サクラクエスト第17話
なるほど社会派アニメ
ITは間野山をイノベーションできるのか?
祭具クエストは、文化人類学の鈴原教授宅訪問をきっかけに、思わぬ方向へ舵が切られました。
独居老人に配布された健康チェックもできるタブレットが宝の持ち腐れになっていたのを活用し、講座開催などにより間野山にSNSの輪をを拡げるが、やがてチャットの「荒らし」など問題が発生。
路線バス廃止の話が持ち上がり、教授を中心とした高齢者たちの反対運動が勃発。チュパカブラ王国離脱を宣言します。
片隅で「おー」って力なく手を突き上げる現国王の由乃ちゃんのしょったれた姿が笑いを誘います。
いずれの挿話も、事実や現実に立脚しているのでしょう。教授が問う、路線バス廃止の代替案プレゼン場面もなかなかリアルです。
リアリティがどうとか述べた身としては、一応は御尤もと首肯せざるを得ないところですが。
私が云いたいのは、あくまで物語としてのリアリティ。
今回の場合、各エピソードの調理がナマで、アニメとして昇華し切れていない憾みがあるのです。画像キャプしたい映像も少なめでした。エリカちゃんと運転手さんの漫才は相変わらず愉快だったけど。
教授が祭具の一つを秘匿しているのが既に明かされていますし、バス路線廃止反対運動が祭具探しに有機的に繋がっていくならともかく、どうもクエストとして盛り上がってこない。
クエストを題材にした物語の名作は、「竹取物語」や「ドン・キホーテ」、アーサー王伝説の聖杯探しなど枚挙にいとまがありません。
いずれの作品も、文学としての品格以前に、とにかく面白いんですよね。だからこそ、世界の名作として残っているのでしょう。
リアリティと面白さの両立は困難ですが、それを達成してこその傑作といえるのではないでしょうか。
まあ、今回はクエストエピソードの通過点でしょうから、これからどんどん工夫が凝らされていくのかもしれません。
そこに期待したいと思います。
確かに、しおりちゃんみたいなカワイイねーちゃんに教わると何でも上達が早いですよね。
ボクもおしりとかおっぱいとか検索してみようかなってそれはいつもかw
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