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2017年9月25日 (月)

プリンセス・プリンシパル第12話(最終話)

Hutari
Hutari01

カサブランカの白い家が役に立ってよかった!

最終話に向けて、これほど議論が沸騰したアニメも近来稀でした。
さまざまな解釈が為されましたが、いちばん平易な解が選択された感がありますね。
たぶん、二期があるのでしょう。なかったら私が困ります!(笑)

最終話のタイトルは「Fall of the Wall」。壁の崩壊。
プリンセスとアンジェとを隔てていた「心の壁」は、最後のミッションを経て、ようやく除かれました。

視聴前は肩に力が入りすぎるくらい緊張していたのですが。
ドロシーとベアトちゃんが予定調和のごとく現れ、ちせが参戦し、プリンセス救出と陰謀の阻止に向けて、ゼルダらを相手に派手なアクションを繰り広げる。
思いがけず、熱い流れになりました。怖れていた人死には、革命の首魁、というより傀儡だったイングウェイ少佐のみにとどまりました。

アンジェが、お姫様抱っこによってプリンセスと脱出する。
そして、霧のロンドンから一転、陽光まばゆいカサブランカの海で迎える大団円。
この結末を受容します。満足です。
そう思えるような作品にめぐり逢えた幸運。そして幸福。
世には、文学や映画や音楽など、すぐれた芸術ジャンルは数あれど。
アニメを観続けていてよかった!そう感じさせてくれる傑作でした。
「プリンセス・プリンシパル」に注いだ想いを文章という形で遺せる、ブログという名のアーカイブをやってて本当によかったと思います。

アンジェが脱走者を射殺する第1回の衝撃から、スパイの苛烈な世界観を描くタッチが注目されていましたが、それと同じくらい全体に溢れる「遊び心」もステキでした。
英国が舞台なだけに、ルイス・キャロルやエドワード・リア風の言葉遊びも健在。
記事では敢えて言及しませんでしたが、韻を踏んだサブタイトルの工夫も、毎回楽しませていただきました。

悪の元凶であるノルマンディー公もゼルダも未だ健在。
現実の「」も鞏固なままです。
これは、二期がない方がおかしいというもの。生きる愉しみが増えました(笑)。

「モンテ・クリスト伯」の名台詞を引用して、「プリンセス・プリンシパル」感想記事を終わります。

待て。そして希望せよ

Prinakanaide
Anjenamida

Casazenin
Casapri

【メモ】
画像はあとで追加します。文章も追加するかもしれません。
まずは、スタッフお疲れさま!そしてありがとう!



Zelda
Zeldajerico

【追記】
ゼルダに関する二、三の事柄

物語の終盤に至って突如登場し、ある意味あらゆる注目を攫っていったゼルダ。
軍部が掌握したコントロールから派遣され、命により行動していたと思われた彼女。
しかし、ジェネラルはあっというまに失脚し、Lが復帰した。
ゼルダは、ジェネラルの駒の一つではなかったのか?
すると、ゼルダの真の正体は?

彼女が、イングウェイ少佐を鼓舞した台詞が気になります。
「イングウェイ、おまえがなすべきことをなせ。ジェリコのラッパは吹き鳴らされたのだ」
いずれも、聖書由来の言葉です。
後者は旧約聖書。預言者ヨシュアが人々に命じてラッパを吹き鳴らさせ、ジェリコの城壁を崩壊させた故事から。
前者は新約聖書。「行っておまえのすべきことをせよ」という、イエス・キリストが裏切りのユダに向けて放った台詞が典拠です。
「壁を崩壊させた」象徴であるジェリコのラッパの喩えに、ゼルダなりの「壁の崩壊」へ向けた野望を見ることはできないでしょうか。
彼女は事によると、一兵卒のスパイなどでなく、とんでもない大物かもしれません。
それこそ、イエスの如き「人たらし」の異能を発揮し、イングウェイを操作したように人々の心をあやつって、彼女が抱く壮図(詳細は不明ですが)を実現しようとするのではないか。
そんな新たなる妄想が、いま膨らみつつあるところです。

今後待たれる二期でも、アンジェたちを悩ませ追い込むような、華麗なる暗躍を見せてくれることを願います。

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コメント

SIGERUさん、こんばんは。ご無沙汰しております。コメント失礼いたします。
私もこの「プリンセス・プリンシパル」に出会えて良かったと思っております。
特に最終話、プリンセスの覚悟「私が最後のプリンセスとなるでしょう、恐らく断頭台で…」の台詞にはグッとくるものがありました。まだまだ国境の壁はまだ壊せていないけど、アンジェの心の壁は壊せたかなと思っております。「2期はよ!」と馳せる気持ちを抑えるので精いっぱい。

投稿: ひろし | 2017年9月27日 (水) 22時06分

ひろしさん、ようこそ!
プリプリ、よかったですよね。引用されたプリンセスの台詞、私もグッときました。
この台詞一つで、プリンセスの不退転の覚悟が伝わってきます。
ただ、不吉なことは云いたくないのですが、これが「本当」にならないことをひそかに祈っています。
続編が愉しみです。

投稿: SIGERU | 2017年9月28日 (木) 02時55分

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