地獄少女宵伽第2話
#2「あなたしかいない」
「すぐに行くから!ハルを一人にはしないから!」(ナナコ)
「心中…」(ミチル)
「恨み、聞き届けたり」って、ちっとも恨みじゃなかった地獄流しでした。
過去作にも、このパターンって幾つかありましたね。
冒頭のシーンでは、地獄少女と契約したのはハルの方。
でも「あたしにはできない。これ返す」って、契約解除しております。
地獄契約にもクーリングオフって有効だったのかwまあ、これも過去作に何度かありましたが。
ところが…。
ジェラート・ハルとマカロン・ナナコでコントンスイーツ。ヨシモトとかにいそうな、女性のコンビ芸人です。
ナナコさんは、ライブではツッコミ女王。実生活でもハルをパシリに使っている。
しかしてその実体は、弱気で才能のない奈々子さんが、才気あふれるハルに身も心も依存しているという同性愛的なお話でした。
「女王のナナコ」は、コントネタも書くハルの創造した「作品」。
居酒屋での飲みで、ナナコにハッパをかけます。
「いちど、女王さまみたいにふるまってみなよ」
コンビを結成した二人の「コントンスイーツ」は、当たりに当たります。
やがて、ハルの才能にも翳りが。
「書けない」
懊悩するハルの姿に、ナナコは「助けてあげる」と、ひそかに決意を固めます。
実は、ナナコこそが藁人形を隠し持っていた。
「解散しよ」
「ハルは誰にも渡さない!ハルはお笑いをやめても幸せになれない。だから生きていたくないんだよね」
「わかるんだ…」
「わかるよ、相方だから」
ナナコは、用意していた藁人形の紅い紐を引いてしまいます。
でもそれは恨みではなかった。むしろ…。
恒例の地獄コントもナシです。
「この恨み、地獄へ流します」ってあいちゃんの決め台詞にも、ハルちゃんは上の空。
「待ってるよ、ナナコ」って呟く彼女が、むしろ最後の勝利者って感じでした。
少なめだったあいちゃんのショット。
きくりもチョイ役で。「早くボケろ!おばさん!」。骨女との漫才も健在です。
謎少女のミチルちゃん。
「お嬢、あれ、何者なんだい?」
「忘れてる、自分のこと」
過去に登場した誰かの化身なのか?それとも御影ゆずきのように?
謎はいよいよ深まります。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント