このはな綺譚第10話
皐「気づけば人の輪の中心にいる。まったく、いやなひとだよ」
柊「母上は、頭がよくて問題も起こさない皐を此花亭に勧めたんだ」
天才と努力家、最後に勝つのはどっち?
古今東西を通じた、永遠の命題です。名作映画「アマデウス」でモーツァルトとサリエリが戦わせた精神的闘争も、印象に新しいところです。
今回「このはな」が見せてくれたのは、この命題への究極の答え「どっちも勝てる」でした。まさに、コペルニクス的発想の転回といえます。
妹の皐は天才肌の柊を羨み、姉の柊は此花亭の仲居を器用にこなす皐を羨んでいたのですね。
二人とも、相手を尊敬し合っている。しかも、お互い気づいていない。
奇妙で幸福な姉妹関係。柊は妹を巫女に推挙する気満々らしいので、皐ちゃんが巫女になる日も、そう遠くはなさそうです。
序にいえば、柊ねえさまが今でも九九を云えないのも、つまりは天才のあかしということでw
今回の収穫は、巫女のあやめさんでした!
清楚感ただよう正統派眼鏡美少女。そのうえ、実に佳い体をしておられますw
「背中流していただける?」
お流しいたしますともあやめさま!何なら綺麗なおなかも洗ってさしあげ
「こらSIGERU、わらわのおなかを流したいと申したのは戯れだったのかえ?女神の怒りは怖ろしいぞよ」
これは沫那美(アワナミ)さま!ご無礼つかまつりました!
不肖SIGERU、女神さまの尊き仕置き、謹んで頂戴いたしまする!(ギャグ使い回しw
遡ってAパート。
薬で縮んでしまった皐と、柚ちゃんにまつわる百合百合テイストなコントも自体も味がよかったのですが。
山を越えてきた旅人さんに関する柚ちゃんの名推理に、ミステリ者としてのマニア心が擽られました。
「杖をお持ちでしたし、それに、足元が汚れていました」
ここで、「あの土は、地質分析的に山の土なのだよワトソン君」とでも喝破してくれれば、柚はシャーロック・ホームズの域にも達したのに!残念!(笑)
次回「神様の休日」
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