2010年9月30日 (木)

けいおん!!第26話(番外編)感想

#26「訪問!」

唯「けいおん大好きなよい子のみんなー、とうとう、さようならなんだね。この2週のしっこうゆうよのあいだに、ちゃんと人生の目標は見つけられたかな?
絶望はダメだよ、自殺もダメだよ、ヤケになってアキバに突っ込んで、とおりまさつじんとかもダメなんだぞ~?」
律「おれが成仏させてやんよ!なんてな。あははは」
澪「あ、あたしたち以外の生きがいを見つけるんだ!そこにはきっと、キミの知らない物語だってあるんだから!」www
紬「うふふ、みんないっしょにゲル状がいいの~♪」
梓「あの、あたしじゃダメですか?なんなら脱ぎますか?」
(ノ∀`)

全てが終わったいま、けいおんについて、多くは語るまい。(1日遅れの感想だしww)
逆説的ですが、24話「卒業式!」よりも、ずっと最終話らしさを感じました。家事にいそしむ唯たちを温かくみつめる、さわちゃんのモノローグとか。

唯たちが、廊下をどこまでも駆けていくフォトジェニックな映像が、とても美しかった!
そこにかぶさるBGM、アコースティックバージョン?の「ふわふわタイム」が。
学園内の懐かしい風景が。そして、流れ去っていく思い出が。
みんなみんな、美しかった…。

ダメだ、涙で何にも見えない!何にも書けない!

……あ、劇場版、あるんだ。(;´Д`)
まだまだ続くよ、ボクの人生の執行猶予

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2010年9月23日 (木)

けいおん!!第25話(番外編)感想

#25「企画会議!」

番外編ということで、もっとあずにゃんや憂ちゃん純ちゃんたち後輩ズに照準を合わせてくるかと思ったら、違いましたね。
何か、面白そうな「おもちゃ」を見つけると、徹底して遊び倒すのが、けいおん流。
今回のおもちゃは、新入生勧誘ビデオの製作でした。
さわちゃん監督も乱入して、けいおんらしい浮遊感に充ちたエピソードが、これでもかと言わんばかりに詰め込まれていました。
唯たちが食べていた美味しそうなお饅頭みたいに、ぎゅっと餡のつまった感じの、充実したコント集でした。愉しかったあ♪
それでも、アンチの方々はやっぱり「内容がないよう(ノ∀`)」って嘆くのかな…。

「け、けいおん部にようこそにゃん♪」
にゃん再びwww
いちどは、強制ネコミミによる「にゃん」を、完全否定したあずにゃんだったのですが。
カメラを向けられて、思わずとったポーズは、やはり「にゃん」だったのです。
人は、自らのカルマ(業)からは、逃れられないものなんですね。
永劫回帰、輪廻転生、諸行無常、南無南無。そんな抹香くさい話じゃないかwww

さわちゃん監督によるハリウッド映画予告編ふうの映像が、すっごくおもしろかった。
「ヤツらが帰ってくる!」って前回予告は、コレだったんだ。いろいろ震撼させようとするところが、アメリカっぽくてイイですね。
さわちゃんって、アマガミSSのグラサン監督より、はるかに巨匠監督らしかった。モデルは、「タイタニック」「アバター」のジェームス・キャメロン?
映画への愛いっぱいのオマージュが、けいおん劇場版の布石になるのなら…。
(´∀`*)

わが愛するムギちゃんの脚本は、相変わらず火曜サスペンス劇場系。
日本海を臨む断崖絶壁とか、血文字のダイイングメッセージとか、いちいち芸が細かいのが嬉しい。
「ごはんはおかず」の歌詞のとおり殺されていくってマザーグース殺人ネタは、さすがにムリがあるけれど。
でも、「人間はおかず」(学園黙示録)という設定なら、やれるかな?
ごめんなさい、某掲示板の内輪ネタですwww

ちょっと不思議に思ったのは。
封印されたビデオのナースな澪もそうだけど、新歓ビデオにしては、桜才学園の女子たちに向けた内容になっていない気がします。
澪の個人的力量(縞パン羞恥プレイ)で澪ファンクラブこそ創設されたものの、澪人気でさえも、けいおん部自体の人気には貢献していないようです。
だから、今回実施されたインタビューの、モブさんたちの反応を見ると、けいおん部って意外に評価されていない感じ。
桜才学園が男女共学なら、ナース澪とにゃん梓にキュン死した男子どもの入部希望で、狭い部室は溢れ返ったことでしょうけれどww

「おもちゃ」で想起したのが、中原中也の詩『玩具の賦』。
友人の大岡昇平(のちに作家となる)に献じた、というより喧嘩を吹っかけたような内容です。
酒場で酔っては、友人や隣り合わせた他人に絡みまくっていたという中原の口調がそのまま写し取られた、独壇場のような作品です。
なかなか痛快なので、部分的に引用してみます。

俺はおもちゃで遊ぶぞ
一生懸命おもちゃで遊ぶぞ
俺ほどおまえもおもちゃが見えたら
おまえもおもちゃで遊ぶに決っているのだから
おもちゃが面白くもないくせに
おもちゃを面白い心があるから成立っているくせに
おもちゃで遊んでいらあとは何事だ
おもちゃで遊べることだけが美徳であるぞ
おもちゃで遊べたら遊んでみてくれ
おまえに遊べる筈はないのだ
おまえにはおもちゃがどんなに見えるか
おもちゃとしか見えないだろう
俺にはあのおもちゃこのおもちゃと、おもちゃおもちゃで面白いんぞ

中原のいう「おもちゃ」とは、詩や文学を指しており、大岡は当時、新聞社勤めのかたわら外国文学の翻訳もしていたので、それを(文学に専念せずふたまたかけていることを)辛辣に当てこすったものと思われます。
アニメ作品という「おもちゃ」で遊ぶのが大好きな私にとって、なかなか共感できる詩でした。
特に興味深いのは、「おもちゃを面白い心があるから成立っているくせに」のくだり。
まるで、けいおんとアニメブログとの関係を示唆しているようで以下略

ろ、論戦を吹っかけているんじゃないんだからね?
('A`|||)

次回番外編「訪問!」

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2010年9月15日 (水)

けいおん!!第24話(最終話)感想

#24「卒業式!」

「最終回になったら、いっぱい、いろんなこと、書きたかったな。でも、言葉が、出てこないの」
ホントに言葉が出てこない。
クロノクルセイドのロゼットさんの台詞に、また頼ることになろうとは…。

#20で、学祭ライブというカードのエースを使ってしまって、この後どうするんだろう?
些少の危惧と大いなる期待とが、こもごも兆すまま、迎えた最終話。
どうなる?どうする?
視聴者が息をのんで見守るなか。
唯たちの卒業に向けて、淡々と進んでいく「あたりまえな」時間。
最終話ということで、何か眼を瞠るような演出を見せてくれるのではないか?という視聴者の熱い期待は、当然承知しているはずのスタッフですが。
あえて、外してみせたのか?それとも、計算しつくされたうえの、無技巧の技巧なのか?
まだ昂奮さめやらない判断保留の状態なのですが、少なくとも、言えることは。
「静劇」とでも表現したいような、切りつめた簡勁な演出は、あずにゃんの、感極まったこの一言を引き出すための緩やかな助走であり、矯めに矯めた力だったんですね。
卒業しないでください
もう部室片付けなくても、お茶ばっかり飲んでても、叱らないから。
卒業、しないでよ
(ノд‐。)

無技巧といいながらも、1期とのシンクロを明らかに狙った演出もありました。
詩人のボードレールが提唱した美学「照応(コレスポンダンス)」の応用ともいうべき、対比の手法。
いちばん典型的だったのは、唯たちが贈ってくれた演奏に、あずにゃんが返した台詞です。
感謝感激の反応を示すかと思ったら、あずにゃんの反応は、予想外のものでした。
「あんまり上手くないですね?」
1期で、あずにゃんが、唯たちの演奏を初めて聴いたときの鋭い批評的一言への、あざやかなコレスポンダンス。
まるで、時間が巻き戻ったような、嬉しい錯覚にとらわれました。
こんな、脳内妄想に近い、あずにゃんの台詞さえ浮かんできました。
「まだぜんぜん上手くないのに、卒業しちゃうんですか?もっと、けいおん部で練習しなきゃダメですよ!あたしと一緒に練習しなきゃダメですよ!卒業なんて無理!ぜったい無理!!
お願い…。卒業、しないでよ。あたしを、置いていかないで…」

言葉が出てこないって書いておきながら、いったん語り出せば、語りつくせないものなのですね。
それが、けいおんの不思議な魅力なのかもしれません。
けいおん部のみんな、須臾の間だったけど、桃源郷にも似たふわふわな時間をありがとう!(特にムギちゃん!)
そしてスタッフの皆さん、お疲れさま!

次回番外編「企画会議!」
「ヤツらが帰ってくる」
まさかの、学園黙示録?そんなハズないかww

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2010年9月 8日 (水)

けいおん!!第23話感想

#23「放課後!」

放課後どころか!
すでに卒業式の前日Σ(゚Д゚;
光陰矢の如しとは、まさにこれ。けいおん老い易く、アニメ成り難し
けいおんが、終ってしまう。終ってしまうんだ…。
思わず現実逃避に走り、けいおんエンドレスエイトの、いや、それどころか、「エンドレスエンドレス」まで暴走しかねない、無限ループという「見果てぬ夢」を妄想したのは、私だけではあるまいww

今回のお話は、言ってしまえば「何もない場所」(ノープレイス)から始まります。
部室に集ったはいいが、「ノープラン!」とのたまった言いだしっぺの律の宣言に象徴されるように、その後の挿話は無計画に、軽く、自在に展開していきます。
部室のお片づけ、憧れのゴールデンチョコパンゲット、思い出作り。
後輩に残すライブ録音カセット。ビートルズのラストアルバム『レット・イット・ビー』の向こうをはって、演奏の合間には、ノイズのような会話さえも収録され…。
あたかも、一つのフレーズさえ与えられれば無限にふくらんでいく、ジャズのインプロビゼーションのような、自由な構成でした。

主人公たちの成長を描く、名作劇場系のビルドゥングスロマン(「成長小説」「遍歴小説」ともいう)が大好きです。
正統派アニメといえば、今でも、『赤毛のアン』『ペリーヌ物語』『ロミオの青い空』など名劇作品を、あるいは、宮崎駿作品を思い出します。
しかし一方で、「何だか分らないけど、新しくておもしろそう」なものに敏感に反応する自分も、確かにいます。
『けいおん』は、まさにソレでした
どこが?何が?との性急な詰問には、「だって、においがしたんだ。ずっとアニメを見続けてきた経験値の総和、直観なんだ」と、まずはお答えするしかありません。証明は、とかく、時間と手間がかかるものなのです。

もちろん、実験的で斬新なら、何でもいいってわけじゃありません。
ハルヒの『エンドレスエイト』を例にとれば、「チャレンジは認めるけど、チャレンジしか認めない」というところでしょうか。
試みるにしても、なにも放映8回分を浪費しなくても、もっと「冴えたやり方」があったはず。
それはともかく。

掲示板とか、あちこちで、けいおん!!の脚本や構成に見られるフラグメント性(断片性)を強調してきました。
そして、村上春樹との親和性も、繰り返し、力説してきました。
主張するからには、どこが似てるの?何が共通なの?という、当然なギモンにも答えなくてはなりません。
とはいえ、長文になりそうです。詳しい比較は、放映終了後にでも、別稿で行いたいと思います。

次回「卒業式!」

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2010年9月 2日 (木)

けいおん!!第22話感想

#22「受験!」

あずにゃんが、賽銭箱に投入した千円札(@10円×100回!)に、センパイたちを思う本気を見た!

今回の教訓。
いい後輩さえいれば、人は、人生の勝利者になれるのです
( ´▽`)σ)´Д`)

みんなの合格報告に、思わずもらしたさわちゃんの嘆声「ホント、本番に強いんだから!」が、すべてを言いつくしていました。
そうです!
唯や律は、ホンバンに強いのですよ!←ここ強調。え、エロくなんかないんだからね!

しかし、これほど緊張感に欠ける受験回も、かつて存在しなかっただろう。いや褒め言葉ですけどww
伝説のゆるゆるアニメ『あずまんが大王』さえも、受験話はそれなりに盛り上げていましたからね。
でも、メールのサクラサクアイコンにうるうるしていた梓にはホロリとしました。

次は「放課後」か…。
最終話までのすべてが「放課後」にならないことを祈るばかりです
(ノ∀`)
いや、期待感の裏返しなんですから!

次回「放課後!」

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2010年8月27日 (金)

けいおん!!第21話感想

#21「卒業アルバム!」

遅くなってしまったので、簡易感想です。

唯たちが、ついに進路を決めた、重要な話数でした。
…が、ムギと同じ、私立の女子大!
推薦組のはずだった澪も、付和雷同して、同じ選択を。
さわちゃん、こんな進路希望受理しちゃっていいのか?ってツッコミ入れたくなりました。
まあ、最愛のムギちゃんが大喜びしていたので別にいいけどww

前にも書いたのですが、けいおん世界では、奇妙な逆転現象がしばしば起こります。
進路決定という、本来なら重いはずの決断が極めてカルく描かれ、唯が前髪を誤って切ってしまった場面の方が、はるかに深刻な印象を与えるという、錯視めいた作劇。
女の子にとって、髪は命なんでしょうか。オシャレに縁のない私には、理解の及ばない世界です。
だって、男の子なんだもん♪(阿呆)

でもまあ、私も学生時代は、進学とか就職など、重い決断が迫られる場面では「えーい、どうにでもなっちまえ!」って割と簡単に決めていました。
むしろ、「今日は、どの映画を観ようかな?(当時は、都内各所の映画館に日参していたので)」の方が、深刻な悩みでしたしね。ってそれとこれとは違うかww

次回「受験!」

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2010年8月18日 (水)

けいおん!!第20話感想

#20「またまた学園祭!」

何という再現力
唯のドジっ子MCやギャラリーの暖かいリアクションも含めて、ライブ会場の空気の色までを、実に巧みに再現していました。
単純に再現すればこの味が出るというものではありません。
そこには、現実のライブから拾い上げた「事実」を取捨選択し、最良のエッセンスのみで再構成する演出の目配りが、しっかりと効いています。

ひところ、ロックを中心に、数万人を集める大会場やインディーズな小会場などを問わず、ライブコンサートに通いつめていた時期がありました。
最初っから最後まで総立ちで踊りまくり、酸素不足で死にかけた(笑)こと。
小会場で前列に陣取ったため、巨大スピーカーの音圧で難聴になりかけたこと。
どれも、懐かしい想い出です。
なので、ライブの空気感、現場の雰囲気は、分っているつもりです。
そんな視点から見ても、ほぼ完璧な再現だったと思います。

視聴し終わって、真っ先に気になったのは。
「これまで、けいおん否定派だった人たちは、どう評価するかなあ?」
今回の、衒いのない、非常にすなおな構成は、きっと万人の評価に耐えるものだと感じたからです。

否定派の人たちの論拠は、想像するに、こうではないでしょうか。
けいおんが部活アニメだとするなら、彼女たちの成長がしっかり描けていない。伏線が弱い。
彼女たちの「音楽」への姿勢が、きちんと描けていない。脱線要素が多すぎる。
要するに、キャラ萌えに偏りすぎている。商業主義臭がハナにつく。

ところが、今回は。
けいおんメンバーたちは、逆説的にいえば、「真っ当すぎるほど」音楽に向き合っています。
それに敏感に反応したギャラリーとの、熱い化学作用によって、どんどん白熱していくライブ会場。
しかも、ライブが終了した部室で、「祭のあと」に放心した唯たちの、「おもしろうて、やがてかなしき」無常感までが、きっちり描かれています。
自分たちの、近い未来に思いをはせて、思わず涙にくれる彼女たち。
それは、「別れ」の甘酸っぱい涙であるとともに、過去を洗い流し、新しい旅立ちへ手向ける、力強い涙。
それこそが、「成長」を描くということだと思うのです。

間然するところのない、平凡なふりをした非凡な演出に、心からの拍手を送りたいと思います。

いま感じているのは、視聴者にとっても「祭のあと」の、ささやかな杞憂です。
#20で、学祭ライブというカードのエースを使ってしまって、このあと、どうするんだろう…?

次回「卒業アルバム!」

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2010年8月11日 (水)

けいおん!!第19話感想

#19「ロミジュリ!」

ロ澪とジュ律エットよりも、唯の演じる木が、気になって仕方がありませんでした!
「木だけに、気になる!誰がうまいこと言えっていった!?」
いやそんなつもりはまったくwww
それにしても、憂のあの熱い視線は、木Gの唯おねえちゃんだけに注がれていたんでしょうね。
終幕したとき、誰かに「ねえ、今日の舞台、よかったよね?とくにロミジュリが」って聞かれたとしたら。
昂奮しまくりながら、速攻でまくしたてたことでしょう。
「うん!唯おねえちゃんの静かな名演技に感動した!涙出ちゃった!
(゚д゚)

ロミジュリの舞台が本格的でしたね。もっと、ハプニングとかでハチャメチャにするかと思っていたんですが。
澪も、カボチャを飲んで、あがり症を克服できたようです。信じる者は救われる。
最終場の、二人の情死場面は、白眉ともいうべき名演技でした。声優さんたちもノリノリだったんじゃないでしょうか。

被服担当のさわちゃんが、「スルーだけはいやあ!」って叫んで、やっと皆が反応してくれたけど、澪だけはキラースルーしてました。まあ大した意味はないんでしょうけど。

学園祭に、マンモスの肉!
美味しそうな骨付き肉といい、原始人ファッションといい、石のお金といい、明らかに『はじめ人間ギャートルズ』リスペクトでした。

まだまだ続くよ学園祭。
終らない学園祭というと、押井守監督の名作『うる星やつら ビューティフル・ドリーマー』を想起しますが、それはともかく。
次回、いよいよ学祭ライブかな?やってくれるかな?引き延ばしたりしないかな?
まさかして、「またまた」の次は「さらに学園祭」「もーっと学園祭!」「学園祭再び」ときて、巻き戻しで「学園祭!!
Σ('∀`;)
ひそかに、けいおんエンドレスエイト計画が進行しているのかもしれない、この夏

次回「またまた学園祭!」

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2010年8月 7日 (土)

けいおん!!第18話感想

#18「主役!」

澪をロミオに、律をジュリエットに抜擢!
ふつう、逆じゃね?って、誰でも不思議に思うでしょうね。

異化」ということばがあります。
もともとは、社会学や生物学分野の用語だったのですが、ブレヒト以来、演劇美学の用語としても定着しています。
「日常馴れ親しんでいる文脈から物事をずらして、見慣れぬものにすること」
澪=ロミオ、律=ジュリエットという設定は、ちょっとした異化効果を生んだのではないでしょうか?
現実逃避にはしる澪の、「イルクーツクへの転校」ってのも、思わず吹きそうになりました。
これも、異化の一種かも。パリとかローマじゃ、この奇妙な味は出ませんからね。
澪の極端なあがり症という事情も相俟って、けいおんメンバーたちの必死の努力が始まります。
特訓の一つが、高級メイド喫茶でのメイド接客体験ってのは、お約束ですけどねww

演劇ネタということで、もっと『ガラスの仮面』辺りへのリスペクトがあるかと思ったけど、それほどじゃなかったですね。
唯の役「木G」とかに、北島マヤが演じた、動かない・しゃべらないという人形の演技を想起しました。
そして、紅天女は梅の木の精霊ということで、和(まどか)は、唯を紅天女候補に考えているのかもしれませんって何処の月影先生ですかww

次回が、本舞台になるのかな?

次回「ロミジュリ!」

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2010年7月31日 (土)

けいおん!!第17話感想

#17「部室がない!」

「いなくなってから、初めて大切なもののありがたさが分かる」
憂の犠牲によって、作詞一等賞を獲得した唯。
誰がイイこと言えっていった!って感じの、イイ歌詞でしたね。
でも、憂ちゃんを作詞のための対価にしちゃいけないと思うんだ。
(´∀`*)

ヤンデレ(SIGERU標準)の憂ちゃんが、マジ病んでましたね。いや風邪ひいたレベルなんですが。
それでも、おねえちゃんのお世話をしようとする健気さに涙。

メンバーの作詞が見られたのが嬉しかったな~。
作詞には、その人自身が出ると言いますからね。文は人なり、というか。
澪ちゃんが動物ネタに走るときは不調…。
えー、悪くないですよね、動物ネタって。
映画でも、子どもと動物を出演させておけば失敗はない、って言われてるし。
「タヌキみたいに化かされたい」
「私をさらってマンドリル」
こ、これはひどいww

唯「ごはんはすごいよ、何でも合うよ」ごはん賛歌w
ムギ「ケンイチさん、あなたが犯人だったんですね?」火曜サスペンス劇場ww
律「いくらはいくら?」「電話にでんわ」ふとんが吹っ飛んだレベルww
澪「アライグマが洗った恋」「キリンリンリン」絶不調www

ドキドキものだったのは、あずにゃんの作詞でした。
梓「もうすぐあげるから
Σ(゚Д゚;
「ちょっと待っててね?トンちゃん
Σ(゚Д゚;Σ(゚Д゚;
と、トンちゃんに初めてをあげちゃうのか???
(ノ∀`)

今日の豆ちしき。
「流浪の民」とは、ジプシーのこと。ドイツの作曲家、シューマンに、同名の有名歌曲があります。

次回「主役!」

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