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2017年6月26日 (月)

アリスと蔵六第12話(最終話)

人外」ではなく「人間以上」へ。

アニメでは語られなかったその後の紗名は、蔵六たち大人に見守られて、まっすぐに、すなおに生きたのでしょうね。
ラストシーンに、それが窺えます。

さて最終話。

Awoder
Aiikagennni
Ahontoni

蔵六の一喝で、ワンダーランドの暴走が止まりました。やっぱりアンタは頼りになるじじいだ!(褒めてますw
ワンダーランドから現実へのドアが、ようやく開いた!
はしゃぎ廻る紗名。でも、畳の上で靴はいけません。
あんのじょう、蔵六の鋭い一喝が。
「紗名、とりあえず靴を脱げ」


Atoriaezu_2

紗名の不審な動きがおもしろすぎて笑えたwおびえきっちゃっててカワイイです。
私だったら「紗名、とりあえずを脱げ」って云っちゃうかもねw

政府がアリスの夢を公式に認めました。それは、特別な子供ではない、誰にでも起こり得ることなのだ、と。
世界は、これから変革の時代を迎えるのでしょう。
「子供が元気だったら、それはいい世界だよ」
いいこと云うなあ刑事のおっさん。

異能の力ゆえに主人公が苦悩する設定は、SFの古典的テーマ。
「スーパーマン」の原型であるワイリー「闘士」(1930年)しかり。
生まれつき超能力をもつ少年と少女が苛烈なイニシエーションにさらされる、ヴォクト「スラン」(1940年)しかり。
この系統の作品には、アメリカンコミックの「スパイダーマン」や「X-メン」などがあり、日本でも「エルフェンリート」などが記憶に新しいところですが、「アリスと蔵六」もこの系譜に連なる作品といえるでしょう。

Aomaenookage

ラストシーン。
しっとりした情感を漂わせる佇まいの少女。それは。
「いまはもうだいじょうぶだ。おまえのおかげだな。蔵六」
それは、成長した紗名ちゃんでした。あのお転婆ぶりは、すっかり影をひそめています。
ステキなんだけど、何だか惜しいなあ、と思ってしまうのは、私だけでしょうか。
あの、びっくり箱をひっくり返す体の天衣無縫な無邪気さが懐かしい…。

Asannin

ともあれ、アリスと蔵六の大団円です。
スタッフ、お疲れさまでした!

完全な余談
アリスと蔵六記事内で番宣恐縮なのですが。
いま、エロマンガ先生特別企画最終の「ムラマサちゃんが幸せになれるSS」を鋭意準備中です。
明日の夜にはアップできるかな。
不肖SIGERUは約束を守れる男ですぞw

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