異世界食堂第10話
さすがは妖精女王!
花の蜜だけで、これほど豊満なお胸を誇るとは…
世の貧乳さんには朗報です。
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これであなたもGカップ!今すぐお電話を!(笑)
menu19 クレープ
花の国に忽然と出現したモノリスならぬ不思議な扉。
妖精女王の沽券に賭けて、怖じるわけにはいきません。
敢然と扉をくぐる女王たち。そこには…
menu20 納豆スパ
エルフのファルダニアちゃんは、味の蘊奥をきわめるために武者修行中。
父の紹介で逢ってみたクリスティアンは、発酵食品を研究中。彼のお勧めは納豆スパだったのですが、味の鬼才ファルダニアちゃんが、意想外の提案を。
扉の向こうには、おなじみの異世界食堂ねこやが。
女王さま、まずは「円」の念能力で客をサーチ。
メンチなトレジャーハンターや肉食人魚は問題外。唯一、ハーフエルフのヴィクトリアがお眼鏡に叶いました。
威儀を正して、ヴィクトリアに店のお勧めを問う妖精女王。
ヴィクトリアも、妖精たちの好みを斟酌しつつ、真摯にメニューを選びます。
本当ならプリンアラモード推しなのですが、妖精が苦手なニガいものが入っているので却下。
フルーツたっぷりのクレープを推挙します。
ティアナ女王、毒見役を申し出る部下を退けて、御自ら試します。
きっと、誰よりも先に食べたかったのでしょうね。実は美味しんぼさんと見た。
大歓喜の美しい表情。
「すばらしい!何と美味な!」
その後、希望者を選抜して、ねこやに通い詰める妖精さんたち。もはやクレープ依存状態かも。
どのクレープが美味かをめぐり百家争鳴、かしましい。妖精さんたちって高等遊民っぽいので、これしか考えることがないのかもしれません。
花の国が、クレープゆえに頽廃し、傾国の道を歩まなければいいのですが…。
次のエピソードは、究極のメニューを探し求めるファルダニアちゃん再び。
父の親友クリスティアンは、発酵の研究をしています。チーズをサンプルにして、エルフ豆で発酵食品を発明しようと日々邁進中。
中の人は小西克幸さん。レクリの松原さんですな。
発酵大好きな彼のイチ推しは納豆スパ。
確かに美味しい!ファルダニアちゃんも納得のお味です。
スパにふりかけられた海苔がまたいい!
「黒い紙のような、海で採れる香ばしい草」
こう表現されると、あまり美味しそうな感じがしませんねw
しかし、味皇を目指すファルダニアちゃんは、先達であるクリスティアンのさらに上を行く発想をしました。
「納豆を、ライスといっしょに食べてみたい!」
日本人なら誰もが「納豆ご飯が最高って、あたりまえだろ」ってツッコミ入れるところですが、エルフさんたちにとっては革命的なイノベーションなのです。
クリスさん、潔く敗北宣言。ファルちゃんの軍門に下りました。
「青は藍より出でて藍より青し」(「荀子」)
弟子は既に師を超えたのですね。
豪華絢爛な料理を極めたグルメも、美食の果てにはシンプルな味に還っていくと云います。
納豆ご飯もそうですが、卵かけご飯なども、シンプルイズベストの逸品ですね。
ああ、無性に食べたくなってきました!
辛抱たまらん!もどかしいから、もう納豆飯に卵をかけちゃおう!
おかかと海苔もかけるぞ!(反則
今回のベストショット。
妖精女王さまの高貴な腋ですw
まさに、花の香りに匂い立つような美しい腋ですな。
次回はカルパッチョとカレーパン。
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