あそびにいくヨ!第7話感想
#7「およぎきにました」
キジムナーとは、沖縄を代表する妖怪。
樹木(ガジュマル)の精霊で、ふだんは子どもの姿をしている。
物語も中盤を過ぎ、収束に向けて助走を開始しようというタイミングで、いきなり登場した、不思議な少女いちか(高垣彩陽)。
外見は子どもの姿をしていますが、「若いのはいいねえ」という台詞が、もっと年老りた存在であることを示唆しています。
アクセルフォームカード(護符?)の力でアオイにパワードスーツと同等のパワーを付与したのも、呪術的なものを感じさせます。
キャーティアやドギーシュアなど宇宙人たちのオーバーテクノロジーに対抗する、土俗的な力?
エリスをめぐって暗躍する巨大組織に対抗する、大きな存在になりそうな予感がします。
いま一つの重要エピソードは、騎央について、アオイが明確な意思表示をしたことです。
引っ込み思案で、ついでにお胸も引っ込み思案で(笑)、日陰の花みたいなアオイ。
輸入物の破格なお胸やお尻を誇示し、開けっぴろげで、誰とでも陽気に接する大輪の花のようなエリス。
そんなアオイが、恋敵に向かって、戦闘宣言を叩きつけた!
「あなたなんか大っ嫌い!いつもカカズくんと一緒にいて!ひどいわよ、あたし、あなたが来るより前から、カカズくんのこと好きだったのに!」
涙を流して抗議するアオイを、ぎゅっと抱きしめ、あたしと一緒ですね?とささやくエリス。
キオさんは、お気に入りの陽だまり。一緒にいるだけで、おちつく。
上手に話をそらしましたね~。まさに、母性的な包容力にあふれたエリスちゃん。
つい最近まで、発情期でハアハアしていた雌猫とはとても思えんww
さあ、アオイの反応は?
イイところで、いちかさんが割って入った!
ちゃっかりとバーベキュー串もぐもぐしながら、騎央たちが襲撃されていると告げ、二人の気をそちらに向けさせます。
この介入が、暗示的でした。恋のゆくえは先送り、という予告なのかもしれません。1クールで決着つけるのは難しいでしょうからね。
作画、丁寧で安定していました。いい出来でした。
エリス、真奈美、アオイはもちろん、モブ子さんである石嶺さんや大城さんにも、目配りが効いていました。Oバック(オーバック)がGJ!
アニメ作品を評価するときは、脚本や演出も含めて総合的に見たいので、作画だけをあげつらう習慣はないのですが。
この「あそいく」のように、女の子たちのカラダでも魅せるタイプの作品は、作画自体の安定が必須です。
例えば、微乳代表のアオイ。
#5のときは、何というか水着姿が棒のような感じで、ヒトの体として描ききれていませんでした。結果、痛々しさばかりが眼についたのです。
ところが、この#7では、ぺったんこは同じでも、ヒトの体としての魅力が充分に感じられました。
微妙な差かもしれませんが、視聴者に違和感を与えないというだけでも、作画の力は重要だと思います。
今週のSFネタ。
海へ向かう車内で、糸嘉州先生が昂奮していた「中性子星の知的生命体チーラ」は、ロバート・フォワードのSF『竜の卵』。
先生の大好きな、ファーストコンタクト物ですね。
海辺のバーベキューが、美味しそうでしたね。ああ、バーベキューで生ビールをぐいっとやりたい!
それにしても、グラム5000円の肉って…。
アイキャッチがいい仕事をしていました。
モブの石嶺さんと大城さん。
ソーキそばと海ぶどう。
どっちも美味しそうだ!食べたい!と思わず生唾をのんだのは、私だけではあるまいww
次回「けっとうしました」
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