2018冬期アニメ随感 木曜の深夜(12)
「だがしかし2(完)」
吹雪の駅舎で、ひとり絶望に沈むココノツ。
失意の彼の前に忽然と降臨したのは、女神・ほたるさんでした。
しかしそれは、マンガ家の夢破れたココノツが死のまぎわに見た、青春の幻影だったのです。
【最終話あらすじ(大嘘)】
主人公補正、ここに極まれり。
何ですかこの大団円は。皮肉の一つも云いたくなるってもんですよ。だってそうでしょう。
ほたるちゃんは、ココノツが欲しいって恥じらいもなく叫ぶし!
ハジメさんやヨウさんは、シカダ屋店長の座を用意して待ってくれてるし!
紅豊は、バイトリーダーという輝かしいポジションで迎えてくれるし!
そしてサヤちゃんは、ココノツはあたしのお婿さんって云ってるし!(云ってませんw
こういうのを、リア充、人たらし、人でなしって云うんですよね!
ココノツは、あえてマンガ家なんて茨の道を行かずとも、充分幸せになれると思います。そうですとも。
ともあれ、最終話にふさわしい、賑やかな演出でした。
かくも長き不在から帰ったほたるちゃんは、相変わらずのマイペース。再会できたら恨みつらみを述べようと構えていたココノツも、すっかり毒気を抜かれた感じです。
それどころか、彼女提供のスーパーマリオくんコミックガムとブタメンで、身も心もほっこりしました。青春の蹉跌も、これでバッチリ解消さ。
そして、紅豊はほたるちゃんの実のお兄さんだったのです。回収ナシの投げオチもまた善哉(よきかな)。
スタッフ、お疲れさま!次期も愉しみです。
「たくのみ。(完)」
最終話にふさわしく、ツッコミ所満載の愉快なエピソードでしたねw
現役社会人なら、苦笑できるネタがてんこ盛り。特にマナー指南のあたりが。
上座、下座は分るとして、ビールのラベルが上か下かなんて誰も気にしてませんよ。そんな瑣末に拘泥するよりも、会話の内容とかに気を使った方がよほど実際的というもの。
まあ、この時期ですから、迷走するビギナー社会人のネタを狙ったのでしょうけど。
そして、アサヒスーパードライについての手放しの神格化も、もはや笑うしかないレベルです。
ドライが売れ始めた当時、あの「美味しんぼ」が、総力を挙げてディスっていたのが思い出されました。
山岡なんて、ドライの味は金属のスプーンを舐めたときのあの酸っぱい味だ、って極言してましたもんね。
当時は、まったく同感でした。そうだよ!ビールはやっぱり、舌の上に豪華な味わいが立つような、本格派のビールじゃなきゃ!ドイツビール万歳!
そんな私も、キリン一番搾りを経て、今やキリンのどごし生で決まり。だって安いんだもん♪
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