アリスと蔵六第11話
「わたしはみんなと同じ人間なんかじゃなくて、たぶんワンダーランドそのものなんだ」
超規格外な能力ゆえに、自分は人外、赦されざる存在だと、心を閉ざしていた羽鳥ちゃん。
でも、人間ですらない、まだ人間になれていない紗名ちゃんの真率な告白を聴いて、すなおに涙を流すことができました。
「人は、自分のために泣けるときは死んだりしないものです」。
これはアンデルセンの名作「絵のない絵本」の有名な一節。
私はここに「人は、他人のために泣けるときは死んだりしないものです」を付け加えたいと思います。
ここ何話かの詰屈が、一気に解放されたステキな話数でした。
大好きな両親の元へ帰りたいという希望を、意思を取り戻した羽鳥ちゃんを援けて、紗名ちゃんにできることは?
そしてやはり、こんな時にこそ頼りになる蔵六カモーン!
ここ暫く出番に恵まれなかったけれど、あんたがいないと何にも始まらない!
ぶれない頑固さで、二人を救ってあげて!
次回はいよいよ最終話。
ヒューマンなあたたかさに充ちた大団円を期待します。
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