クジラの子らは砂上に歌う第7話
「あたしが誰も通さないって!」
チャクロを勇気づけようと、陽気に叫んだギンシュさん。
不安げに振り返るチャッキー。でも、彼女の笑顔に背中を押されるようにして、前に進みます。
ギンシュさんお願いだからこれ以上死亡フラグ立てないでw
死亡フラグ回収率が異常に高いクジ砂。
サミちゃん亡きあと、元気いっぱいおっぱいのギンシュ姐さんまで失ったら、私たちはどうやって生きていけばいいのか。
「やはりカン違いじゃなかった。泥クジラの民たちは、帝国の人間よりサイミアの力が強い」
リコスが確信したとおり、泥クジラの人々が帝国に疎まれ流された原因は、サイミア能力の強さだったのですね。
そして、チャクロのサイミア能力の特性もさりげに示されました。
彼のサイミアは弱いと初回で語られていましたが、今回を視ると、防御に回ったときのサイミア能力は破格。
誰かを護ろうとしたときに、最高の能力を発揮する。ヒーローならではの隠れ属性が今ここに。
もう一つ気になっていたのは、非戦派のスオウ、そして非戦を通り越して自決派の長老を、物語の上でどのように処遇するかでした。
物語の流れとして、サイミアバトルの白熱化は必然。
問題は、スオウらが説く平和路線をどう扱うか。その処遇いかんによって、物語の厚みが全く変わってくる。
今回で、その答えがほぼ出ましたね。
眼の前で、狂気ピンクのリョダリにハクジ長老を無慙に殺されたスオウ。
平和主義を忘れて、精一杯の蛮勇をふるいリョダリに挑むも、あっさりと返り討ちに。
無力を晒すスオウに、リョダリが嘲笑を浴びせます。
「んだよ、そのお人形さんのような眼は。もう飽き飽きしてんだよ。どいつもこいつも死んでるみたいでつまんねえだろ!」
非戦かつ不殺(ころさず)の思想に終止符が打たれた瞬間でした。
スオウの平和主義の復活があるとすれば、まずは現下の危機的状況を脱した上での、ずっと先の話になりそうです。
そして、シュアン団長が颯爽登場!
世界は狂っている。
その一点だけはリョダリに同意。しかし、そこからが一味違うシュアンさんです。
「でもその子、いちおううちのボスだから、もうやめてくんない?あとね、キミは蠅よりもうるさい」
火花が散るようなやり取りこそが、アニメバトルの華なんですよね。
やっぱり何かやってくれそうな団長さん、まだまだポテンシャルを秘めたチャクロともども、次回の活躍に期待です!
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