クジラの子らは砂上に歌う第9話
「かかってこいよ!おれとオウニが一緒なら、いつだって最強なんだよ!」
ニビ死す!
何という死亡フラグ回収職人!匠の技に思わず涙です!
そしてオウニ覚醒!
直接には作用できないはずのサイミアが、兵士たちを破壊していきます。
ヌース・スキロスことオリヴィニスが感応して、謎の触手ベクタ(仮)が暴走。
精神世界で、オウニは彼岸に渡っていくニビを幻視。後を追おうとするオウニに、ニビは静かに語りかけます。
「見せてくれ、砂塵を払って、この世界の先を」
「この世界の先」という言葉は、チャクロに対しても投げかけられました。恰も、この物語の通奏低音のように。
「チャクロ、痛い?」
サミちゃんの幻影が再登場!
痛いでしょう?心が痛いでしょう?ってアレか?
心の記憶の改竄とか共有とか、まるでエヴァンゲリオンじゃないですかw
「世界の中心でアイを叫んだけもの」そのものの観念世界ですよ。オリヴィニスがカヲルくんに視えてきました。
「君たちの哀しい物語は、ヌースの力で書き換えてあげよう。ファレナの民たち、ボクは君たちを救済したいんだよ」
しかし、物語の改竄を、チャクロは峻拒します。死んでいった人たちの記憶の行き場を失くしたくない、消したくないと。
オリヴィニスは、アンソロポスのコカロを与えました。アンソロポス(ギリシア語で『人間』)は、ヌースの始原的存在らしいです。
ファレナのエマとコカロがあれば、新しいステージへ進めるとか。RPGキーアイテムって感じですな。
等価交換ナシで、こんなキーアイテム貰っていいの?
不安がるチャクロに、オリヴィニスは云います。
「いいんだ。君の選択の、その先が見たい。進めよ、ファレナの罪人たち、新しい世界へ!」
クジ砂のセカンドステージに期待です。
次回「新しい旅に出るわ」
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