バクマン。第25話(最終話)感想
#25「ありとなし」
「疑探偵TRAP」は、「あり」に残って、そのまま連載決定!
あの福田も落ちた!それだけ、熾烈な争いだったんでしょう。
ありとなし。編集部では、これほどハードな峻別が、行われているんですね。
もちろん、真価が問われるのは、これからなんですけどね。
マンガでも小説でも何でもそうなんですが、入賞するまでが、狭き門。
そして、そこから先に至るのは、「もーっと狭き門」!
入賞者の数と、いま生き残っている作家さんの数を比べれば一目瞭然なんですが、なかなか気がつきにくいところです。
脱サラマンガ家候補の平丸が、ここに来て、クローズアップされてきました。
スクリーントーンの存在も知らず、マンガ好きでもなく、それでいて、26歳にしていきなり開眼?
しかも、即アニメ化も可能なキャラをつくってくる、この駭き(おどろき)。
奇跡も天才もあるんだよ?って感じですね。
(ノ∀`)
2期につなげ!って感じな流れだったので、あえて書くべきこともありません。
強いていえば、平丸さんみたいな偶発的天才は、ふつうあり得ないってことかな。そんなオカルト信じません!ってことでww
いや、スクリーントーンを知らないとか、テクニカルな局面は別にいいんだけど。
子どもの頃からあまりマンガを読んだこともないとなると、それは違うだろ、ってことなんです。
作家になるには、まず読むこと。秀れた先達の作品に触れること。
マンガに限らず、文学でも美術でも音楽でも、「読む」「見る」「聴く」ことは、独創性や創造力を養うために不可欠だとされています。
そして、何より必要なのは、愛です。
マンガを描く作業は時につらいけれど、愛があるから続けられるのです。
マンガに触れたことのない人に、マンガへの愛を育むことができるのでしょうか?
さらに、先験的にマンガ家への才能を持っていた、という考え方も、甚だ疑問です。
三島由紀夫の言なのですが。
「先験的(アプリオリ)な才能などはあり得ない。
たとえば、宇宙飛行士という職業が存在しなかった時代にも、宇宙飛行士の才能を持った人間はいたはずだ、という議論はおよそ無意味だ。
宇宙飛行士という職業が生まれて、宇宙飛行士になるために自らを磨いた結果、才能ある人間が輩出する、という考え方が自然だろう」
私も、そう思います。
いや別に、マンガだからいいんだけど。って、それ言っちゃおしまいかwww
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