったとき、間違いなく、一、二を争う傑作の評価を得られると思います!
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