WHITE ALBUM第26話(最終話)感想
#26「僕達は一緒に座っている、一晩中、動くこともなく」
冬弥と由綺は、子ども時代に出会っていた。冬弥だけが忘れていた。
真の女神は、由綺一人だった。
めのうが動機づけして、その後現れた女神たちは、冬弥が作り出した由綺の身代わり。代償作用だった。
全ては、ションベンタレの恥しい記憶を封印するためだったんですね。
由綺が差し出した『よくできました』の紙メダルを投げ捨ててしまい、父親に叱られて草むらを探すが見つからない。
探し物は何ですか?は、由綺のメダルだったということで。
拾ったのははるかちん。話をややこしくした張本人ですが、聞かれなかったから黙っていただけ。なるほど。
(ノ∀`)
恥の多い人生を送ってきた冬弥。もう『人間失格』みたいなお話です。
声の出ない理奈ちゃん相手に、冬弥言いたい放題。
女神にお礼をしようと思っただけなのに、本当の気持ちを示すと、女神たちは悲しむ。
数々の浮気は、サンタクロースか福の神気取りだった結果だと。
空気のような存在の由綺でさえも、そうだった。
「あいつ、俺が呼吸してるだけで、泣いたり悲しんだり」
そうそう、存在自体が悪なのですよ。分ってるじゃん。
「俺、由綺の涙しか見たことないんだ」
だから、太宰を見習って、さっさとこの世にグッド・バイを…。
「理奈ちゃん、俺、誰も愛しちゃいけなかったんだよ!」
はぁ?(´Д`;)
何それ。
何を自己陶酔してるんですか?カン違いもはなはだしいぞ。理奈ちゃんも、フォローなんかすることないぞ。
『違う!冬弥くんのせいじゃない!』
り、理奈ちゃんったら!フォローしなくていいって言ってるのに!
冬弥のせいじゃなくて、誰のせいだと言うんですか?
「みんな藤井くんを愛してるから!」
Σ(゚Д゚;
何じゃそりゃあ!
しかも理奈の声が戻った!
ビーナス音楽祭で、由綺が弾き始めたのは、持ち歌ではなく『POWDER SNOW』。
速攻で退院した理奈ちゃんが、途中からデュエットで加わります。モノマネ大賞で、芸人が歌ってる最中に本物が現れたみたいなサプライズです。
アンコール拍手を浴びていたけど、音楽祭には失格、番組もめちゃめちゃ。すっかり迷惑アイドルになってしまいました。
それぞれの道。
ナツコは、めのうを離れ、ストリートで自分一人で歌うことができるようになりました。
英二は、警察から釈放された後、ちょっと捜し物をしてくるよ、と書置きを残して去ります。航空機のカットが入ったので、恐らくまた海外へ。
喫茶店エコーズで。彰によって、フロイト的謎解きがされます。
賢いマナちゃんも、実の姉がケチなイソップの製造元であることを理解してます。
マナちゃんが読んでた『花とよめ』に笑っちゃいました。まだこれやってんの?は、『ガラスの仮面』のことでしょう。
もうすぐ終りそうだけど、って、さらに20年たった今でも終ってませんがww
弥生ねえさんが、由綺のメモを冬弥に渡しました。もう、握りつぶす事はしないんですね。
いよいよ、ねえさん公認の仲に。
Cパート。
神崎社長は、めのうやマナちゃんと一緒に、家を引き払ってトラックでお引越し。
すっぴんにラフな服装が似合ってます。これからは、一家を支える肝っ玉母さんとして逞しく生きていくんでしょうね。
第一志望に合格したマナちゃんですが、文学部を受けたので、数学はお受験の範囲外。
つまり、数学の家庭教師は不必要だった。
それじゃどうして…って、そういう事なんですよね、やっぱり。
危ない危ない。絶妙のタイミングで、お引越しになってよかった。
最後に、金の斧と銀の斧の謎かけをしたのは、女神になりたい気持ちが残っていたからでしょうか。
青年の毒牙にかからずにすんで、お父さん安心したよww
冬弥は、今日も元気です。歩道橋から降りてきて、誰かに手を振りました。それはきっと――
天網恢恢疎にして漏らさず、って言うけれど、冬弥は無罪放免みたいですね。
漏らしちゃっていいのか神様?もう、神も仏もありませんな。
荷馬車か何かで通りかかって、プシュ!とかサイレンサーで殺っちゃってくれませんかファントム?
('A`|||)
春と秋に分けて放映されたWAも、これにて終劇。
お疲れさまでした、スタッフ。
そして、お疲れさまでした自分。よくぞ最終話までたどり着いたものです。
途中で何度、パトラッシュ、僕もう疲れちゃったよ、って弱音を吐きそうになったことか。
冬弥氏んだかな?のご褒美はなかったけれど。
水樹奈々ちゃんの紅白出場という、思いがけない女神降臨がありました。
アニメファンとして、嬉しい限りです。大晦日に流れる『深愛』が楽しみです。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (10)
最近のコメント