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2017年12月14日 (木)

このはな綺譚第11話

神様の休日は、夜を徹しての酒池肉林。いや、肉林は少なめだったかな。
おねえ神に舐められる棗も、ちょっと見たかったかも(笑)。

今回も、脇を固める声優さんが豪華でした。
戦の神は、大塚昭夫さん。重鎮っぽい使われ方だから、まだ問題はないのですが。
芸能の神Aは置鮎龍太郎さん。芸能の神Bは草尾毅さん。
おねえな演技が大爆発です。悪ノリに近いほどの熱演です。
何という置鮎さんと草尾さんの無駄遣い!
思わず慨嘆してしまったのは私だけではあるまいw
でも、お二人とも楽しそうに演じているのが印象的でした。

「このはな」を視聴し終わったあと、いつも心に残る「何か」。
それは、物語としての、骨太のメッセージです。

昔はいくさが多くて、祭りも多くて、活気があった。
弁天さまにも紛う美女に化生した女将が、往時を懐かしみます。
とはいえ、ハロウィンみたいな仮装行列だって悪くはないし、戦争など起こらないに越したことはない。
戦神が無聊をかこつ太平楽な世の中も、決して捨てたもんじゃない。
だけど、もっと日本古来の、固有のものを、みつめ直すべきなんじゃないか。大事にしてもいいんじゃないか。
Aパート「神様の休日」のエピソードには、原作者のそんな深い想いが込められている気がします。

同じことが、Bパートの、お菊ちゃんとリリィのエピソードにも云えます。

ラスト、持ち主の女の子に見出され、幸福そうに微笑むリリィちゃん。
「よかったね、リリィちゃん」と、すなおに落涙することもできるでしょう。
でも、そんな感傷だけでは終らない「何か」が、このエピソードにはあるのです。

菊「これからは、思う存分人間を呪っていいのよ」
リリィ「あなた、人間が憎いの?」
菊「あんな量産型の人形に乗り換えやがって!」
分ります!ガンダムがグフに乗り換えられたほどの口惜しさなんですよね!(違

それは冗談ですが、お菊ちゃんの狂態を笑いながらも、何処か落ち着かない気分にさせられるのは。
彼女の呪詛が、実は、われわれ自身の呪詛に他ならないからです。
お菊ちゃんは「わたしはお菊じゃない!」と繰り返し訴えて、誰にも聞き入れてもらえません。
思わず笑ってしまうのですが、考えてみれば、われわれの名前だって親が勝手につけたもの。自分で選んだものじゃありません。
なのに、一生付き合わなければならない。不条理といえば、これほどの不条理はないでしょう。
だから、お菊ちゃんを笑えないのです。

『人形は、人間に愛されなくなったら、それが寿命』
捨てられたリリィは、静かに呟きます。彼女の諦観が、われわれの心を打ちます。何故でしょうか。
人間だって同じだからです。
人が一所懸命生きようと努めるのは、畢竟、この世界に居場所が欲しいから。つまり、「世界に愛されたい」からに他なりません。
しかし、人間も結局は、リリィと同じ運命を辿ります。
だから、心が壊れてしまう。
世界なんかに最初から期待しなければ、心が壊れる辛さを味わわずに済みます。
でもそれは、とても寂しい人生になるでしょうね。

リリィちゃんが、あの子に愛された想い出だけを抱いて、ひっそり街の片隅で消えていくラストだって、作者は選べたはず。
でも、リリィちゃんにもお菊ちゃんにも、暖かな救いが齎されました。
これだけの伏線を張っての上だからこそ、感傷に堕すことのない感動が現前するのですね。
「このはな」という作品の、腕の冴えを感じる瞬間でした。

 

次回「大晦日の奇跡」

戦の神(大塚昭夫)
芸能の神A(置鮎龍太郎)
芸能の神B(草尾毅)
リリィ(前田玲奈)
少女(白城なお)
彼氏(中村太亮)

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2017年12月13日 (水)

食戟のソーマ餐ノ皿第11話

「まったく、料理人って人種は、どいつもこいつも自分勝手で困るぜ」

おまえがいうなw

ソーマにだけは云われたくない台詞!
彼に自覚はあるのか?ブーメランとはこのことだ!(笑)

いくら尺が足りないとはいえ、遠月十傑の1席と、いきなりの食戟一騎打ち。
しかも審査員すらいません。見守るのは、こっそり立ち聞きしているえりなと秘書子と田所ちゃんのみ。
これで成立するんだから、熱血少年漫画っていいよね!(ほめてますw

テーマは鹿肉。しかもフレンチで。
相手の土俵で勝負し、勝ちを獲りに行くのも、少年漫画の王道です。いいと思います。
鹿肉って、ジビエですよね?フレンチでも特殊な分野です。四宮センパイから学んだ技術が何処まで通用するのか、全くの未知数。
ともあれ、乾坤一擲の賭けは為されました。

セントラルの目標は、町の大衆料理店を潰すこと。淘汰は、日本の美食を前へ進めるのに必要な工程なのだ、と。
そして、司瑛士も云います。仕方ないことだね。
ソーマの闘志に火がついた!
「俺はセントラルには入りません。この勝負、勝たせてもらいます」
勝たせてもらいます!いい響きだなあ。
高倉の健さんの「死んでもらいます」とタメ張りますよ。ソーマの決め台詞ですね。
次回の熱い戦いが娯しみです。

最後に、えろい感想を。
Bパート冒頭、えりなと秘書子のお着替えシーンがありましたよね。
下方からあおる二人の股間に、思わず注目しました。つまり、その形状の違いに。
秘書子ちゃんは、いわゆるドテ高。布の上からでも、ふっくら感がうかがえます。
えりな様は、下付き。深窓の令嬢にふさわしく、控えめな感じです。
みんな違ってみんないいの世界なのですが、殿方からはどちらが好まれるかというと…。
あとはググってみてくださいねw

そこの貴方!助平とか下ネタ大王とか云うなかれ。
作画スタッフがちゃんと描き分けているのですから、きちんと観察し、玩味せねばなりません。それが真の作画通(さくがつう)というものですw

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2017年12月11日 (月)

クジラの子らは砂上に歌う第10話

リョダリ生きてたし!

こんな神展開が許されるのは、主人公補正がかかった時だけのはず!
リョダリって主人公だったの?そうなの?いつどこで誰が決めたの?
彼の哀れな最期を前提として、深い感動を籠めて書き綴った私の第8話記事は、いったい何だったんだ。
返せ、返せよ、私の感動を返せーーー!(笑)

いろいろ驚かされたので、感想記事も錯乱気味になります。ご寛恕ください。

そのリョダリさん、とっくに死者扱いです。戦士名簿から抹消済みです。ファレナに行きたければ、オルカの私物である道化になるしかありません。
道化服をすっごく嫌がってたけど、リョダリくんって挙動不審の狂気さんだし、破天荒道化としていけるかも。
ともあれこんごのかつやくがすっごくたのしみです(棒
それは冗談。リョダリには、世界観とかいろいろ引っ掻き回してほしいです。

Aパートは、死者たちの弔いとか沈痛な雰囲気が漂っていたのですが。
Bパートは、一気にはっちゃけました。
白眉は、スオウの裸族です。
やんごとなきロハリト様が泥クジラに迷い込みました。
帝国以外の貴顕を味方につければ、生存戦略できるかも。そう考えたスオウが、文字通り体を張ったおもてなしを披露です。美形の裸族ですからね、最強です。
「ようこそ、泥クジラへ」
なよっとした横坐りが何ともそそりますな。腐な方々が大歓喜しそうw
Aパートで、スオウが眦(まなじり)決して宣言していた「戦いのない世界」ってコレだったのか。
確かに、無抵抗主義をアピールするにはハダカは最適かもしれませんね。

そしてコカロは生き物!キーアイテムじゃなかったのか。
コカロは泥クジラの舵となるべき存在。本格的に始動を開始しました。
「後はみんなで舵取りをしなさい。いのちは戦いなの。生きて奪って、自分を燃やすのよ!」
エマちゃん好戦的な謎発言です。ファレナの民に、何をさせようというのか。
海賊王なら笑っちゃいますけどねw

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2017年12月10日 (日)

ブレンド・S 第10話

「こんな悲しい壁ドン初めて見ました」

愛があれば身長差なんて…
解消できませんでしたとさw
そして夏帆ちゃんのおかあさん初登場!
ちょっと世帯やつれしてるけど、お胸は立派!中の人は、のとまみさんです。

「教えてあ・げ・る」って、数学の勉強のことだったのか。
なあんだ、ボクはてっきりアレのことかと…(笑)
追試確定で落ち込んでいる夏帆ちゃんの、家庭教師を買って出た麻冬さん。
ところが、夏帆ちゃんのタブレットはゲームアプリだらけ。ちょっとは勉強にも使いなさいよ!麻冬ねえさんのお怒りMAXです。
「相当なスパルタが必要」
判決が下されました。夏帆ちゃんにとっては、ほぼ死刑宣告ですねw

麻冬さんの将来展望が、初めて語られました。
「小学校の先生か保育士めざしてるから」
思わず空想の翼が拡がります。園児と遊ぶ麻冬さんの姿が眼に見えるようです。
「いっしょにあそぼー♪」
おかあさん園児と一緒。というか園児そのものということでw
思わず笑いが込み上げる夏帆ちゃんでした。
『くくく…』
「いま失礼なこと考えてるわね」
図星ですな。

妹キャラなのに、結構デキる女子大生の麻冬さん。メイクの腕もバッチリです。
そして、腕が鳴るような素材の秋月くん登場。飛んで火に入る夏の虫ってところかな。
なるほど。これが本当の「教えてあ・げ・る」だったんですね。
「メイクって、なんだっけ…」
もはや特殊メイク。ハリウッドもびっくりなSFX状態に。
秋月くん、まるで男の娘です。いけないルージュマジックにより、禁断の世界に突入です。
こんな逸材がいたら、スティーレでの神崎ひでりちゃんの立場がありませんな。

Cパート。夏帆ちゃんは、ブラックコーヒーを嗜むようになっていました。
「大人のおねえさんの味♪」
よおし夏帆ちゃん!このボクが、さらに大人の階段を昇らせてあげるぜ
って三流エロ劇画みたいなことを云ってたら捕まりますよそのうちw

苺香ちゃんのドSネタは、今回も封印です。ちょっと寂しいかも。

次回「ツンデレは上手 壁ドンは下手」

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魔法使いの嫁第10話

失われた自我を求めて

魔法使いエリアスの「誕生」が描かれました。最初から魔法使いというわけではなかったんですね。
限りなく精霊や妖精寄りだけど、人間も入っている。そんな奇妙なハイブリッド生命体が彼だったのです。
気がついたら、森を歩いていた。それ以前の記憶はただ一つ「」。

「夜が二つ脚で歩くような」。リンデルは、初対面のエリアスの印象をそう語りました。
夜の闇のように漆黒で、影のように不確かな存在。
魔法使いとして自我を得たのちも、自分は何者なのかという根源的な不安は消えない。
ゆえに、エリアスは人間であるチセを傍に置き、保護者を以て任じることにより、失われた自我を確立しようと無意識に欲したのかもしれません。
チセは未完成な人格かもしれませんが、エリアスも決して完璧な存在ではなかった。
二人の関係性は、決して一方的なものでないという可能性が示唆された瞬間でした。

リンデルの師はラハブ。旧約聖書由来の名です。
でも、聖書においてラハブは娼婦の名なので、このラハブ姐さんとは直接の関係はなさそうです。
師ということは、数百年を遥かに超える無窮の時を生きたリンデルよりも、さらに長命ということに。

チセは、魔法使いが長命であることをやっぱり知らなかったのですね。
「リンデルさんは、いつから生きているんですか。ほかの魔法使いも、みんな長生きなんですか」
「あの馬鹿骨め!何も説明しとらんではないか!これでは…」
エリアスは、チセよりずっと長命。一緒に暮らせる時はきわめて短い。その事実を告げるのが怖かったのでしょうか。

エリアスにとっても、チセはやっと見つけた安息の地。だから失いたくない。
「神々や精霊は、君をいつも見ていてくれる。だから安心して自分自身を救いなさい」
ラハブの言葉は、生まれたてのエリアスの柔らかい心に沁みたはず。
その救いをチセにも齎したい。そうすれば、彼女も自分も、ともに救われるはず。
エリアスは、そう願っているのかもしれません。

魔術師レンフレッドは、相変わらず心配しています。
「このままおまえと暮らすだけにさせていたら、彼女はダメになるぞ」
他人なのに、まるで小姑みたいですなw
ともあれ、チセが彼女自身を救うための自立への道が、徐々に見えてきました。

「私も、あなたに云えてなかったことを話します」
次回、ついにチセの過去が明確になるのかな?

ラハブ(三石琴乃)

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2017年12月 9日 (土)

少女終末旅行第10話

死人に武器なし

ユーちゃんの名言いただきました!
なるほど、そう考えればいいんですね。
ロマサガ1のプレイ時、「ねんがんのアイスソードを手に入れたぞ」な人を殺害してアイテムを奪うとき、いつも罪悪感に苛まれていたのですが、これでスッキリしました。ユーちゃんは救いの女神さまです。
そうか、死人に武器なしなのか…。

閑話休題。
Bパートで、世界が滅んだきっかけらしい戦争についての言及がありました。
「ここもずいぶん武器が落ちてるけど、ひどい戦いがあったのかな」
第1回の記事で、本作と東欧の紛争との関連可能性について述べました。
それは的を射ていないにしても、ちらつく「戦争の影」が気になります。
つまり、この世界に、二人にとっての「」が存在するのかどうかなのですが、その辺りは今のところ、故意にぼかされている印象です。

今回は、電車や時計など動く物体から力学的考察が、そのあと入手したラジオから電波や音波に関する物理的哲学的考察が、延々と披瀝されました。
考察といっても、二人の少女の素朴きわまる解釈を通じて理解しやすく咀嚼されているので、違和感はないのですが、あらためて「これって理科系アニメ作品なんだな」と認識させられます。

基本、無機的な世界観の本作ですが、ときおり挿入される抒情がまたいいんですよね。
特筆すべきは、チトとユーリが、沈みゆく夕陽を眺める場面でした。
「夕陽だね」
「何となく悲しい色に思えるのは、この音楽のせいか」
「きっと、夕陽の赤も哀しいリズムなんだよ」
「光のリズムか…」
歌や夕陽が、なぜ人に感動を与えるのか。普段は考えもしないことです。眼からウロコって奴ですね。
ともあれ、そっと涙を流す二人の姿に、じいんとさせられました。巧いと思います。

このまま、哲学と抒情とで静謐に了るのかと思ったら。
変な生き物あらわれた!
吾輩はぬこである。名前はまだない。
って云いたいところですが、そのまま「ぬこ」と命名されました。
自律機械の次は、奇妙な生命体の登場です。しかも、旅の道連れということで。

彼(彼女?)の今後の活躍(するのか?)に、期待したいと思いますw

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キノの旅第10話

評判が悪い国を訪れたキノは、思いがけない歓待を受けました。
クールなキノをして「もっと滞在したい」と云わしめるほどの心地よさでした。
しかし、その優しさには秘密があったのです。
「優しい国」とは、火砕流による滅びが定められた国だった。それが真相でした。

さくらちゃんの健気さに落涙しそうになりつつも、視聴後、私の心に去来したのは、複雑な感慨でした。
この「優しさ」って、実は何なのだろう?

数日後の滅亡が確実なのに、逃げようとはしない。むしろ、愛する国の悪評を払拭したい。
だから、偶然に訪れた旅人のキノを歓待した。優しい国だったという記憶を外に伝えていってほしいから。
いわば、形を変えた愛国心です。

しかし、裏を返せば、滅ぶというきっかけがなければ、この国の人たちは悪評の上に胡坐をかき続けたことになります。
喩えていえば、ずっと悪人だった人間が死を間近にして、人に悪く思われたまま死にたくないと急に思い立ち、改心してせっせと善行に励む。
そんな身勝手さが、何処かに纏わりついているのです。
善行には変わりないのだから、って割り切る方途もあるでしょう。
でも、釈然としないんですよね…。

釈然としないのは、キノも同じだったようです。
さくらちゃんの手紙で、すべての真実が氷解した場面の描写に、それが表れています。

「私が持っていても仕方ありません。あなたのです。お気をつけて。わたしたちのことを忘れないで。さくら」

手紙によって、さくらちゃんもまた「運命を知り、受け入れていた」ことに気づいたキノが、彼女の真心に心揺さぶられながらも、思わず吐露した台詞。
「さくらちゃんをむりやりにでもお預けされなくて助かった。ホッとしている」
「だろうね」
「エゴだよ。これはエゴだ」
エゴ。厳しい言葉です。
初見時は、キノ自身に向けたものかと速断したのですが。
この言葉はむしろ、さくらちゃんをも含めた「優しい国」の人々へ向けた鋭い批判の矢ではなかったでしょうか?
だからこそ、以下の台詞が続くのだと思うのです。
「いい国だったね」
「ああ。文句の云いようもないさ」
文句の云いようもない。キノの台詞には、ある種の苦さが滲んでいます。

感動を提供しながらも、視聴後に奇妙な「割り切れなさ」を遺す。
やはり「キノの旅」は、端倪すべからざる作品です。

今回のエピソードは、さくらちゃん役の子とか、銃砲店の親爺の正体とか、2003年版キノに繋がる由来がいろいろあるみたいですね。

さくら(天野心愛) あまのここあと読むようです。リアル13歳の、可愛らしい女優さんです。

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2017年12月 7日 (木)

このはな綺譚第10話

皐「気づけば人の輪の中心にいる。まったく、いやなひとだよ」
柊「母上は、頭がよくて問題も起こさない皐を此花亭に勧めたんだ」

天才と努力家、最後に勝つのはどっち?
古今東西を通じた、永遠の命題です。名作映画「アマデウス」でモーツァルトとサリエリが戦わせた精神的闘争も、印象に新しいところです。
今回「このはな」が見せてくれたのは、この命題への究極の答え「どっちも勝てる」でした。まさに、コペルニクス的発想の転回といえます。

妹の皐は天才肌の柊を羨み、姉の柊は此花亭の仲居を器用にこなす皐を羨んでいたのですね。
二人とも、相手を尊敬し合っている。しかも、お互い気づいていない。
奇妙で幸福な姉妹関係。柊は妹を巫女に推挙する気満々らしいので、皐ちゃんが巫女になる日も、そう遠くはなさそうです。
序にいえば、柊ねえさまが今でも九九を云えないのも、つまりは天才のあかしということでw

今回の収穫は、巫女のあやめさんでした!
清楚感ただよう正統派眼鏡美少女。そのうえ、実に佳い体をしておられますw
「背中流していただける?」
お流しいたしますともあやめさま!何なら綺麗なおなかも洗ってさしあげ
「こらSIGERU、わらわのおなかを流したいと申したのは戯れだったのかえ?女神の怒りは怖ろしいぞよ」
これは沫那美(アワナミ)さま!ご無礼つかまつりました!
不肖SIGERU、女神さまの尊き仕置き、謹んで頂戴いたしまする!(ギャグ使い回しw

遡ってAパート。
薬で縮んでしまった皐と、柚ちゃんにまつわる百合百合テイストなコントも自体も味がよかったのですが。
山を越えてきた旅人さんに関する柚ちゃんの名推理に、ミステリ者としてのマニア心が擽られました。
「杖をお持ちでしたし、それに、足元が汚れていました」
ここで、「あの土は、地質分析的に山の土なのだよワトソン君」とでも喝破してくれれば、柚はシャーロック・ホームズの域にも達したのに!残念!(笑)

次回「神様の休日」

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2017年12月 6日 (水)

食戟のソーマ餐ノ皿第10話

鮭の直撃をさけられないーーー!!(笑)
田所ちゃんを全裸に剥いた波動砲がとってもエッチでしたw

ただのオラオラなカマセかと思われた楠連太郎ですが、見ごたえのある鮭勝負でした。
チャラ男くんは、火入れの名人だったんですね。
連太郎の低温調理VS黒木場の包み込み技。華麗な対決が魅せてくれました。

サラマンダーとか最新の調理機器を駆使して、旨味としっとり感を逃さない連太郎の鮭料理。
しかし、決め手は人間の生理的感覚にありました。
人間の舌は、不均一なうまみに、よりコクや風味を感じるようにできている!
そのために、黒木場は特製のシーズニングをわざと散らしてみせたのですね。
ラーメンのスープに浮かべた胡麻油や、珈琲のミルクを混ぜないで飲むのを好む人が多い。
卵かけご飯も、醤油をざっくり混ぜる程度が美味い。
なるほど納得!
まあ私は混ぜまくってぐちゃぐちゃにした卵かけご飯も好きですがw
カレーでも、あらかじめ混ぜて供される自由軒のライスカレーとかありますよね。
大阪人に云わせると「自由軒のライスカレーはご飯にあんじょうまむしてあるよって、うまい」んだそうです。
織田作之助「夫婦善哉」からの引用です。

先鋒格の黒木場が、まずはセントラルの牙城の一角を崩すのに成功!
次回のサブタイ「食卓の白騎士」からすると、いよいよ十傑の1席が食戟に登場か?
対するのは誰?

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2017年12月 4日 (月)

クジラの子らは砂上に歌う第9話

「かかってこいよ!おれとオウニが一緒なら、いつだって最強なんだよ!」
ニビ死す
何という死亡フラグ回収職人!匠の技に思わず涙です!

そしてオウニ覚醒!
直接には作用できないはずのサイミアが、兵士たちを破壊していきます。
ヌース・スキロスことオリヴィニスが感応して、謎の触手ベクタ(仮)が暴走。
精神世界で、オウニは彼岸に渡っていくニビを幻視。後を追おうとするオウニに、ニビは静かに語りかけます。
「見せてくれ、砂塵を払って、この世界の先を」

「この世界の先」という言葉は、チャクロに対しても投げかけられました。恰も、この物語の通奏低音のように。

「チャクロ、痛い?」
サミちゃんの幻影が再登場!
痛いでしょう?心が痛いでしょう?ってアレか?
心の記憶の改竄とか共有とか、まるでエヴァンゲリオンじゃないですかw
「世界の中心でアイを叫んだけもの」そのものの観念世界ですよ。オリヴィニスがカヲルくんに視えてきました。

「君たちの哀しい物語は、ヌースの力で書き換えてあげよう。ファレナの民たち、ボクは君たちを救済したいんだよ」
しかし、物語の改竄を、チャクロは峻拒します。死んでいった人たちの記憶の行き場を失くしたくない、消したくないと。
オリヴィニスは、アンソロポスのコカロを与えました。アンソロポス(ギリシア語で『人間』)は、ヌースの始原的存在らしいです。
ファレナのエマとコカロがあれば、新しいステージへ進めるとか。RPGキーアイテムって感じですな。
等価交換ナシで、こんなキーアイテム貰っていいの?
不安がるチャクロに、オリヴィニスは云います。
「いいんだ。君の選択の、その先が見たい。進めよ、ファレナの罪人たち、新しい世界へ!」

クジ砂のセカンドステージに期待です。

次回「新しい旅に出るわ」

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2017年12月 3日 (日)

ブレンド・S 第9話

オーナーって犬の名前だったのかw

苺香ちゃんのセンスがとってもGOODでした。
この捨て犬くん、スティーレの生態系ピラミッドの頂点に君臨し、かつラストでは店長さんを引き摺り回していましたからね。オーナーの貫録充分です。
人語こそ話せないけれど、やること為すことすっごく人間くさくて、ソフトバンクのCM、白戸家のお父さん犬を思わせる良キャラです。
映画やドラマの世界では、子供と動物を巧く使えれば必ず感動作になるというジンクスがあります。
オーナーにも、マスコットとしての活躍を期待します。

そして、桜ノ宮家のやんごとなき姉上、愛香さまがスティーレに来駕なさいました。
初めて気づいたのですが、苺香ちゃんと兄君姉上との違いって、たれ目か吊り目かの違いだったんですね!
お姉さんがたれ目で苺香ちゃんが吊り目って、全然分りませんでしたよ(笑)。

その姉上ですが、ふわふわゆるゆる系かと思ったら、こと妹の事となると眼の色が変わります。とってもヤバイ感じです。
妹大好きが高じて殺人すら辞さないという、大変なヤンデレさんでしたとさ。

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魔法使いの嫁第9話

アンジェリカ「チセ、それは依存じゃないのかい?」「あんまりいい子でいるんじゃないよ」
チセ「あたしは…ずるい。捨てられても構わないって考えながら、捨てられたくないと思う。あたしは自分勝手だ」
こういう自分の責め方をする人って、何だか自殺しちゃいそうで怖いんですよね…

チセに、エリアスからの精神的自立を促すアンジェリカさん。
エリアスとの関係性をどうするべきか、思い惑うチセ。
彼女の迷い方は、いわば「出口なし」状態。答えを見いだせずに袋小路に迷い込んでしまうタイプの苦悩です。

そこへ絡ませてきたのが、初老のジョエル・ガーランドさんと美しき吸血鬼(リャナン・シー)の恋のエピソードでした。
リャナン・シーはケルトの妖精。常に、人間の男性の愛を求めて彷徨っている。
彼女の愛を受け入れた男には詩の才能と美しい歌声が与えられるが、徐々に精気を吸い取られて早逝してしまうのだそうです。
男が彼女の魅力に応じない場合は、何とか振り向かせようとして奴婢のごとく従う、ともあるので、ガーランドさんの場合はこれなのかな?
でも、彼には彼女が視えていたのです。

ガーランド「昔、ここでとても美しいひとを見たんだよ」
リャナン・シー「さっき、また眼が合った気がしたわ」

ほんの一瞬だけど、彼には自分が視えた。存在を認めてくれた。だから一緒にいたい。
ヴァンパイアらしからぬ、純情すぎる恋です。
この恋人たちは、不思議な関係性を保ちながら、ずっと幸福に暮らすのでしょうね。死が二人を分つまで。

恐らくは長命のエリアスと、スレイベガの出自ゆえに短命の定めにあるチセは、どう生きるべきなのか。
二人の関係性について、新たな視点が見えてきた気がします。

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2017年12月 2日 (土)

少女終末旅行第9話

チトとユーリの前に出現したのはロボット!しかも喋っている!
人間たちとコミュニケーションできるよう、「共感」機能が備わっているとのこと。「われはロボット」的な自律機械なのですね。

生命や進化の根源にまで踏み込んだ、哲学的で、アクションに富み、お色気もたっぷりの、贅沢でステキなエピソードでした。静謐な劇伴も、見事に映像と調和していました。
廃墟美を描く映像と、大聖堂に響くような音楽との幸福な出逢い。
やはり「少女終末旅行」はすばらしい!

大胆にも、全裸で巨大水槽にとびこむユーリ。
やっぱりいい体してましたね!お胸にハリがあります。水着回どころか全裸回というサービスが嬉しい。
そして、ちーちゃんは下着wしかも重篤なカナヅチw
海、サカナ。溺れかけたちーちゃんの眼には、走馬灯が浮かんでおります。危うく一巻の終わりになるところでした。

「疲れたから、サカナ食べよーぜ」
「食べてはいけません」
ユーと自律機械との静かなる対決が微笑ましくて。
健全なる肉体には健全なる食欲が必要なのですねw
「このサカナを旅に連れていきたい」
「捕食者は友だちになれないだろ」
ユーちゃん涎がたれてますぞw

いつものように、静かなまま、お話が閉じるのかと思ったら。
建設機械がこの施設を解体し始めた
ユーリが叫びました。
「あのサカナをたすけようよ!」
ちーちゃんも肯きます。
「共感、ってやつかもね」
サカナを助けるためには建設機械を破壊しなければならない、二律背反?
ロボットという無機物を破壊するのも、「殺す」ことになるのか?
生命の定義次第ということで、回答は示されませんでした。
でも、破壊直前に建設機械と眼が合ったとき「ごめんな、でかいヤツ」って呟いたユーの台詞には、深い情感が籠っていました。

ラスト、黙々と修理する自律機械の孤影に、SF映画の名作「サイレント・ランニング」の結末映像を想起しました。
人間が存在しない宇宙船内で、唯一の生命である植物たちの維持管理を永遠に続けるロボットの映像を。

「人間なんて、もういないのに」
「関係ありません。ただ維持していくだけです」
われわれの日々の労働だって、創造というよりはむしろ「維持」です。
自律機械の行動を非人間的というのなら、私たちも同じなのかもしれませんね。

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キノの旅第9話

ED後半には、何と作者のアニメ版あとがきが!

「夢があったら語ろう!口に出して言葉にして、実現のためにコツコツと、できることから頑張っていこう!
いつかどこかで、多くの人間の理解と力を借りて、その夢が現実になることだってある!
皆さんがいま見ているものが、まさにその証拠なんです!」
作者の自恃と想いとが伝わってくる、熱いあとがきでした!
「ここまで読んでくれてありがとう」とあったので、まさかの最終回かと思いきや、次回もちゃんと放映されるんですね。ホッとしました。

いろいろな国
今回は、ショートエピソード集。料理でいえばアラカルト。美味しいレシピでしたよ。

山賊達の話
ヘラヘラした男と長い髪の女って、師匠と弟子か!相手が悪かったんですね。
さすが長老、相手の力量を測る能力にたけています。こういうのを「慧眼」というのでしょう。
でも、この長老、慧眼すぎて二度と人を襲えそうもないなw

徳を積む国
徳ポイント制の国。善行を積むと増えていき、犯罪をおかすと減る。マイナスになると有罪で収監される。
「いい人が悪いことをすると」云々の不公平さは、私も常々感じていました。錯覚あるあるってヤツです。某横綱の事件などを想起しました。
男は発明家で元大統領。人々に尽くすことによって、前代未聞のポイントを貯めることに成功しました。
そのポイントの大きさとは…
「人を一人殺せるくらいさ」
この徳高い男は何と、人を殺してみたくてせっせとポイントを積んできたのです!ポイント制を理解した子供の頃から!
そして今、苦悩しています。殺したい相手がいないことに。
若い母親「この子が、閣下のように立派な人間になれますように」
男「私のように、人生を失敗した男にならないように」
目標のために邁進するのは尊いけれど、誤った目標を立てて生きれば、きっと後悔する。人生の大いなる皮肉です。

料理の国
鶏肉のキノ焼きはとんでもない激辛メニュー。
改良してマイルドをつくったのは、果たして誰だったのかな?

ティーの願い
役にも立たない行為だから、みんなの願いがかなうように願ったって、ティーも人が悪いですねえw

美しい記憶の国
滞在中の記憶を薬によって消す。
旅人をもてなしたいけど知られたくはない。二律背反の解消なのですね。
本当に美しい想い出は、本人も気づかないほどの心の奥底に秘められているのかもしれません。
とってもステキな夢を見たけれど、どうしても内容が思い出せない。でも、心地よい想いだけは残っている。そんな感じでしょうか。
味わい深い余韻が漂うエピソードでした。

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