ライドバック第12話(最終話)感想
#12「光の舞台へ」
「見ててね、すずりちゃん、ここはあたしの舞台!!」
すずりが死んだあの公園までグリモアを誘導し、敢えて対決を挑む琳。
繰り出される動きは、バレエのポーズそのもの。
『ちがう、戦ってるんじゃない、踊ろうとしている!』
琳の舞台を知っているしょー子にはよく分るのです。
グランジュテ、プレパラシオン、ジュテ・アントラッセ…。
脱出した琳と珠代。
傷ついた珠代を逃がすために、グリモアを一手に引き受けて逃走する琳。
一度は捕獲されかけますが、岡倉の救援で事なきを得ます。
その間に。
まさかの武装解除命令!
GGP最高執行機関である中央委員会のメンバー更迭!
ロマノフ失脚!
あれよあれよの急展開が。
惠と龍之介が動いていたのは分っていたけど、こうも急転直下にGGPを追い落とすとはビックリです。
やはり、大物の片倉南風に手を出したのが失敗だったのか。
キーファとの一騎打ちで、俺たちは廃品なんだよと自嘲するロマノフ。
GGPは変質し、革命や闘争の時代はとっくに終ったということなんでしょう。
キーファ、追いつめられました。にやりと笑うロマノフ。
背後から銃声一発!
狙撃したのは横山みさをさん!
廃品の始末というならキーファも殺すはずですが、なぜかロマノフだけです。
みさをさん、実はキーファに気がある?
もしも2期があったら、琳とみさをがキーファ争奪戦を繰り広げるホワルバ展開?
(´∀`*)
前回、琳はどんな選択をするか予想したのですが、闘争ではなく、芸術を選びました。
フェーゴは、琳の傷ついた脚のメタファになっています。
芸術とリンクさせるのはキライじゃないのですが、気になる点も幾つか。
すずりに『舞台』を見せるという意図はよく分るのですが、綺麗な見せ場を持ってくるなら、すずりの死の描写があまりにも痛々しすぎました。
その他の血飛沫描写も、不要だったのではないでしょうか。
GGPとの対決も、あと数話分は欲しかったところです。
でも。
今はただ、桜の舞う中、苦悩から解放されたような笑顔で、ただいまと呟く琳に、おかえり、と言うべきなのでしょうね。
ライドバック『序章の終わり』という感じです。
物語はまだこれから。
密度の濃い作画を見せてくれたスタッフ、ありがとう!
ライドバックの疾走シーンには、何度も昂奮させられました。
ひとまず、さようなら。
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