プリンセス・プリンシパル第2話
「ちがう。ハタチの女が高校生やってるから」
「なっ!仕方ないだろ命令なんだから!」
ドロシー。二十歳にして女子高生を強いられる女。
でも矜持はあるようで、くるくる廻って若さをアピールしてみせます。
「ちゃんと高校生に見えるだろ?」
「やさしいクラスみたい…」
アンジェちゃんさりげに毒舌w
第2話のミッションは、プリンセスとのチェンジリング。それも、宿敵ノルマンディー公の舞踏会で。
さらに、貸金庫の鍵の奪還ミッションが緊急追加に。
西側の要人であるモーガン委員は、余生を故郷で送るため、亡命を望んでいます。
その手土産として重要な計画書を盗み出し、チューリヒ銀行の貸金庫に格納したというのです。
プリンセスに扮装してモーガンに近づくアンジェ。
体の異変を敏感に察知します。すごい観察力です。
「左右の呼吸音がちがう。右の肺を病んでますね」
彼が亡命を望んでいる真の理由を、ホームズ並の推理力で見破ります。頭脳の回転の速さやカンの良さも、スパイの条件なんですね。
愛する妻を貸金庫の鍵とともに無事に送り届ける、と言葉巧みに持ちかけるプリンセス(アンジェ)。
疑うモーガンさん。当然の反応ですね。
「プリンセスが計画書を悪用しないという保障は?」
「ノルマンディー公には保障があると?」
やり込められたモーガンさん、ぐうの音も出ませんなw
「どうせすがるなら、女神の方にしませんか♪」
口がうまいのもスパイの条件ということで。
西の果てコーンウォールが故郷のモーガンさん。
英国はロンドンしか行ったことがありませんが、海辺の避暑地コーンウォールは、アガサ・クリスティのミステリなどでおなじみです。
いい人っぽかったけれど、冷徹無慙なノルマンディー公の手にかかり、亡命はおろか愛する妻にも二度と逢えないのでしょう。これもまた非情な現実。
成功しかけたミッションに割り込んできたのは、意外にもプリンセスその人でした。
女王になりたい第四王女の姫さまは、嘘つきの悪魔とだって手を組む不退転の決意です。
国を裏切るのですか?驚き悲しむベアトリスちゃんに「わたしは悪い女です」宣言を。
でも、賢いプリンセスのことですから、利己的な理由ではなく、天下の大計があるんだと思います。
姫さまの御為に口を出してるのにいちいち静止され、「あぁ…」って沈黙を強いられるベアトちゃんが不憫かわいいw
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