地獄少女宵伽第7話
今夜から、回顧録セレクションが始まりました!
初期あいちゃんを堪能できた!やっぱりいいなあ…。
第一弾は「汚れたマウンド」。
まだ第一期の3話め。アニメ「地獄少女」としての作品パターンを確立しようと模索している時期の作品です。
前回も書いたけど、甲子園が終わって昂奮さめやらぬこの時期に、高校球児ネタを上手くアテてきましたねw
物語は、典型的な勧善懲悪。布置としては分りやすいです。いや待て、勧善は全くなかったw
プロ球団からも引く手あまたの超高校級ピッチャー、花笠。
傲慢きわまる俺様キャラですが、そんな彼の力を借りてでも甲子園に出場したい、岩下や室井たち。
特に室井は、花笠にバットで腹をどつかれても、じっと我慢の朴訥なイガグリ頭くんです。
ところが、その行為が直接の原因で、室井が急死!
すべての罪を押しつけられた岩下は、窮地に立たされます。
ところが、花笠は平然たるもの。室井の死のお蔭で大会出場停止になり、むしろ肩を温存できてラッキーだったとまで嘯く。
激昂した岩下が地獄人形の赤い糸を引いた!
画面は急展開し、地獄の里の抒情的な映像に。
「あい、長襦袢を置いておくよ」
「ありがとう、おばあちゃん」
あいちゃんのしっとりした禊シーンから、一転、輪入道の火車による華麗なる出撃!
じっくり魅せる仕置きの場面!
シメは、三途の川の舟の上で、地獄流しの仕上げ。
ありがとう!これでこその地獄少女です!
そして、新機軸は、わたなべひろしによる「劇メーション」。
今回は、おでんネタでした。もっくんの袖をひたすウインナおでんがとってもシュール。
地獄少女には昇格できなかったきくりですが、三藁たちとのコントが活き活きしています。
本編が陰鬱なだけに、この幕間劇って何だかホッとします。いいアントレですね。
次回はあの問題作「昼下がりの窓」。愉しみです。
【余談】
花笠って、名前がいいよね。私世代は「巨人の星」の「花形満」をすぐ思い出してしまいます。
思えば、花形満も破天荒なヤツでした。
いくら父親が花形モータースの社長とはいえ、中学生の身でスポーツカーを乗り回して球場に颯爽と乗りつけるとかありえませんw
わざとピッチャー返しを狙って打球をぶつける「ノックアウト打法」に至っては、危険球どころじゃありません。あきらかに傷害行為です。
出場停止、下手すれば球界永久追放ものですよ?
それが、最後まで星飛雄馬のライバルとして君臨し、あまつさえ、永遠のマドンナ、明子ねえちゃんと結婚までしちゃうんだもんなあ。
花形に比べれば、花笠なんてまだカワイイものだって気がしてきました。
永遠のリア充キング花形満と、地獄に流された凡人の花笠に乾杯です。
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