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2017年10月30日 (月)

クジラの子らは砂上に歌う第4話

泥クジラ壊滅まであと一週間!

タイシャさまを失って途方に暮れるファレナの民。
彼らを率いる立場となったスオウは、次期トップとして悩みまくります。
どうしよう?どうすれば生き延びられる?

長老たち「おまえには、首長として皆を誇りある死に導いてほしい」

は?

スオウでなくとも納得いきませんよね。
そもそも、かつて流刑にされ、今また全員処刑されなければならない罪とは何なのか?
長老たちの発言も、その罪と密接に関連していると思われるので、気になるところです。
いずれにせよ、全員玉砕とかあり得ません。ニューリーダーとして、みすみす老害どもの言いなりになるわけにはいかない。
孤立無援のスオウは、認知きてる最長老さまを頼ります。ボケてもVIPですからね。
最長老は、脈絡ないながらも死にたくないと繰り返し、ファレナに訊けばいい、ファレナはすべて知っていると口走る。
「おまえは知らなくていい!」
長老たちにとって都合の悪い事実が秘匿されているのでしょう。口封じとして、スオウは牢に幽閉されてしまいました。

この物語は、オウミに代表される活劇ラインと、スオウに代表される平和ラインが拮抗しながら進行する構造。
これまでのところ、上手く伏線を張って、おもしろい物語になり得る「型」を造るのに成功しています。
ただ現下、キャラが立っているオウミに比して、スオウが脆弱なのは覆うべくもありません。

いや、平和路線はおいといて、活劇でいいとは思うんですよ。単純におもしろいし。
「キミはちょっと厄介だから」
チャクロたちを華麗にスルーした隻眼の最強団長が、オウミを通せんぼして、バトル勃発の予感。
サイミア能力合戦がインフレバトルにならないよう制御してくれさえすれば、能力バトルはアニメの華ですしね。
でももし、「戦争と平和」を両立させ、より重厚な物語を目指すのであれば、スオウの描き方を相当工夫する必要がありそうです。

泥クジラの存亡をめぐる冒険が物語の縦糸とすれば、横糸は主人公チャクロをめぐるヒロインたちの動向。
ギンシュ姐さんがサミちゃんの後を襲うかのように、チャクロにコナかけてきました。
おっぱい充実、姉御肌で、年上のくせにチョロ可愛いギンシュさんに本気で迫られたら、童貞チャッキーはひとたまりもないでしょう。
でも、幻想世界でサミちゃんに「お嫁さんになりたかった」って囁かれた彼は、生涯童貞の誓いを立てたりしてw

泥クジラ地下のダンジョンに潜入したチャクロたちは、不気味な形態の動力源(たぶんヌース)に遭遇しました。
ネリらしき少女もそこに。
まずは、物語を推進する原動力たるべき「ファレナの民の原罪」の謎が顕かにされるのを心待ちにしたいと思います。

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2017年10月29日 (日)

魔法使いの嫁第4話

猫の町を訪れたチセエリが見たものは、禍々しい「ケガレ」だった。
チセエリなんて変な略し方するなよというツッコミはナシの方向でお願いしますw

人語を解する猫たちが跋扈する、田舎の町。
文学で云えば、萩原朔太郎「猫町」や日影丈吉「猫の泉」を思わせる設定です。
猫を虐待し、猫に反撃された陰惨な歴史を包含する町という意味では、むしろ美内すずえのホラー傑作「金色の闇が見ている」の雰囲気でしょうか。

1話完結しなかったので、総合的なレビューは次回に廻し、あらすじを追いながらの逐次感想です。

チセまたしても受難。攫われて、湖に放り込まれます。
「遅れてごめんね」
君を護ると云っておきながら、毎度毎度、隙をつかれてチセを攫われるエリアスに、思わず苦笑。
チセが湖の底で出逢ったのは、不思議な美女でした。
彼女は、チセに囁きます。
「この人を、あたしを、殺して」

青い湖に揺曳する不吉な黒いモヤモヤは、穢れ(ケガレ)。浄化されない魂の淀み。
九つの命をもつ猫でさえも知らないほど遠い昔、猫殺戮者の男がいた。
その男とは、夫のマシュー。
病弱な妻ミナの生を贖おうとして、猫から命を錬成しようとしたのでしょう。愛ゆえの妄執ということか。
初代の猫の王は、男を喰らいつくし、欠片も残さず消滅させた。
しかし、ミナがケガレの核となり、マシューの妄執は遺った。
ケガレを鎮撫するのは、代々の猫の王の務め。それも限界に。だから、チセたちに浄化をしてもらおうというのですね。

浄化の役割を、チセに頼むエリアス。
「きみに浄化してほしい」
「なぜ、あたしに?」
「私の本性は影だから、浄化は向いていない」
それは建前で、何か意図がありそうな気がします。
恐らく、浄化する儀式を通じて、チセを変えたいと思ったのではないでしょうか。
チセに、世界を愛する気持ちを取り戻してほしい。世界は味方じゃないかもしれないけれど、決して敵ではないのだから。

横槍を入れたのは、魔術師レンフレッド。妖精エアリアルを鉄の手袋で捉えます。何かの実験に使おうというのでしょうか。このために、チセたちに「仕掛けた」ということなのかな。
レンフレッドは、チセは実験体なのかと問うた後、エリアスに冷然と告げます。
「彼女に伝えたらどうだ?スレイベガの末路を。遠からず訪れる、その死を」
そのまま次回へ。
いよいよ、スレイベガなるチセの出自が明かされるのかな?

ミナ(沼倉愛美)このはなの仲居頭さん
マシュー(上村祐翔)中島敦
レンフレッド(日野聡)もう日野ちゃまなんて気軽に云えない貫録

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ブレンド・S 第4話

ネタとシゲキを求めて。
同人作家界の、いやである花園フォルダ先生こと天野美雨さんがスティーレへ。
ファンの秋月が昂奮しまくりなのが微笑ましい。
今回も、かなりアニメネタ、同人ネタを入れてきました。本当に一粒で二度おいしい「ブレンド・S」です。

Aパートは、美雨さんのおもしろエピソードが披露。
Bパートは、お客さまアンケートの発表です。
麻冬さんの妹キャラは好評。大学生だけどなw
夏帆さん。「いつも協力プレイありがとうございます」。接客というかただの趣味ですな。
秋月さん。「あの人に接客してほしい。二十代男性から」。衝撃。
美雨さん。「お姉さんキャラがステキですが、何かが足りない」。爆乳ですか!ってこればかりはどうにも…。
苺香ちゃんにもご意見が。
「もっとドSにという意見が多数」
お客さまは神様。少年ジャンプじゃないけど、アンケートは絶対です。
そして地獄のドS特訓が始まりました。

あれこれ弄り回したあげく、ドS苺香さんの爆誕!
けっこういい体をしてるので、ボンデージ姿がよく似合う。ドSを通り越して、もはや調教系の女王さまです。
でも敬語はそのままw
慇懃無礼という言葉がありますが、敬語の方がむしろドS度が高まる気がします。
「おなかがすきました」
「な、何が食べたいですか」
「それくらい、自分で考えてくれませんか」
速攻で店長がサンドイッチを用意。
「作ったのですか?」
「はい」
その汚い手で作ったのを食べろと云うんですか
苺香ちゃん怖すぎるしw

さんざ煽ったあげく、「これ、接客には出せねえな」。
衆議一致で、苺香ちゃんはいつもどおり。
「店長さん、わたし笑顔でいいですね?」
ぱあっと笑う苺香ちゃんがカワイイ!いい作画でした。

そしてCパート。
飛び切りの笑顔で接客の苺香ちゃん。お冷がなくなったお客さまには、すぐ追加を。
「お冷どうぞ」
「はい」
「どうぞ」
徐々にエスカレートし、お冷の追加が、わんこそば状態に。
「どうぞ」
「はい…」
「どうぞ」
「は…い…」
「どうぞ」
「はいイイイ!」

水責めだ!」
お客さまたちが一斉にぞくぞくぞくw
このあと、水責めリクエストが延々と続いたのは想像に難くありません。

EDいいなあ。サビのメロディラインとか、とっても懐かしい感じがします。

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2017年10月28日 (土)

少女終末旅行第4話

静謐な作風の「少女終末旅行」。
しかし、今回のミニマリズムっぷりには、記事を書こうとする手が止まりました。
何しろ、描かれたことといえば。
いちばん明るかった建物寺院
カメラで映像記録
この二つのみ。
これで1話保たせるんだから、どうして凡手じゃありません。
ヤワな感想など峻拒する勢いです。純文学や芸術映画でも、ここまで切り詰めた作品は、なかなかないでしょう

「記録」がキーワードの本作。
記録魔のチトがカメラを入手し、映像を記録することができるようになって、撮りまくる。そんな彼女の姿が象徴的でした。
「やっぱりボケてる」
「だめだ。またボケてる」
ボケるという現象から、映像論的に何が読み取れる?
この現実の「揺らぎ」を表象した?
実は仮象の世界だから?この世界はやはり夢幻の空間?
いずれも正鵠は射ていなさそう。単に、チトの撮影技術がまだ稚拙だからだったのかもねw

「食べ物は減るのに、撮ったら残るなんて」とユーリ。
素朴きわまる感慨ですが、映像の意味論として、なかなか示唆的です。
エントロピー増大の法則により、全ての存在(熱量)は徐々に滅していくが、映像として保存することによって、「エントロピーの呪縛」に抵抗してみせる。それが映像の、「撮る」という行為の意味なのかもしれません。

カメラで撮影以外はひたすら食べるのが、二人の日常。
「チーズねえ。何なんだチーズ」
ぽつりと呟くチト。チョコも知らずチーズも知らない。本当に、文明の終焉から数百年が経ってしまったのか。

二人が辿りついた明るい建物は、寺院でした。
寺院とは、神様がいるところ。石像は神様。
いつもの如く、壁の文字を解読するチト。

400年前、三人の神を祀った
極楽浄土。寺院は、あの世を再現したもの。ちーちゃん似の巨大石像は、死後の世界を明るく照らす存在。
床まで光っている。蓮の花池。池の中には花と鯉の模造品が。ガラスの中に閉じ込めている。
あの世は暗闇。安心するために、神を造り、明るく照らすようにした。

大意、そんなことが記されていたようです。人の願望が、明るく照らす寺院と神像を造り上げたのですね。
しかし、人は消え去り、神様の像だけが残った。そんな皮肉。

巨大石像は、変顔のチトに似ていました。
「ちーちゃんが神さまなのでは?」
「神には食べ物を貢がなきゃいけない。くれよ」
「やだ」
即答して、もしゃもしゃ食糧を平らげてしまうユーリ。
「はっ、むしろ私が神なのでは?」
食べ物をとおして、「神性の認識」に至ったユーリ。
ユーリかく語りきってかw
なるほど哲学的。ニーチェもビックリです。

世界を探索し、再発見していく物語。それが「少女終末旅行」。
次回は、何を発見するのかな?

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キノの旅第4話

船の国の、無口なティーちゃん。
寡黙さといい眉毛の感じといい、誰かを思い出させるんですよね。
そう、プリプリのちせ殿です。
プリプリ終了後、「ちせロス」に陥っていた自分にとって、ティーちゃんは一服の清涼剤でした。いろいろロス多いな自分w

塔のてっぺんの黒子独裁者たち(実は人工知能の化身?)を斃して、船の国を陸につけたシズ。
ところが、長老ほか子供までが、船に戻ろうとします。あと数年で沈んでしまう国なのに。
小魚しか食べられない最低限度の生活でも、安定は捨てられないという庶民の性(さが)が哀しい。
いや、他人事ではありません。
アベが牛耳るわが国こそは、極東の海に浮かび、浸水だらけで蹌踉とさ迷う「船の国」なのです。
不安なのは、輓近の国際情勢に鑑みて、わが船の国が数年どころか一年もつかどうかということ。
北のリトルロケットマンの脳が煮えて火を噴かなければいいのだが…。

閑話休題。
船の国が出航し、ティーちゃんだけが浜に残りました。
微笑みながら、抱き留めようとするシズ。
ナイフ出していきなり刺した!
「帰るところなんてない」
ティーちゃんの怨嗟は分るけど、だからって刺すかふつう?病んだちせ殿の再来?
「置いていかないで」
いきなり手榴弾出した!シズと無理心中の勢いDeath!
この子、隠れヤンデレだったのか!ぜんぜん隠れてないけど!(笑)
ナイフや手榴弾を常時携帯とか、アーミーさん顔負けですな。

キノのお蔭で、どうにか落ち着いたシズとティー。
シズは、流浪の元王子。ティーは家なき娘。
寄る辺ない二人が、これからは寄り添って生きていくのですね。
シズは剣の達人。ティーちゃんは武装錬金。最強コンビの誕生です。
二人の前途に祝福あれ。

ティー(佐倉綾音)
黒子の長(飛田展男)⇒カミーユ・ビダンの人です。
長老(沢木郁也)⇒名脇役のベテランさんです。名探偵コナンでも見かけました。

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2017年10月26日 (木)

このはな綺譚第4話

蓮ちゃんご懐妊!タマゴはなっちゃんの子?

ある朝、気がかりな夢から目覚めたとき、蓮は自分が一つのタマゴを宿しているのを発見した。
フランツ・カフカの名作「変身」みたいですなw

ドタバタ騒ぎからスタートしたエピソードのサブタイトルは「夢の浮き橋」。
何気に深みのあるお話でした。
此花亭は、この世とあの世とを繋ぐ「夢の浮き橋」でもあったのですね。

謎のタマゴは蓮から皐へ、次々と寄生していきます。
どうなることかと思ったのですが、やがて生まれたのは、瓜坊の瓜の助。
瓜坊といえばイノシシの子ですが、悪夢を食べるという伝説の神獣、獏の子なのかもしれません。蓮と皐の悪夢を食べてくれたのかも。
此花亭のマスコットとしてデビューなのかな?

昔の子は、七歳までは神の子。育たずに夭折する子が多かったからなのですね。そのためか、若くして亡くなった娘のために、人形に花嫁衣装を着せる風習があったと云います。
此花亭に突然出現した幼女は、あっという間に成長していきます。どうやら、宿泊客の老婆の娘、志乃らしい。
何もかもを心得顔に、この騒ぎを眺めていた仲居頭の桐が、人形の風習のことを告げた後、ぽつりと呟きます。
「柚、あんたはどう思う?ここにいない人と過ごすあのご婦人、可哀そうだと思う?」
「お客様が望まれたのなら、お客様に視えるものが真実です」
しずかに微笑む桐。柚ちゃん冴えてます。もはや「賢者」の風格があります。

若くして亡くした娘を、此花亭でただひとときよみがえらせたい。七五三の着物から始まり、花嫁衣裳までを縫い上げて、娘が嫁に行く姿までもう一度見届けたい。
冷静な観察者から見れば、そんな老婆の心情は、殆ど狂気に近いと思われるかもしれません。
でも、桐が云っていたように、数百年を生きる者から見れば、此花亭でのつかのまの夢も、人の一生も何ら変わりはない。
心暖まるお話でありながら無常観さえも纏綿する、さすがの作劇でした。

一期は夢よ。ただ狂へ」(「閑吟集」)
室町時代の有名な歌です。中世の無常観を背景に、人の生の意味を端的にうたった秀歌。
狂うというのは、発狂するという意味ではありません。
この世はどうせ一期の夢、夢まぼろし。真面目くさって生きてどうする。
それよりは、夢中になれ。仕事であれ享楽であれ恋であれ何であれ、何かに没入して、一心不乱に生きてみろ。
そんな思想的背景すら想像させる、今回のこのはなエピソードでした。

とはいえ、Aパートの、座敷で反物をいじっているばあちゃんの姿は、何処か尋常ではない雰囲気を漂わせていたのは事実。
地獄少女一期で「あい…」って呟く、障子に影だけ映るばあちゃんを想い出して、最初ビビってしまったのはナイショですw

志乃(加藤英美里)
老婆(谷育子)

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2017年10月25日 (水)

食戟のソーマ餐ノ皿第4話

創真の最終兵器は、麻婆麺に巨大な肉団子(カレースパイス風味)をアレンジしたものでした!
「台湾鍋料理、獅子頭鍋(シーズートウ)!」

ああ、あれね!うんうん知ってた知ってた!(大嘘

これが獅子頭鍋の現物です。なるほど肉団子たっぷりです。

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やってくれました!月饗祭4日目にして、高慢な久我先輩を撃破です。堂々の売り上げ1位を獲得だ!
友情・努力・勝利ってか。ホントこれって少年ジャンプのノリだよなー。ジャンプ連載原作だけどさw

フージャオピンなる変化球に逃げて赤字のみ回避かと思われた今回。
でも創真なら、ガチンコ麻婆豆腐勝負でやってくれると信じてた!(これはホント。詳細は第2話記事にて

勢いがあったし、いろいろな工夫もありました。
行列のできるお店にありがちな、お客さん軽視の接客の粗雑さ。何よりも、人気にあぐらをかき、ふんぞり返ったような店主の傲慢。
それら全てに「否」を突きつけた爽快さが心地よかった。「食戟のソーマ」はこうでなくっちゃ。
料理の味はもちろん、田所ちゃんの丁寧接客や、客をくつろがせるベンチ席の確保、夜を美しく照らす提灯などヴィジュアルも充実させて、ただの屋台を、客に優しいエンタメ空間として成立させた、ソーマの完全勝利でしたね。

創真って、始業式では遠月の生徒全員敵に回しかねない傍若無人っぷりだったのに、今やいい仲間に恵まれてます。主人公補正ありまくりです。
定食屋「ゆきひら」からのファンである富田さんや、ソーマにぞっこんのニクミ、同じくソーマにぞっこんのタクミ・アルディーニ(笑)は当然としても。
昨日の敵は今日の友。あの美作昴までも、快く参戦してきました。まさに、「チームゆきひら」の爆誕です。

大いなる一矢を報いた創真ですが、まだ月饗祭は日曜日を遺しています。勝負はこれからです。
遠月十傑主席のあの彼も、不気味な姿をあらわしたし。
次回「翳りゆく食卓」。サブタイが気になりすぎるう!

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2017年10月23日 (月)

クジラの子らは砂上に歌う第3話

まさかのファレナ大虐殺!
サミちゃんも死んだ!
まどマギに続いて、3話目の不吉ジンクスが今ここに!

まさか、サミちゃんが…
前回の引きでは、重傷程度かと楽観していたのに。唐突感どころか、初手からこういう狙いだったんですね。演出、容赦ないです。
彼女が可愛らしく嫉妬していたのは死亡フラグだったのか。これは辛い。辛すぎます。

道化兵士のくせに、やることはエグイ。ファレナの民が、サイミア槍で次々と殺されていきます。
この非常事態にも、長老会は沈黙を守る。何故?
ファレナの民は罪人、異端者とか云われてるので、そのせいなのか。
サミ(金元寿子)に続いて、タイシャ(久川綾)さんもあっというまに退場。金元さんはソーマで再見できるけど、貴重な久川綾が失われるとは!
こんな無法を許していいのか!いち視聴者として、久しぶりにアツくさせられました。
前回までの牧歌的な調子をかなぐり捨てて、無機的に殺戮が進行していきます。視聴していて、単純に怒りが込み上げてきました。久川ロスした私怨も入ってますがw
そんな負の感情を代弁してくれるかのように、オウニが圧倒的なサイミア能力で、心のないピエロどもを返り討ちにしてくれた!
対蹠的に、タイシャの遺志を継いで無抵抗主義を貫こうとしたスオウは無力。
自警団の連中も、おい待て、ルールを守れとムダに繰り返すばかり。役立たずです。この辺、対比の演出が巧い。

リコスは、兄の命により、サンプル4番としてファレナに残されることに。4番ってことは、他に3人サンプルがいるのか…。
「おかしくなるのを見てる」って、どういう意味なんでしょうね。次回以降の展開が気になります。

狂気ピンクのリョダリが、憎々しさを撒き散らしてくれました。アパトイア(無感動)どころか、感情だだもれのADHD(多動性障害)くんじゃないですかw
リョダリを当てたのは、山下大輝28歳。レクリの颯太くんか!
今後、どれだけはっちゃけて物語を引っ掻き回してくれるのか、愉しみなキャラです。

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2017年10月22日 (日)

魔法使いの嫁第3話

絶海の孤島で魔法使い同士の死闘が見られるかと思いきや。
チセが子ドラゴンたちと戯れ、老いたドラゴンと心の交流をする抒情エピソードでした。

絶滅危惧種であるドラゴンと魔法使い。アイスランドは、危惧種同士のいわば居留地。
水の底には、年老いたドラゴン、ネヴィンが。老いたドラゴンは、稠滅して木や草に還る生命サイクルを辿るらしい。
いのちの最期に際して、チセを諭すネヴィン。きわめて饒舌です。おもに語りでお話が進んでいきます。

「もしかして、わたしの記憶を…」
ネヴィンはチセの心を読み、それに基づいて語っていたのですね。
チセの謎過去が、再び暗示されました。繰り返される、スレイベガという出自。
いちばん肝心なところを伏せつつお話を進める手法は、作劇術としてアリではあるけれど、どちらかと云えばサスペンスやミステリ系の作品に有効な手法です。
「まほよめ」の場合、チセの過去を前提として感情が吐露されるので、前提がもう少し視えないと、視聴者にとってはキツイ。語りに乗れない。

「生きるために…。これが自然か」
「通りすがりに優しくしてもらっただけのひとだったし。でもやっぱり、あの穏やかな還り方はうらやましい」
チセのモノローグに深い葛藤が込められているのは推察できますが、あくまで推察止まり。視聴者である我々には、彼女の内心の苦悩が響いてこない。彼女の抱えた傷や、背負う運命の重さやらが伝わらないからです。極言するなら、「チセの一人芝居」に視えてしまっています。

アニメとしての質の高さを保持しながら何故か地味地味に見えてしまうのは、この「朦朧体」とも云える作劇術のせいもあるのではないでしょうか。
暗示や余情に頼る作風なのだから仕方ないっちゃ仕方ないのだけれど、勿体ない気がします。
どうしてもサプライズを演出したいのなら、私だったらいったん過去(仮)を明かしておいて、後でひっくり返します。中途半端な現在の状態より、その方がサプライズとしても生きてくるのではないでしょうか。

チセを攫ったのはリンデル。魔法使いにして、ドラゴンの巣の管理者です。挙動がいちいち胡散臭いのがカワイイ。
エ「こんななりでも、僕よりずっと年上のイタズラじじいだから」
リ「きさま!」
エリアス竹内良太35歳。リンデル浪川大輔41歳
確かに浪川が年上だが、「ずっと」というのは可哀そう…(笑)

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ブレンド・S 第3話

「ちょうど、日本に飽きていたのもありまして」
5歳で国にあきた!
苺香ちゃん、おそろしい子!

彼女の海外好きは、幼女の頃からの筋金入りだったんですね。なかなか波乱万丈の人生だったことが窺えます。
金髪に憧れて、金髪に染めたいと親に相談。いろいろ心配される。
チキンおじさんが初恋の人。凝視し過ぎて通報される。
ついには、サンタクロースが気に入って捕まえようとした!
「御覚悟です」
サンタも、極東の国まで来て天誅加えられるとは思わなかったでしょうね。

苺香ちゃんって、外見が稚い感じなんですが、太ももは充実してるなあ。色っぽいです。
あんなむちむちした太ももでヒザマクラできたら、店長でなくても昇天しそう。

「ブレンド・S」は、海外アニメとかエロ同人誌とかしっかりアニメガタリズしてるし、一粒で二度美味しいお得なアニメ。
何とはなしに、某他社アニメを潰しにかかってるような気もするのですがw

開店前にお店を訪ねてきた女性のお客はやはり?
予告の「次回、『後輩はおねえさん(健全)』」って、これが天野美雨(種崎敦美)さんのことか。どうやらバイト希望のようです。
にしても「縛って果てまで強引ぐマイウェイ」が健全というなら、この世に不健全とか不純とかあり得ませんぞw

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2017年10月21日 (土)

キノの旅第3話

迷惑な国」とは云い得て妙でしたねw

まさに「ザ・タワー」ともいうべき堅牢きわまる城塞塔を造り上げ、世界を移動している国。
ただ移動しているだけの平和な国と思いきや、行く手を阻む物は赦さない。邪魔物を切り刻むレーザーまで実装している超軍事力の国でもあります。
女性大統領は、優雅にお茶しながら、指令を下していきます。
優雅なのはいいんだけど、やってることは「サーチ・アンド・デストロイ」に近い。
「世界で唯一の超大国」と自ら嘯くあの国を想起させますね。
まあ、平野部をすべて壁で囲い込み、通行税を取り立てようとするせこい国と、傲慢なのはどっこいどっこいなわけですが。

キノがスナイパーを買って出たのも、移動国のイデオロギーに賛成したわけじゃない。
一宿一飯の恩義って感じでしょうか。あるいは、必要以上に犠牲を出さないという姿勢にプチ共感しての行動。それ以上でも以下でもないということで。

「キノの旅」は「大人の寓話」という気がします。
空想的な世界を描きながら、その空想の根幹を支えているのは、ビターきわまる世界認識。
「これが世界なのさ」
そう呟きながら、醒めた眼で世界の実相をみつめつつ、旅を続けるキノ。
傍観者であろうとして傍観者になり切れず、結局は関わらざるを得ない姿は、時に冷たく時に人間的で、とっても魅力的です。
この物語が、多くのファンを得ているのもよく分ります。

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少女終末旅行第3話

地図を失う」というちいさくておおきな絶望

3話目にして、二人の少女以外で初めて登場した人間、カナザワ。
地図を作製しながら、終わった世界を彷徨っている、もっさりした雰囲気のメガネさんです。

三人で協力し合い、昇降機で上層階に昇って、そのまま去ったカナザワ。
まさに一期一会。ただひとときの邂逅です。
カナザワの登場には、どういう意味が、役割があったのでしょうか。
私には、彼が「二人の身代わりとして絶望を体現した」存在と思えました。

「地図をなくしたら死んでしまう」とまで云っていたカナザワ。
その彼が、彫心鏤骨の思いで作成した地図を、すべて失くしてしまった。
絶望する彼に、ユーリは、さりげにフルーツ味のバーを差し出します。
「うまい…」
どれほど絶望しても、食べ物はおいしい。人の生って、そういうものなのかも。
二人の少女の前途に、ひとつの示唆を与えてくれた。そんな気がします。

上層階には、無数の街灯がともる都市風景が拡がっていました。彼方には、ひときわ明るい場所が。
二人の少女は、引かれるように進んでいきます。
まるで、明かりを目指して盲目的に飛んでいく虫のように。

カナザワは北へ去っていきました。
お礼だといって、写真機を二人に遺して。
「記録する」ことに執着するチト。写真機は、彼女にとって重要なアイテムになりそうです。

カナザワを当てたのは石田彰。しぶい演技が光っていました。

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2017年10月19日 (木)

このはな綺譚第3話

ステキ蓮ちゃん回でした!
ボーイッシュな棗への秘めた思慕。実は棗の方も蓮に満更ではなかったという百合百合エピソードを絡めた、味のよいお話でしたね。

腹黒枠と云われていた蓮ちゃんが、嫉妬したり逆上したり、とっても可愛らしい一面を見せてくれました。誰だ腹黒なんて云ったのは(笑)
彼女のイメージカラーはピンク。楚々とした風情で、たおやかな物腰がとっても可愛くて。でも実は性格歪んでるという「ねじけカワイイ」さんなのではないか?
新参の柚ちゃんに対する態度が微妙だったので、京都女にありがちな「早く帰ってほしいわあ」と腹の中では思ってるくせに「ぶぶづけ召し上がります?」って訊いてくるような、あの陰にこもった腹黒ちゃんなのかと曲解していました。
本当の彼女は、外見どおり可愛らしくてすなおな女の子だったのですね。

奔放な棗に振り回されて、蓮ちゃんも結構大変です。八方美人タイプなので、いろいろ溜まるストレスもあるでしょう。その鬱屈を、新参者の柚ちゃんをプチいぢめることで解消したり、いけない子になりかけていました。
それでも耐えられないときは、井戸に向かって日頃の憤懣をぶちまけます。童話「王様の耳はロバの耳」ですね。時代感が出ていて、この辺りの機微も巧いです。

Aパート。
「このはな」は、お仕事アニメとしての要諦も、しっかり押えています。
女の子が接客業に携わるとき、避けて通れない鬼門。すなわちセクハラ。
酔客にお尻を触られた蓮ちゃんが、お約束のお客様ぶっ飛ばしをかまして、場は騒然。
すかさず棗が男前を見せ、もののけ女将が毅然とした態度でお客をたしなめる。見事な連携です。
そして、しゅんとした座をフォローするために柚ちゃんが踊りパフォーマンスを披露し、棗が加わって、上手く場をまとめる。これぞ接客の極意ですね。

Bパート。
「さみしかった」がキーワードでした。
棗にベタベタ付きまとうお客の葵ちゃんに嫉妬する蓮ちゃん。
遠回しのたとえ話で、柚に悩みを打ち明けます。
天然のくせに妙にカンの良い柚ちゃんは、阿吽の呼吸で蓮の本心を察知し、謎かけのような示唆を与えます。
「さみしいのではないのでしょうか」
柚の言葉は、蓮ちゃんの心に響いたようです。この辺りの頓智問答めいた洞察も、「このはな」に深みのある味わいを添えています。

仲居(蓮ちゃん)は見た!女の子同士が全裸で抱き合っている衝撃のシーンを!
「あたしのだからさわっちゃだめー!!」
絶賛パニック中の蓮ちゃんが、思いっきり葵ちゃんを突き飛ばした!
でも実は、褌姿も凛々しいショタくんでしたとさ。
将来は力士になりたい葵くんは、同じく細身なのにパワー溢れる棗アニキの強さに惚れ込んだのですね。
アニキはアネキだったけどさw

今度は、可愛くて気さくな蓮ちゃんに熱いまなざしを向ける葵くん。このコ気が多いな。
多情なショタくんに、棗はビシッと言い含めます。
「だめだよ。蓮はだめ。だめなものはだーめ♪」
百合、いただきました!大変おいしゅうございました!

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食戟のソーマ餐ノ皿第3話

月饗祭初日の赤字組が発表されました!
幸平創真
汐見ゼミ

全員が本選出場者!決勝組含む!しかも優勝者までいるし!(笑)
薙切えりな様、激おこです。
氷の美女然としていた彼女が、三期では何だか不憫可愛いイメージになってきましたね。

2日目。創真は40位から35位へ。
その秘訣は、夜の屋台で、新作を無料提供。いわゆる「アンテナショップ」ってヤツですね。採算は度外視してでも、リサーチに重きを置く手法。
客の声から、新たな麺料理が生まれた。胡椒餅の皮を麺仕立てにして、台湾風の麺に。
名づけて、なんちゃって担仔麺(ターミーメン)。
担仔麺は、歌舞伎町の老舗台湾料理店、その名も「台南担仔麺」にて実食したことがあります。台湾独特の香辛料が効いて、疲れた胃を心地よく刺戟。お椀で提供されるので量も胃に優しく、したたか酒を飲んだ後の〆にピッタリでした。

風が上向いてきたところで、創真がいよいよ本気を出した。
幸平流の新しい麻婆豆腐で、久我先輩の本丸を撃つ!よおし、盛り上がってきたぞ!

そして作画が調子出てきた!よかった!
やっぱり「食戟のソーマ」は、美しい画で観たいですもんね。

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2017年10月16日 (月)

クジラの子らは砂上に歌う第2話

「あなたたちは、ファレナの罪人たちは、狙われている」

アパトイアの少女リコスから、不吉な言葉が告げられた。
ファレナ?罪人?

そして、リコスの言葉どおり、飛行船で襲撃してきた道化兵士たち。
チャクロを庇ったサミが撃たれた!

チャクロとオウニが外の世界、廃墟島で見出したのは、無数の墓標。そしてヌース。
ヌースは、人の魂を喰らう生き物。
ヌースに触れたチャクロたちは、それぞれ自分の秘めた過去を、映像として幻視した。
そして、魂を喰われたはずの少女兵士リコスは、感情を完全には喪ってはいない。
畢竟するに、不思議な生物ヌースは、ただ魂を喰うだけでなく、共棲するもの
魂と引き換えに、人に何かをもたらす存在?

泥クジラの人々は、何かの軋轢から逃れて船に立て籠もり、泥の世界を漂泊していたのかもしれません。
狙われたのは何?サイミア能力?
でも、アパトイアたちもサイミア能力を使っていた。
シルシ(印)は、ヌースに魂を差し出さなくても能力を使える特殊な存在?
だから狙われたのか?

作劇術が気になった第2話でした。構成としては「序破急」を狙ったふしがありますが、必ずしも墨守されていないため、せっかくのドラマが間延びしてしまった印象です。
」。少女リコスの不吉な言葉により、まず一気に緊張感を高める。
そのまま「」すなわち事件の発生に移行するかと思いきや、いったん弛緩を挟む。「飛蝗」の行事を愉しむ子供たち。チャクロとサミをめぐる牧歌的な恋模様。まったり流れる刻(とき)。
「破」を飛ばして、きわめて短い「」。とつぜんの襲撃と、まさかのサミ負傷。
うーん…。
ちょっと唐突感ありましたね。
オーソドックスに「序破急」の構成を守った方がよかった気がします。

物語が大きく動きました。次回から、ワクワク活劇を期待したいと思います。

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2017年10月15日 (日)

魔法使いの嫁第2話

魔法使いエリアスが、シブい素顔を開陳。
まさに「あしながおじさん」の風貌ですな。
と思ったら、実は骨のまま?顔を擬装しているだけ?ヒソカのドッキリテクスチャーみたいな能力?これは素顔じゃないのかな?
まあ、素顔は今後の愉しみということで。

魔法使いのアンジェリカさん初登場。
姐御っぽい男前な雰囲気といい、束ねた黒髪といい、修行中の失敗の痕といい、豊かなおっぱいの感じといい、「鋼の錬金術師」のイズミ師匠な立ち位置ですね!
これから、積極的にお話に関わってくれそうです。お使いを頼んできた神父のサイモンも。

「失礼。あなたは、生きるか死ぬかはどうでもいいんでしたね」
生き死にはどうでもいいとまで諦観するに至ったチセの醒めた生き方が、何に由来するのか。
父親は分明でないようなので、母親との複雑な関係ゆえ?
こういう重い設定を使うときは、細心の注意が必要です。
粗雑に扱うとかえって薄っぺらくなってしまい、視聴者に響いてこなくなる。
今後のチセとエリアスの物語にとって大切な伏線なので、いずれきちんと説明を加えてほしいところです。

「日本から来たちせ」
こう云われると、どうしても、プリンセス・プリンシパルのちせを連想してしまいます。私も立派なプリプリロス患者かもw
取りあえず、羽鳥チセの方は「剣を使えない方のちせ」と呼んでおこうw

火山島アイスランドを訪れたチセとエリアス。
彼の眼の前で、チセがドラゴンに攫われた!
次回、魔法使いの本気が見られるかな?

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ブレンド・S 第2話

「燃えつきたぜ…まっしろにな…」

またもや「あしたのジョー」ぱろでぃキター!
しかも、こんなしょうもないネタに…。
今すぐ謝れ!矢吹丈(故人)とちばてつや先生(存命)に!
梶原先生(故人)はまあいいとして!w

ソーマでも賭ケグルイでも見かけた、あしたのジョー最終シーンのパロディ。
あたら名作ゆえに、使い回しをされる。こんな嘆かわしい風潮に歯止めをかけねば。
ここはどうしても、赤塚不二夫先生に、天才バカボンで予告のあったあたしのジョーを描いてもらうしかあるまい。
このパロディ決定版で、有象無象を沈黙させるんだ!
ってしまったあ、赤塚先生も故人だった!(笑)

「女の子同士に許された神秘の領域!
そこに夢と可能性を感じるんだよ!」
秋月かく語りき。
百合に天上的な何かを求めている秋月くん。
でも、こういう儚いイリュージョンを追い求めるピュアなドリーマーって、すぐ現実の壁にぶち当たって砕けるんですよね。
スティーレを訪れた女子二人は、彼にとって残念ながら「反世界の存在」だったようです。

新作メニュー対決は、苺香ちゃんチームの圧勝。
「辛いしょっぱい酸っぱい限定パフェを大量に食わせて笑顔で感想を求めてくる苺香ちゃんの限定どSプレイ」
やばいどSパフェいただきましたあ
こんな企画を通させるとは、全然ひかえめじゃなかった苺香ちゃん。
社会に出たら苦労しそうです。別の意味で(笑)

EDのでたらめなファンタジー世界観、いいね!

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2017年10月14日 (土)

少女終末旅行第2話

お風呂回、といっていいものかどうか…(笑)

即席のお風呂でなごみまくるチトとユーリにほっこり。
ユーリの方がお胸があるんだね、って鋭く観察眼を働かせても、彼女たちの体型には凹凸が乏しいため、五十歩百歩なのですが。
二人の少女の可愛らしさをめでるアニメ、というには余りに硬質な世界観。
画はとってもカワイイのですが、萌えを求める人々には歯が立たないでしょう。

今回もやはり、二人以外は登場しませんでした。いや、魚がいたか。
チトとユーリと死んだ魚と。
「実は二人とももう死んでいて、まっしろな死後の世界にいる」
ユーリが冗談まじりに云います。視聴者側の予測の一つをまず「打消し」しましたね。

世界が廃墟と化して、どれほどの時が経っているのでしょう。
暖かいお湯が流れているなら、まだ設備は死んでいない。
日本語で「第七十二地上発電所」とあったけれど、チトは「読めないな」。
とはいえ、彼女が日記に記した言語は、ひらがな?
ユーリがイラストとともに書いた「ごめんね」は、ひらがなとカタカナ混じりでした。

世界にはもう、人も生き物も存在しない?
「上層」とチトは云いました。
それでは、ここは下層?この世界には上層と下層があって、上層には生き物がいる?
ディストピアSFにはありがちな設定ですが、二人は上層を目指すのかな?
吹雪によるホワイトアウトのごとく、まだ何も視えません。

何かが起こりそうで起こらない。
このドラマトゥルギーは、映画ではよく見かけます。デ・シーカ監督のネオレアリズモの名画「自転車泥棒」が有名。
あるいは、「ゴドーを待ちながら」といった不条理演劇とか。
「少女終末旅行」が、もしも最終話まで「何も起こらない」とすれば、不条理アニメの佳作として名を遺すかもしれません。
でも何か起こるよね、きっと。

ずっと日記をつけているチト。「本という記憶」を何よりも大切にしています。
「書くこと」は生きること。それが彼女たちの生存のあかしだとすれば、二人の行く手には、やっぱり哀しい何かが待っている予感がしてなりません。

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2017年10月12日 (木)

このはな綺譚第2話

「神に仕える尊い役職じゃぞ!大役を果たせば、おぬしの姉君も見返してやれるぞ!」
皐ちゃんにとっては悪魔のささやき。いや、神のささやきでした。

彼女は、出来のよい姉にコンプレックスを抱いていたのですね。
ずっと、巫女として神に仕えることが望みだった。
でも、選ばれたのは自分でなく姉だった。それどころか、姉の柊の身代わりに「此花亭」へ奉公に出された。
皐ちゃんのプライドはズタズタです。
「なりたい人よりならせたい人」
人事の鉄則が、巫女社会にまで生きているとは…。ファンタジーの世界も世知辛くなったなあ(違

そんな皐の揺れる感情を、神である花蒔妹は見逃さなかった。
つかまえた
ゾクッとしました。それまでお笑い担当でしかなかった花蒔妹が、とつぜん見せた怖ろしい表情に。
あたりまえと思っていた現実が、一瞬にして「魔の空間」に変貌する。こういう瞬間こそが、物語の醍醐味なのです。
「待て、仲間って…。わたしを樹の栄養分に使う気か!」
やばい!
皐ちゃんが大桜の憑代となって消滅し、「このはな」は2話目にして強制終了?
梶井基次郎「桜の樹の下には」やブライアン・オールディス「地球の長い午後」など、人が樹の養分と化する小説やSFは、枚挙にいとまがありません。
でもこれは、そんな怖ろしいアニメではありませんでした。大桜は満開の花を咲かせ、皐ちゃんは無事。
巫女たちが春を言祝ぐ踊りを披露します。その中には、姉、柊のあでやかな姿も。
みつめる皐ちゃんの吹っ切れたような表情がステキでした。
いつか望みがかなうといいね皐ちゃん!
にしても、神の力だけでは不可能だった「枯れ木に花を咲かせる」神事を実現してのけた皐ちゃんの秘められた霊力には計り知れないものがある、というのが実感です。

物語を読む功徳は、想像力が涵養されること。
私たちを取り囲む貧寒とした現実から離れて、「もう一つの現実」を体感させてくれる。それこそが、物語の力。
逆に云えば、想像力を働かせる余地のない物語にはひかれません。ファンタジー作品でさえも、想像力貧困なものはいくらもあります。
「このはな」は、視聴者の心に想像力の花を咲かせてくれる滋養分を匿しています。作品世界を支える土壌が豊かなのです。だから、好きです。

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2017年10月11日 (水)

食戟のソーマ餐ノ皿第2話

「緋沙子、やっぱり最近、幸平くんと親しげな気が…」

ライバル女はまさかの秘書子だったか!
穴も穴、大穴でした!
いや決して秘書子の「おまたがユルい」って意味ではありませんよ?って誰もそんなツッコミ入れてないか(笑)
まさに「敵は本能寺にあり」でしたね。えりなお嬢さまも、よもや足元をすくわれるとは思いもしなかったでしょう。
食戟も気になるけど、創真をめぐる恋の行方も大いに気になります。(タクミ・アルディーニや一色センパイ含むw

辛さを追求するあまり、単調な味になってしまった創真の麻婆豆腐。
田所ちゃんの可憐な唇をタラコにするほどの熾烈なリトライを重ねたあげく。
あっさり麻婆豆腐対決を回避しましたとさ。

「食戟のソーマ」のハイテンションっぷりから云って、絶対ガチンコ麻婆豆腐対決になると思っていたのになあ。
中島敦の「名人伝」みたく、弓の名人が弓を極めた末に「不射の射」の極意に到達した如く、「不辛の辛」とでもいうような至高の境地に至って、料理を工房化(オートマ化)してしまった久我の「俗」を力でねじ伏せる熱い流れを期待したのですが。
切り札は、台湾屋台料理「胡椒餅(フージャオピン)」。まあ美味しそうだからいいか。
これで赤字回避、退学回避でめでたし、って感じでしょうか。
久我の「フッ」て憫笑が気になるなあ。

それにしても作画が…
でもまあ、今期の大本命「クジラの子らは砂上に歌う」と同時進行ですしね。
J.C.STAFFさんがかけもちすると、他の作品が等価交換されるのはいつものこと。気にしない気にしないw

OP終り近くの、創真がえりなに手を差し伸べるカットに、創真の父、城一郎の映像がかぶるのが気になりました。
幼えりなと城一郎とのあいだには、何か縁(えにし)があったんでしたっけ?最近ちょっとアルツハイマー気味なので想い出せませんw

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2017年10月 9日 (月)

2017秋期アニメ随感(3)

クジラの子らは砂上に歌う

ハイ・ファンタジーは大好きなので、こちらも期待の作品です。
ただ気になるのは、宮崎リスペクトの雰囲気が濃厚なこと。
もっと云えば「未来少年コナン」への傾倒っぷりが、随所で感じられるのです。

泥の世界。「泥クジラ」という限定空間で生活する少数の人々。
短命なシルシ(印)と、サイミア能力は使えないが長命な無印(むいん)とが共存している。
主人公にして語り手のチャクロは、サイミアの力は弱いけれど、書くことに淫しており、全てを年代記的に書き残そうとしている。
外の世界との接触を怖れる長老たち。逆に、外の世界に憧憬する反逆児オウニ。
そこへ、外の世界から謎の美少女が出現。
彼女、リコスは、アパトイア(感情のない兵士)だという。

アパトイアはギリシア語のアパテイア(無感動)由来。
ストア学派は、パトスに支配されないこの状態を理想としていますが、ここでは字義通り「感情がない」の意味に使っていますね。
この物語のキモは「世界の秘密」の解明なのですが、「兵士」というキーワードにより、半ば予測がついてしまいます。
もしそうなら、ますます「未来少年コナン」の設定や世界観と近似になります。

あらゆる意味で質が高いので、後は独創性の演出ですね。愉しみに視聴したいと思います。

アニメガタリズ

冒頭、幼ヒロインが食い入るように観ているアニメが、過去作品へのリスペクトというかむしろ全方位ディスってるので笑ってしまいました。愛が過ぎるとこうなるという見本です。
正直、お話も作画も稚いのですが、アニメ好きのマニア心を擽るところがあって、そこが好ましい。肩肘張らずに愉しく視聴したいと思います。

「氷菓」のえるちゃんと誰かを足して割ったような主人公キャラと、何処かプリミティブな味わいのある作画がめずらしいと思ったら、制作ワオワールド。
この会社、メインのお仕事は教育エンタメ?公式見たら、制作に賭ける思いが「ちゃんと」って時点でさらに微笑してしまった。確かに、アニメ制作において「ちゃんと」こなすって困難案件だよね。
監督とキャラデザの人って夫婦なのかな?
(twitterから転載。追記あり)

血界戦線&BEYOND
脳内を「虚数の海」(ふつうにからっぽっていいなさいw)にして視聴するべき痛快アクション。
安定の作画だしテンポはいいし、好きだなこういうの。視聴継続!

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2017年10月 8日 (日)

2017秋期アニメ随感(2)

魔法使いの嫁

「魔法使いの嫁」は、「自分も帰れる場所がほしい」って願望してる人にとっては最高のアニメだと思う。そして、白泉社系テイスト濃厚な「美女と野獣」という印象。白泉社じゃないけど。

「野獣」は怖ろしげな外観とは真逆に、美女を保護し、愛を捧げます。エリアスは異形の姿に身をやつし、敢えて野獣の役割を演じようとしており、チセの保護者にして愛を捧げていることも共通です。

白泉社系テイストと云ったのは、「赤髪の白雪姫」(原作は白泉社「LaLa」掲載)の連想もありますが、設定がそもそも少女マンガの文法を忠実に遵守しているんですよね。
魔法というガジェットを取り去って学園物に置き換えると、こうなります。
「クラスから浮いてるヒロインと、ワケありの過去を引きずってる等が原因で同じく孤独の影を漂わせるセンパイ男子(むろんイケメン)とが、不可思議な共感にむすばれる」
ここまでが「まほよめ」設定。
で、白泉社少女マンガの場合、続きはこうなります。
「ケンカしたり仲直りしたりまたケンカしたりの末に、happyをつかむ」

このテの少女マンガの弱点は、作者と読者の関心が結局は二人の恋バナにしかないため、物語が外に向かって拡がっていかないことです。
周囲からの邪魔やら何やらの不協和音によってドラマティックを演出しても形だけに終わり、孤独な二人の信頼は揺らぐことなく、あらゆる劇的要素が「二人の関係」に収斂して無効果に終わってしまう。はっきり云ってつまらない。

「まほよめ」の二人も、あらゆる艱難辛苦に曝されることは予想できます。
願わくは、孤独な二人の関係性にのみ充足しないでほしい。「二人だけの世界を造り上げて恋愛成就。最後に愛は勝つ」ではなく、二人に課せられるイニシエーションを昇華して、「外に向かった」感動を演出できる物語に仕上げてほしい。

「世界の美しさを識る為の物語」。
なかなかの大言壮語ですが、それだけの構えのある作品だと思います。視聴継続です。

ブレンド・S

ブレンド・Sがツイッター上で荒れ狂ってる感じだけど、唯一共感できたツイートは「いいからAチャンネル再放送しろ」だったというw
(twitterから転載)

いや別にディスってるわけじゃありません。単に、大好きなAチャンネル再放送っていいなあって思っただけで、アニメ自体は割とおもしろかった。
ふつうにツッコミ所が満載で、それだけでも充分に愉しめます。
あれで眼つき悪いっていうなら同じ顔立ちの姉だってそうなっちゃうし、店長が金髪だから外国人っていうなら佐藤くん(WORKING)だってそうだし、云々。
クロネコが悲鳴あげて逃げるシーンも、画ヅラからいうとむしろ苺香の丸出し股間に何かを発見して逃げたように見えてしまいます。実は男の娘だったとか…(それはない

ちょっと変化球な「WORKING」として、ゆるふわでやってくれればと思います。
私自身は、苺香や夏帆や麻冬たちがノンケでも別に頓着しませんが、世間様の声も姦しいため、制作側が早晩そっち方向に舵を切ることは想像に難くありません(笑)。

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2017年10月 7日 (土)

2017秋期アニメ随感

少女終末旅行第1話」

期せずして、ロードムーヴィーアニメが二本、同時に出発しました。

廃墟感がいいですね!
終わった世界をさまようチトとユーリ。カワイイ系キャラと、深い雪に閉ざされた無人の曠野と。
この設定だけでもシビレるのに、劇伴がまたすばらしい!グレゴリアン・チャント風の声楽系に弱いので、もう経絡秘孔を衝かれっぱなしです。音楽は末廣健一郎。新進気鋭の方のようですね。
夏より冬が好きです。燦々とふりそそぐ太陽よりも、蕭条とした雪景色にひかれます。
そんな私の好みにどストライクな作品。

武器を集めつつ旅を続ける二人。まったりした雰囲気のさなかにも、一抹の不穏な空気が漂います。
食糧をめぐって、チトに銃を向けるユーリ。戯れと分ってホッとさせられましたが、作品の世界観を暗示する象徴的な挿話でした。
「チョコ味らしいよ。チョコが何なのか知らんけど」
チトがぽつりとつぶやきます。チョコを知らないって、この子たちはどんな生活をしてきたんでしょうか。
気になります。私の「不幸嗅覚」にビンビン響いてきます。

彼女たちの旅路の果てには、何が待っているのだろう?
いま、ワクワクしています。刮目して視聴を続けたいと思います。

【追記】
「チト」と「ユーリ」。名前の響きが東欧系ですね。
東欧といえば、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争が思い出されます。
大戦後のヨーロッパで最も悲惨だった内戦。
セルビア人、ボシュニャク人、クロアチア人という三民族が独立や分離のあげく殺戮し合った民族戦争。
ボシュニャク人女性が大量レイプのうえ強制出産させられたことでも知られます。
チトは黒髪、ユーリは金髪。
この人種的な違いも、東欧の一連の内戦を想起させます。いよいよ不穏です。作品の世界観がさらに視えてきました。

キノの旅第1話」

こちらも期待のアニメです。
残念ながら以前の「キノ」は、名作の噂を仄聞するのみで視聴していません。これが初体験です。
第1話。人殺しが合法だからこそ人殺しを徹底的に排除する「寓話」が心に沁みました。これはまさに、我々が生きている世界そのもののアレゴリー。さすがです。
今後も、問題提起型のエピソードが続くのでしょうか。たのしみです。

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2017年10月 5日 (木)

このはな綺譚第1話

期待のヒーリング枠。
どっかから「わふー」とか「はわわわ」とか聞こえてきそうな、そんなやわらかい氛気が立ち籠めています。

しかし、ゆるふわの意匠に匿れて、端倪すべからざる作劇技法や良台詞が随所に鏤められており、侮れません。

ドジっ子として登場した柚が、御客さまの諧謔をすぐに察知し、星を落としてみせる遊び心。ただマジメなだけの人には真似できない、打てば響くような頓智と機転を見せることにより、まず視聴者をはっとさせます。
金平糖は心をほぐすお薬。いい台詞です。頑迷固陋な心には、特によく効くようです。
そして柚は、天然さんに視えて、人の心が分る子でした。
ただお詫びというだけで薬を買い取るのは、かえって薬屋さんのプライドを傷つけてしまう。
薬は、体を治すという本来の目的に使ってほしい。そのために、一所懸命つくって売っているんだ。それがプロの想いだというのですね。この辺りの意外性も、視聴者の心を掴む作劇技法となり得ています。
緩やかな流れのなかに、お仕事や人の心についての深い洞察が垣間見えるのが、とっても好感。
キャラ的にも、ちゃんと腹黒枠(蓮)や癒し枠(櫻)など目配りされていて、隙のない布陣です。

落ち着いた良作の予感。美麗な背景美術にも支えられて、豊かなひとときを過ごせそう。そんなアニメですね。
ただのゆるふわアニメではなく、芯が感じられます。伊達に、今期随一の前評判を誇ってはいなかった。そんな印象でした。
感想記事も継続して書けそうです。

追伸。
柚ちゃんを一目見て、ナイツ&マジックのエルくんが女体化&ケモノ化したと思ったのは私だけではないはずw

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2017年10月 4日 (水)

食戟のソーマ餐ノ皿第1話

みんな、食戟のソーマの季節がやってきたべさ!(笑)

作画はもちろん、声優陣も安定の健在っぷりなのが嬉しいところ。
唯一、薙切えりな様だけは、金元寿子さんに変更です。
登場していきなりソーマデレしてますね。創真くんが近づくともう、もじもじしっ放しです。氷の女王然としていたあのクールさは何処に行ったのか。
キャラ改変?何か理由があるのかな?
私の豊富な女性経験(おもに二次元w)からすると、このデレは、新たな恋愛模様の前兆。
すなわち、田所ちゃんやニクミ以外に、創真をめぐる強力無比のライバル女が出現し、えりなお嬢さまを悩ませる予兆と見た!ハズレかもしれないけど!

さて、肝心の物語の方ですが。
遠月十傑のうち第八席の久我と、学園祭である「月饗祭」にて、食戟を賭けての麻婆豆腐対決が始まりました。
入場者数50万人って、どこのコミケですかw
麻婆豆腐かあ。激辛好きとしては、垂涎のメニューです。
確かに、本場四川の麻婆豆腐と、○美屋とか定食屋とかのそれとは、豁然と差があります。
何よりもまず、「麻」が違うんですよね。つまり、山椒の強烈なシビレ感が。
歌舞伎町の人気店「川香苑」の川香特製麻婆豆腐は、麻の本格的なシビレ感が手軽に味わえるので、ご贔屓にしています。

「四川人不怕辣、湖南人辣不怕、貴州人怕不辣」
四川人は辛さを怖れず、湖南人は辛くても怖れず、貴州人は辛くないのを怖れる。なるほど!
さぞ名のある古典からの引用かと、文学好きの血が騒いで調べたのですが、中国の俗諺だそうです。俗諺にせよ、風格ある良い言葉ですね。

「食戟のソーマ」は、アニメとして質の高い方だと思うのですが。だからこそ、ずっと愉しく視聴しているのですが。
先日、本当にひさしぶりに「ミスター味っ子」の第1話を地上波で観ました。ブルーレイ発売記念放送とのこと。
いや…よかったです、いろんな意味で。グルメアニメの金字塔にとどまらず、アニメ本来の動きとか洒脱さとか、愉しさを充分に味わえました。
味っ子は1987年作品。この30年、アニメは何をしてきたのか…。

創真くん、がんばるべさ!(笑)

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