異世界食堂第1話
グルメ物が大好物で、旧くは美味しんぼ、クッキングパパ、味っ子から、最近では食戟のソーマが大のお気に入りでした。
その系譜の最新の達成である「異世界食堂」の第1話。イイ感じの導入だったので大満足です。ビーフシチューやまかないモーニングは実に美味しそうだったし、アレッタちゃんや女王のおいしそうなおヌードも玩味できたしw
この設定と雰囲気でまず想起するのは、ドラマ「深夜食堂」。深夜の食堂を舞台に、そこに集う人々の事情と人情をこまやかに綴った佳作です。
「異世界食堂」に集うのは魔界の異形の者たちばかりなので、「人情こまやかに」はそもそも不可能なのですが(笑)、今後、魔情こまやかなエピソードとかあるんでしょうかw
このアニメもラノベ原作ですが、輓近のラノベの傾向は、ラノベが大好きでラノベを耽読して、あげく自分でも書いてみようと思い立った俊英作家たちの器用さが目立つこと。
つまり、彼らの作品は既存のラノベ傑作へのオマージュ、いいとこ取りなのですね。「ナイツ&マジック」にもその傾向を感じました。
問題ないと思います。個性や独創性を追究するばかりが創作にあらず。本歌取りだろうが換骨奪胎だろうが、おもしろい物語が紡がれ提供されるのなら、読者も大歓迎なのですから。
最下層魔族ゆえに、ひっそり生きてきたアレッタちゃん。失職して廃墟で野宿生活を強いられております。思いっきり不幸属性少女かと思いきや、「洋食のねこや」の諏訪部シェフ(本名不明なのでw)に何故か気に入られてお仕事ゲット。六柱である女王さまの庇護を受けることもでき、安心安全な生活が保証されました。
このまま淡淡とお話が進むのも悪くないのですが、お料理にスパイスが不可欠なように、物語にも適度な刺戟が欲しいところ。
しがないプチ魔族のアレッタちゃん、実は魔貴族の血統だったとか、世界の命運を握る最高最悪の魔族少女だったとか、何かないですかねえw
今回は画像ナシです。次回から励みたいと思います。
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