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2017年11月 9日 (木)

このはな綺譚第6話

「おまえが送った彼女、あれがお化け、悪霊」
「それ、三途の川よ」
柚ちゃん気づいてなかったのかw
でも、気づいてないからこそ、不幸な悪霊さんを最後まで看取ろうとした柚の優しさが輝くのですね。

EDのキャスト眺めてたら、いきなり「文豪さん」(天乃咲哉)が。
原作者のご降臨!だけど、どのシーンに?
いえ、ごちそうさまです」ってあの台詞か?
蓮ちゃんと棗(お化け)とのキスシーンにいきなりキツネ面で登場した、あの人?
確かに、百合百合でおなかいっぱいですからね。

第6話「此花亭怪談」は、メインの怪談譚に絡めて、百合風味濃厚なAパートと、柚と比丘尼さまのなれそめ、此花亭への奉公のきっかけを描く過去回との混淆でした。

Aパート。みんなで怪談をしていたら本物のお化けが。
百物語の趣向ですね。百話目に本物の「怪」が現界するというアレです。
友だちが欲しいのに、誰からも相手にされない孤独な少女。
自分を消して、好きになってもらえる「他の何か」になろうとして、結局、お化けになってしまった。

お化けが巻き起こす騒動が、百合百合で愉しかったなあ。
棗のお化け「蓮、ボクのこと、好き?」
蓮『この背徳感がまたいいかな』
蓮ちゃんの心の呟きが、何とも知れん色っぽかったっす。

櫻ちゃんのダブル(分身)まで登場。もはや片手にハサミが常態と化しています。ジェイソンみたいです。悪霊より怖いです
さらに桐ねえさんのダブルまで。本物はどっち?
「脱がせば分るんじゃない?自分の体にイタズラするのもまた一興」
「おまえが本物だ」
本物判定に吹いた(笑)

過去譚の、柚と比丘尼さまとの心の交流が素敵でした。

口の悪い与平さんを大キライな柚を、比丘尼さまは優しく諭します。
「言葉ではなく、その裏のまごころに気づけるとよいですね」
「はい…」

桜の樹が美しい花を咲かせるのは、生殖のため。でも、花は人々の心をなぐさめ、感動させている。
「あの花は役立たずだと思いますか?」
比丘尼さまのこの台詞は、フェリーニ監督の名画「」ですね。
自分は役立たずだと泣く主人公のジェルソミーナを、仲間のサーカス芸人がなぐさめる有名なシーン。
「ほら、道端の石ころだって何かの役に立ってる。空の星だって役に立ってる。君だって、きっと」

柚の賢察は、比丘尼さま譲りなのですね。

お化けの少女「わたしを好きになってくれる?」
柚「あなたは誰が好きなんですか?」
少女「わたしは…」

真実の愛とは、愛されることでなく愛すること。
孤独な少女も、「好きになってほしい」ではなく「あなたが好き」って発想を転換できれば、もっと幸せになれたのかもしれません。
柚の心を覗いた少女は、全てを見て、全てを知りました。みんなの優しさや、花の美しさを。
「次は、わたしも花を咲かせたいな」
少女は、微笑みながら三途の川を渡っていきました。
柚ちゃんの浄化力すごすぎ。このまま、スレイベガにもなれそうですw

次回「夏祭りの夜」

文豪さん(天乃咲哉)原作者!
少女(白城なお)
比丘尼(大原さやか)元祖あらあらまあまあ

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