鋼の錬金術師第64話(最終話!)感想
#64「旅路の涯」
鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 、ここに完結!
そして、原作も含めて、鋼の錬金術師という金字塔が、最終章を迎えました!
全64話という長きにわたって感想記事を完走させたのは、初めての経験。
その意味でも、感慨深いものがありますね。
初期の、原作の劣化コピーとか騒がれていたころから、営々孜孜と書き続けていたのが、今となっては懐かしい思い出です。
心を落ち着かせようと、ひと眠りしたのですが、ちっとも収まらないので、昂奮の赴くまま書きつけますね。
最終話の最大のクライマックスは、やはりエルリック兄弟の帰郷でした。
故郷へ続く長い道。
体力の落ちたアルフォンスにとっても、足はオートメイルのエドにとっても、長い、そして心躍る帰り道だったでしょう。
来訪者を察知したウィンリィ。
それが誰なのか、気づいて扉を開けるまで、流れ続ける荘厳なBGM。
旅路の涯、という言葉が実感できる、いい演出でした。
そして、駅での、エドの不器用きわまりないプロポーズ!
半分やるから半分くれとか、全部あげるわよ!とか。
微笑ましいですねえ。若きホーエンハイムとトリシャも、こうだったのかなあ。
兄弟は、東へ西へ、旅に出ます。
ひとりの人間として、あらゆる事を知りたい、いろんな人に会ってみたい。
かつてホーエンハイムの辿った道ですが、ただ一つ、異なっているのは。
真理の扉の彼方という、人としての限界を超えた、完全知への不可能な探求ではない。
人間として、おのが限界をしっかりと見据えながら、地に足をつけての、知への探求の旅です。
何かを犠牲にしてでも、手に入れたいものがある。
それこそが、鋼の心。
個人的にひかれたのは、セリムのその後でした。
大総統に収まったグラマンが、ブラッドレイ夫人を表敬訪問しつつ、ホムンクルス・セリムを監視しています。
異変があったら、そのときは…。
ブラッドレイ夫人も、凛とした笑顔で、私がそうはさせません、と応じます。
人間と、ホムンクルスとの共存という、新たな可能性。
ワクワクするわい、と呟くグラマンが、妙にカッコよかった。
こんな、喰えない爺さんにまで眼を行き届かせるなんて、さすがとしか言いようがありません。
EDで流れる、みんなの未来。
マスタングのちょび髭に苦笑。ブラッドレイの堂々たる美髯への道は、まだまだ遠そうです。
愉快なエルリック家。子どもまできっちり描きこむのが、いかにもハガレンらしい。
おお!やはりメイ・チャンは、アルフォンスさまのお嫁に?
思わず、彼女のお胸のサイズを目視したのはヒミツです。それなりに育ったみたいww
余韻に浸っていたところへ、劇場版製作決定!の一瞬のテロップが!
Σ(゚Д゚;
畢生の大作ですからね、劇場版にしたいのは分るけど…。
もう、完全な外伝として製作してもらった方がいいかも。期待はしてます。
ボンズのスタッフ、そして荒川先生、ありがとうございました!
名作の完結に立ち会えた事を、心から嬉しく思います!
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