異世界食堂第6話
「私なんかの体を洗うのであれば、お湯と香油なんてもったいないと思うのですが、お客さまのためとあれば、仕方ありません」
こ、これは踏絵ですね?
視聴者の「心の汚れ」が試されている!
このシーンに「うひひ」とか云ってやに下がっているようじゃ、汚穢の徒と罵られても仕方ないけれど。
アレッタちゃん、ボクの心には一点の曇りもないからね?
キミの天上的なおヌードや下着姿に、欲情なんかしてないからね?
わが心に劣情なし。ただ空なる心もて崇めるのみ、こうべを垂れて跪拝するのみ。
「香油なんてもったいないと思うのですが、お客さまのためとあれば」
「アレッタちゃんをご指名だ!金に糸目はつけないぞ!クレオパトラが愛した最高品質のジャスミン香油と薔薇のお風呂で体を清めてもらって、そしてベッドに」
劣情ありまくりやん(笑)
…そうそう、本編のレビューをしなくっちゃ。忘れてたw
menu11 サンドイッチ
menu12 じゃがバター
サンドイッチをめぐる諍い。
メンチカツとエビフライが、サンドイッチに挟む具材は何が最高かを争い始める。
ロースカツとテリ焼チキンが仲裁に入り、いったんは鎮静化したかと思われたが、よせばいいのに自分たちの好みを主張し始めて争いが再燃。
そこへ、ナポリタンが割って入り、カツ丼とオムライスが註文をぶっこんでくる。
ついには、生クリームとカスタードも乱入。もはや収拾がつきません。
マイペースなベジタリアンさんがライス料理のお持ち帰りを所望し、焼きおにぎりをゲットです。
すべての註文を一瞬で記憶するアレッタちゃんの異能が冴えていましたね。ねこやに、なくてならない逸材に成長しました。
サンドイッチだから、まだよかったのかもしれません。
これがラーメンだと、もっと激論になりますね。
ラーメン大陸には、ベルリンの壁より強固な国境があり、十人いれば十人が国境すなわち好みを主張して譲りません。
魚だし最高とか煮干しだしが至上とか鶏白湯が究極とかとんこつこそ全てとか味噌だって忘れちゃいやだもんとか、まあ喧しいことこの上なし。
そのうち、同じジャンル同士でも深刻な内戦が始まります。純粋とんこつ派はとんこつ醤油を似て非なるものと排撃するし、とんこつ醤油派は純粋とんこつ派を「狭量な原理主義者どもめ!長浜にでも蟄居してろ!」と罵る。
そうこうするうちに二郎厨が登場し「二郎はもはやラーメン枠ではくくれない!二郎という食べ物だ!」とまで極論する始末。
異世界食堂にラーメンが登場したあかつきには、こんな惨劇が起こるかもw
サンドイッチ編も愉しかったけれど、掉尾をかざるのは、やっぱりアレッタちゃんのじゃがバター編。
砂を噛むように味気ない、ただ命を繋ぐだけだった食べ物の「男爵の実」が、ふかしただけで美味しい「じゃがいも」に変身。
素材の良さを生かすのも大事だけど、ひと手間加えるだけで、美味しさの次元が変わってくる。
それは、「愛情」という名のすばらしい調味料が加わるから。
だからこそ、「料理」って大事なんですね。ステキなエピソードでした。
次回予告。
もう一人のねこやウェイトレスさんがついに登場!エルフっぽいコです。
トレジャーハンターのウィリアムさんと何かの縁があるのかな?
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