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2012年11月13日 (火)

となりの怪物くん第7話感想

#7「2人の距離」

京子さん「春もいつか、その人の傍にいられるだけでいいや、って人に会えるといいね」
夏目あさ子「好きでもない男の人に触られるほど、悍(おぞ)ましいことってないんですよね」

京子さんもあさ子ちゃんも、イイこと言うなあ。まさに古今の名言です。
私風情では、とても太刀打ちできません。
ここは、夏目あさ子ちゃん繋がりの夏目漱石先生に登場願うしかあるまい。いや繋がってないか(笑)。

智に働けば角が立つ、情に棹(さお)させば流される、意地を通せば窮屈だ。兎角(とかく)この世は住みにくい。
(夏目漱石「草枕」より)

いやまあ、「とかくこの世は住みにくい」ってとこだけ共通なんですがw

依怙地な雫に、キスという実力行使に及ぼうとした春ですが、あさ子ちゃんの諫言(「悍(おぞ)ましい」)が脳裏をよぎり、思いとどまりました。
あさ子ちゃんは、春にとって母親代わりだった京子さんと同等の影響力を、春に対して行使しているんですね。
さすがはボクのあさ子ちゃんだ。うんうん。(贔屓の引き倒し乙w)
彼女は彼女で、まだ「コミュへのこだわり」「友人幻想」という問題を抱えているのですが…。

雫や春の、お互いや恋愛への向き合い方が分りにくい。何を考えているのか理解しづらい。
理解しづらいからおもしろくない、評価できない。
ブログを廻っていると、そんな声も聴こえます。

二重思考」(ダブルシンク=Double think)という能力のことを想起しました。
ジョージ・オーウェルのディストピアSF「1984年」で言及された「ひとりの人間が、同時に、相矛盾する考えを持ち、しかも両方を受け容れられる能力」の謂です。
念のため注記すると、ダブルシンクは「人間性の否定」の象徴です。

二人の思考形態の分りにくさは、この「ダブルシンク」で説明可能ではないでしょうか?
典型的なのは、春の態度です。
京子さんの訓えに随って、「その人の傍にいられるだけでいい」を実践しようとした。
ところが、あさ子ちゃんの「好きでもない男に触れられるのは悍ましい」が抑止力になった。
しかも、自分を衝き動かし、抑制したものの正体が、「相互矛盾」だということに気づいていない。
気づいていないから、どうしたらいいのかも分らない
雫のことが本当に好きなら、思い切って、どちらかを択ぶしかないのに…。

次回は、文化祭。
委員長にヤマケン。もしかすると、優山も現れるか?
何かが起こりそうな予感です。

次回「おいでませ!松楊祭」

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