2010年3月20日 (土)

デュラララ!!第11話感想

#11「疾風怒濤」

「僕は数に頼る!」
人数を恃むのは、小物ボスがよく使うテですね。
しかし、この台詞が、これほどかっこよく聞こえたのって初めてです
(ノ∀`)
波江とのやり取りは、ゼータガンダムのカミーユとか、Vガンダムのウッソを思わせる青臭さ。
気のせいか、声質まで似ている気が…。
「人のためでも、世界のためでもない」
ここで、「オレの趣味ですよ」と言えば、ブララグのロック。
バラライカさんを感心させた逸材レベルにもなれたのですが。
でも、帝人は、自分が知りたいから、と言い放ちました。みんなが望む正義を信じたいから、とも。
つかみ所のない、不思議なコですね。

地方で逼塞していた帝人が、営々孜々と構築してきた、ダラーズというネットワーク。
そのうち、悪い連中がダラーズを名乗って、悪い事をし始めた。
悪い噂をかき消すくらい、いい事をすればいいんだ、と主張する帝人。
例えば?という問いに答えられのは、平凡な奉仕活動。街のゴミ拾いとか、壁の落書き消しとか。
きれいごと、ガキ、寝言は寝て言え、と返されて(´・ω・`)ショボーン
でも、呼びかけに反応したのか、壁の落書きをたった一晩で消す連中が現れて、帝人、思わず苦笑です。
これが、伏線だったんですね。

メール一発で、居合わせた群集が、一斉に携帯を取り出した。
何と、烏合の衆と見えた彼らのほぼ全てが、ダラーズだったのです。
映像で見せられると、爽快感がありますね。結構なカタルシスでした。
ついでに、バッカーノのキャラまで呼び寄せるのがすごいです。
さっきまでの強気は何処へやら、怯えて逃げ去る浪江さんが、ちょっと可愛かったかも♪

セルティは、念願どおり、張間美香と会うことができました。
真っ先に尋ねたのは、名前。
しかし、返事は。
「セルティ」
携帯を投げ捨て、失望して立ち去るセルティ。
自分の顔とともに、アイデンティティも美香のものになってしまった
でも、これで踏ん切りがついたのか、群集に向かって、高らかに宣言します。
「私はいま生まれた!この街に、私の存在を刻みつけるために!」
やっと、自分を発見できたんですね。新たな決意と旅立ちです。

セルティこと張間美香を妄執的に追う誠二に、ナイフで襲われた帝人!
ナイフといえば折原臨也の独壇場ですが、今、どこに?
頼りになりそうな平和島の静ちゃんは?

次回「有無相生」

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2010年3月13日 (土)

デュラララ!!第10話感想

#10「空前絶後」

いよいよ、非日常な結末に向けて、準備が整いました。
セルティは、張間美香のすぐ傍まで迫ってきました。
首探しの長い旅も、ようやく終るのでしょうか。

紀田が、悠長にダラーズのメンバー当てごっこをしているので、まだこのネタを引っ張るのかと思ったら。
あっさりとネタ明かししましたね。
逃走したバンが、矢霧製薬のものだという折原の言葉で、全てがつながった。
夢中で、パスワードを打ち込む帝人。
画面がよく見えないけど、ダラーズのメンバーに召集かけたのかな?
ひそかに、ダラーズというネットワークを構築していたのは、この日のためだったのか。

折原は、チャットの田中太郎を探していた。
キミは有名人だからね、って思わせぶりをしていたのは、帝人がダラーズのトップだと看破していたんですね。
折原が動けば、全てが動き出しそうな予感です。

帝人が、園原さんはストーカー?って誤解して動揺する場面に吹いたww
ここ重要!
もっと追究してほしかったなあ、杏里ちゃんのストーカー話。
前にも言ったけど、気になるのは、彼女の行く末だけなんですよね。
(ノ∀`)
入学式で、帝人の名前に注目していたら、本人が現れた。
クラス委員を一緒につとめることになって。
だから…
帝人のストーカー妄想が、なかなかに乙でした。
杏里ちゃんに刺されたり、放火されたり、両親を人質にとられたり…。
結構いいかもww
他ならぬ杏里ちゃんにされるんなら、本望かもしれません。
それにしても、分っていてからかう杏里ちゃんも、人が悪いです。

むかしのジョークなんですが。
好きな女の子の上半身と下半身、どちらかだけ手に入るとしたら、どちらを選ぶか?
園原杏里ちゃんの場合、難しいなあ。
メガネとオッパイはもちろん捨てがたいけど、でも実用的には下
ゴラァ━━━(#゜Д゜)=○)`Д)、;'.・━━━!!
下品な台詞禁止!なの!

次回「疾風怒濤」

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2010年3月 6日 (土)

デュラララ!!第9話感想

#9「依依恋恋」

ついに、セルティ(体)とセルティ(首)が遭遇しました
旅の目的である首と出会って、昂奮というか慌てまくっているデュラハンちゃんが可愛い♪

誠二って、病んでたんですね。
「姉さん。おれ、人を殺しちゃったかもしれないんだ」
大量出血している死体の傍らで平然とカップ麺食ってる姿が、サイコパスみたいで、いかにもです。
波江も病んでるな~。
美香の死体に、セルティの首を移植。それも、愛する弟のためとは…。
バカテスの玲(あきら)さんと違って、ひたすら気色悪いだけです。
セルティのボディを愛する新羅と、首を愛する誠二は、ある意味好対照なヘンタイさんですね。

いきなりペンシルを突き立てる誠二。
平和島は、痛みを感じないんでしょうか。
脳内麻薬物質がどばどば出て、痛覚を消しちゃってるのかもしれません。
正直、嫌悪感しか感じなかった誠二を、静ちゃんが思いっきりぶっ飛ばしてくれたので、スッキリしました。

ふつうに疑問なんですが、セルティの首を移植された張間美香の現在の人格って?
やっぱり、セルティなんでしょうか?
でも、セルティである自覚はなさそうだし、記憶もなさそう。
仮に、美香が生きている状態での生体移植だったとしても、美香の記憶を保持させるのってムリですよね。
それとも、DTBみたく、記憶のコピーなのかな。

帝人が美香と一緒に逃げたのが、ちょっと不思議でした。
まあ、首なしライダーに追いかけられてる女の子を見たら、庇って逃げるのが当然か。
二人を消去しようという浪江の追跡が怖い…。
全ての糸を操る折原の存在が、急激にクローズアップされてきました。

次回「空前絶後」

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2010年2月27日 (土)

デュラララ!!第8話感想

#8「南柯之夢」

悪夢にうなされるデュラハンちゃんが可愛い♪

南柯之夢「人生がはかなく、むなしいことのたとえ。中国唐時代、ある男が酔って槐(エンジュ)の木の下で眠り、栄華をきわめる夢を見た故事から」
うたかたの夢、という感じでしょうか。信長の「一期は夢よ ただ狂え」にも似ています。
ただ、セルティの独白には、それとは違うニュアンスを感じました。
「こちらで眠っているとき、あちらでは目覚めているのではないか…」
むしろ、荘子の胡蝶の夢を思わせます。
夢の中で胡蝶になり、楽しく舞っていたが、はっと目覚めたとき、自分が胡蝶になった夢を見ていたのか、胡蝶に夢見られているのが自分なのか分らなくなった、という寓話です。

デュラララって、結構奥が深いなあ。

帝人のさがしものは、『つながり』。
いかにも、彼らしい探し物ですね。
チャットで、甘楽さんやセットンさんとつながっているのも、帝人の願望ゆえなんでしょうか。
某所で、ダラーズのトップは帝人だ、と推理している方がいました。興味深い考察です。

門田は、カズターノ事件以来、矢霧製薬が気になるようです。
新羅は、闇医者として出入りしている。
誠二の姉、波江は、矢霧製薬の重役で、人体実験に関わっているらしい。
いろいろ、繋がってきましたね。
矢霧誠二は、恋人に「セルティ」って呼びかけていました。
無言のまま、ぽろぽろ涙を流す彼女は、張間…美香?

新羅も、露西亜寿司のファン。
サイモンお勧めのスペシャルメニュー。唐揚げ、チーズ、マーボにボルシチ、とどめはサワークリーム。
全部食ったんだ…。
まあ、味覚のないセルティの甘いキンピラや苦しょっぱい味噌汁が平気な彼なので、キャパが広いんでしょうけど。

エンドクレジットの、折原舞流(喜多村英梨)とかは、いつ登場したんでしょうね?
メイド喫茶の彼女たちとも思えないし。

次回「依依恋恋」

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2010年2月20日 (土)

デュラララ!!第7話感想

#7「国士無双」

平和島静雄が、いかにして池袋最凶になったか?というお話でした。

岸谷新羅は小学校から、折原臨也とは来良学園からの腐れ縁だったんですね。
3話では顔見せ程度だった折原のナイフ技が、やはり凶悪だったことが、よく分りました。
静雄と、人気俳優になった弟の幽(かすか)との兄弟愛の話。
静雄が、取立て屋の用心棒になってからもバーテン姿だったのは、弟からのキモチを大事にしていたためなんですね。
いいお話だ…。・゚・(つД`)・゚・
同時に、新宿から池袋に戻ってきた折原が、何かとんでもない事を企んでいる、という伏線の話数でした。

少年時代の静雄が、パン屋のお姉さんからもらっていたのは、やっぱりムサシノ牛乳…かな?
(ノ∀`)

次回「南柯之夢」

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2010年2月13日 (土)

デュラララ!!第6話感想

#6「東奔西走」

時系列をずらしてみせる手法は、もうデュラララの独壇場ですね。
語りは、門田京平@中村悠一さん。
カメラに向かっていろいろ状況説明してくれるのですが、「誰に話してるの?」という仲間ツッコミに慌てているのがカワイイww
門田たちがダラーズのメンバーだったとは、意外でした。トップの正体は不明ですが、門田の推理どおり、折原なんでしょうか?

人攫い3人組が再び登場。悪い奴らですが、毎回ヒドイ目に遭ってるので、何となく同情。
撲殺天使ドクロちゃん拷問なんかされたら、死んでしまいますww
不法滞在者たちがたむろするビルを急襲し、カズターノを拉致しました。
カズターノはダフ屋。ヘンなイタリア人っぽいのですが、戸籍は日本人?
渡草が熱愛するアイドルの最前列チケットを入手する特殊能力に恵まれているようです。

人攫いの目的は、何と人体実験でした!Σ(゚Д゚;
連中が『上』と呼んでいたのは、矢霧製薬。
そこの偉そうな女医が、矢霧誠二の姉、波江。
写真立には、弟の誠二と、隣は恋人だった女性?
一瞬ですが、フォルマリン漬けの女性の生首の映像が。
その誠二は、池袋の街を、ようやく見つけた恋人と散策しています。
彼女の首には、無慙な傷が。眼も、何だかイッちゃってる感じです。
人体実験。
失踪した張間美香。
首。

これらのキーワードで、いろいろつながってきそうな予感です。

あと、みんなが露西亜寿司のファンだというのが、よく分りました。
平和島と遭遇するリスクを犯してまで、折原が池袋に出没するのは、露西亜寿司の大トロ食べたいからなんですね。
(ノ∀`)

次回「国士無双」
平和島回ということで。

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2010年2月 6日 (土)

デュラララ!!第5話感想

#5「羊頭狗肉」

宇宙人に怯えるデュラハンちゃん可愛い
岸谷じゃなくても、惚れちゃいそうです。
切り裂き魔も、人外なのでしょうか?

複数の主観的な視点から世界を語り、読み手を困惑に導く手法は、芥川龍之介『藪の中』を初めとして、幾つかの先蹤があります。
このデュラララも、それ狙いっぽいですね。バッカーノと同時並列の世界、という噂もありますし。

紀田が語り手に回ることにより、かえって饒舌が抑制されてました。あんまりウザくなかった。
正臣は、あっちの世界にいたようですね。
黄巾賊(の偽物)の連中に囲まれても、少しも動じてなかったし。
だから、帝人をあっちの世界に行かせたくない。
入院中の沙樹は、折原とも知り合い。
紀田と折原との間に、何があったのか。

セクハラ教師の那須島が、杏里に肉迫しております。
肉迫って、こう書いてみると結構やらしいな。
(ノ∀`)
セックスハラショーって…。ハラショーが大流行ですね。

失踪した張間美香は、誠二のストーカーだった。
杏里と美香は、お互いに依存し、利用し合っていた。
クラス委員に立候補したのも、美香がなりたがっていた役職だったから。
自分の打算や狡さを告白する杏里に向かって、帝人がきっぱり言い放ちます。
「それをわざわざ人にいうのが、いちばんズルいと思う」
正論男がここにもΣ(゚Д゚;
帝人も、折原臨也の素質があるのかも。
「だから、もっと胸を張って、堂々としてればいいんじゃないかな」
いや充分に胸を張ってるしw胸が張ってるっていうかwwハラショーwww

二階に引きこもっている贄川の娘。
チャットの荒らしさんなのでしょうか?
セットンですが、「平和が一番」発言で、正体を確信しました。
ズバリ、桜井智樹です!
(ノ∀`)
つまんないオチで御免ww

次回「東奔西走」

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2010年1月30日 (土)

デュラララ!!第4話感想

#4「形影相弔」

ずっとデュラハンのターン!
Σ(゚Д゚;

首なしライダー、セルティ・ストゥルルソンの正体は、本当に首なしの妖精デュラハンでした!
首から発生しているモヤモヤは、影だったんですね。
その影を周囲に放射して、視覚の代替にしているのでは?というのが岸谷理論。
バイクは、首なし馬の魂を憑依させたものでした。

二人は、20年来、同居していたんですね。
首なしデュラハンさんは、いい体をしています。シャワーシーンが微エロです。
でも首が…(/_<。)
岸谷との出会いは、セルティが密航していた客船。子どもらしい好奇心から、思わず父親に報告します。
一笑に付すどころか、興味を持った父親。
妖精の解剖…('A`|||)
どういう父親なんですかww
内臓はあるけれど、全く機能していない。血管には、血が通っていない。生きた人体模型。
グロいです安西先生www

岸谷は、首がない方がチャーミング、とか言っております。
この広い世界には、腕のない女性とか脚のない女性をフェティッシュに好む変態さんがいるようですね。
そんな変態さんたちは、人体欠損状態に昂奮を感じるらしい。
「彼女には腕がない」ではなく、「彼女は存在しない腕を持っている」と想像して楽しむ、とのこと。
岸谷にも、そのテのフェティシズムがあるんでしょうか?医者には、そういう変態さんが多いという話も聞いたことがあります。
フツウな私には、想像もつかない世界ですけどねww

岸谷新羅(福山潤)
セルティ(沢城みゆき)
老画家(納谷六朗)

次回「羊頭狗肉」

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2010年1月23日 (土)

デュラララ!!第3話感想

#3「跳梁跋扈」

男性ナレーションで押し切った第3話。
この語りは、今後も定着するようですね。小説ならともかくアニメ演出としてはどうよ?的な意見も巷間では流れているようです。
男性ナレは、最後に「私も…」と呟いてました。
前回の沢城さんと違い、スタッフロールに登場しなかったので、登場人物のうちの誰かなのでしょうか?声は、サイモンさんっぽいけど…。
ミステリで言うところの、叙述トリックかもしれません。ミスリードの可能性に注目していきたいと思います。

空気化していた帝人くんが復活。園原さんに見つめられて、クラス委員に立候補。
何のフラグも立ちませんでした。ああカン違いww
チャットも復活していましたね。ダラーズが話題になってたけど、今後何かの伏線として使われるのでしょうか。

池袋の暴力代表、折原臨也と平和島静雄が、ガチで対決。
折原は、基本、言葉の暴力の人ですが、ナイフ使いの腕は神レベルみたいです。
ヤマンバガールのショルダーを眼にも止まらないスピードで切り落とし、DQNの額髪を一瞬で剃り上げるナイフ技。
それでも、まだ人間技の域ですが、サイモンは、ビルの最上階から飛び降りてきた模様
平和島の自販機投擲もそうだけど、何気にあり得ないシークェンスを、平気で使ってきますね。
首なしライダーといい、やはりファンタジー要素が含まれているのでしょうか。

矢霧誠二を追っていった園原さんは、有馬さんという女性も探しているらしい。
首に傷のある、あのコの事ですね。
杏里ちゃんは、二人に共通で関わっているのでしょうか。まだ、人間関係の全貌が見えてきません。
その誠二くん、池袋を彷徨ううちに、ついに目的の人と遭遇しました。
「見つけた…。オレの愛!」
彼女が有馬さん?

次回「形影相弔」

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2010年1月16日 (土)

デュラララ!!第2話感想

#2「一虚一実」

2話目にしてデュラララ!!を見直した!評価できる!という意見が各所で聞かれました。
拉致られた神近莉緒に視点を据えた、1話のフォロー回ともいえる第2話。
あまりの人物の多さで拡散しかけた作品世界を、いったん戻して収束させたのは巧みな演出でした。
今回も、教室に現れてすぐ退場した矢霧誠二とか、追っていったおぱーい眼鏡ちゃんの園原杏里とか、謎設定が広がる一方でしたからね。上手く立て直したと思います。

沢城みゆきさんのナレーションで、1話分を押し切った演出が大胆でした!
賛否両論あるようですが、こういう実験的な手法は大歓迎です。効果を挙げていたと思います。
あなたが考えているほど、世界はひどくないから
非常にストレートなメッセージです。この言葉だけを切り取ると、完全に浮いちゃいそうなほどマトモです。
マトモすぎるメッセージに説得力を与えたのは、折原臨也(おりはらいざや)の存在でした。
神谷浩史がいい演技でしたね。とにかく鋭い言葉責め。コトバノチカラを実感させてくれました。
マジやばいよありゃりゃぎさん、って思ったのはナイショですww
折原みたいな悪魔的キャラは、アニメでは珍しいかもしれません。圧縮された断片的な台詞から、彼の思想を浮かび上がらせた手腕には、つくづく感心させられました。
莉緒との屋上でのやり取りは、まさに濃密な心理劇。
やたら文学を引き合いに出すのもアレなんですが、折原にはドストエフスキー的キャラを感じましたね。
真っ先に思い出したのは、名作長編『悪霊』で、自殺願望のあるキリーロフにサジェスチョンして、拳銃自殺に追い込むピョートルという人物です。
狙った相手の心を悪魔的なまでに完全に読んで、心理の隙をついた巧みな囁きで追い込みかけていく。
まさに、折原臨也はドストエフスキー好みの人物といえます。臨也(いざや)という聖書的な名前も気になるところです。
まあ、キリーロフという人物は、独自の人神思想(『神の意志に反抗して我意を完全に貫くことにより、神が存在しないこと、自らが神となることが証明される。完全な我意とは自殺である』)を実証するために、最初から自殺意志が明確でした。
そこは、莉緒ちゃんと違うところです。それだけに、折原の巧妙さが際立ってくるのですが。

衝動的とも見える飛び降りは、心理的にハダカにされ、ストリップさせられた彼女の復讐?
でも、折原にとっては想定内のリアクションでした。
「あくまでも、好きなのは人間であって、キミじゃないから。ここ重要♪」
「最初から死ぬ気ないのは判ってたからね」
折原の言葉による暗示力は、怖ろしいほどです。
『こうすることで、あの男を傷つけてやることができるだろうか?』
ああ、莉緒ちゃんったら、完全に操作されてるし
('A`|||)
この自殺が完遂されていたら、折原は喜んだでしょうか?これは嬉しいサプライズとか言ってね。冷酷な表情で、一部始終を目撃してたしね。
前に少女を自殺に追い込んだのは自分じゃない、って言ってたけど、どうなんでしょう?
また余計なことを、と呟きながら、四人目を表す正の字を消してました。
折原は殺人者なのか?気になるところです。
このまま莉緒を殺してしまったら、それはそれで伝説アニメになったでしょうけど、彼女に救いを与えた事で、正直ホッとしてます。
家庭や学校という安全な世界にいた莉緒にとって、折原は初めて出会った明確な悪意だったでしょう。
でも、世界が変わった、とポジに受け止めている彼女は、世界と折り合いをつけながら、生きていけると思います。

次回「跳梁跋扈」
完全に空気と化した帝人くんの巻き返しはなるか?
(´∀`*)

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