アリスと蔵六第10話
フィクションの世界では、どんな登場人物を出そうが自由です。
サイコな極悪人だろうが天使のような善人だろうが、老獪きわまる策士だろうがイノセントな少女だろうが。
そう、ここ暫くの紗名ちゃんみたいに、
「おまえ、悪いやつだ!」
「もしゃもしゃするーーー!」
しか云わない、幼稚きわまる分からず屋さんでも。
ただし。
作者自身が紗名ちゃんと同じ目線になってはいけない。
低回する目線でお話を進めてしまい、視聴者をイライラさせてはいけない。
作者は、あくまでも作品の「神」。すべてを客観的に俯瞰できる視点を見失わないこと。
それは、人物への感情移入とは別次元の話です。
ここ何話かの「アリスと蔵六」にはその弊害が垣間見えて、視聴者を(私もですが)もしゃもしゃさせていたのは想像に難くありません。
これが小説なら、読者のペースで読めるので、弊害は緩和されるのかもしれない。
でも、週放送のテレビアニメでは、視聴者はただ待たされるだけなので、焦燥が募ります。
作者(演出)が陥りやすい、誤解されやすいポイントなので、あえて贅言してみました。
これからはお話がまた活き活きと動き出しそうなので、期待します。
ワンダーランド崩壊!
「あのな、たぶんだけど、あたしたち、帰れないかもしれない…」
やばいっすね紗名ちゃん。
オトナたちが慌てまくっていました。この世界は、彼女が独力で造った世界ではないのかな?
だとすれば、復旧のきっかけがあるはずですね。
はーちゃん共々、彼女たちが本当の意味で「救われる」方途はあるのでしょうか。
鶴首して待ちたいと思います。
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