クジラの子らは砂上に歌う第4話
泥クジラ壊滅まであと一週間!
タイシャさまを失って途方に暮れるファレナの民。
彼らを率いる立場となったスオウは、次期トップとして悩みまくります。
どうしよう?どうすれば生き延びられる?
長老たち「おまえには、首長として皆を誇りある死に導いてほしい」
は?
スオウでなくとも納得いきませんよね。
そもそも、かつて流刑にされ、今また全員処刑されなければならない罪とは何なのか?
長老たちの発言も、その罪と密接に関連していると思われるので、気になるところです。
いずれにせよ、全員玉砕とかあり得ません。ニューリーダーとして、みすみす老害どもの言いなりになるわけにはいかない。
孤立無援のスオウは、認知きてる最長老さまを頼ります。ボケてもVIPですからね。
最長老は、脈絡ないながらも死にたくないと繰り返し、ファレナに訊けばいい、ファレナはすべて知っていると口走る。
「おまえは知らなくていい!」
長老たちにとって都合の悪い事実が秘匿されているのでしょう。口封じとして、スオウは牢に幽閉されてしまいました。
この物語は、オウミに代表される活劇ラインと、スオウに代表される平和ラインが拮抗しながら進行する構造。
これまでのところ、上手く伏線を張って、おもしろい物語になり得る「型」を造るのに成功しています。
ただ現下、キャラが立っているオウミに比して、スオウが脆弱なのは覆うべくもありません。
いや、平和路線はおいといて、活劇でいいとは思うんですよ。単純におもしろいし。
「キミはちょっと厄介だから」
チャクロたちを華麗にスルーした隻眼の最強団長が、オウミを通せんぼして、バトル勃発の予感。
サイミア能力合戦がインフレバトルにならないよう制御してくれさえすれば、能力バトルはアニメの華ですしね。
でももし、「戦争と平和」を両立させ、より重厚な物語を目指すのであれば、スオウの描き方を相当工夫する必要がありそうです。
泥クジラの存亡をめぐる冒険が物語の縦糸とすれば、横糸は主人公チャクロをめぐるヒロインたちの動向。
ギンシュ姐さんがサミちゃんの後を襲うかのように、チャクロにコナかけてきました。
おっぱい充実、姉御肌で、年上のくせにチョロ可愛いギンシュさんに本気で迫られたら、童貞チャッキーはひとたまりもないでしょう。
でも、幻想世界でサミちゃんに「お嫁さんになりたかった」って囁かれた彼は、生涯童貞の誓いを立てたりしてw
泥クジラ地下のダンジョンに潜入したチャクロたちは、不気味な形態の動力源(たぶんヌース)に遭遇しました。
ネリらしき少女もそこに。
まずは、物語を推進する原動力たるべき「ファレナの民の原罪」の謎が顕かにされるのを心待ちにしたいと思います。
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