境界線上のホライゾンⅡ第8話感想
#8「高所の決定者」
全裸が、エクスカリバーカリバーンを股に挟んで、引き抜こうと腰を使う!
(ノ∀`)
これは、全英国が泣きますな。聖剣が腐ります。
女王の盾符たちは憮然。つか、「二度はないぞ」なんて叫んでる前に、この国辱ものの暴挙を傍観していいのだらうか。
当然、かの騎士王(セイバー)も草葉の陰で慟哭しているはず…。
('A`|||)
さて、冒頭に戻りまして。
トレス・エスパニアのベラスケスは、喰えないシブイ声で、武蔵を焚きつけます。
ホライゾンとメアリの置かれた立場は同じ。
ならば、武蔵は、英国と争うべきではないのか?
さらに闖入してきた前田・利家は、爽やかなイケメンです。傭兵王だったヴァレンシュタインの名も併せ持ちます。
ヴァレンシュタインは、史実上のドイツ三十年戦争の立役者、15万人の傭兵隊を擁する戦争屋でしたね。
でも、利家さんったら、足元透けてますよ?まつと倶に、殆ど幽体的存在?
骸骨兵士が2万。加賀百万石なので、100万だって召喚できる。
凄いアイオニオス・ヘタイロイもあったものだw
この闖入は、来たる関ケ原も見通しての先制攻撃、権謀術数なのですね。
一触即発の場面に、半裸が転がり込んできた!しかも、浅間にセクハラを!
キレた浅間が、半裸を弓でモーレツにぶっ飛ばした!
すかさず、妖精女王に、謁見の場における不敬を咎められます。
苦し紛れの詭弁。これは武器ではない、何故なら。
「あのバカは無傷です!」
確かに。(ノ∀`)
無傷だからバカなのか、バカだから無傷なのか。これ究極のパラドックスだったりしてw
しかし、椿事は続きます。
萌えアニメでポロリは大事だが、よりによって、大罪武装「悲嘆の怠惰」をポロリとは…。
巫女さんが、事態の収拾を正純に強要されて「これは抱き枕」と強弁。
自ら淫乱を告白したようなものです。神聖も何もあったもんじゃありません。巫女さんさんざん、愛燦々w
かくも非道き混沌を回避すべく、智将正純は、来たるアルマダ海戦に、武蔵を英国艦隊の傭兵として提供し、同時に、利家を切ることを提案。
まさに、身を捨ててこそ泛ぶ瀬もあり、ですね。
妖精女王は、これを高慢きわまる美しい笑顔で了諾です。どう転んでも、自らに利のある結果ですからね。貴顕ってズルイや。
倫敦塔の、ヘンリー8世総長によって造られた空間、「アヴァロン」に導かれる正純。
そこにあったのは、全てを流体に還す、汚泥の沼のような「末世」。どうやら、エンロトピーにも似た概念存在のようです。
さらに示唆されたのは、妖精女王とメアリの、チェンジリングの可能性?
トマス・シェイクスピアの、ネシンバラへの「ぼくは、どっち?」と呼応するような伏線ですね。
これが、メアリ処刑にどう絡んでくるのか、気になるところです。
ニンジャさん、治癒されたと思い込んでいた背中の傷が、残されていました。
傷有り殿に、ふられたわけじゃなかった!背中の傷は、愛のしるし!
勇気百倍の点蔵です。
トーリの宣言どおり、風前の灯の佳人メアリを救えるのか?
次回「夜空の別離者」
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コメント
ちょこっとだけ補足。
全裸がエクスカリバーを抜こうとしてたのを女王の盾符が止めなかったのは、あそこに行く前に飲み比べで負けて「いっぺん抜けるか試させてやるよ(意訳)」という約束をさせられてたからです。
それと「花園(アヴァロン)」の人工末世は、物体等を流体に還元するだけではなく完全に消滅させてしまうものですね。
投稿: SS | 2012年8月27日 (月) 00時56分
SSさん、ようこそ!
人工末世が完全消滅を導く概念存在なら、ますますエントロピー熱量死を髣髴させますね。
>飲み比べで負けて「いっぺん抜けるか試させてやるよ(意訳)」という約束をさせられてたからです
なるほど、そういう伏線があったのですか!
投稿: SIGERU | 2012年8月28日 (火) 00時49分