#25「企画会議!」
番外編ということで、もっとあずにゃんや憂ちゃん純ちゃんたち後輩ズに照準を合わせてくるかと思ったら、違いましたね。
何か、面白そうな「おもちゃ」を見つけると、徹底して遊び倒すのが、けいおん流。
今回のおもちゃは、新入生勧誘ビデオの製作でした。
さわちゃん監督も乱入して、けいおんらしい浮遊感に充ちたエピソードが、これでもかと言わんばかりに詰め込まれていました。
唯たちが食べていた美味しそうなお饅頭みたいに、ぎゅっと餡のつまった感じの、充実したコント集でした。愉しかったあ♪
それでも、アンチの方々はやっぱり「内容がないよう(ノ∀`)」って嘆くのかな…。
「け、けいおん部にようこそにゃん♪」
にゃん再びwww
いちどは、強制ネコミミによる「にゃん」を、完全否定したあずにゃんだったのですが。
カメラを向けられて、思わずとったポーズは、やはり「にゃん」だったのです。
人は、自らのカルマ(業)からは、逃れられないものなんですね。
永劫回帰、輪廻転生、諸行無常、南無南無。そんな抹香くさい話じゃないかwww
さわちゃん監督によるハリウッド映画予告編ふうの映像が、すっごくおもしろかった。
「ヤツらが帰ってくる!」って前回予告は、コレだったんだ。いろいろ震撼させようとするところが、アメリカっぽくてイイですね。
さわちゃんって、アマガミSSのグラサン監督より、はるかに巨匠監督らしかった。モデルは、「タイタニック」「アバター」のジェームス・キャメロン?
映画への愛いっぱいのオマージュが、けいおん劇場版の布石になるのなら…。
(´∀`*)
わが愛するムギちゃんの脚本は、相変わらず火曜サスペンス劇場系。
日本海を臨む断崖絶壁とか、血文字のダイイングメッセージとか、いちいち芸が細かいのが嬉しい。
「ごはんはおかず」の歌詞のとおり殺されていくってマザーグース殺人ネタは、さすがにムリがあるけれど。
でも、「人間はおかず」(学園黙示録)という設定なら、やれるかな?
ごめんなさい、某掲示板の内輪ネタですwww
ちょっと不思議に思ったのは。
封印されたビデオのナースな澪もそうだけど、新歓ビデオにしては、桜才学園の女子たちに向けた内容になっていない気がします。
澪の個人的力量(縞パン羞恥プレイ)で澪ファンクラブこそ創設されたものの、澪人気でさえも、けいおん部自体の人気には貢献していないようです。
だから、今回実施されたインタビューの、モブさんたちの反応を見ると、けいおん部って意外に評価されていない感じ。
桜才学園が男女共学なら、ナース澪とにゃん梓にキュン死した男子どもの入部希望で、狭い部室は溢れ返ったことでしょうけれどww
「おもちゃ」で想起したのが、中原中也の詩『玩具の賦』。
友人の大岡昇平(のちに作家となる)に献じた、というより喧嘩を吹っかけたような内容です。
酒場で酔っては、友人や隣り合わせた他人に絡みまくっていたという中原の口調がそのまま写し取られた、独壇場のような作品です。
なかなか痛快なので、部分的に引用してみます。
俺はおもちゃで遊ぶぞ
一生懸命おもちゃで遊ぶぞ
俺ほどおまえもおもちゃが見えたら
おまえもおもちゃで遊ぶに決っているのだから
おもちゃが面白くもないくせに
おもちゃを面白い心があるから成立っているくせに
おもちゃで遊んでいらあとは何事だ
おもちゃで遊べることだけが美徳であるぞ
おもちゃで遊べたら遊んでみてくれ
おまえに遊べる筈はないのだ
おまえにはおもちゃがどんなに見えるか
おもちゃとしか見えないだろう
俺にはあのおもちゃこのおもちゃと、おもちゃおもちゃで面白いんぞ
中原のいう「おもちゃ」とは、詩や文学を指しており、大岡は当時、新聞社勤めのかたわら外国文学の翻訳もしていたので、それを(文学に専念せずふたまたかけていることを)辛辣に当てこすったものと思われます。
アニメ作品という「おもちゃ」で遊ぶのが大好きな私にとって、なかなか共感できる詩でした。
特に興味深いのは、「おもちゃを面白い心があるから成立っているくせに」のくだり。
まるで、けいおんとアニメブログとの関係を示唆しているようで以下略
ろ、論戦を吹っかけているんじゃないんだからね?
('A`|||)
次回番外編「訪問!」
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