地獄少女宵伽第3話
#3「いつか誰かが…」
「みんな死ねばいいのに」的な救いのまったくないお話
つか、ゴーカンされる亜里奈ちゃん役が「おのののか」って何なのw
暗黒きわまるエピソードでしたね。
家族関係が最悪で、一家離散寸前の長田一家。輪入道が「地獄よりも地獄みてえな家庭だな」って嘆いたとおりです。
そりの合わない祖母と母。まず母が、祖母を地獄流しに。
そうこうするうちに、従兄の義則が一家の姉の亜須加繋がりで、家出して転がり込んでくる。
こいつがアタマおかしいドキュン。
オレ傷ついたんですけど!が口癖で、すぐブチ切れて暴力をふるう。
日和見な両親は逃げてしまい、取り残されたいたいけな兄妹たち、亜希良と亜里奈。
ついに破局が。妹の亜里奈ちゃんが、義則に犯された!
憎いアイツの地獄流しを決心した亜希良くん。
ところが、亜須加にいじめられていた三上が、実はすでに姉を流す気でいた。
二人は意気投合。ユニゾン的に藁人形の糸を引いて、ドキュン連中を流します。
地獄コントがテンポ早くて、あっという間でしたね。ふうせんパチンがひどいw
今回ばかりはミチルの云うとおりかな。
「いつまで続けるの。こんなこと」
救いのないところに救いを求めて、思わず声優陣に眼が行ってしまったという次第です。
そうかあ、あの声って、おのののかなのか…。
三上と組んで、世直しめいたことを始めたらしい亜希良ですが、やり方が穏やかじゃありません。
どっかの小屋に女子高生を拉致してますよ?
「どうしても反省はしないようだね」
「死体さえ残らなければ、殺人罪に問われることもないそうです」
って鉈と糸鋸なんか取り出してナニするの?
「亜里奈。おまえのような子を一人でも助けるために僕はやるよ」
意味不明だしw
緊縛された少女はいかにもギャルっぽい子。
そうか、三上をいじめていた連中の一人なんですね!
ふしだらを粛清して世直し、って思い込みなんでしょうか。ロジックの飛躍がありまくりです。ちょっとこの結末は苦しかったかな。
ミステリ風味の濃厚な話数でした。
罪の客体、つまり死体がなければ殺人罪に問われないって発想とか、亜希良くんが平田おばさんや秋山に提案した「代理流し」のアイデアとか。
「自分が地獄に落ちたくないんでしょ?」って平田さんに却下されたけど。
「両親たちを流してくれれば、交換であなたの憎い人を僕が流してあげますよ」って提案すれば、「交換流し」という完全犯罪が成立したかもしれませんね。
まさに、パトリシア・ハイスミス原作ヒッチコック監督の「見知らぬ乗客」的完全犯罪ということで。
次回「私を深く埋めて」
「寂しい草原に埋めないで」って旧い歌を思い出しました。
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