2009年9月27日 (日)

CANAAN第13話(最終話)感想

#13「キボウノチ」

カナンとアルファルド。二人のCANAANの物語も、ついに終結を迎えました。

マリアの死?にも揺るがないカナンの姿に、あせりを増幅させるアルファルド。
カナンは、シャムの教えどおり、共感覚に頼らず、真実を見極めようとします。

約束を守る女、ユンユン!
爆発炎上する列車から、どうやってだか、マリアを救い出した!
この異常な頑張りが、実は彼女の能力なのかもww

想いも後悔も、全てを遺棄したまま逃亡しようとするアルファルド。決着を望むカナン。
アルファルドが茶色だったり白色だったりした理由は。
心が、もう死んでいたから

アクションと台詞回しで物語をドライブしていくタイプのこの作品。
一つずつの台詞を仔細に見ると、まだ硬質で未消化な部分もありますが、圧倒的なスピードと雰囲気とで押し切った感じです。
列車から吊り下がったアルファルド、こんな形では死なせないと、腕を掴んで支えるカナン。
お決まりのクライマックスかと思わせて。
拳銃を手にしたアルファルドが、いったんカナンに銃口を向ける。
ふっと笑って、自らの腕を乱射。真っ赤な血沫とともに、果てしもない谷底へ落ちていく。
残された片腕を握りしめたまま、うなだれるカナン。
この場面は、ゾクッと来ました。

未来を生きようとするカナンと、過去に呪縛されたアルファルド。そんな構図が見えてきます。
そのまま、余韻を残す結末へ。

まさかのカミングズ復活!お坊さんやってます。ビルマの竪琴みたいです。
水島!リャン・チーさま、帰ってこいよ!
(ノ∀`)

上海を去ろうとするミノさんとマリアの前に、颯爽と登場したのは運転手さん@譲治さん。
この人、ただのネネちゃんフリークなのに、妙にカッコイイんですよね。
旅立つ二人へ送るリクエスト曲はネネちゃん、リスナーはシルクロード饅頭さん♪

マリアの写真展。
上海の風景。カナン。そして、アルファルドとカナンのポートレート。
マリアもまた、自分なりの方法で真実を捉えようとしていることが伝わってくるエピソードでした。

狙撃者として、今日も生きているカナン。
アルファルドと同じ髪型です。ここでも、二人のカナンという二重写しの手法が、効果的に使われていました。
そして、夏目女史からの、新たな指令。
ターゲットは、片腕の女。
「了解」
二人の対決は、まだ終らない…。

初回を見たとき、思いました。目指すはジェットコースターアクション?スタイルへの没入?
ある程度の視聴者置き去りを覚悟のうえで、疾走してみよう、感性を追求してみようという意気込みが感じられたのです。
凝ったサブタイの附け方にも、混沌と様式美狙いがあったと思います。
蛇とかウーアウイルスとか国家的謀略とか、様々なガジェットがあったけれど、実は本質ではなかった。
この作品の本質が、カナンとアルファルドの対立にあること、しかも、象徴を駆使した二元論的対立構造だということを早めに明確にしておけば、もっと分りやすかったと思います。
演出に力を傾注したせいもあって、ストーリーとしての計算が行き届いていたかはちょっと気になるところです。
でも、それだけの収穫はあった力作でした。

スタッフの皆さん、お疲れさまでした。

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2009年9月20日 (日)

CANAAN第12話感想

#12「忌殺劣者(きせつれっしゃ)」

列車に乗り込んできたアルファルドは、マリアの腹を撃ち、後尾車両に閉じ込めて、時限爆弾を仕掛けた!
それもこれも、守るべき光のためになら最強になれるというカナンの全ての力を引き出し、対峙するためだった。

「超人とは、嵐のようなものだ。もし戦場で出会ってしまったら、おのれの無力に絶望するしかない」
アルファルドは、シャムにとってのカナンだった。だから、シャムの望みどおりの兵士になろうとした。
「あたしは?」
極限。それが彼女にシャムが附けた名前。微かに溜息をつくアルファルド。
「シャムは、おまえを見ていた。自分の性能をはるかに超えた絶望を」
カナンの共感覚が、シャムの言う超人、すなわち戦場での兵士に完璧に適合していた、ということなんでしょうね。
それは、兵士として極限の存在となったアルファルドでさえも、求めて得られないものだった。

だから、アルファルドの望みは。
「私が殺したいのはお前じゃない。お前を、絶望を殺して、私はシャムの亡霊を撃ち抜く!」
ややこしい言い回しですが、アルファルドが抹殺したいのは、結局のところ、過去という名の亡霊なのでしょう。
蛇の統領となり、世界の命運を左右する存在にまでなった自分を未だに縛る桎梏を破壊し、自由の高みに飛翔すること。

そして、カナンとマリア。
カナンはまるで赤ん坊。愛する者をただ無心に追いかけ、守ろうとする。
その光が、大沢マリアだった。
しかし、自らの無力を感じているマリアは、ユンユンを逃がして、独りで消え去ろうとしている。
「ごめんね、あなたを照らせない。ごめんね…」

今回も衒学的な台詞が多用されているものの、アルファルドとの闘争場面をはじめ、終結に向けて加速していく力と熱が感じられました。
この勢いで最終話をうまく着地させ、カタルシスを創り出してほしい…。

この作品は、人物の二重写しが強調されています。
カナンとマリア。アルファルドとカナン。光と影。希望(カナン)と絶望。
象徴という手法で対立構造を設定し、強烈なドラマを生み出そうというのです。
二人の、カナンに向ける心情はよく分りました。
カナンは、その思いにどんな答を出すのか?
それこそが、最終話の鍵になるという気がします。

次回(最終話)「キボウノチ」

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2009年9月13日 (日)

CANAAN第11話感想

#11「彼女添(シーソー)」

愛とは厄介なものだな
今回の『彼女添』は、アルファルドのこの一言に尽きました。
リャン・チーとカミングズ、ハッコーとサンタナが、抱き合ったまま壮絶な退場です。

それにしても、理恵さんすごすぎ。今期の助演女優賞確定という感じです。
私と姉さまの間に入りこんでくるヤツは、それはなんだって殺す!ブタだって!クリームだって!バーベキューだって!夢だって!ワープロだって!愛だって、殺す!
こんな発狂台詞を演技力で支え切れるのは理恵さんしかいないっす。
他ブログさまでは、笑ってしまったというコメントもありました。
『愛?いいじゃないか、こっけいで』(ノ∀`)

「姉さまが、本気であたしを殺そうと…」
シャムの名を騙ってアルファルドをおびき出し捕えさせ、救出するという筋書きを立てたのはリャンでした。
姉さまの気を引きたいために犯した、倒錯した行動だったのです。
アルファルドが与える高貴という名の罰に陶酔し昂奮しまくった末に、リャンも青龍刀を振りかざして立ち向かいます。
殺されるために、愛の成就のために。
しかし、愛だろ、愛の結末は、私の予想を遥かに超えました。
共感覚を手に入れようと抗ウイルス剤を服用したリャンですが、副作用で髪は脱色し、瞳は深紅のいろに。
そして、耐性のないリャン目がけて、共感覚の嵐が襲いかかった!
錯乱するリャンは、鏡に映る変わり果てた自分の姿をカナンと誤認。
カミングズに、このカナンを殺せと迫る。
殺したら私を愛してくださいますか?と呟くカミングズの手によって、血みどろの終局。
こんなに赤い血が飛び散ったのって、地上波では久しぶりかも。
('A`|||)

夏目の正体も明かされました。
NGOアウルの客員幹部。その実態は、日本防衛省情報本部統合情報部所属、夏目ユリ三佐。
彼女は、バージニア州ラングレーのサンタナと同じような立ち位置でしたね。
情報データを入手した夏目は、ファクトリーを消滅させるために、米軍ブラックホークを召喚。
「これじゃまるで、あたしがサンディ田中の意志を継いでしまったみたいじゃないの」

また新たな人物が?

ある意味立役者だったリャンが消えハッコーが消え、物語は急ぎ足で収束に向かいます。
カナンの真の名は絶望。そう告げたのはシャムでした。
彼の薫陶を受け、アルファルドは最高の兵士に成長した。しかし、カナンは、シャムの希望をさえ超えてしまった。
そして、アルファルドはカナン…。

残り2回。二人の決着はつくのでしょうか?

次回「忌殺劣者(きせつれっしゃ)」

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2009年9月 6日 (日)

CANAAN第10話感想

#10「想執」

サンタナ退場!
しかも、リャンの罠にはまったハッコーの声で。
これも、『愛だろ、愛』なのでしょうか…。
愛する男を殺してしまう魔性の女というと、バジリスクの陽炎を思い出します。
あちらは毒の息。こちらはミラクルボイス。
愛する男の死体を引きずりながらふらふら歩いてくるハッコーが恐いっす。
古い映画のラストシーンで、同じ場面があったなあ。『情婦マノン』だったか…。

「この場所がどうして生れたか知っているわよね。そう、第二のカナンを創り出すため」
やはり、ファクトリーはカナン製造所だったんですね。
そして、ウーアウイルスは、カナンの元々持っていた共感覚を、さらなる高みに昇華させた、とも。
涙まで流してみせ、ハッコーを煽動しまくるリャン・チーさん。
憎いカナンを倒せるのは貴方しかいない。さあ、フラワーガーデンに血の花を咲かせましょう!
しかし、さすがはハッコー@能登さん、白々しい演技や口車には乗りません。
本当の敵はリャンたち蛇だと、ちゃんと分っています。
「私たちをこんな運命に引きずりおろしたのは貴方たちじゃないの!私も戦う!」
彼女の声は超振動波となって、脳髄に損傷を与えるのです。
モニターの向こうで、苦しみ悶えるリャン。
と思ったら。
なーんてね。おばかさん♪
お芝居かYO!Σ(゚Д゚;
理恵さんのヤな演技が冴えまくってましたね。ハッコーを罠にはめた後とか、もう舞い上がりまくり。
「あっはははは!そいつ、耳から血を流してない?あんたが殺したんだ!」

そのリャン・チーさんですが。
ご入浴まで済ませて、えろい下着姿でお姉さまを待っているとは。
姉さまにたっぷり可愛がってもらうとか何とか言ってますよ?
「声なき世界の中心で、私は愛を叫びます。姉さま、お導きを」
ホント懲りないよなあ、この人も…。
調子こいた演技で死亡フラグも充分に立てたことだし、アルファルド姉さまの仕置きが楽しみです。

マリアとユンユンが、面白い着ぐるみでファクトリーに潜入。
凍れる地底湖に沈んでいたのは、まさかしてカナン?
これが、リャンの予告していたアンチエイジングなのか?
いや――髪の毛がちょっと違うかな。私で三人目とか?

何気に現れた夏目が、ごめんなさいねと言いながら、二人に銃を向けた!
この人の正体もまだ底が知れません。
贖罪、って言うのも、カナンの共感覚によると怪しいみたいだし。

次回「彼女添(シーソー)」

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2009年8月30日 (日)

CANAAN第9話感想

#9「過去花」

ユンユンの光と影。

シルクロード饅頭を売り歩くおもしろい彼女は、仮の姿でした。
最後の死に場所を求めて、故郷の村に帰ってきたのです。
蛇から逃げ出した以上、薬を手に入れる手段はない。
しかも、薬はそれぞれの症状に応じたオンリーワン。代替は効かないというのです。
ユンユンって、キャラが立っていて好きだなあ。とまっちゃん(戸松遥さん)の他人のふり演技もかなり笑えたし。

サンタナは、バージニア州ラングレー(CIA)の人でした。
蛇は、ウーアウイルスに関して、CIAと組んでいた。
なるほど、アルファルドと副大統領が親密なのも納得です。恐らく、副大統領はそっち系の出身。

ユンユンやハッコーの村は、壮大な実験場だった。
CIAは、人為的にウーアウイルスを散布し、抗ウイルス剤の効果をテスト。
結果、何らかの能力を得たものがボナー、ボナーにすらなれなかった者が日陰の花、アンブルーム。
時系列的に、蛇による渋谷のウイルステロが先でしょうね。
その際、カナンという共感覚の使い手が誕生した。
(もしかして)大沢マリアも、抗ウイルス剤を投与されたときに、何らかの能力を得たのかも知れません。
明確な成果がなければ、CIAや蛇は、わざわざ中近東の村を使った実験に踏み込むことはなかったでしょうから。
そして、夏目のNGOは、真実を暴くという名目の下に蛇やCIAを恐喝しようとしている非合法な存在。

いろいろ判明した事実もあったのですが、またまた謎も増えました。
アルファルドが、カナンを『絶望』と呼んだこと。
アルファルドの色が、うすい茶色、シャムと同じ色と、カナンが呟いたこと。
シャムは、カナンにとって光だった。その彼とアルファルドが同じ色をしている?
カナンは二人は要らない、とも。やはり、カナンとは、何かのステータスを表すシンボルらしい。

カナンは、共感覚を取り戻したようです。ラストステージに向けて、最高の盛り上がりですね。

最後の舞台はファクトリー。
リャン・チーは、カナンを殺そうとして、かえってアルファルド姉さまのアタックを受けてしまいました。
お待ちしてます姉さまああ!愛の花咲く我らが庭、フラワーガーデンでえええ!!!」
愛の花咲くって…。青い花っすか?
(ノ∀`)
理恵さんの絶叫演技が相変わらず冴えてます♪舞-乙HiME以来だなあ、この共感覚は。
カミングスが、身を挺して愛するリャンを守ろうとしたのは男前でした。その後がマヌケでしたけどww
アルファルドは、彼らが身を以って示した『だってだって愛なんだろ?』に興味を持ったようです。

共感覚を一時的に失ったことで人間らしい弱さを見せたカナン。
アルファルド一人が、相変わらず超越者です。底が知れないという意味で。
大沢マリアもそうなんだよね…。最後の謎という気がしてならないのですが。

次回「想執」

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2009年8月23日 (日)

CANAAN(約束の地)について

以前から噂のあったカナン劇場版ですが、公式情報によると、私が思っていたようなテレビの続編ではなく、放映分の13話がそのまま上映されるみたいですね。
テレビ版の謎は、すべて劇場版で解決されるとばかり思っていたので、これは予想外の事態。
つまり、劇場版では謎は解明されず、さらに先送りになると。
ベルリン世界陸上の余波により、野球娘とかうみものがたりとかハガレンがトバされ、手持ち無沙汰の今、カナンの謎について語るときがきたのかもしれません。

●カナン
主人公。滅ぼされた村の生き残り。
共感覚の持ち主。カナンの共感覚とは、絶対音感のような単一な知覚ではなく、あらゆる現象を色として感知できる能力らしい。人間の感情さえも、青とか赤とかの色として知覚できる模様。カミングスには、モンスター以上の存在とも言われていた。
これまで登場したウーアウイルス感染者(ボマー)は、死の恐怖の代償に、異能力を身に着けている。ワクチンをエサに、蛇にいいように使われている哀れな存在。
カナンも、ウイルス感染との関連が示唆されていた回が、確かあったように記憶している。
すると、カナンは、ウイルスに打ち勝って能力者となった、特殊な進化者?
カナンは、ハッコーにもユンユンにも狙われていた。彼らは、蛇の命令ももちろんだが、カナンを怨んでいるふしがある。
カナンを倒す刺客製造のため、人体実験の材料にされたから?
アルファルドが、リャンのファクトリーにも言及していた。消えた村もファクトリーも、量産型としてのボマー製造所?
●アルファルド
蛇の頭領。名家の出らしい。カナンと共に、優秀な傭兵シャムの薫陶を受けて、兵士として最高の能力を得た。アルファルド自身も、カナンという二つ名の保持者。
カナンとは、旧約聖書に現れる『約束の地』。神がアブラハムに与えることを約束した『乳と蜜の流れる土地』。本来の意味以外でも、譬えとしてよく使われる。
他アニメでいうところのファントムとかノワールとか、暴力に充ちた世界におけるステータス的存在?
アルファルドとカミングスとの会話がかみ合わないところから、アルファルドと蛇の考え方は、似ているようで、根本的なところでは異なっているらしい。アルファルドは、組織の目的達成のためでなく、自らの欲望のために動き始めている?その個人的な欲望には、カナンとの確執や決着が含まれているらしい。
特に、ウイルスとの関連や能力者としての言及はないものの、国際会議場トイレでは、素でカナンを圧倒する身体能力を見せていた。
●大沢マリア
『欺瞞に満ちた女』。アルファルドが呟いた言葉。
「おまえが、あいつにとってのカナンだなんて」とも言われていた。あいつとは、(主人公の)カナンのことか?
「すごいすごーい」しか連発しないため、単にアタマの軽いキャラとしか受け取られていないが、実は最大のキーパーソンかも。
仮説だが、マリアが渋谷テロの記憶を封印し、暴力を何より恐れるのは、実は彼女自身が異常な能力の持ち主だから?
渋谷では、彼女のせいで大惨事が起こったという可能性もあるのか?
少なくとも、偶発的にウーアウイルスに感染し、父・大沢賢治の抗ウイルス剤で生き延びられた被害者、というだけの軽い存在ではなさそうです。
●夏目
これも謎の存在。
NGO?カナンに肩入れする彼らの目的は?ハッキング技術の異常な高さといい、そんじょそこらのNGOとは思えません。今のところ、解析不能。

○サンタナ
日式カラオケ店の経営者。ハッコーを匿っている。あの村は俺が消した発言から、蛇の元メンバーらしい。
組織から離れているのは、ハッコーへの愛ゆえか。
○リャン・チーとカミングス
分りやすい。
○ハッコーとユンユン
まあ分りやすい。

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CANAAN第8話感想

#8「乞(こえ)」

「このうえ、守ってもらったら、ムズムズしちゃうよ。アソコが
Σ(゚Д゚;
ちょwwマリアおまwwwしかもカオ真っ赤だしwww
言ってません!!!」
(ノ∀`)

色が見えなくなった(共感覚が失われた)ことで、他人の感情が見えなくなったカナン。
まるで、暗闇の中を歩いているような不安な気分だという。
元気を出してもらおうと、退院したばかりのカナンを公園に連れ出すマリア。
賑やかだと思ったら、ネネちゃんの野外ライブ。譲治運転手さんも、しっかり絶叫応援です。
ハッコーさんも来てました。ギャラリーが歌に合わせて楽しくシャウトしているので、自分もハミングしようとします。たまにはカラオケしたい気分?
能登さんの声が聞けた!と思ったらミラクルボイスだった!頭を抱えて苦しむ人々。
消えた村の生存者の彼女は、病室で男の子を慰めようとして、その恐るべき声で殺してしまったという暗黒の過去の持ち主だったのです。

ハッコーさんが望んだので、消えた村目指して、西に向かって進む凸凹コンビたち。
みのさんとサンタナがどヘタに歌ってるこれって、ゴダイゴの名曲『ガンダーラ』じゃないですか。ひどい。冒涜だ。
('A`|||)
ハッコーさん、何だかジト目でカナンを睨みつけてると思ったら。
寝込みを襲い、いきなり首を絞めた!
そこは兵士、素人さんに殺られたりはしません。逃げ出すハッコー、追いすがるカナン。
振り向きざまミラクルボイスを浴びせる作戦かと思ったら、口パクで何かを伝えました。卑怯なマネはしないハッコーさんでした。
『あなたのせい…?』

サンタナが、ぽつりと呟きます。
「あの村は、俺が消した」
やはり、彼は蛇のメンバーなのでしょうか。

アルファルドが副大統領とホットライン。どんだけ親しいんですか。
蛇の望むのは、対テロの名目の下に永遠に続く、武器売買の必要な闘争世界?
ただ、現在の世界は、憎しみによる負の連鎖というより、ただ流れに任せているだけ、というのがアルファルドの見方。
もっと、もっとだ!って感じなんでしょうか。暗黒的理想主義者のアルファルドさんでした。

シルクロード饅頭?
ユンユン、満を持しての再登場です。こんなところで商売していたとは…。

ネネ(高垣彩陽)国民的歌手。アインはアイドルもできるのです♪

次回「過去花」

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2009年8月16日 (日)

CANAAN第7話感想

#7「慕漂」

シャムは、アルファルドとカナン、両方の師匠。
そして、アルファルドも、かつてはカナンという名を持っていたが、それを自ら捨てたと。

「あなたたちは、どうしてウーアウイルスを」
「本当に忘れたのか?」
マリアまたまた蹴られて踏みにじられた!もうドMさんになっちゃいそうです
「おまえのように欺瞞に満ちた女が、あいつにとってのカナンだというのか…」
アルファルドったら、捨てたといいながら、結構カナンという存在にこだわってる感じですが。
自分が、カナンにとってのカナンになりたかったとか?(ややこしい)

抗ウイルス剤を独自に開発した大沢マリアの父ケンジに、ホワイトハウスが眼をつけました。
横田基地から、彼ごとワクチンを輸送しようとしますが。
彼が乗った車が蛇によってブローアップさせられたのを見て、副大統領は、国際会議場ごと消滅させる第2案を選択。
グアムから、ステルス戦略爆撃機B-2スピリットが向かいます。
これ1機で、20億ドルとかするらしいですよ?世界で21機しか存在しないとか。

メインコントロールルームに到達したカナン。
夏目からの連絡が入り、二人のユニゾンが開始されました。
カナンが共感覚をリミッター解除して、夏目がハッキングした解析コードをサーチ開始。
どっかで見たなあ、こういう場面…。
『とある魔術の禁書目録』の能力者、アクセラレータだったっけ。あの演算能力のヤツです。
長門も『射手座の日』で、索敵モードオンにより似たようなサーチを駆使してましたね。

爆弾のGPS機能に干渉して、寸前で50メートル誤差を生じさせた!
「カナン、何だかわかんないけど、すごいすごーい!!」
マリアのお得意が、またまた出ましたね。お気楽なコです。
カナンもすごいけど、あんな旧式っぽいOSでペンタゴンの最新システムをハッキングできる夏目ねえさんって…。

「好きにしなさい、か。もう、好きではおさまらない、愛は…止まらない!!」
すごいよトモエさん、じゃなかった、リャン・チーさん。
アルファルドお姉さまに切り捨てられて、もう逆恨みの鬼と化しております。
(ノ∀`)
カナンの眼に異変が?一時的に酷使し過ぎたため、共感覚に異常を来たした模様。
ここをリャン・チーに襲われたら…。

次回「乞(こえ)」

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2009年8月 9日 (日)

CANAAN第6話感想

#6「LOVE&PEACE」

「ならば、愛に呑まれる者は!」
「さあな。面白いんじゃないか?こっけいで」

詰め寄るリャンを、余裕でいなすアルファルド。
舞-乙HiMEのトモエ(理恵さん!)とシズルお姉さまとの関係ソックリです。既視感あります。

アルファルドも、カナンと同じくシャムの弟子だったんですね。これが、二人の確執の原因か?
戦火の村で拾われた薄汚れた娘。だが、シャムは彼女にカナン(約束の地)という名をつけた。
アルファルドの家は財力があり、テロ組織『蛇』は、それを当てにしている。
それを承知で組織に身を投じたアルファルドの目的は?
目的のためならおまえは最強だが、個人の欲望のままに動けば…と、シャムに釘を刺された模様。
しかし、ご忠告も何のその。欲望のままに動く気満々とお見受けしました。
その欲望には、カナンとの決着も折り込まれているのでしょうか。

上海国際会議場での平和会議に招待されたみのさんとマリア。
みのさんは、どうして俺たちの居場所が?と疑っています。さすがはベテランと思ったら。
マリアのよいしょで舞い上がってしまいましたww
それでも、ボマーやカナンの謎を追って、取材に飛び出していくのはさすが。
マリアを一人で行かせたのは迂闊でしたが。ツメが甘いのはみのさん属性のようです。ハッコーにも返り討ちにあっていたし。

サブタイのLOVE&PEACEって、調子こいた合衆国大統領の戯言だったのか。各国首脳に強制してますよ?
CHINAとRUSSIAが思いっきり引いていたのが笑えます。

リャン・チー田中理恵さんのぶっ壊れた演技は今週も健在。今回は(今回も)一人勝ちでしたね。
二頭身のSDリャン・チー可愛かったし。

アルファルドは、マリアに、忘れたのか?と言っております。
渋谷でのウイルステロの際に、二人は出会っている感じですね。

リャン・チーが、さんざんマリアをいたぶり、あわや処刑しようと!
アルファルドが銃撃により制止。いったんキレかけたリャンですが、怒りを押さえ込みました。
その後は、不気味に冷静です。逆に気になるところです。

さて、仕込みと伏線は充分。劇場版を控えて1クールでしょうから、一気に盛り上げていくと予想。

カナンが駆ける!大沢マリアへの愛のために!思春期百合パワーは全てに勝つのか!?
(ノ∀`)

次回「墓漂」
リャン・チーが凄い顔を…。

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2009年8月 2日 (日)

CANAAN第5話感想

#5「灯ダチ」

ユンユンの、ダイナマイトが150発!
マイトガイ?
(小林旭主演のアクション映画由来。主題歌が、♪ダイナマイトが150トン 畜生 恋なんてぶっ飛ばせ♪)
ゴダールの気狂いピエロ?
(主人公がダイナマイト巻いて自爆ラスト)

わけアリとは思ってたんですが、リャン・チーの直接指令を受けてたんですね。
ユンユンは、ボナーでした。あの印がある、あの村の生き残り。
盲腸が二つあるって…。
指令により、ハッコーの日式カラオケ店にホステスとして入り込み、政府高官をウーアウイルス感染させようとします。
ハッコーの巨乳に対抗して詰め物しようとするのが何とも可愛かったっす。貧乳の格差は国際問題ですよね。
それにしても、みのさんとサンタナってキャラかぶるなあ。無精ヒゲがあるかないかの違い?

そして、カナン暗殺指令が。
ユンユンは、「死ね」と言われたから、死ぬしかなかった。
まりあを利用して強引にカナンを引っ張り出しました。
そのままカナンを巻込んで、覚悟のダイナマイト自爆。
でも、尋問の時も、川に落ちた時も、カナンはユンユンを殺さなかった。
それはまりあのため。悲しむのを、見たくないから。
正直、まりあの立ち位置とか行動原理って微妙なのですが、ここはよかったです。素直に。
まあ、私ご贔屓のユンユンが助かったからなのですがwww

ボマーたちは、何かクスリで管理されているようです。ちょっと気になるところではあります。
屋形船に施錠し、意気揚々と立ち去ったユンユン。
彼女に、新しい未来が開けたのだと思いたい…。

次回「LOVE&PEACE」

『うみものがたり#6』ですが、エヴァの録画を最優先事項にしたため、視聴できていません。
友人から入手できれば、感想書くかもです。

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